浸潤性微小乳頭癌。全摘同時再建。リンパ転移有りで、レベル2まで郭清済み。ルミナルA/Bタイプ。術後病理結果ではpT2N2(4/23)MO Stage ⅢAの診断で、昨年ddEC4コース▶︎ddPTX4コースと放射線30回(胸部25回と左鎖骨下25回)照射済み。術後1年半の検診はオールクリア。現在49歳。
その後、昨年9月からベージニオとレトロゾールの服用を開始していますが、ベージニオが開始2週間で150▶︎100▶︎2週間休薬となり、昨年10月から1回50mgを朝晩服用(4週毎の採血)していましたが、白血球が下がり過ぎて6月と8月が2週休薬となり、4週毎の服用が厳しいとのことで、4週服用2週休薬のサイクルを提案されました。服用や治療に疑問はなかったのですが、休薬が2回あったので副作用がない快適さを自覚してしまい、継続のモチベが下がってしまいました。
主な副作用は、白血球の低下による感染リスクと下痢、だるさ。下痢は外出先で大惨事になった事があるので恐怖感もあります。ビオフェルミンと下痢止めも処方されていますが、下痢は下痢です。白血球の低下で喉が常に荒れていて痛いのと、口唇炎ができやすく、いつもだるいです。全て仕方ないと思っていたのが、休薬すると下痢とだるさがなくなるので、生活しやすくなり、ベージニオを飲むことがしんどくなってしました。主治医は、「決めるのはあなたである。ベージニオが保険適用される前は飲んでいない人も多いので、レトロゾールのみでも問題はない。細々とでも続けたほうが良いが、劇的な効果があるわけでもないし、飲んだから再発転移しないと約束できるものでもない。」と言われました。後悔はしたくないし、再発転移の不安は多少なりとありますが、今のところないし、レトロゾールを飲み続けるから大丈夫なんじゃないかな?とも思います。また10月から社会復帰するので、40分程トイレのない高速バスでの移動が必要になり、トイレ不安もあって、ベージニオを飲みたくない気持ちがあります。主治医はどっちでもいいよって感じですし、最終的に決めるのは自分なのですが、他の先生の意見もお聞きしてみたく質問しました。よろしくお願いいたします。
ご質問有難うございます。術後の再発予防の治療で、化学療法後のホルモン治療+ベージニオによる治療中、ベージニオによる副作用があるので、今後どうしたらよいだろう、とのご質問と思います。
答えとしては、主治医のおっしゃるように、「ご自身でよくお考えください」と言わざるを得ませんが、いくつか判断材料になれば、と思いコメント致します。①再発予防の治療ですので、少しつらくても頑張って再発リスクをできるだけ減らすとコンセプトで治療しています。②一方、再発予防ですので、安全に行うことも大事です(あまりに副作用がきつく、日常生活を脅かすようでは、元も子もない)。③ベージニオを減量したり、4w投与2w休薬で行っていますが、そこまで減量し、投与間隔をあけて治療効果が保証できるとは言えません(そこまで減量、休薬して効果が担保できないなら、投与しているメリットはどれだけあるのか?、主治医も細々と続けた方が良いとおっしゃってはいますが)。④下痢がつらいようですが、下痢止めの種類を追加してみるのは一考かもしれません。⑤白血球の低下と倦怠感は必ずしも関連しないかもしれません。化学療法で閉経したこと、ホルモン治療による倦怠感もあり得ます。
以上が、私からのコメントです。個人の主観もあるので、全てが正しいわけではありませんので、上記をもとに判断してください。あくまで個人的な感想では、種々、併せて考えると、ホルモン治療単独>下痢止めを追加して頑張る、の感じかなと思いますが。すみません、答えが曖昧です。