No.13312 術後抗がん剤治療の必要性について

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2025.11.20 Y 0 Comments

術後の治療方針を迷っており質問させていただきます。現在37歳で、2025年9月上旬に左側乳房の部分切除手術を受けました。術後の病理検査は以下の通りでした。

 ・非浸潤性入管癌(21×7mm) ・浸潤性入管癌(13×7mm) ・リンパ節転移なし ・切除断端:露出なし ・腫瘍グレード:1 ・脈管侵襲:なし ・遠隔臓器転移:なし ・TNM分類:T(腫瘍径)1C、N(リンパ節転移)0、M(遠隔転移)0 ・ステージ:1 ・エストロゲン受容体:1~10% ・プロゲステロン受容体:≧60%・Her2:2+(FISH陰性) ・Ki67:3-5%

 【オンコタイプ】

・再発スコア:23 

・10年遠隔再発率:AIまたはTAM単独12%(95%信頼区間8%、16%)

・抗がん剤上乗せ効果:RS21~25 7.1%(95%信頼区間1.4%、12.8%)

主治医からは、上乗せ効果があるので抗がん剤を勧めるけど、Ki67の値が低いので大人しいタイプの癌ではある。中間リスクだから抗がん剤は受けた方が良いと思うけど、強制ではないから受けなくてもいい、という曖昧なアドバイスのみでした。最近はホルモン治療の臨床試験も行われていて、抗がん剤の使用については医師の間でも意見が分れる、ということも追加で言われ、どうすればいいのか分かりません。上乗せ効果というのは、「RS21~25の人は平均して7.1%ですよ」という意味なのでしょうか? もしくは、私個人の数値で、同年齢/RS21~25と同じ中間リスクでも、上乗せ効果は人によって変わるものなのでしょうか? また、オンコタイプの結果の信頼区間の後に罹れている%の意味もよく分からないので教えて頂きたいです。

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2025.11.20 0 コメント

貴女の場合オンコタイプでは、貴女の遺伝子検査で計算された再発スコアが23と中間リスクに位置しており、内分泌療法だけであると10年遠隔再発率が12%で、これに化学療法を上乗せすることでこのリスクが7.1%減少することを示しております。ただ7.1%といっても統計学的にブレ幅は存在しており、それが1.4%~12.8%の間であることを意味しております。このブレ幅で重要と考えられるのは、低いと見積もっても1.4%と0より大きいということで、これは95%信頼区間においては、いずれの場合も上乗せ効果があることを意味しております。これらの結果を踏まえて化学療法をしたいと考えるか、したくないと考えるかは結局個人の見解であり、貴女自身にゆだねられることになります。(文責 谷)

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