37歳。ステージ1のホルモン受容体陽性、HER2陰性です。これまで部分切除→抗がん剤→放射線と、傷病休暇をとってきました。傷病休暇中も若干仕事には出ていました。現在、タモキシフェンとリュープリンのホルモン療法がはじまったところで、そろそろ仕事復帰となりました。当初主治医からは、「ホルモン療法だけで傷病休暇とかは聞いたことないかな。そんなこと通るのかな?」と言われていたので、「そうだよな。」と思い、復帰の準備をしています。ただ、体感としては放射線治療中くらいの倦怠感・めまいのような頭痛のような症状があり、日常生活はおくれているものの、平日の日中は少し休んだりしています。その分、子どもたちが帰ってきてからや、休みの日は比較的これまでとかわらない生活を送れています。これで仕事復帰をすると、仕事以外の時間に休息がないとしんどいだろうなと思っています。現状だと、就労は不能かと言われたら、たしかに不能ではないとは思いますが、まさにAYA世代の悩みのところなのかなと感じています。
これまでホルモン治療で傷病休暇は前例がないように言われましたが、私のようにAYA世代で子どもが小さくて、正社員で仕事をしている人があまりいなかったのではないかと思いました。ホルモン治療の副作用は個人差があると思いますが、30代で急に女性ホルモンをとめるというのは、40代50代よりも大きく副作用がでていてもおかしくないんじゃないかなと思うようになりました。やはりホルモン療法だけでの傷病休暇というのは、社会的には難しいのでしょうか。
傷病休暇とは、従業員が病気や怪我の療養に専念するため会社が任意に設定できる特別休暇の一種です。これは法律で定められた義務ではなく、企業が独自に制度を定めるため取得の条件や給与の扱いは企業により異なり、それぞれの企業のルールブックである就業規則に定められています。
相談内容は、乳癌の直接の治療の質問ではなく、病気と職場復帰につながる質問ですので、貴女が今勤めている会社の産業医に相談することをお勧めします。産業医については、会社の衛生委員会の窓口(総務課でしょうか?)で、産業医との面談を希望しますと申し出ればよいと思います。(文責 須田)




