以前、乳腺腫瘤で針生検し、結果待ちだったものです。今日結果が出ました。担当医が急遽お休みということで、電話での簡単な説明になりました。癌ではないけど癌になる手間の状態とのこと。外科的生検した方がいいとのこと。以下、検査結果報告書です。
病理組織所見:
右乳腺CNB検体。13mm: 2本、10mm:2本の計4本。
組織学的には、4本ともに腫瘍性病変が採取されており、病変背景にはやや萎縮性の乳腺組織がみられます。検体の断片化により、病変部と周囲組織との構造的関係が把握しにくいところがありますが、概ね境界明瞭な乳管内上皮増殖性病変と考えられます。拡張した腺管内に異型に乏しいか、あるいはごく軽度の異型を示す上皮細胞が細い血管線維性間質を芯として乳頭状に増殖しています。筋上皮による二相性は腺管の辺縁部および乳頭状増殖部ともにほぼ保たれています(P-63、CK5/6免染併用)。ただし、処々にごく小範囲(0.5mm以下)で二相性が不明瞭な微小乳頭状構造がみられます。形態像は乳管内乳頭腫に類似していますが、病変全体的にCK5/6のモザイクパターン領域が多くみられます。また、ERは病変全体に一様に強く陽性を呈しており、monoclonalな増殖が示唆され、良性の乳管内乳頭腫とはいいきれません。グレーゾーンの乳管内乳頭状病変と考えられます。
今回の病理結果はどの程度癌を疑うものですか? 外科的生検は日帰りもしくは入院になりますか? お忙しい中よろしくお願いいたします。
乳腺腫瘤の大きさの記載がありませんが、針生検により4本の検体すべてに腫瘍性病変が見られるとの事ですので、腫瘍はある程度の大きさがあると思われます。2相性が不明瞭な微小乳頭状構造があり、良性の乳管内乳頭腫とは言い切れずグレーゾーンの乳管内乳頭状病変とあります。更に腫瘍は多様性のこともありますので、(手術により腫瘍を取り除く)外科的生検を行い、摘除標本を連続切片による全割をして、よく調べることが必要と思われます。また、乳管内乳頭状病変は乳頭がんの発生のリスクが少し高くなるので、定期的なフォローアップが必要です。(文責 須田)




