3月末に乳がんを告知され、来月に全摘と同時にエキスパンダー挿入をする予定です。これまでの経緯は、昨年末に乳がん検診を乳腺クリニックにて受診。デンスブレストのため、マンモに加え超音波検査も実施。超音波にて、右の時計軸8〜9に乳管拡張の所見となり要精密検査。CEA検査と再度超音波→造影MRI→VABを行い、病理組織検査で右非浸潤性乳管癌の所見となりました。
・拡張乳管内に、核腫大した異型乳管上皮が微小乳頭状に増殖している
・核グレード1(核異型2、核分裂1)
・in situ病変(+) micropapillary
・ER(90%) Jスコア3b PS(5)+IS(3)=TS(8)
・PgR(60%)Jスコア3b PS(4)+IS(3)=TS(7)
・Ki-67は10%
長径は54mm、右乳頭直下〜C領域まで拡がっていると、カルテに書いてありました。
乳腺クリニックの医師は温存できると言っていましたが、紹介先の病院を受診したところ全摘でした。画像では癌が乳管をはって乳頭まできていて、手術後の病理検査で浸潤がなかったら、全摘で根治するとのことでした。乳頭をくり抜いて乳腺を全摘して、なんとか乳輪だけでも残せないかと主治医に聞きましたが、「乳輪を残すメリットが分からない」と言われてしまいました。
1)やはり全摘が妥当なのでしょうか? 少しの乳輪を残したことによるリスクよりも、根治を最優先にするということでしょうか? 形成の医師は乳房の1/3は切除すると話していたので、整容性の面からも再建を視野に入れた全摘が妥当ということでしょうか? ちなみに胸はCカップで、大きくないです。全摘なので、インプラントでの再建か、自由診療ですが、培養脂肪幹細胞を付加した脂肪注入での全再建を検討しています。
2)再建のために、できるだけ皮膚と皮下脂肪を残したいので、楕円形に切開する乳房全切除術ではなく、皮膚温存乳房全切除術(SSM)を希望したいのですが、主治医にこの希望を伝えるのはおかしいのでしょうか?
1)非浸潤癌ですが、長径54mmで範囲が右乳頭直下〜C領域まで拡がっている、また異型乳管上皮が微小乳頭状に増殖しているmicropapillary typeだと、乳腺全摘を選択する医療施設が多いと思われます。ただ乳頭下組織断端に癌組織遺残がないことが、手術中に迅速組織病理で確認できれば、乳頭乳輪温存乳腺全摘手術が可能な場合も考えられるとは思います。
外科医としては根治術を第1に考えます。乳房の1/3をも切除すると再建手術がきれいにできない場合が多いので、全摘→インプラントでの再建となることが多いようです。
2)皮膚温存乳房全切除術(SSM)の希望を主治医に伝えるのはちっともおかしくありません。適否の理由を十分説明してくれるはずです。(文責 石川)




