No.13396 アナストロゾールについて

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2026.06.08 匿名 0 Comments

現在アナストロゾールを服用しています。1年半服用していますが、日々関節痛がひどくなり、処方してもらっている痛み止めも効果は全くありません。全身の関節が痛くて、指もグーパーが痛みで辛く、座っていて、立つ時にも一苦労です。日常生活にも影響があり、今後8年半の事を考えると不安ばかりです。アナストロゾールからタモキシフェンに変更したら治ったという情報をネットで拝見しましたが、閉経後でも、それは大丈夫なのでしょうか? 実際、アナストロゾールの方が効果は高いと聞いた事があるので、このまま続けた方がいいのでしょうか? どうぞよろしくお願い致します。

 

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2026.06.08 須田 0 コメント

ホルモン受容体陽性乳癌では、エストロゲン(女性ホルモン)は乳がんの増殖因子です。ホルモン療法を手術後の初期治療として行うことで再発や転移を最大で半分ほどに減らします。ホルモン療法には、①体内のエストロゲンの量を減らす方法と、②乳癌細胞内のエストロゲン受容体とエストロゲンが結びつくのを邪魔する方法があります。

アナストロゾールは①に属し、アロマターゼの働きを阻害する薬(アロマターゼ阻害薬)の1つです。他にレトロゾール・エキセメスタンなどがあります。②は抗エストロゲン薬で、タモキシフェン・トレミフェンなどがあります。「アロマターゼ阻害薬」と「抗エストロゲン薬」の比較では、「アロマターゼ阻害薬」の方が再発のリスクを相対的に数%~1割弱減らすとのデータがありますが、もともとの再発のリスクの低い人では、数%の差は絶対値ではごく小さく、リスクの高い人では、数%の差でも意味が大きくなりやすいと言う事になります。もともとの再発のリスクについては、病理結果やステージ、リンパ節転移の有無などにより患者さん毎に異なります。

貴女の場合、アナストロゾールの使用により日常生活が成り立たないほどの関節痛を抱えているとの事、治療を何年も続けることは大きな負担かもしれません。

A) 同じアロマターゼ阻害薬でも、アナストロゾールからレトロゾールやエキセメスタンに変更すると副作用の症状が変わることがあり、変更して様子を見る。

B)  A)が困難なら②について考慮しながら、タモキシフェン等「抗エストロゲン薬」への切り替えを検討する。

A)B)のように、柔軟に治療の調整をし、「再発リスクを減らすこと」と「生活の質を守ること」の折り合いを付けながら、治療を進めていくことになります。主治医の先生とご相談しながら、一緒に決めていくことになりますが、納得のいく治療法を選択をしてほしいと思います。(文責 須田)

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