乳がん術後と共にタモキシフェン服用開始から6~7年経過後に、副作用としてうつ症状が新たに発症することはありますか? またタモキシフェン服用中止後に、うつ症状の発症・悪化することはありますか?
乳がん術後の経過良好にて、特に変化なし、タモキシフェン服用による副作用も特になし(7年間)。 ステージ1、オンコタイプの検査から、抗がん剤治療必要なし。よって髪が抜けるなどの副作用もありませんでした。
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タモキシフェンでは、抑うつ状態が副作用として報告されていますが、頻度は0.1~5%未満で、稀~時々発生する副作用のグループです。乳癌治療そのもののストレスやホルモン環境の変化・更年期様症状も気分の落ち込みに強く影響しています。しかし、個人差が大きく、薬の影響と病気や環境ストレスが重なっていることが多いと考えられていますが、これが薬のせいなのか、自分の心の問題なのかを切り分けることは困難です。
薬の副作用かどうかを、どう判断するのかについては、「①タモキシフェンをはじめてから数週間~数カ月の間に急に変化したか」「②休薬や減量、飲み方の変更で気分が明らかに軽くなったか」などの時間関係がはっきりしているほど、薬の影響が強そうであると判断されます。また『タモキシフェンを飲めば必ずうつ状態が悪化する」という明確なデータもないようです。
一般に、乳癌に限らず癌の患者さんの「うつ状態」はかなりの頻度で見られるとされています。癌患者さん全体の20~40%に抑うつ状態(うつ病・不安障害・適応障害)があるとされています。(文責 須田)
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