はじめまして、よろしくお願いいたします。51才:閉経前。年2月に乳がんと診断されました。検査の結果、両乳の浸潤性乳管癌が分かり、4月に両乳全摘手術を受けました。(遠隔転移なし)
・左乳 : 浸潤径38㎜、リンパ節転移1/9個(脇リンパ郭清)、がん細胞の異型度 グレード2、Ki67 30.4%、ホルモン受容体あり、HER2タンパクの再現 なし
・右乳 : 浸潤径3.5㎜、リンパ節転移0/2個、がん細胞の異型度 グレード2、Ki67 17.1%、ホルモン受容体あり、HER2タンパクの再現 なし
オンコタイプDX検査結果: 再発スコア RS19、5 年遠隔再発率8%、上乗せ効果(CT)2.7%、定量的単一遺伝子スコア10.8 ER陽性、9.1 PR陽性、9.5 HER2陰性。
この結果を踏まえて、主治医から、標準治療の化学療法+内分泌療法を提示されました。
・化学療法: エピルピシン+シクロフォスファミド→パクリタキセル+TS1の1年服用。
・内分泌療法: タモキシフェン→アナストロゾール 7~10年
リンパに1個ガンが見つかっていますので、主治医からは標準治療の上記化学療法をすすめられています。少しでも再発率を下げたい気持ちはあるのですが、内分泌療法だけの場合で5年遠隔再発率8%に対し、点滴抗がん剤で2.7%程度しか下がらないのと、点滴抗がん剤の副作用とを天秤にかけた時に、なかなか踏ん切りがつきません。確率的に点滴抗がん剤をすることで再発する人が、内分泌療法のみ:8人/100人→EC療法追加:5.3人/100人になる?という考えであっていますでしょうか? まだ予後治療をどうするかを悩んでおりますが、オンコタイプDXの結果を踏まえ、次の選択肢の経口抗がん剤 TS1+内分泌療法を選択した場合、数値的な部分で5年遠隔再発率が、8%から何%くらい下がるものなのでしょうか。 御忙しい中、大変恐縮ではありますが、ご教授お願い致します。
両側乳癌ですが、より進行度の高い左乳癌のデータを元に術後の補助療法(再発予防治療)を組み立てれば良いと思われます。閉経前で、腋窩のリンパ節転移が1個、オンコタイプDXのRS=19とのことですので、抗がん剤を2剤使用することは標準治療と考えて良さそうです。貴女の仰る通り、点滴抗がん剤を使用することで8%が5.3%に下がるだけとnegativeに考えるか、再発率が約2/3に減少するとpositiveに考えるかによって化学療法の価値観は変わってきます。また点滴抗がん剤を使用した後にTS-1を上乗せすることで、5.3%がどこまで下がるのかは正確にはわかりませんが、1-2%さらに再発率が低下すると考えて良さそうです。(文責 谷)




