お世話になります。7月下旬に谷先生にお答えしていただきました。その続きになります。これまでの流れ→2025年8月出産and授乳開始、 2025年9月と11月乳がん検診(エコー)問題なし。水の袋はあるが、それは授乳期によくあること。3月エコー問題なしでした。頻度が多いのは、私が心配性だからで、医師は授乳が終わってからまた来ればいいよという感じでした。
ここから流れが変わりますが、今年7月仰向けでいると、いきなり右胸にしこりを感じ受診、エコーマンモ、組織検査をし、組織検査の結果は線維線腫でした。良性のしこりでした。「授乳が終わったらまた来てね」と言われました。たまたま断乳がうまくいき、先日受診すると、「大きさが大きくなっている。前回の組織検査は、ちゃんとしこりにはりが通っていたから、癌と出ていないなら、がんではないとは思う。葉状腫瘍を疑うので、大きな病院へ。しこりは5センチほど」と言われました。おびえています。やはり葉状腫瘍の可能性が高いのでしょうか? それも、線維線腫の可能性もありますか? どちらの方が確率としては高いですか? また医師からは、先月の組織検査で悪性と出ていないし、がん細胞もみつかっていないため、しこりは良性だろうともいわれています。悪性の可能性もあるのでしょうか?
葉状腫瘍は比較的稀な腫瘍で、全乳房腫瘍の1%未満とされています。触診所見・超音波所見・マンモグラフィー所見は、いずれも良性の腫瘍である線維腺腫と酷似しており、診断は困難と言われています。葉状腫瘍の臨床上の特徴は、短期間で大きくなることです。経過を見ていて、「葉状腫瘍が疑わしい」と判断された場合は、組織を採取して顕微鏡で「間質の増え方」や「細胞の性質」を確かめる必要があります。日本乳がん学会のガイドラインでも、細胞診の偽陰性率が高いことから針生検が推奨されています。針生検でも偽陰性がありうるため、臨床的に急速に増大する場合は、「針生検で線維腺腫」と出ていても葉状腫瘍を考えて、「詳細な病理検査」のための切除を検討すべきとされています。病理組織検査にて線維腺腫であれば良性腫瘍ですが、葉状腫瘍の場合は、良性葉状腫瘍(85%)、境界性葉状腫瘍(10%)、悪性葉状腫瘍(5%)の3つに分類されます。
貴女の場合、乳腺の腫瘤が前回(7月)より大きくなっている(5cm)と言われており、『前回線維腺腫であっても、数か月でサイズが増大したので線維腺腫のままであるとは言えない。急速に増大する場合は、針生検で線維腺腫と出ていても葉状腫瘍の可能性は低くはないと思われるので、腫瘍を切除し、腫瘍を構成する細胞が均一でなく多様性であるかどうか詳細に病理検査ができる病院に紹介』と、主治医は考えられたのだと推測されます。(文責 須田)




