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相談室(No.3001〜3100)

このページは乳がんに関 する不安や悩みを解消していくことを目的としています。皆様からの乳癌に関する情報、体験談、意見、質問などをお待ちしております。 個人および病院への攻撃や中傷に関してはお答えできませんので、あらかじめご了承下さい。

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なお治療法は、患者さんと主治医がご相談されて決定されるものであり、この相談室でお答えできるのは、一般的な参考意見であることをご了解下さい。

当相談室にお寄せいただいたメールについては、編集・引用・公開させていただく権利を当会(神奈川乳癌治療研究会)が有するものとします。また、名前、メールアドレス等個人情報保護の観点から、皆様から頂戴したご相談のメールは、一定期間の後、アドレスも含めて削除させていただいております。再度ご相談いただく際はその旨ご留意いただき、掲載No.を書き添えて下さるようお願い致します。

 

目 次

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担 当

3100-1
3100-2

3100-3
04/11/05
04/11/06
04/11/11
Y 摘出をしたいのですが・・・
摘出をしたいのですが・・・(2)
摘出したいのですが(3)
石山
石山
片山
3099 04/11/04 M  乳汁分泌について 石山
3098 04/11/04 P 授乳期の乳腺炎 石山
3097 04/11/03 M  術後の傷 石田
3096 04/11/03 Y.T.  のう胞について 石田
3095 04/11/03 J.M 石灰化について 石田
3094 04/11/03 M.F. MRIの信頼性について 石田
3093 04/11/03 T.K. 傷跡をなるべく残さずに手術をする方法はありますか? 石田
3092-1
3092-2
04/11/03
04/11/09
Y.I.  乳腺線維腺腫について
乳腺線維腺腫について(2)
石田
片山
3091 04/11/03 M.H.  3ヶ月後にと言われました 石田
3090 04/11/03 M.Y 構築の乱れについて 石田
3089 04/11/03 OP  転移でしょうか? 石田
3088 04/11/03 M.S 術後の検査について 石田
3087 04/11/03 MCKK  腫瘍マーカーについて 石田
3086 04/11/03 A.H.  ノルバテックスの服用について(HPNo.2817-2) 石田
3085 04/11/03 M.S. 術後の心配(HPNo.2584-5) 石田
3084 04/11/03 検査結果について(HPNo.2974-2) 石田
3083 04/11/03 MK マンモトーム後の出血 石田
3082 04/11/03 M.Y.  腕のしこりは転移ではないでしょうか 石田
3081-1
3081-2
04/11/03
04/11/06
H 抗がん剤について
抗がん剤について(2)
石田
石山
3080-1
3080-2
04/11/03
05/02/20
I.T.   初期非浸潤性癌について
初期乳癌温存手術後のアリミデックスの副作用と放射線照射後の白血球・リンパ球の減少について
石田
麻賀
3079 04/11/03 ek ステージ2の予後 石田
3078-1
3078-2

3078-3
3078-4
04/11/03
04/11/05
04/11/14
04/11/17
A.T. 妊娠中の乳頭からの出血について
妊娠中の乳頭からの出血(2)
その後の検査結果について
今後のフォローについて
石田
石山
片山
片山
3077 04/11/03 術後化学療法について(HPNo.2731-2) 石田
3076 04/11/03 M.H.  乳頭、乳輪の再建 石田
3075 04/11/03 RK  痒み→痛み→石灰化 石田
3074 04/11/03 I.F.   タキソール点滴漏れについて 石田
3073 04/11/03 MY 術後の治療法(HPNo.2998-2) 石田
3072 04/11/02 J.N.  骨転移の痛みについて(HPNo.2279-4) 石山
3071 04/11/02 S.K.  腋の下にしこりができました 石山
3070 04/11/02 K.O.  センチネルリンパ生検について 石山
3069 04/11/02 M.I 白血球減少症 石山
3068 04/10/26 F.K.  放射線治療後の事 石川
3067-1
3067-2
04/10/26
04/12/12
K.T.  骨転移診断について 
骨転移について
石川
清水
3066 04/10/26 ぴこさち 非浸潤ガンと診断されて 石川
3065 04/10/26 T  3 度目の転移 石川
3064-1
3064-2
04/10/26
04/11/15
Y.C Tisについて
非浸潤癌の補助療法について
石川
片山
3063 04/10/26 M・M 各検査の件 石川
3062 04/10/25 M.H.  抗癌剤の効果についての疑問 石川
3061 04/10/25 N.H.  胸のしこりについて 石川
3060 04/10/25 U.O.  左胸の痛み 石川
3059 04/10/25 zh 石灰化について 石川
3058 04/10/25 D・K 母の乳がんについて 石川
3057-1
3057-2

3057-3
04/10/25
04/11/03
05/01/06
K  抗癌剤治療について
センチネルリンパ節生検について
抗癌剤治療について
石川
石田
千島
3056 04/10/25 Y.O.  しつこい癌 石川
3055 04/10/25 ゆきぽん 乳癌の術後治療について 石川
3054 04/10/25 K 放射線の治療中です(HPNo.2650-5) 石川
3053 04/10/25 minako   経過観察(HPNo.2994-2) 石川
3052 04/10/25 MH 乳腺症? 石川
3051 04/10/25 MM  乳首のかゆみ 石川
3050 04/10/23 M.O. 針生検の必要性 石川
3049 04/10/23 乳頭腺腫 石川
3048-1
3048-2
04/10/23
04/12/12
H  リンパ節への転移について
病理検査の結果について
石川
清水
3047-1
3047-2

3047-3
04/10/23
04/10/26
07/06/18
みみっち 乳腺乳頭腫について
乳腺乳頭腫について(2)
分泌物について
石川
石川
吉田
3046 04/10/23 S  非浸潤がんについて 石川
3045 04/10/23 M・H 薬を変えました 石川
3044 04/10/23 A  分泌液について 石川
3043 04/10/21 M、E 検査について 石川
3042 04/10/21 M・M 抗がん剤治療について 石川
3041 04/10/21 ミー 乳房石灰化 石川
3040 04/10/21 H.K 術後の治療について 石川
3039 04/10/21 yumi 切除以外の方法は? 石川
3038 04/10/21 TA 左胸巨大しこり 石川
3037-1
3037-2
04/10/21
04/11/03
T.Y 乳管内乳頭腫について
乳管内乳頭腫について NO.2
石川
石田
3036 04/10/20 N,H 石灰化について 石川
3035 04/10/20 K  浮腫 石川
3034 04/10/20 M,S  浸潤性小葉癌について(HPNo.2928-2) 石川
3033 04/10/20 T  腫瘤性病変 石川
3032 04/10/20 K.F. 再発後の予後について 石川
3031 04/10/18 M.K 検査について 麻賀
3030 04/10/18 K・S 授乳中のしこりについて 麻賀
3029 04/10/18 S.K.  抗がん剤治療に関して 麻賀
3028 04/10/17 T.H 肋骨の痛みについて 麻賀
3027 04/10/17 AT 乳腺症について 麻賀
3026 04/10/17 N  癌と診断され、家庭崩壊の危機 麻賀
3025 04/10/17 hana 人間ドッグのエコー 麻賀
3024 04/10/17 AK 術後療法について 麻賀
3023 04/10/17 あおぞら 検査について 麻賀
3022 04/10/17 T.M まだアリミデックスでいいのでしょうか?(HPNo.443-4) 麻賀
3021-1
3021-2

3021-3
04/10/17
04/10/25
04/11/03
A 線維腺腫の摘出について
線維腺腫の摘出について(2)
摘出する日
麻賀
石川
石田
3020 04/10/16 T  検査(HPNo.2872-4) 麻賀
3019 04/10/16 S.T. 首の付け根の違和感 麻賀
3018 04/10/16 M.T. 線維腺腫という診断に対する不安  麻賀
3017 04/10/16 M.N. 右胸のしこりについて 麻賀
3016 04/10/16 M 術後の治療について 麻賀
3015 04/10/15 mieko CAF副作用について 麻賀
3014 04/10/15 恵美ママ  乳頭からの分泌物について 麻賀
3013 04/10/15 hiro 病期と再発のリスク、予後について 麻賀
3012 04/10/15 K.K. ホルモン剤治療について 麻賀
3011 04/10/14 R.S.  マンモグラフィの結果 麻賀
3010 04/10/14 t.k 再発、転移の予後について 麻賀
3009-1
3009-2
04/10/14
04/10/18
are 肩甲骨が外側に動きます
術後2ヵ月
麻賀
麻賀
3008-1
3008-2
04/10/14
04/10/16
S.I 吸引細胞診について
ありがとうございます。再度質問です。
麻賀
麻賀
3007 04/10/14 P.P. 脇の下にしこり 麻賀
3006 04/10/14 M.O 授乳中の出血 麻賀
3005 04/10/14 K.Y. 疑陽性について (HPNo.2995-2) 麻賀
3004 04/10/13 satomi 乳管拡張症について 麻賀
3003 04/10/13 H.N タキソテールの副作用 麻賀
3002 04/10/13 youko 早期乳ガンのゾラデックスの期間について 麻賀
3001 04/10/13 H.S. 術前外科生検の前に確認したい事 麻賀

 

 

 

No.3100-1】 04年11月05日   Y
摘出をしたいのですが・・・

はじめまして。33歳、1児の母です。先日検診を受けようと思い立って、マンモグラフィーの撮影も見るのもA評価の有名な先生にしてもらいました。マンモグラフィーと超音波の結果、数ミリの影があるといわれました。細胞を取って調べました。そのご 細胞の結果、クラス2。医師の所見には乳腺散在、境界明瞭、含脂肪、低濃度、lyuphnocle 可能性大とかいてありました。英語?これは文字がまちがってるかもしれません こんな感じでかいてありました。先生は、「100パーセントとはいえません、100パーセント白黒つけるのは摘出して調べます」といいました。しかし、細胞に悪いところもでなかったですし、様子をみましょうとのことでした。先生も別に特に悪いとおもうところはなかったようですが、2ヶ月に一回の診察になりましたが、この可能性大とかいてあるのが、何とかいてあるのかきになります。判定のところもにも、良性に○をしていますが、カッコをつけて、「良性、しかし悪性を否定できない」にも丸をつけております。ものすごく不安なのですが、これは安易に摘出するものではないのでしょうか?
線維腺腫はよく摘出とききますが、乳腺症の場合は摘出することはないのですか?経過観察をするのより取ってしまうほうが、私には精神的に楽なのですが、危険なことなのでしょうか?何しろ4ヶ月前に子宮筋腫で子宮を摘出して、そのときも肉腫がどうのといわれ、結果、変性した筋腫で問題なかったのですが、正直またこうなってしまったか。。。とショックが隠せません。またエコーの黒い部分は6ミリ程度といっていましたが、マンモの所見には 1.5×1.5cm とかいてありました。すみませんが、これは どういうことかおわかりでしょうか?よろしくおねがいします。

その文字は多分lymphnodeと書かれていたのでは。リンパ節という意味です。つまり悪性ではないという読影所見と思います。大きさの違いは、特にエコーは3次元で計測するので一方向ではそうかもしれませんが、縦なのか横なのか高さなのかでちがうと思います。いずれにしても主治医と良く相談し希望は伝えて、取るならとってすっきりした方が良いかもしれません。二ヶ月後というのも妥当だとは思いますが。(文責 石山)

 

No.3100-2】 04年11月06日   Y
摘出をしたいのですが・・・(2)

HPNo.3100のものです。お答えいただいて有難うございました。たしかに脇の近くではありますが、はっきりまだ乳房内です。リンパ節とはそんなところにもあるのでしょうか? これは転移? それとも悪性リンパ腫?などとも考えるのですか? すみませんが、よろしくお願いします。

乳房内リンパ節と言うのもありますが、乳房の外上部は乳腺も腋窩に入り込む様に伸びている事も多いので、専門医が診察をし、触診で判断し、マンモグラフィーで形態を見て、超音波で内部の情報を得て、最終的には穿刺吸引細胞診をして判断するというのが検査の段取りです。(文責 石山)

 

No.3100-3】 04年11月11日   Y
摘出をしたいのですが・・・(3)

いつもお返事ありがとうございます。マンモグラフィーを貸してもらい、大学病院でも診察していただきました。大学病院では、「リンパ節だよ。そりゃ絶対とはいわないけど。でも、これは摘出するほどのものでもないし、うちだったらこれは問題にしない!でも心配であれば、安心感というためにマンモトームをしてもいいよ。」とおっしゃったので、「します!」といって予約してきました。(先生は爆笑しておりましたが)
そこで質問ですが、リンパ節にマンモトームをした場合、やはり、リンパ節は腫れるのでしょうか? リンパ節に傷ができると、しばらくは近くのリンパも腫れたりするものですか?

部位やマンモトームで取る範囲にもよるでしょうが 、やはり多くは一過性の腫脹はおこると思います。(文責 片山)

 

No.3099】 04年11月04日   M 
乳汁分泌について

はじめまして。よろしくお願いします。30才、女性、子供一人(1才9ヵ月)です。母乳は産後6ヵ月程で断乳しました(もともとあまり出なかったので)。今日初めて乳がん検診(視触診)を受けた際、右乳房から乳汁分泌があり、6ヵ月の経過観察と言われました。乳汁は白色〜黄色で、乳首をギュッっとつまんで少し出る程度です。検診では右乳房からのみでしたが、帰宅後に自己触診したら左乳房からも少し出ました。検診した医師からは半年後に再検査を受けるように言われましたが、すぐにマンモグラフィで再検査を受けた方が良いのでしょうか。

授乳後一年たっても乳汁が出る事もあるのであまり心配ないと思います。ただし乳汁だと思っていても、血液が混じったり明らかに乳汁と違う場合は、すぐに専門医の診察を受けて細胞診やマンモグラフィーを受けた方が良いと思います。(文責 石山)

 

No.3098】 04年11月04日   P 
授乳期の乳腺炎

授乳期の乳腺炎で両脇にしこりが出来て1ヵ月たちますが、まだあります。このしこりは消えるのでしょうか? 母乳は絞るとまだ出てきます。あと1ヵ月後にまた絞る予定です。完全にでなくなるまで、このしこりはなくならないのでしょうか。よろしくお願い致します。

腋の下のしこりは一般的にはリンパ節が炎症により反応して脹れる事が多いのですか、副乳だったり、腋窩の皮膚の毛嚢炎だったりするかもしれません。一度乳腺外科にかかられると良いと思います。(文責 石山)

 

No.3097】 04年11月03日   M 
術後の傷

温存手術してから8週間たちますが、胸の傷がなかなかなおりません。薄赤い液がしみでています。一般的にはどの位で治るものですか? あまり傷をかばわず生活していましたが、意識していた方が、やはり治りがいいでしょうか?

手術から8週間たって傷から浸出液が出るのは、まだ傷が完全には治っていないものと想像されます。しかし小範囲であれば、そろそろ治る頃です。直接傷を見れば予測がつくので、主治医によく聞いて下さい。自宅での管理に関しては、清潔に保つことぐらいでしょうか。(文責 石田)

 

No.3096】 04年11月03日   Y.T. 
のう胞について

市の乳がん検診の乳房X線検査で、左胸にカテゴリーV のう胞との結果がでました。外科でエコーを受けましたところ、何も写らないから大丈夫だといわれました。検査でUまでは平気だけど、Vからはガンの初期と聞いた事が有ります。大丈夫でしょうか。またのう胞とは何なのでしょうか。子供の頃から胸にしこりが有る時があり、ホルモン治療をした事が何回かあります。その時は脂肪の塊とのことでした。病院で今は何も写っていないからいいと言われてしまったので何も判りません。宜しくお願い致します。

X線でのカテゴリー3は癌の初期と言う意味ではありません。精密検査が必要な所見と言うことです。嚢胞とは袋状になって中に水分がたまっているしこりのことです。嚢胞はエコーで明瞭にでますので、エコーで所見がなければ、嚢胞はないと判定されます。X線でカテゴリー3であれば、3ー6月後に再度X線をとって判定してもらえば、さらに安心と思います。(文責 石田)

 

No.3095】 04年11月03日    J.M
石灰化について

始めまして。女性・51才・独身(妊娠歴無)・半年程生理がありませんので閉経かな?の状態です。最近、検診にてC-3(1年前の検診時C-2)と診断され、精密検査でマンモとエコーの結果 、「エコーに影は有るが、過去の線維腺腫の所為と思われるので可能性は10%以下、半年後経過観察」との診断でした。やはり悪性の可能性が数%でも有りますと不安です。半年後でも大丈夫でしょうか? 宜しくお願い致します。

画像診断は90数%の診断率です。繰り返し検診を行っているのであれば、ほぼ心配はないと思われます。半年後の経過観察は妥当と思われます。心配すれば切りがありません。明瞭なしこりであれば生検がより確実ですが。 (文責 石田)

 

No.3094】 04年11月03日   M.F. 
MRIの信頼性について

細胞診でクラス5、2.8×1.8センチの右上部中央寄り部位にある乳がんです。主治医はギリギリ温存可能なので、まず温存でやってみて、術後の生検で断端陽性なら再手術で乳頭・乳輪を残して全摘、同時再建しましょうと言っています。ただ、セカンドオピニオンを求めた病院では、MRIで1枚、乳首の先端まで進展している画があるので、乳頭・乳輪を含め全摘した方がいいと言います。主治医は、MRIは画像解析の段階で不鮮明な部分を補足しているので、信頼性に欠けると言うのですが…。他の先生方のご意見を伺えれば幸いです。よろしくお願いいたします。

MRIの画像はかなり参考にはなりますが、最終的には断端の病理診断によります。乳頭側の伸展の可能性があり、乳頭を残したい場合、手術中に病理迅速診断を行えば、その場で術式の選択ができるかも知れません。(文責 石田)     

 

No.3093】 04年11月03日   T.K. 
傷跡をなるべく残さずに手術をする方法はありますか?

ご相談いたします。乳腺腫瘍を摘出したほうがよいと診断されて、とても動揺しております。第三者の方の意見もお伺いしたくメールしました。36歳未婚女性です。H16.1月の検査で、のうほう・石灰化がみられるということで経過観察でしたが、その後右胸に以前なかったコリコリした5ミリほどのしこりを感じ検査を受けたところ、やはり新しく出現したものらしく、エコー下の生検および細胞検査を受けました。検査結果では癌は検出されませんでしたが、診断結果は「右胸乳腺腫瘍(乳がん疑い)」でした。先生の説明によると、マンモグラフィの映像からすると、約7割の可能性で乳がんの疑いがあるので、外来で腫瘍のみを摘出する選択肢もあるが、全身麻酔で5センチ四方くらいの大きさで摘出することを薦めるとのこと。場所は右胸外側(胸の外側輪郭の真中より少し上くらい)、腫瘍は1センチくらいだそうです。
1)写真の映像は患部の石灰化した白い点の密度が他の部位(しこり)に比べて明らかに濃いです。これは素人目でも確かにわかりました。医学において写真の映像により乳がんと診断することは一般的なことですか。
2)私はバセドー病の手術痕がケロイドのようになってしまい、精神的にとてもつらい思いをしました。またちょっとした事故で顔に傷が残ってしまい、これ以上体に傷を残したくないのです。摘出することには抵抗はないのですが、傷をなるべくめだたないよう手術する方法はありますか?(先生の説明では5センチ程度の傷と、多少の陥没は残るかもしれないということでした。)
3)メールの内容ではなんとも言いかねるかもしれませんが、腫瘍のみ摘出よりも広範囲で摘出したほうがよい思われますか?

どうぞよろしくお願いいたします。次の診断は11月4日なので、できればそれまでにお伺いできればと思います。

1) マンモグラフィ−で所見が典型的であれば、その診断率は高いと思われます。診断は超音波、触診を含め総合的に行われます。
2) 頚部や顔面にくらべるとケロイドにはなりにくいと思いますが、ある程度体質的なこともあります。傷は切る方向と最後に埋没縫合で縫合糸の跡をつけない方法や、切除後に、のみ薬でケロイドを防止するものなどの方法もあります。主治医と良く相談してください。
3) 癌の疑いがあるようなら、切除の斷端(切り口)に病変がないようにすることは大切なことです。その為に広範囲になるのはやむを得ないことと思います。(文責 石田)  

 

No.3092-1】 04年11月03日   Y.I.
乳腺線維腺腫について

はじめまして。30歳独身女性。出産経験はありません。10/14 市民検診でしこりが見つかり、その時は超音波検査を受けました。不安になり、別の病院(乳腺専門クリニック)で検査を受け、触診、マンモグラフィー、超音波、細胞診の結果、乳腺線維腺腫と診断されました。10/14以降の診断より、気にしすぎだけではなく、痛みも感じるようになりました。大丈夫でしょうか。将来、妊娠・出産はできますか? ガンになることはありますか? やはり可能性は高くなるのでしょうか。長生きできますか? 取った方がいいでしょうか。大きさはパチンコ玉くらいだと言われました。今後の生活で気をつけていなければならないことはありますか? これはガンなのでしょうか。普通とおりに生活していていいのでしょうか。痛みを感じるのはやはりおかしいでしょうか。再診したお医者様があまり説明をして下さらなかったので(聞こうとすると、「次の患者さんがいるので、もういいですか?」とのこと…)、とても不安です。質問攻めでごめんなさい。宜しくお願いいたします。

細胞診まで行って線維腺腫と診断されたのですから99%は診断は確実ですが、それでも心配であれば摘出して病理検査を希望すればやってくれると思います。線維腺腫が癌に変ることはありませんが、良性腫瘍の既往のある方は、全くない方に比較すると多少は腫瘍の発症の確率は高いというデータはあります。今回の場合はおよそ癌ではないので、心配する必要はないと思います。今後も検診は続けられることをおすすめします。(文責 石田)

 

No.3092-2】 04年11月09日   Y.I.
乳腺線維腺腫について(2)

ご返事ありがとうございました。うれしかったです。最近、そのシコリ部分だけに限らず、腕の内側や、胸の外側(腋の近く辺り)に痛みを感じるのですが、これって大丈夫なんでしょうか。現時点は医者にかかっていません。放っておいても大丈夫なのでしょうか。何度もすみません。宜しくお願いいたします。

しこりの大きさは変化していないでしょうか? 線維腺腫で腕の方まで痛みが出ることは考えにくく、おそらくしこりを強く意識されているのでそのような感覚があるのだと思われますが、一度主治医の先生に相談して変化がないかどうかを診ていただいては如何でしょうか。(文責 片山)

 

No.3091】 04年11月03日   M.H.
3ヶ月後にと言われました

2週間前に、腋の下あたりに痛みと少し膨らんでるように感じたので、近所の婦人科の乳腺専門という先生を受診しました。特に生理前に感じることが多く、以前から気になっていたものです。血液検査では、ホルモン、貧血など、特に異常はないと言われましたが、超音波でみたところ、脇の下などには何もありませんでしたが、右胸の上のあたりに小豆くらいのしこりが見つかりました。さわってもわかりません。痛みもありません。マンモグラフィでは、乳腺などのせいでわかりにくいけれど、特に何も写っていないそうです。先生は、「針で刺して検査するにも小さいので、超音波で見ながらやらなければならない。形が平べったいので悪いものではないんじゃないか。3ヶ月後に再診して大きくなっていたら針で刺すなり、摘出するなりしたらどうか。」といわれましたが、不安です。小さいと癌かどうか判断することはできないんですか? このくらいの小さいものは、今急いでどうこうすることはないのでしょうか。3ヶ月間、もやもやと不安な日々を過ごさなければならないと思うと辛いです。お願いいたします。

文面からは、主治医の判断は妥当と思われます。小さくとも乳腺撮影、超音波、触診所見で生検(病理検査)が必要かは、9割以上確実です。もちろん100%ではないので、3ヶ月後の再診としたものと思われます。主治医を信頼することです。(文責 石田)

 

No.3090】 04年11月03日   M.Y
構築の乱れについて

29才、未婚、出産未経験です。一月前に受けた人間ドックの検診結果で、「乳房検診で異常があります。精密検査を要します。右乳房に構築の乱れがあり、悪性の疑いがあります。乳腺外来を受信してください」と診断されました。このドッグで受けた乳がん検診は触診とマンモグラフィーで、受診当日は生理中でした。自分で触ってみた分にはしこりのようなものは無く、痛みや異常も全く感じられません。再検査の予約時に(混雑の関係もあるのでしょうが)、「あまり急がなくても大丈夫」的な事を言われましたが、結局再検まで間があるので、日に日に不安が増してしまいます。聞き慣れない言葉ですが、乳房の“構築の乱れ”とはどういったことですか? また悪性の場合、どういった種類のがんで、どのくらい深刻なのでしょう? そしてそうなった場合、どういった検査・治療が必要になるのでしょう? お忙しい中申し訳ありませんが、是非教えてください。

検診では乳房撮影で構築の乱れは一応チェックされることになります。要するに乳腺内の構築(乳腺内の血管や結合組織)が不規則になっているということで、慢性乳腺症で最も多く出る所見です。乳癌ではその所見に加えて、もっと特徴のある所見がみられます。次の検査としては超音波検査が行われます。しこりがない場合や構築の乱れが悪性の所見に特徴的であれば、組織生検が行われます。文面からは乳腺症によるものと思われます。(文責 石田)

 

No.3089】 04年11月03日    OP 
転移でしょうか?

56歳の母が3年前、右胸の乳がんになりました。リンパ節もとりました。右腕は浮腫になってます。9月の定期検診にいったときマーカーなどには異常はみられなかったのですが、甲状腺の濾胞部分が少し気になると医師に言われました。ただ、今現在は心配しなくていいとのことでした。しかし、母が、「なにか症状がでてくるのですか?」と医師に尋ねたところ、症状がでてきたら手遅れだと言われたそうです。乳がんの転移で甲状腺に転移するのでしょうか? それとも全く違う病気なのでしょうか? あと、母の右肩から背中にかけてパンパンに張っているのですが、これは浮腫による肩こりみたいなものなのでしょうか? 首のリンパ節あたりに、くりくりとしたシコリがあるのですが、転移でしょうか? 回答のほう、よろしくおねがいします。

乳癌が甲状腺に転移することはありますが、極めて稀なことです。甲状腺は超音波と細胞診で容易に診断されます。上腕の浮腫が強いようですので、背中や肩の張りはやむを得ないと思います。頸のリンパ節については主治医に必ずチェックしてもらって下さい。(文責 石田)    

 

No.3088】 04年11月03日   M.S
術後の検査について

お世話になります。40歳、既婚、子どもあり。今年8月に左乳がんの温存手術を受けました。リンパ節転移はなく、25回の放射線治療を9月末に終えました。内分泌療法として、月一回のゾラデックス (注射)を2回受けたところです。ゾラテックスの注射につきましては、2年の継続を要する説明を受けております。放射線治療最終日より一ヵ月後に、胸部X線の検査がありました。
1) 来月も引き続きレントゲンを予定しておりますが、このレントゲンは何を診るためのものなのか。いつまで行われるものなのでしょうか。
2) 外科外来では二ヶ月ぶりに血液検査を予定しておりますが 、血液検査の目的と、今後どのくらいのペースでいつまで行われるものなのでしょうか。

お忙しいとは思いますが、よろしくお願い致します。

1) レントゲン検査は各々の時期で撮る意味合いが違います。照射後では時に放射線肺炎をおこすことがあり、照射直後や3ケ月後にチェックします。その他の肺への再発転移をチェックするためには3月、半年、1年ぐらいに撮影がおこなわれます。
2) 内分泌療法では時に肝臓機能障害をきたすことがあり、最初の3月から6月ごとにチェックを行います。その他、腫瘍マーカーを3月から6月に一度採血が行われます。これは5年間続けられます。(文責 石田)

 

No.3087】 04年11月03日   MCKK 
腫瘍マーカーについて

2001年に左乳がんで全摘手術を受けました。その後腫瘍マーカーは正常範囲です。今年10月にCTを受け局所再発がみつかりましたが、やはり正常値です。どう考えればいいのでしょうか。よろしくお願いします。

局所再発は病理学的に証明されたのでしょうか?局所に再発が限局されておれば、腫瘍マーカーは上昇しません。全身の精密検査を行った後に治療法の選択が行われると思います。(文責 石田)

 

No.3086】 04年11月03日   A.H. 
ノルバテックスの服用について(2)(HPNo.2817-2)

8月29日づけでメールしたA.H.です。9月15日に5年のノルバテックス服用を勧められました。実はあの時も生理後出血が続いており、子宮がんの検査をしました。結果はポリープがあったものの良性だったので、一応それは一安心でした。しかし問題はその結果が解るまで2週間ほどノルバテックスの服用をやめました。そして再び始めた頃から体調が崩れました。体のだるさ、足のむくみ、息切れなどです。服用を1時期やめ、再び始めたのでバランスが崩れてしまったのかと思ったのですが、今日半年ぶりの外来で相談しましたところ、薬の影響でそこまではならないとの事でした。結論は体調を崩してまで飲むことはないので、辞めてもいいのではとの事。そして又飲めるようになったら始めたらと。でもなんだかどっちでもいいような感じでした。いよいよ今日からやめようかと思っていますが、2週間辞めて又飲み始めて1ヶ月経つので、近いうちに体調が戻ってくるとしたら、ここで又やめてしまってはいけないのではないかとも思い、ご相談したしだいです。お返事お待ちしています。よろしくお願いします。 

更年期に近い女性では、体調不良になる例もあります。今回の内分泌治療はあくまでも再発予防が目的ですので、病気の段階がどの程度かにより、予防効果をどれ位、期待するのかによります。これは主治医の考えにより決まりますが、治療を受ける側としては、納得の上で治療法を選択していくことが極めて大切なことです。良く話し合って下さい。5年間の内分泌療法は再発予防効果はありますが、子宮体癌の発生率が多少上昇すると言われています。種々の長所欠点を理解した上で治療法を選択すべきです。 (文責 石田)

 

No.3085】 04年11月03日   M.S.
術後の心配(HPNo.2584-5)

HPNo.2584ではお世話になりました。42歳の主婦です。7月下旬に右乳房全摘手術を受けました。非浸潤癌といわれていたのですが、病理の結果、一部浸潤している様子があるということでした。非浸潤癌だとかなりの確立で完治すると思っていたので、一部浸潤の結果にショックを受けています。しこりの大きさは2センチでしたが、8センチぐらいの広がりがあったそうです。ホルモン感受性ありということで、現在はゾラテックス月1回とフェアストンを服用しています。精神的に弱くて、再発するのではと心配でたまらず、担当医に精神安定剤も処方してもらっています。ネットで検索すると手術跡に再発することがあると書いてあり心配しています。傷口をみるとちょっと凸凹したような感じで、傷口のすぐ側に小さな突起(ゴマ粒ぐらいで色は普通の肌色です)がいくつかありました。
1) 皮膚に再発というのはどのような形で現れるのでしょうか?
2) また私のような場合は再発、転移の可能性は高いのでしょうか?
3) デパスという安定剤を飲んでいますが、長期間服用しても副作用などは無いのでしょうか?
4) 再発や転移のことを考えると、何も手につかないぐらい恐怖感に陥ります。精神的なケアをしてもらえるような所はあるのでしょうか?

1) 湿疹様の硬結や皮下の硬結の形で出現します。
2) 乳房が全摘されており、多くが非浸潤性とのことですので、局所全身の再発の可能性は少ないと思います。
3) 問題ないと思います。
4) 同じ病院で精神科があれば、ケアをしていただけると思います。あるいは医療相談窓口があれば相談してみて下さい。(文責 石田)

 

No.3084】 04年11月03日    P
検査結果について(HPNo.2974-2)

HPNo.2974で紹介させていただいたものです。先日は回答ありがとうございました。その後、乳腺外科のある病院で触診とマンモグラフィの検査を受け、「特にしこりはないようだが、かなり乳腺が硬くなっている」と言われました。マンモグラフィの結果は特に問題なし、検診は一年後ぐらいで良いとの事でした。その5日後に人間ドックで触診だけ受けると、下の所にざらつきがあるのでマンモグラフィ等の検査を受けるように言われました。胸を縦に触ると何も感じないのですが、横に触ると乳房の下の位置に確かに何かを感じたのです。その6日後に生理が始まると共に一ヶ月続いた痛みも消え、今はそのざらつきのような何かも小さくなったように思えます。しかし問題なしと言われた5日後に、そのような所見。しこりになる前には石灰化が現れると考えていたのですが、5日前に撮影した時に写らないものなのでしょうか? または、ものすごく進行が早いのでしょうか? 前回マンモは100%ではないと回答を頂きましたが、現在の状況は問題なしと考えて良いのでしょうか? それとも何か別の検査を受けた方が良いのでしょうか? どう判断して良いのか悩んでいます。宜しくお願い致します。

おそらく乳腺症の状態と考えられます。生理の前後で所見は相当異なります。私どもでは何らかの自覚症状で来院した場合は、マンモグラフィ−で乳腺症の所見であれば、念のため3ヶ月後に再診し診察するようにしています。 (文責 石田)

 

No.3083】 04年11月03日   MK
マンモトーム後の出血

3才の子供が1人おります。マンモグラフィに微細石灰化が写り、7月末にマンモトームをして、8月中旬に異常なしの結果を聞いたのですが、マンモトーム検査3日後から乳首から出血していたため、8月中旬の結果を聞くときに先生に尋ねたところ、「マンモトームの針の傷からでしょう」と言われ、安心してそのまま忘れておりました。ところが、昨日ふと気になって絞ってみたところ、また出血しました。今日も絞ってみましたが出血はしませんでした。子供を3年前に産んで、その後1年前に流産しており、その頃から乳汁状の分泌液は絞ると出ております。
1) マンモトームをして3ヶ月たってから絞って傷の出血がみられることは考えられますか?
2) それともこの3ヶ月で癌が発生したことが考えられますか?
3) マンモトームで見逃される癌はありますか?どうかよろしくお願いいたします。

1) マンモト−ムを行ったのはどの場所だったのでしょうか。乳頭に近ければしばらく出血が続く可能性があります。
2) 微細石灰化の病理が乳頭腫であれば、切除部以外に同様の病変があるのかも知れません。
3) マンモト−ムで石灰化の部分が十分とれておれば、診断が違うことは極めて少ないと思いますが、病理診断が微妙に難しい病変もあります。いずれにしても血性の乳頭分泌では、一度は細胞診を行った方がよいと思います。(文責 石田)

 

No.3082】 04年11月03日   M.Y.
腕のしこりは転移ではないでしょうか?

いつも、このホームページを頼りにしております。44歳、今年1月右乳がんのため、温存手術を受けました。腫瘍の大きさ13ミリ、乳頭線管ガン、リンパ節転移1/10有り、異型度は1、Her−2は+1、ホルモン感受性有りでした。術後補助療法としてCEF6クールを終え、現在ホルモン療法(ゾラ+タモ)を受けています。今日、右(術側)の上腕の内側にしこりを見つけました。5ミリくらいのぐりぐりしたしこりで、脇の下から10センチくらい下の位置で、見た目にも膨れているのがわかります。
こんな場所に乳がんが転移したというのは聞いたことがないのですが、転移ということはありえますか? リンパ節を取っているので上腕の痺れやわきの下の痛みがまだ続いています。その影響なのでしょうか。次の診察は4週間後なので、それまで放置しても良いかどうか迷っています。アドバイスをよろしくお願いします。

上腕の内側の5mmのしこり、腫瘍の大きさやリンパ節の転移の程度からも、この部での再発は考えにくいと思います。手術の影響と思います。急いで受診する必要がないと思いますが、増大傾向であれば、受診するようにして下さい。(文責 石田)

 

No.3081-1】 04年11月03日   H
抗がん剤について

以前にも相談しました。早速お返事いただきありがとうございます。7月末温存手術(大きさは2.5センチ)、リンパ節郭清、放射線治療25回終了、断端は残りなし、ホルモン陽性、悪性度3、39歳閉経前、ゾラデックスは1回済み、今後も続ける事になっています。もう一度別のことで質問したいのですが、術後療法として、ACというのを3週間に1度4サイクル行うそうです。本などを読むとAC4サイクルなら、この後別の抗がん剤を使うというようなことも書いてありますが、
1) 4サイクルだけで大丈夫なのでしょうか?
2) 悪性度3というのは、1と比べて具体的にはどれくらいの危険があるのですか?

よろしくお願いします。

1) AC 4サイクルとその後にタキソールあるいはタキソテールを2クール行うのが一般的です。多少の差があると報告されていますが、主治医の考え次第です。リンパ節転移はあったのでしょうか?
2) 悪性度のグレードより、ERやリンパ節転移の有無、転移数の方が予後を左右すると思われます。 組織的に悪性度3と1では治療法が同じであれば、数%の再発率の違いでしょうか? (文責 石田)

 

No.3081-2】 04年11月06日   H
抗がん剤について(2)

HPNo.3081で質問しました。教えていただき、有難うございます。リンパ節への転移はありませんでした。AC4サイクルだけでOKということなのでしょうか?

再発予防の治療は何種類もあるので、各施設で慣れた方法でやる場合が多く、AC4サイクルとCAF6サイクル、CMF6サイクル、AC−Tなど様々なものがあります。それぞれ有効率、副作用などわかっていますので、それぞれ説明を受けて選択すれば良いと思います。(文責 石山)

 

No.3080-1】 04年11月03日   I.T. 
初期非浸潤性癌について

始めまして。宜しくお願いします。今年9月30日に私の妻〈54歳、半年前閉経)が左乳房温存手術をうけ退院致しました。腫瘍のサイズ 5ミリ程度2ケ、非浸潤性(ロ−クラス)、低悪性、センチネル検査―、断端検査―、ホルモン感受性+、HER2―、また腫瘍は全部摘出。ホルモン剤 アリミデックス1mgを5年間 朝1錠、抗がん剤 フルツロンカプセル200を1年間朝夕2錠服用、11月初旬より放射線照射5週間の予定(抗がん剤服用は万一のためとのこと)。乳癌の場合、骨に転移すると聞きましたが、現段階でその検査をする必要がありますか。また再発防止に向けてオ―ソライズされた指針はあるのでしょうか(乳房温存療法ガイドラインのような)。いろいろのニュ−スソ−スからさまざまの情報を耳にし、どれを重視すべきか判断に迷っております。御多忙とは思いますが、ご教授の程宜しくお願い致します。

乳癌では転移は骨に最も多く、手術前に1回、術後1年、2年、3年に一回骨シンチを行うことが一般的です。手術後の経過観察の方法にオーソライズされた統一された明瞭な指針はありません。しかしながら、奥様が受けておられる術後の治療は、最も良く行われ、良好な成績が得られている方法と思われます。(文責 石田)

 

No.3080-2】 05年02月20日   I.T. 
初期乳癌温存手術後のアリミデックスの副作用と放射線照射後の白血球・リンパ球の減少について

先の質問HPNo.3080)にお答え頂き、有難う御座います。現在の妻の状況につき質問致します。宜しくお願い致します。先のメ−ルからの変更は次のようになります。(1)術中の断端検査は―でしたが、術後の病理検査でミクロサイズの取り残しが1ケ検出のため、放射線追加照射を5回行い、12月中旬に終了しました。(2)非浸潤性だが念のためとのことで、抗癌剤フルツロンを服用していましたが、あえて必要ないとのことで、2ケ月服用後中止し、現在アリミデックスのみ服用しています。
質問
1) 妻がアリミデックスを服用して4ケ月になります。1ケ月ほど前からほぼ毎朝、手の第2関節に軽い痛みを感じるようになりました。また皮膚に蕁麻疹が出やすく、特に手の甲や腕等に隔日程度に出ます。痛みも蕁麻疹も我慢できないほどでなく、今のところ何もしていません。この症状はアリミデックスの副作用でしょうか。この程度のことは良くある事ですか。次回の診察は3月中旬ですが、もっと早く相談すべきでしょうか。程度が進む事はありますか。
2) 今年2月9日、婦人科の血液検査を受けましたが、白血球・リンパ球が少なめと指導されました。白血球数は3500、リンパ球は26.8%(938)でした(好中球58.8%、好酸球6.6%、塩基球0.9%、単球6.9%、異型リンパ球0.0%)。そのほかは肝機能・腎機能正常、総コレステロ―ル175、中性脂肪91でした。白血球・リンパ球はどのくらいの数値が望ましいのですか。増加させるには日常どのような事をしたら良いのでしょう。白血球・リンパ球が少ないと再発等しやすい体質と聞きますが、どうなのでしょうか。術前の白血球数は6100でした。

ご多忙の所、恐れ入りますが、宜しくご教授の程お願いします。

1)関節痛や筋肉痛はアリミデックスを服用するとよく出てくる症状です。鎮痛剤で対処すればよいです。皮膚の蕁麻疹はあまり経験しません。一度皮膚科で見てもらったほうが良いと思います。
2)放射線照射では、白血球の減少はあまり起こりません。アリミデクスでも多少の減少はありえますが、大きく減少するということはありません。あなたの今の数値は白血球がすこし低いですが、現在の治療を継続するのにあまり問題になる低下ではありません。リンパ球の数値も問題になるほどの低下ではありません。リンパ球の数値と癌に対する免疫能との関連があるといっている方もいますが、はっきりとしたものとはなっていません。(文責 麻賀)

 

No.3079】 04年11月03日    ek
ステージ2の予後

先月、乳がんの手術を受けました。傷が落ち着き、先日病理結果を主治医から知らされました。大きさ1.2×1.3、リンパ節転移2個、組織型スキルス、ER++、PgR+、HER2(−)、断端(−)です。年齢は28歳です。術後補助療法はEC×4、T×4、リュープリン、タモキシフェンを予定しています。この情報から5年再発率と10年再発率を教えていただけませんか?よろしくおねがいします。 

再発率と生存率は違うので明確なDATAはありませんが、5年で10%前後 10年で15%前後と言うところでしょうか。 多くの条件の元でのデータは直接主治医から聞くのが正確と思います。 (文責 石田)

 

No.3078-1】 04年11月03日   A.T.
妊娠中の乳頭からの出血について

妊娠中の乳頭からの出血についてお伺いします。現在36歳で、第一子を妊娠中(28週)です。16週を過ぎた頃から入浴時に乳首のマッサージを行っていますが、1週間程前、乳輪を圧迫した際に、乳頭からの分泌物に血が混じっているのに気付きました。量は少ないのですが、現在も同じ場所(今のところ1箇所のみ)から出血があります。産科では、「今後出血が収まってくるようなら心配ない」と言われましたが、もし今後も出血が続くようなら出産前にでも乳腺専門医に受診した方がいいのでしょうか? 心配な出血の量や状態とはどのようなものなのでしょうか? ちなみに乳頭からの分泌物は多い方のようです。しこりなどの自覚症状はありません。また授乳中に出血する人もいるようですが、その場合も念のため専門医に診ていただいた方がいいのでしょうか? ご回答よろしくお願い致します。

乳頭よりの出血の多くは管内乳頭腫ですが、1割位に乳癌が発見されることがありますので、是非乳腺専門医を受診し、超音波や細胞診を受けることをお勧めします。(文責 石田)

 

No.3078-2】 04年11月05日   A.T.
妊娠中の乳頭からの出血について(2)

質問HPNo.3078でお返事いただいた者です。ありがとうございました。実はさっそくS病院の乳腺外来を受診し、超音波では問題なかったのですが、分泌物の細胞診もお願いし、その結果をまっています。血性の分泌物はその時はなかなか出てこず、必死になって少し出したのですが、少量では検査の精度は下がるのでしょうか? 他の場所から出た分泌物も一緒に採取していました。また結果としては、クラスUぐらいまでなら安心していいのでしょうか? 受診した先生は「無理して出さなくてもまたの機会でもいいよ」という感じだったので、不安に感じています。またこのページの過去の回答例を読んでも、HPNo.2690やHPNo.2554の方のように、妊娠中の生理現象(血乳)とされている場合がありますが、乳頭腫やがんではなく、そのような可能性も十分あるのでしょうか? 重ねての質問、恐縮ですが、よろしくお願いしたします。

細胞診はその鑑別のためにやっているわけですので、可能性はいずれにもなりうるとしか言えないと思います。量の多さにはあまり関係ないと思います。細胞診のUまでは良性、Vは乳頭腫を想定しています。(文責 石山)

 

No.3078-3】 04年11月14日   A.T.
その後の検査結果について

質問No.3078でお世話になっています。その後の検査結果についてご相談させてください。細胞診を2回(別々の病院で)受けたのですが、”クラスVa”と”良性”という異なった結果になりました。超音波および乳管造影では、乳頭腫などの明らかな病変は検知できませんでした。結局様子をみるしかないと思うのですが、2ヵ月後に出産予定のため、不安に思っています。そこで以下をお聞きしたいのですが:
1) 出産後、赤ちゃんに母乳を与える前に分泌物の検査をした方がいいですか?(異常な細胞が含まれている母乳を与えることによる影響はありますか?)
2) さらに授乳期に入ると微量の出血はわかりにくくなると思うのですが、定期的に分泌物や超音波の検査をした方が良いのでしょうか?
3) もし出産後も明らかな出血が続いた場合は授乳をあきらめて、さらにいろいろな検査を進めた方がいいのでしょうか?

ご回答よろしくお願いいたします。

母乳中に血液をはじめとする異常な細胞が含まれていても赤ちゃんには影響は無いものと考えますが、乳管造影の検査は陰性ではあるものの、ClassVaは乳管内の良生腫瘍(乳管内乳頭腫)の可能性が高く、その場合乳管切除を含めた外科的処置をしないと出血が続いてしまうことになります。(文責 片山)

 

No.3078-4】 04年11月17日   A.T.
今後のフォローについて

HPNo.3078でお世話になっています。いつもご回答頂き、本当にありがとうございます。クラスVaはやはり乳頭腫の可能性が高いということですが、2件の病院で超音波検査を受け、さらに1件ではマンモグラフィー、乳管造影までしても何も写らないということは、まだ病変が小さい可能性が高いのでしょうか? 乳輪部を圧迫するマッサージで炎症が起こってクラスVとなった可能性も考えられますか?(最初の出血から1ヶ月が経ちますが、現在は一切触っていないため、出血が続いているかどうかわかりません。)
また今後のフォローとしては、定期的に出血があるかどうかをチェックし(授乳中は難しくなることが予想されますが)、あれば細胞診を行い、また同時に超音波などで見ていくことがベストでしょうか? 乳管内視鏡なども有効でしょうか? たびたび申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

病変が小さかったり、背が低かったりして分かりにくい可能性はあると思います。炎症によってクラスVとなった可能性も多少あると思いますが、実際に標本を拝見していませんし、コメントできません。乳管内視鏡は症例によっては有効な検査法だと思います。(文責 片山)

 

No.3077】 04年11月03日    S 
術後化学療法について(HPNo.2731-2)

HPNo.2731で相談させていただいたSと申します。先日はありがとうございました。9月末で放射線療法が終わり、現在化学療法(CMF)の1クール目の点滴2回目が終わったところです。はじめは6クールの予定でしたが、主治医から6クールと3クールではあまり変わらないデータがあるとのことで、3クールで終了してもいいと言われました。今のところ、ほとんど副作用もみられないので、私としては6クール受けたいと思っているのですが、どうでしょうか? また、クールごとに副作用も強くなってくるのでしょうか。副作用が全然ないと、薬が効いていないのではないかと不安になりますが、大丈夫でしょうか? 37歳、子供2人あり。充実腺かん癌、腫瘍の大きさ2cm×2cm、リンパ節転移なし、ホルモン受容体陰性、HER(-)、核異型3。リンパ節転移はなかったものの、グレード3が気になります。このような病理結果の場合、温存術後、放射線25回照射、CMF6クールの補助療法を受けた場合、再発率はどのぐらいでしょうか? お忙しい中、色々と質問させていただき申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

化学療法の期間については、6クールが標準的であり、有意差をもって差があるとするデータもあります。CMFは比較的副作用もないので3クール以降、新たな副作用が出現することは少ないと思います。副作用と効果についての相関は証明されておりません。Stage1〜2 でn0ですので、再発率は5〜10%くらいでしょうか。 (文責 石田)

 

No.3076】 04年11月03日   M.H. 
乳頭、乳輪の再建

9月18日に乳がんと診断され、現在、手術待ちの状況です。現在のところ、非浸潤ガンではないかということで、腫瘍摘出とセンチネル生検を行う予定だそうです。ここまでは「不幸中の幸い・・」でいいのですが、実は、腫瘍が乳頭、乳輪にくっついており、MRIでも乳頭への転移が認められたため、乳頭、乳輪も共に切除することとなりそうです。現在31歳という年齢もあり、「命があればいいじゃないか・・」という思いが強いですが、とても複雑です。術後、乳頭、乳輪の再建があると、インターネットで調べたのですが、乳輪は刺青が主であると伺いました。刺青というと、あまり馴染みがないので、どうしても気になってしまうのですが、乳輪にあたる場所に刺青をして、安全性は大丈夫なのでしょうか? また、刺青をするとMRIが受けられない・・とも書いてあったのですが、大丈夫なのでしょうか? 主治医に聞けば分かることだとは思うのですが、大病院で、後は手術の時にお会いするだけで、しかも手術後のことを考えているというのは申し上げにくくて・・・。お忙しいところ、すみません。よろしくお願いいたします。

乳頭の再建法にはいろんな種類があります。1)反対側の乳輪の一部を用いる。2)外陰部の色素沈着の皮膚を移植する。3)色素注入をおこなう(入れ墨) などですが、実際は術後一定期間の後に形成外科医によって行われますので、その時点でお聞きすれば良いのではないかと思います。 頻度的には2)1)3)が実際、選択されるようです。(文責 石田)

 

No.3075】 04年11月03日   RK 
痒み→痛み→石灰化

本日、病院に行ってきました。42歳、出産経験なしです。マンモグラフィーに、石灰化された粒々がたくさん右の乳房の近くに映っていました。レントゲンの大きさはB5位で、1.5×1.5cmの石灰化でした。その範囲に小さな点々が30個位あったように見えました。触診ではシコリは見当たらず、異常ないとのこと。1週間後に良性か悪性かを判断するために、エコーで診ると言われました。今までの状況は以下の通りです。
1)1〜2年くらい前に、右の乳房が痒くなり、お風呂にはいると沁みた。
2)1ヶ月前に左胸が何もしなくても痛くなり、時々右にも痛みがあった。
1年前に子宮頚部上皮内癌で、一部切り取る手術をしました。こちらは今のところ再発はありません。因果関係はないと主治医から言われました。、左胸が痛むのに右に異常が見つかったのは、たまたまなのでしょうか? 両方一度に病気になるということはあるのでしょうか? また、1.5×1.5cm範囲での石灰化の点在は、他の方のところにも書いてあった「集散」というものなのでしょうか? これだけの数は悪性の可能性が高いのでしょうか? 乳癌を意識することなく生活してきたので、知識がまだまだありません。教えて頂けると大変助かります。宜しくお願い致します。

乳房撮影上の石灰化で1.5cmx1.5cmの範囲に30個と言うのは”集簇”といえますが、一つ一つの大きさが砂粒状、不整形であれば悪性を疑い、組織検査を含む精密検査が必要となります。いずれにしても精査が必要と思います。乳房痛があるとのことで、強い乳腺症が疑がわれ、反対側に石灰化がみられても不思議ではありません。乳癌の10%程度は同時性あるいは異性性、両側性です。 (文責 石田)

 

No.3074】 04年11月03日   I.F.  
タキソール点滴漏れについて

ご相談させていただきます。5クール目にはいるタキソール点滴治療中、点滴開始後すぐに手に掻痒感を覚え、すぐに看護師さんに外してもらいました。その後、同じ右手にもう一度点滴をされました。その日にアズノ-ルを処方されましたが、痛み、腫れ、熱感で眠れず、様子を見ましたが改善されず、5日後に再受診しました。今回はステロイド剤を一日10ミリ飲む様に指示されましたが、痛みは変わらず、ナイフ、スプーンを持つのも痛い状態です(手の腫れは若干治まった感じですが、手が黒ずんで、シワシワが出来ました)。この治療法でよろしいのでしょうか? 痛みがひどく大変憂鬱な生活を送っております。どうぞ、宜しくお願い致します。

タキソテールの皮下の漏れでは、その量で大分反応が違います。漏れた部分の状態によりますが、取りあえずはこれまで行ってきた方法が一般的と思います。可成り深層に漏れが及んだ場合は、その治癒は遷延します。まだ日が浅く、以後次第に改善の方向に向かうと思いますが、皮膚の表面に壊死が広く残るようなら、形成外科的な処置が必要になることもあります。(文責 石田)

 

No.3073】 04年11月03日   MY 
術後の治療法(HPNo.2998-2

HPNo.2998でお答え頂いた者です。ありがとうございました。手術は無事済み、今、病理結果待ちです。センチネルの結果、リンパ転移は−、また断端も−でした。術前では、1cm、NG1ということから、リンパが(−)なら化学療法は避けられると思っていたのですが、病理の結果次第では化学療法もありえると言われました(ERは術前では±でしたが)。病理でどんな結果が出ると(ER−以外)、化学療法の対象になるのでしょうか。増殖因子の速度、静脈侵襲の有無などでしょうか。また、術前にも、「多分乳管に沿って行かないで、そこで留まっているタイプ」と言われましたが、術後にも「乳腺に沿っていってなかった」と言われました。これは、がんの病理的分類では、どんな種類のがんだと考えられるのでしょうか。今はただ結果を待っているしかないのかもしれませんが不安です。特に今回質問させていただいた事が、一体どういうことなのかと不安です。どうぞ、よろしくお願いいたします。

一般的には化学療法を行うにはRisk groupでHighに入るものです。その中には年齢30以下、ER-、 リンパ節転移+、腫瘍径2cm以上(1cm以上とすることもあります)、組織的に悪性度が高いもの(細胞の分化度Grade分類)等です。乳管内にとどまる、所謂 非浸潤癌は化学療法の適応から外れます。(文責 石田)

 

No.3072】 04年11月02日   J.N. 
骨転移の痛みについて(HPNo.2279-4)

以前HPNo.2279で相談させて頂いた者です。その節は有難うございました。肺と骨(骨盤と大腿骨)に転移していた為、タキソールを3週続けて4週目にアレディアの点滴という治療を、5月から10月まで半年間行っていました。効果を見るために、先月、肺のCTと骨シンチをやったところ、肺の腫瘍はかなり小さくなっていたのですが、肋骨に新たな転移が見つかりました。肋骨の痛みはまだ全然ないのですが、最近、足腰の痛みが強く(特に足の付け根)、主治医にお話して、痛み止めをロキソニンからボルタレンに変えてもらいました。最初はかなり楽になったのですが、今はボルタレンもあまり効かなくなってきています。肋骨の転移がわかった時点で、主治医からは、「抗がん剤を変えてみようか?」という話があり、今週からCEFを始めることになりました。骨転移の状況を見ながら、CEFを半年くらいやる予定です。
そこで質問があるのですが、CEFは骨転移に特に有効な抗がん剤なのでしょうか? それとも、タキソールが効かなかったので、今までやったことのないCEFが選ばれたということでしょうか? それから、足腰の痛みですが、CEFをしばらくやってみて、それでも痛みが治まらないようだったら、また痛み止めについて相談したほうがいいのでしょうか?
現在は、痛みのために夜寝付かれないことが多く、痛みのコントロールがうまく出来ていない状況です。ボルタレンに変えてからまだ1週間しか経っていないのですが、こんなに早く効かなくなることもあるのでしょうか? あまり早くから強い痛み止めを使ってしまうと、もっと痛くなった時どうするんだろうという心配もありますし、でも痛みを我慢する必要もないと思いますし、早いうちに主治医に相談すべき問題でしょうか? 以上、CEFと痛み止めについてご指導頂ければと思います。よろしくお願い致します。

痛みは今は我慢する必要はなく、さらに鎮痛薬を変更したり、増量したりする必要があるので、痛ければすぐに主治医に言うべきです。CEFは乳癌では標準的な治療薬ですのでお勧めします。特に骨に効くと言う事も言えませんが、脳以外のすべての転移には有効です。また骨転移の治療薬として、アレディアが近いうちに保険適応され、90mg使えるようになる予定と聞いています。アレディアの増量も有効と思います。(文責 石山)

 

No.3071】 04年11月02日   S.K.
腋の下にしこりができました

突然メールでの質問、失礼します。私は25歳で2才の子供がいます。3日前に突然左脇にしこりがあることに気がつきました。直径1センチくらいで、見た目も明らかに隆起していて、手でつまむこともできます。触ると少し痛みます。相談室を検索して同じような症状をいくつかみつけたのですが、乳がんとリンパの炎症というのはどのように見分けたらいいのでしょうか? 触って痛ければ、ただの炎症と思っていいのでしょうか? 生理中だったのですが、副乳というのは突然なったりするものなのですか? 大丈夫だという思いと、もしそうだったら・・・という思いで悩んでいます。いろいろな質問をしてしまいましたが、どうか宜しくお願いいたします。

やはりそれは言葉では表現しにくいので、早く専門医の診察を受けるのが良いと思います。専門医が触ればすぐにわかる事も多く、悩む意味はないと思います。 (文責 石山)

 

No.3070】 04年11月02日   K.O.  
センチネルリンパ生検について

はじめまして。センチネルリンパ生検について教えて頂きたくメールさせて頂きました。3年ほど前に胸のしこりが気になって、病院で細胞診まで受けたものの、結果は良性で、その後の定期検診でもずっと良性でしたが、別の病院でこの9月に摘出生検を受けた結果、がんであることが分かりました。腫瘍は非浸潤と浸潤の両方が存在し、いずれも2cmで、CT、骨シンチ、エコーの結果、転移はないとの事でした。現在通院している病院ではセンチネルリンパ生検を受ける事が出来きます。リンパは転移がなければ取りたくないとは思うのですが、その方法がまだ標準化されていないと言う事に不安を感じます。メリット、デメリットを教えて頂けませんでしょうか? その病院は大学病院で、その方法を積極的に取り入れようとしていると思います。主治医はしばらく学会で、次回の診察がかなり先になります。第三者の意見も聞いてみたく、ご相談させて頂きました。よろしくお願い致します。

標準化されていないというのは、乳癌の場合その治療で良いかどうか一般には10年生存率が出て初めて判断できるので、その事はデメリットです。それ以外は慣れた施設でやるのであれば、メリットは大きいと思います。いつ頃からどれくらいの症例にやっているかが一つの目安と思います。良く聞いてから判断してください。(文責 石山)

 

No.3069】 04年11月02日   M.I
白血球減少症

03年5月左乳房温存手術、同8月より放射線開始、同10月よりノルバデックス服用開始で、現在服用1年目なのですが、過日の会社の健康診断で件名の症状を指摘されました。放射線終了直後で3070程度、過日は3000でした。
@ これはやはりノルバデックスの副作用でしょうか?
A 白血球は免疫力を司るところかと存じますが、それが減少する=再発しやすくなるという事ではございませんか?
B 白血球を増やすため(あるいは減らさないため)に日常生活(食生活等)で気をつける事はございますか?

いずれもノルバデックスとの関係は少ないですし、3000というのは健康な人でもあるので、あまり心配ないと思います。手術前の白血球数を主治医に聞いてみてください。もともと3000程度の方かもしれません。再発とは無関係です。(文責 石山)

 

No.3068】 04年10月26日   F.K.
放射線治療後の事

はじめまして。43歳独身、6月初めに温存で左乳がん手術をいたしました。7月1週目から8月にかけて25回50グレイの放射線治療を終えて、2ヶ月半ほど経過したところです。日焼けのような後は随分薄くなってきていますが、放射線をかけた所のみ汗を全くかかず、先日運動してとても汗が出たのですが、左胸のみサラサラな状態で放射線の影響を強く感じました。汗腺は戻ってくるのでしょうか? 温存後少し形成をして頂き、脂肪をずらして形を整えたと主治医の先生がおっしゃいました。よろしく御願いいたします。

汗腺は戻ってくる可能性はありますが、その確率は高くないと考えます。(文責 石川)

 

No.3067-1】 04年10月26日   K.T.
骨転移診断について 

北海道在住、56歳です。乳がんによる骨転移についておたずねします。乳がん手術をして13年目になります。8月末、今までに経験したことのない腰の痛みがあり、骨転移を疑い、地元のガンセンターを受診しました。骨シンチ(腰部)・MRI・レントゲン・血液検査等を受け、骨シンチでは2ヶ所、MRIでは1ヶ所に異常がありましたが、決定的なものではないということで、乳腺外科の医師の指示により整形外科を受診しました。
整形外科の診断では、「転移ではなく、ヘルニアかギックリ腰ではないか」ということでしたが、私としてはこの診断に納得できず、乳腺外科の医師に伝えたところ、「はっきり転移ともそうではないとも言えないが、放射線科では転移の可能性があるとの診断なので、しばらく様子を見て3ヵ月後に骨シンチをしましょう。もし、転移であれば完治はできず、治療開始時期による今後への影響はありません。」ということでした。現在、強い痛みはないものの依然として続いており、腰以外にも痛みがあります(これは心配ないと言われているのですが・・・)。このままでは、転移が広範囲に広がるのではないか不安があるのです。何か変化が起きた時にはすぐ受診するつもりですが、このまま何もしないで3ヶ月待つしかないのでしょうか。ご助言ください。宜しくお願いいたします。

再発の場合、治療開始時期は早いほうが、予後が延長できなくても、少なくともQOL(生活の質)の低下は防ぎやすいと思います。このまま何もしないで3ヶ月待つより、1ヶ月ごとに受診されてはいかがでしょうか。(文責 石川)

 

No.3067-2】 04年12月12日   K.T.
骨転移について

10月24日に質問させていただいた者です。その節は早速お返事をいただきまして有難うございました。その後、主治医に話しましたところ、セカンドオピニオンをすすめられ、後日そのようにしたいと申し出ました。私は他の病院でのセカンドオピニオンを希望したのですが、主治医が検討した結果、同じ病院内の整形外科で、前回とは別の医師の意見を求めることになりました。11月19日に9月の検査で最も強く出た場所のより詳しいMRIとCT検査を受けましたが、「前回より影が薄くなっており良くなっているようで、転移であれば影が薄くなることはありえないことで、もっとひどい痛みが出るはずです。」ということでした。ただ、現在も腰に違和感と鈍痛があり、骨盤、上背部、胸骨にジワジワとした痛みが出たりします。又、11月より両手両足にチリチリとした痺れ感があるのですが、「心配ないでしょう。」と言われています。精神的なものからの症状なのかも知れませんが、痺れの症状は良くないと書かれた本を目にした事があり、麻痺が起きるのではないか不安でおります。次回は1月12日に骨シンチの予定ですが、様子を見ていてもて良いでしょうか。(私としては他の病院を改めて受診することも考えています。主治医からセカンドオピニオンのすすめはありましたが、現在受診している病院がガン専門であるためか、検査資料を借りて他の病院にセカンドオピニオンを求めることはなかなか困難であると思われます。) 骨転移の骨形成について教えていただきたいのですが、それによって骨転移の判断が困難になることはないのでしょうか。

検索をしていましたら次のような報告を目にし、お尋ねしました。 東邦大学大森病院第一放射線科 津布久雅彦先生 306定例会「骨転移の画像診断 骨シンチグラフィーを中心に」の文中に、「骨転移は、造骨型(骨形成型) 溶骨型(骨融解型) 骨梁間型に分類される。」という部分があり、溶骨型、骨梁型については理解できたのですが、造骨型(骨形成型)が解らず質問させていただきました。もう一度前後を読み直し、造骨型(骨形成型)は骨形成が亢進するため骨シンチでの集積が強くなると理解しました。お忙しい中、申し訳ございませんでした。宜しくお願い致します

骨転移の診断は難しいのです。特に、10年過ぎての再発となると再発の可能性も否定できないし、再発でない可能性も否定できません。私個人の考えは主治医の先生と同じで時間をかけて診断するしかないと思います。幸い無病期間が長いので、万が一転移だったとしてもそんなに急速に悪化することは考えにくいと思います。どうしても心配な場合、セカンドオピニオンも良い方法だと思いますし、PETもお勧めの診断法の一つだと思います。確かに転移が進行して痺れがでることがありますが、メールの内容からはそのような痺れではないように思えます。”骨転移の骨形成”というのが、造骨性転移のことだとしたら、特別診断が困難になることはありません。(文責 清水)

 

No.3066】 04年10月26日    ぴこさち
非浸潤ガンと診断されて

今年の7月半ばに左乳房の左側上部に押されるような痛みを覚え、検診センターで触診とマンモグラフィーの検査を受けたところ、触診ではしこりに触れることはないが、マンモグラフィーの結果は、微少な石灰化が見受けられるので要精密検査とのことでした。その後MRI、エコー、細胞診、マンモトーム生検などを、何回か病院を変わりながら受けたところ、ようやく10月の初めに非浸潤性乳管ガンと診断されました。結局痛みという自覚症状を覚えてから、乳ガンという診断を受けるまでに二ヶ月半かかりましたが、現在は4軒目の病院で、これから受けるMRIの検査結果を待って乳房の切除する範囲を決めるという状態に置かれています。最初の頃の病院ではガンの大きさは5ミリ程度といわれましたが、ガンの広がり具合によっては全乳房切除をすると言われています。術後2週間ほどでガン細胞の病理検査の結果が出るそうですが、現時点での治療方針は、乳房を全て切除しても放射線療法を一日5〜10分、6週間行い、その後ホルモン療法(経口)を5年間行うということでした。自分なりに調べたところ、放射線療法は温存術をとった時に行われるもので、全摘をした後にまで行う意味があるのでしょうか。また、リンパ節も取るとのことなのですが、非浸潤ガンでそこまでの必要があるのでしょうか。それともそこまでするということは浸潤ガンの疑いも高い可能性として捨てきれないということなのでしょうか。また、非浸潤ガンの中には、そのままにしても浸潤ガンにならないガンもあるようなのですが、結果的にここまで放置してしまったのなら、あと一年間ぐらいはこのまま様子を見ても特に命にかかわることはないのでしょうか。この三ヶ月半は、もしガンだったとしても非常に早期の発見だから大丈夫という気持ちと、転移が進んでいて長いこと生きられないかもしれないという不安の狭間にあり、精神的にまいってしまっています。この後の手術やその後の治療などを考えると、今の精神状態で乗り越えられるかどうか非常に不安です。素人のわかりづらい説明で申し訳ありませんが、御意見をお聞かせいただければと思います。

ご指摘の通り放射線療法は温存術をとった時に行われるもので、非浸潤性乳管癌で乳腺全摘をした後は行わないのが普通です。行う意味はないと考えます。術前、または術中に非浸潤癌と分かれば、リンパ節郭清も不要なのですが、術後に病理検査でやっと診断がつく場合も少なくありません。非浸潤癌とわからなければ、浸潤癌の疑いがあれば、リンパ節郭清は多かれ少なかれ行われることになります。非浸潤癌でも、いつ浸潤癌になるかわかりませんので、手術は早いほどいいと考えられます。HPNo.3046のご返事も参照して下さい。(文責 石川)

 

No.3065】 04年10月26日   T 
3 度目の転移

私の母は、現在54歳で7年前に乳癌となり、乳房温存術を受けました。その3年後にせん椎に転移し、またその2年後に左肋骨部に転移し、両転移とも放射線療法を受けました。また新たに今、せん椎に転移したようで、入院し放射線療法を受けることになりました。2週間おきに受診し抗がん剤も服用しているにもかかわらず、このように何度も転移をするのですか? 母の余命は短いのですか? もうすぐ母は入院し、治療を受けます。先生とのICはまだ取れていません。私は、Dr.に何をどのように聞いたらいいかわかりません。また、母の話によると、先生は今回は手術をするか放射線療法でいくか悩んだそうです。私は看護師ですが、あまり乳癌について知識がありません。すみませんが教えてください 。

頻回に受診し抗がん剤治療しても、無効で何度も転移を起こす癌があります。悪性度が高い癌ということになります。予後は厳しいと考えなければなりません。(文責 石川) 

 

No.3064-1】 04年10月26日   Y.C
Tisについて

59歳、閉経後女性の乳がんについてお伺いします。左乳房全摘術、リンパ郭清をし、病理診断でTis、リンパ節転移なしと診断されました。ホルモン受容体、HER2レセプターの結果待ちの状態です。術後補助療法についてご質問させてください。主治医の先生からは抗がん剤の必要はないとの説明を受けました。ホルモン療法については、結果次第で検討するとのことです。Tisの場合、ホルモン療法を受けた場合と受けない場合では、予後はどの程度変わるのでしょうか? またその他の部位への癌の有無について、PETの有効性はどの程度でしょうか? よろしくお願いいたします。

Tisは非浸潤癌のことをいいます。HPNo.3046のご返事にもありますが、転移はないはずなので、また乳房切除(乳腺全摘)術を受けているので、基本的にはホルモン療法も行わないでいいはずです。ホルモン療法を受けた場合と受けない場合では、予後は殆ど変わらないと思います。非浸潤癌ではPET検査は原則的に行いません。因みに、再発癌で転移があるのにPETでわからない場合はいくらでもあります。(文責 石川)

 

No.3064-2】 04年11月15日   Y.C
非浸潤癌の補助療法について

以前HPNo.3064ご相談させていただきま.した。その際はご回答ありがとうございました。非浸潤性乳管癌と診断され乳房全摘術を受けました。その後病理検査の結果で、ホルモンレセプター(−)、HER2 (3+)、核異型度2でした。主治医の先生より、希望があれば経口抗がん剤3年とヒスロン2年、もしくはヒスロンのみをとの説明を受けました。非浸潤癌で全摘術を受けている場合、補助療法は不要との資料が多いようですが、行った場合としない場合では、どの程度の違いがありますでしょうか。ご回答よろしくお願いします。

全部が非浸潤癌であれば確かに術後補助療法は必要ないと考えます。ただし病理学的に全部を完全に検査しきれるわけではなく、複数の割面から全体像を推定することになります。ひとつHER2は浸潤部で判断すると思われるので、3+という結果が出ているということは一部に浸潤巣がある可能性があります。この場合ホルモンレセプターが陰性ですから化学療法が推奨されることになります。(文責 片山)

 

No.3063】 04年10月26日    M・M 
各検査の件

51才です。右全摘出の手術の後に脳・胸・お腹などのCT検査をし、骨シンチの検査もしました。結果は問題はありませんでしたが、病理細胞の結果でリンパへの転移があり、リンパの手術をすることになりました。リンパの手術前に、もう一度すぐに検査の必要があるでしょうか? よろしくお願いします。

短期間で変化は出ませんので、手術の前に、もう一度すぐに検査する必要はありません。(文責 石川)

 

No.3062】 04年10月25日   M.H.
抗癌剤の効果についての疑問

初めて質問させていただきます。7月末に乳癌の手術を受けました。当初の検査では2センチ弱の腫瘍という事でした。手術時にリンパ節への転移と、乳房内での広がりがわかり、乳房を12センチ切除しましたが、術後の検査により取り残しが発覚しました。現在抗癌剤を投与中です。CEFの点滴を3Wに1回、4サイクルの予定で10月21日に4回目が終了しました。抗癌剤投与後も生理が止まる事はなく、以前は4Wに1回だったのが、3Wに1回と周期も短く、出血も激しくなりました。担当医に相談したところ、抗癌剤が効いていない恐れがあるとの事で、再度CMFの投与を6サイクル行うと言われました。M、Fは点滴、Cは飲み薬により服用します。併せてノルバテックスを飲用すると聞いております。再発した場合は手の打ちようがないという事も聞きました。

1)生理が止まらないイコール抗癌剤が効いていないと判断すべきでしょうか。
2)抗癌剤の効果が得られない場合、放射線、ホルモン療法も無意味でしょうか。
3)CEFをCMF+ノルバテックスに代える事は生理をとめる事が目的なのでしょうか。

以上、分かり辛いとは思いますが、ぜひアドバイスをお願いします。

1)生理が止まらないイコール抗癌剤が効いていないというわけでもありませんが、生理が止まっているほうがより有効な可能性が高いと考えられています。
2)抗癌剤の効果が得られない場合、放射線、ホルモン療法も無意とは言えないと思います。
3)CMFは生理を止めやすい抗癌剤で、ノルバテックスもホルモン剤で生理をとめる事も重要な目的にしているように思います。(文責 石川)

 

No.3061】 04年10月25日   N.H. 
胸のしこりについて

都内に住む32歳主婦です。9月初め頃断乳して、今になって脇の下と乳房の外側に、違和感がある程度の痛みをたまに感じるようになりました。母乳外来の診察によると、乳腺炎になったまま断乳した為、胸にしこりが出来ているとのこと。痛みはそのうち無くなるでしょうと言われ、次の子供の時には母乳外来に通いながら断乳するようにとも言われたのですが、しこりはそのまま放って置いて大丈夫のでしょうか? また最近耳の下あたりの首筋にも少し違和感を感じるようになり、乳癌ではないかとスゴク不安になっています。アドバイスよろしくお願い致します。

乳汁が溜まってしこりができた可能性が高いと思います。これはなかなか消失しませんが、徐々には小さくなります。乳癌が100%否定できたわけではありませんので、心配でしたら乳腺外来受診してください。穿刺すればすぐ乳汁かどうか分かります。(文責 石川)

 

No.3060】 04年10月25日   U.O. 
左胸の痛み

はじめまして。 全体のQ&Aをみましたが、ぴたり当てはまるものが見つけられません。33歳独身ですが、ここ1年ほど左の乳房に突然ぴりぴり、ちくちくとした痛みが起こることがあります。たまにはかなりの激痛もあります。特に作業中とかでもなく、突然です。場所は乳首を真ん中に考えると、身体の中心よりの部位が多く、全体が痛むこともあります。数秒で痛みは引きます。近頃は少し多く、強くなりました。張り、しこりは感じませんが、ひたすらに左の胸が痛いという感じです。生理日程なども特に影響ないようです。ほかに左半身だけ考えますと、左手の関節が半日痛んだこともあったり、左肩に突然激痛が走ったりとなります。「肋間神経痛では?」とも思うのですが、あばら骨が痛いとかは感じません。よろしくご返事くださいませ。

肋間神経痛か、乳腺痛の可能性を考えます。専門医を受診して、ご相談下さい。(文責 石川)

 

No.3059】 04年10月25日   zh
石灰化について

はじめまして。33歳、既婚、産暦なしの女性です。9月18日検診で、マンモグラフィー撮影(5枚ぐらい)、右側石灰化発見されました(4、5粒、1mmぐらい、カテゴリ3)。3枚のフィルムをもらって、10月21日専門病院精密検査を受けました。エコー検査は、はっきり写っていないでした。先生は私の持っていたフィルムを見て、石灰化は外側か内側かわからないので、もう一回マンモグラフィー撮影をしました。左2枚、右8枚(腋下に近く、撮りにくいため)。来週マンモトーム生検。生検は40〜60分かかるそうです。お聞きしたいのですが、そんな頻度の放射線被爆は大丈夫でしょうか?
来週マンモ針生検の予定ですが、クリップを残すそうです。それはいつまで残りますか? クリップを残さなくてもいいですか? クリップを残す利点(マーカ?)と欠点を教えていただけませんでしょうか?
石灰化は乳がんの超早期の兆候ですよね。超早期でも、すでに転移した、進行している可能性がありますか? 体のほかのところに転移した症状は何ですか? 21日石灰化部分の上のところ(肩胛骨の下)を押したら、少し痛い感じ、右手もだるい。22日午後、左肩が腫れているような感じ、押したら少し痛い。30分後、痛みが消えたら手がだるくなりました。その後、右手を頭の後ろに置き、右手の腋毛のあるボールみたいなところを押したら、少し痛くて。深夜寝る前、左足がだるくて骨疏鬆症みたいです。23日、ほとんどの症状がなくなりました。それは、どういう意味ですか? 石灰化は腋下に近いので、すごく気になります。忙しいところ、どうもすみません。ご回答お願いいたします。

その程度なら大丈夫と考えます。放射線被爆は少ないほどいいのですが、癌の疑いがあるときには止むを得ないと考えます。来週マンモ針生検クリップを残すとマーカ−になります。マンモトーム生検で決着がつかなかった場合、摘出生検を行う時非常に役に立ちます。普通金属製のクリップなので摘出しなければいつまでも残ります。これが外から触ってもわかるということはまずありません。
石灰化は必ずしも超早期の兆候とは言えません。したがって、すでに転移したり、進行している可能性があります。転移は他の乳癌と同じで、色々な症状が考えられます。癌の転移による症状としたら、まず持続しているはずです。だから癌の転移によるものではなさそうです。(文責 石川)

 

No.3058】 04年10月25日   D・K
母の乳がんについて

初めまして。相談というより質問なんですが、お母さんが1年前に乳癌で手術をして、それは無事に終え抗がん剤治療も頑張って受けました。そして昨日なんですが、去年の11月からなかった上がったはずの生理が昨日きたと言うのです。生理か自分でも分からずに出血したみたいで・・先生は上がったと言ってたので子宮の方かと心配してるみたいで、心配です。ホンルモンバランス(アリミテックス)の薬も飲んでるので、その副作用とかも考えられるんでしょうか? 丁度、来週に1年検診の結果が出るのですが、本人もそれまで不安みたいで、少しでも安心させてあげたいのです。考えられる範囲でいいので、教えていただければ思いメ−ルさせていただきました。よろしくお願いします。

ホンルモン剤の影響も考えられますが、婦人科疾患の場合も有りますので、婦人科も受診して下さい。(文責 石川)

 

No.3057-1】 04年10月25日   K 
抗癌剤治療について

抗癌剤治療について教えて下さい。これまでの状況は以下の通りです。
30歳代、女性。診断名は浸潤性乳ガン、ステージII、右胸上部、腫瘍の大きさは3.9mm、疼痛なし。
平成15年9月 乳癌検診で腫瘍発見。細胞診の結果、乳腺症と診断。
平成16年3月 腫瘍の腫れと疼痛により乳腺外科で検診。細胞診の結果:ClassII、 穿刺吸引細胞診の結果:浸潤性乳癌ステージII、 当時の腫瘍の大きさ:約3cm、 ホルモン受容体(ER,PgR):陽性、 Herceptest::0、 乳房CT、MRI、エコー、骨シンチの検査結果: 転移なし、 化学療法と手術、放射線治療を勧められるが治療せず。
平成16年9月  乳房CT、エコー、骨シンチの検査結果:転移なし、 腫瘍の大きさ:3.9mm。 下記の2つの病院でセカンドオピニオンを受ける。
●病院A 
[治療方法] 術前化学療法、手術、術後化学療法(AC療法1回/3weekを4クール、タキソール4クール)
[医師のコメント]
検査結果により転移なしとのことだが、現段階で見えないガン細胞が散らばってる可能性があるので術前化学療法をすすめる。アドリアマイシン1クール目で腫瘍の縮小状態が判明するので有効性のない抗癌剤は合わないと判断してすぐ他の抗癌剤を投与。術後に自分に合う抗癌剤を探す意味もあるとのこと。40歳未満の乳癌患者の5年生存率は6割くらいであり抗癌剤の1クール目で効き目がない場合は予後が悪く、約1年くらいで亡くなることが多い。手術については腫瘍の縮小状態により、温存、全摘等の決定。

●病院B
[治療方法] 術前化学療法(EC療法1回/3weekを4クール、タキソテール4クール)、手術、術後は未定
[医師のコメント]
腫瘍の縮小の有無に関わらずEC、タキソテール全てのコースを終了させる。腫瘍が皮膚に少しくっついているので手術する時はその部分も切り取る。手術については腫瘍の縮小状態により、温存、全摘等の決定。この病院のホームページでは化学療法についてACとタキソールの説明をしていたが、実際に勧められたのはECとタキソテールだった。違いを聞いたがアドリアマイシンとエピルビシンの効能はほぼ同じで、アメリカではアドリアマイシン、欧州ではエピルビシンが主流で、今後はエピルビシンが主になっていくだろう。

【質問事項】
@ 現在の私にあう抗癌剤の組み合わせはどちらか。
  ■1.AC+タキソール (各4クール)
  ■2.EC+タキソテール(各4クール)

A 1〜2クール目迄で抗癌剤による縮小が見られない場合はどうすべきか。
  ■1.最初の抗癌剤とは別の抗癌剤を2クール目くらいから試す
  ■2.そのまま同じ抗癌剤を最後まで続ける
  ■3.抗癌剤が効かないと判断して投与を止めて手術する

B @の療法の効果、副作用の違いはどういう点か。

まとまらない文章で申し訳ありません。お忙しいところ申し訳ありませんが、ご返答をお願い致します。

@ 2.EC+タキソテール(各4クール)の法が副作用が少ないと考えます。
A 1.最初の抗癌剤とは別の抗癌剤を2クール目くらいから試すか、3.抗癌剤が効かないと判断して投与を止めて手術を選択するのが一般的と思います。
B Eは主に心毒性が低い(値段は高い)ことの違いと思います。(文責 石川)

 

No.3057-2】 04年11月03日   K 
センチネルリンパ節生検について

お返事ありがとうございました。実家の新潟が被災地になった為、今週は帰郷しており、メールを拝見するのが遅くなりました。すみません。もう一つ質問をさせて下さい。センチネルリンパ節生検についてですが、術前化学療法を行う場合はしないと言われたのですが、ガンが転移しているかどうかを知ることができないことになるのでしょうか。抗癌剤を使用する場合はセンチネルをしないとい方法は一般的なのでしょうか。その病院だけなのでしょうか。リンパ節郭清は転移の有無に関わらず行いたくないと思っているのですが、生検によって自分の状況は知っておいた方がよいのではと思ってしまいます。申し訳ありませんが教えて下さい。

センチネルリンパ節生検は手術時、リンパ節廓清をどこまで行うかのの指標ですので、最初から廓清を行う予定であれば行う意義は少なくなります。また手術前化学療法を行うのであれば、生検の適応はないと思います(診断的意義がなくなる)。リンパ節廓清を希望しない場合は転移の有無がわかりませんので、転移があるものとして治療を行うしかありません。 (文責 石田)  

 

No.3057-3】 05年01月06日   K 
抗癌剤治療について

昨年はお返事を頂きありがとうございました。申し訳ありませんが、また伺いたいことがあります。2004年11月から術前抗癌剤投与(EC)を始め、12月末に2回目を終えました。副作用により常に胃腸がもたれている状態です。3回目投与前に、抗癌剤により腫瘍が縮小しているかを確認するためにエコー、MRI検査を希望しました。縮小していないようであればクール数の変更をしたい旨を伝えたところ、主治医は8クール全てをしないのであれば他の病院で治療をうけてもらってもかまわないと言いました。この病院の方針に従って最後まで抗癌剤を受けるべきか、また細胞検査から全ての検査を行う別の病院へ変わるべきか悩んでいます。患者には自分の意見を言う権利はないのでしょうか?お忙しいところ申し訳ありませんが、宜しくお願いいたします。

基本的に腫瘍が縮小しているならば、初めに計画した化学療法を継続します。ひどい副作用が出現しない限りは、途中でクール数、投与量、投与間隔を変更することはありません。また、腫瘍が増大してくる場合は、治療計画からの脱落ということになるので、抗がん剤を変更するか手術を前倒しにするかの選択になります。この場合、確立された方法がないので、主治医と患者さまで相談して決めることになります。一般的には手術治療へ切り替えることが多いようです。あなたの主治医が勧めている化学療法は、エビデンス(欧米での臨床試験の結果)に沿った標準的な治療法だと思います。しかし、エビデンスに沿っていれば「Yes」、これから逸脱していれば「No」というわけではありません。治療を受けているのはあなた自身なのです。もし治療方針に疑問があるのならば、主治医にあなたの意見を相談するべきだと思います。それでも納得できない場合は、他の施設でセカンドオピニオンを受けるのもよいでしょう。いろいろな意見を聞いた上で、現在の治療を継続するか、自分なりのオプションを施すかを決めれば良いと思います。最終的には自分で納得できる治療を選択するようにしてください。(文責 千島)

 

No.3056】 04年10月25日   Y.O. 
しつこい癌

私の母(59歳)の癌についてお伺いします。母は4年前の10月に右乳癌(2cm)と診断され、温存療法(リンパは切除)、抗がん剤(薬剤はわかりません)、放射線治療を受けました。しかし、2年前の10月、同じ場所にまた癌が見つかり、今度は全摘し、抗がん剤(点滴2回のみ)を受けました。さらに昨年10月、全摘したまわりに小さな腫瘍がポツポツと肉眼で見てもわかる為、調べた所、癌でした。専門的な事はわからないのですが、母の癌は血液数値(腫瘍マーカー?)に現れにくく、縦隔に目に見えない癌細胞が潜んでいるのではないかとの説明を受けました。切除した後は全摘していた為、腹部の皮を右乳部に植皮するような感じで行いました。その後12月〜2月まで抗がん剤を点滴し、3、4月には左側に放射線をあて、5月から現在に至るまで月1回抗がん剤点滴をしています。ところが、4月頃から手術部位周辺に小さな湿疹のようなものができ、6月には湿疹は水泡のようになり、今月は小さな血の塊となっている所もあります。かゆみも伴っています。一時は皮膚科受診もしましたが原因もわからず、軟膏薬を変えるばかりでした。心配になった母は主治医に検査の依頼をした所、ようやく組織を調べて見ると、結果はまた癌という事でした。まだ結果が出たばかりなので、また精密検査をして、今後抗がん剤を変更するような感じです。手術はできない感じです。抗がん剤、放射線を繰り返していても癌はよくなる訳でもなく、もうどうしていいのかわかりません。母の体力も心配です。
1) よく聞く乳癌の症例と違う感じがしますが、いま述べた症状も出るのでしょうか? また主治医の説明もあまりよくわからないので、今後の治療も不安です。
2) 今さら病院を変える事もできるのでしょうか?(3回目の時は癌センターを受診しましたが、今の治療で間違いはないと言われ、元の病院へ戻りました)
3) 今後の治療はどうすべきなのでしょうか? 抗がん剤で小さくなる可能性もあるのですか?

長い文章ですみませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

1) 乳癌の再発形式として、このような前胸部の皮膚再発(転移)は珍しくはありません。
2) 今までの治療で特に問題は無いと、私も考えます。病院を変える事もできる(引き受けてくれる病院はある)とは思いますが、あまり得策とは思われません。
3) 今後の治療は抗がん剤、放射線などで対処していくしかないと思います。抗がん剤で小さくなる可能性がないとは言いませんが、経過からみて悪性度は高く、治療抵抗性なので難しいと考えます。(文責 石川)

 

No.3055】 04年10月25日   ゆきぽん
乳癌の術後治療について

ホームページを拝見しました。母のことなのですが、少し疑問に思うことがあり、メールしました。術後の治療についてなのですが、教えてください。先月10/27日、乳癌の手術を受けました。大きさは1cmで、温存手術だったのですが、リンパ節も取りました。今日、母から結果が出たと連絡があったのですが、良性の乳癌と乳腺炎と両方あったといわれたそうです。リンパ節への転移はなかったそうです。私は手術前にだけ説明を聞けたのですが、術後放射線治療とホルモン剤治療(ホルモン剤の効果があるものの場合)、それからリンパへの転移があれば抗がん剤もと聞いていました。それが放射線治療だけでいいといわれたそうなのです。私の主人の母はホルモン剤もしたといっていたので、何故しなくていいのか疑問に思ってしまったのです。ホルモン剤治療をしない場合というのは、どういうことなのでしょうか? そういうこともあるのでしょうか? お忙しい中すみませんが、お答えしていただければ幸いです。

ホルモン剤治療をしない場合というのは、ホルモン・リセプターが陰性、また陽性でも癌がとても小さくて、かつ悪性度が低いのでする必要が無いと考えられる場合になります。(文責 石川)

 

No.3054】 04年10月25日   K  
放射線の治療中です(HPNo.2650-5)

HPNo.2650で質問させていただいています。いつも適切なアドバイス、有難うございます。37才、閉経前、子供8才と3才です。7月に左乳房温存手術+センチネルリンパ節生検をしました。補助療法は、ホルモン治療(ゾラ+アリミデックス)と放射線(治療中、2グレイ×25回の予定)です。腫瘍径25×8mm、ER(2+)、PgR(2+)、HER2(3+)、 Grade 2、f(+)、ly1、v0、n0[0/1] LN level1:(0/1)

1) 病理の結果、「Carsinomaが下方の剥離面より1mm離れている箇所があります(写真では5カ所)」とあり、 断端陰性ではあるものの、まだ癌が残っているのではないかと心配です。どう思われますか? また、放射線で乳房内に残ったガン細胞は死滅するのでしょうか?
2) リンパ管侵襲がみられる」とあり、(腫瘤経が25ミリあったのに、センチネル生検だったので)、本当にリンパ節に転移がなかったのか心配です。センチネル生検の信頼性というのはどれくらいあるのでしょうか? リンパ節は1つしか取っていないようです。腫瘤の大きさ等を考えるとリンパ節に追加ブーストした方が良いのでしょうか?
3) 月に一度ゾラテックスを注射していますが、2,3ヶ月に一度注射すればよい薬があるそうですが、それについて教えて下さい。
4) HER2強陽性や年齢なども考慮して、再発や転移の可能性はどれくらいで しょうか。

お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

1) まだ癌が残って いる可能性があると考えます。しかし、放射線照射を行うので、乳房内に残ったガン細胞が死滅することは十分期待できます。
2) センチネル生検の信頼性というのはかなり高く、私共の成績では94%ぐらいの確実性があります。リンパ節に追加ブーストした方が良いかどうかは考え方、医師によって変わってきます。私は上腕浮腫が怖いので、腋窩に放射線照射するくらいなら、手術によるリンパ節郭清を勧めます。
3) 2,3ヶ月に一度注射すればよいホルモン剤が開発中ですが、まだ認可・発売されていません。
4) HER2強陽性、年齢、n0(?)、t?、f、ly1再発・転移などを考慮すると、再発・転移率は5年で10%前後、10年で20%前後と考えます。(文責 石川)

 

No.3053】 04年10月25日   minako
経過観察(HPNo.2994-2)

HPNo.2994です。先日は迅速なご回答、有難うございました。3ヶ月後まで待てず、お願いして、初診より2週間で細胞診を行いました。念入りにエコーで確認した所、石灰化と共に小さなしこりがあり、形からして癌の可能性が高いと言われ、エコー下の細胞診では、針を刺しながら「ごりごりしている、プラス(悪性?)っぽい」と言われました。結局、病理結果では『良性』という事で、ひとまずは胸をなでおろしたのですが、「いびつな形をしているので今後も経過観察していきたい」との事で、3ヶ月後に再診です。
1) この相談室でもあったと思うのですが、新たに悪性のものが出来る場合を別として、一旦『良性』と判断されたものが、悪性になる可能性は極めて低いのではないのでしょうか? 細胞診では、よく患部に刺さらなかった為、悪性を良性とされた等あるようですが、今回に限っては、エコー下で確認しながら刺したので、九分九厘大丈夫だと言われました。
2) 万一、良性が悪性に変わるとしたら、その確率はどれくらいですか?
3) 形がいびつ」というのは、そんなにも注意しなければいけないのでしょうか?
4) 私は以前の石灰化が殆どなくなっていました。このいびつなしこり(触診では触れず)がなくなる事はないのでしょうか?

以上、長々と申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

1) 良性のものが悪性に変化する可能性は極めて低いと考えられます。細胞診では病変部がちゃんと採取できたかが問題となります。エコー下で確認しながら採取したので、その可能性は極めて低いと思います。
2) 良性が悪性に変わる確率は極めて低いとしか言えません。
3) 「形がいびつ」というのは癌の特徴の一つなので、細胞診で良性と診断されても念のため注意が必要です。
4) このいびつなしこり(触診ではふれず)がなくなる事はありえます。(文責 石川)

 

No.3052】 04年10月25日   MH
乳腺症?

初めまして。いろいろと読ませていただきました。先日、集団検診で、触診、マンモグラフィーを受け、結果、右側の上部に石灰化が見られるということで精密検査をうけることになりました。昨年は、触診、超音波のみで、その際には乳腺症ということで、要経過観察という結果でした。今日、乳腺外来のある病院で、まずマンモグラフィーを取り、写真を見ながら説明を受けたのですが、特に気になるような石灰化はみられないと言われました。ただ、強いて言えば、右側のこの影のことかなーというようなことを言われ、超音波も受けることになりました。結果、右側には何も見つけられず、逆に左側にうすい影のようなものが、強いて言えばあるということでした。先生は、「まあ問題ないと思います」とおっしゃって、念のため細胞を検査しておきましょうということで、注射器で採取しました。先生は乳がんの方の写真なども見せてくださり、それとは全く違っていること、自分の経験から問題はないと思っていると言って下さいましたが、結果が出るまで不安でなりません。マンモで写らず、超音波で写るといったことはあるのでしょうか。

どんな検査方法でも100%確実に診断できるものはありません。それで多くの検査方法を併用します。マンモで写らず、超音波で写るという場合はあります。(文責 石川)

 

No.3051】 04年10月25日   MM
乳首のかゆみ

はじめまして。ここ1年くらい前から乳首がかゆくて、下着に黄色いしみが付く程です。このかゆみが気になり、ネットで調べていたところ、『パジェット病』という乳がんがあることを知り、それではないかと心配でなりません。私自身は、その黄色いしみは分泌物というよりは炎症を起こした部分からのもので、乳腺からの分泌物ではないように思いますが、パジェット病の可能性もありえるのでしょうか? ちなみに私はアトビー性皮膚炎を持っています。

パジェット病の可能性もありえますので、念のため専門病院を受診してください。(文責 石川)

 

No.3050】 04年10月23日   M.O. 
針生検の必要性

初めまして。32歳で、8ヶ月の娘がおります。先日授乳中に左の上にしこりを見つけました。心配になり専門の乳腺外科に行きました。授乳中だから超音波、マンモグラフィをしても分かりにくいと言われ、それでも一応、両方の検査をしました。その結果、のう胞でしょうと言われました。私は針生検をしてくれないのかなと思いながら、言い出せませんでした。分かりにくいと言っていたのに、針生検をしないでのう胞だと信じていいのでしょうか。最後に断乳したらまた検査に来てくださいと言われたけれど、もし乳がんなら手遅れにならないのでしょうか。子供が生まれたばかりで、私に何かあると・・・と考えると怖くなります。宜しくお願いします。

授乳中でも針生検はできるので、してもおかしくはないと考えますが、一般的には強く癌を疑わないかぎり施行しないと思います。断乳後だとわかりやすいので、確認のため受診ということだと思います。癌を疑っているなら、授乳中でも短期間に、頻回に、再診となるはずです。(文責 石川)

 

No.3049】 04年10月23日   T
乳頭腺腫

32歳、独身です。3年ほど前に乳頭にかゆみを感じ、掻いてしまってからかさぶたになっては剥げ、なかなか傷が治らないため、婦人科・皮膚科を受診しました。色々な薬を試しましたが改善されなかったため、病院を変えたところ、パジェット病の疑いとのことで乳頭の一部を切り取り検査しました。結果は乳頭腺腫で良性と言われましたが、乳頭切除をすすめられました。今すぐに決断しなくても良いとのことですが、乳頭切除以外の治療方法はないものでしょうか? なるべくなら全部切らないことを望んでいるのですが・・・。どうかアドバイスお願い致します。

乳頭腺腫は基本的には良性なので経過観察が可能です。病理組織学的には偽浸潤像が認められたり、癌種と区別しにくいことも少なくないようです。そんなことから乳頭切除を勧められたのではないでしょうか。(文責 石川)

 

No.3048-1】 04年10月23日   H
リンパ節への転移について

はじめてご相談させていただきます。よろしくお願いいたします。妻(33才・子供なし)が1ヶ月ほど前に左胸にしこりを発見し、乳ガンと診断されました。手術前の検査(1ヶ月ほど前に実施)の結果、しこりの大きさは2p弱・悪性度はステージ3で、マンモグラフィではリンパへの転移は見られないとのことでした。ただ、MRIではリンパの入口あたりに2コくらい何か腫れているようなものが写っていると先生はおっしゃっていました。「手術をしてリンパをとってみないとわからないけど、多分大丈夫だと思うよ」とのことで、今日手術(左胸全摘出)が終わったのですが、「見たところ、明らかに転移しているような硬い黒いものはありません。ただ一部腫れているものがいくつかある。詳しいことは顕微鏡で見てみないとわからないが、それには2〜3週間かかる」と言われました。妻の姉が先日同じ病気で全摘出手術をしたのですが、その時はその日の内に転移していないと言われたそうです。
そこで質問したいのですが、
1) 顕微鏡で調べるのには、普通何週間もかかるものなのでしょうか?
2) リンパ節に転移しているというのは具体的にどういう状態をいうのでしょうか?
3) リンパ節が少し腫れているという場合、転移している以外に何が考えられるのでしょうか? またリンパ節に転移している可能性はどのくらいあるのでしょうか?

インターネット等で調べると、リンパ節への転移の有無が非常に重要と聞きますので、とても心配です。お忙しいところ申し訳ありませんが、アドバイスお願いいたします。

1) 病理組織検査に要する時間は病理医や検査技師の人数(マンパワー)によると考えられます。普通1〜2週間というところが多いと思います。免疫染色など特殊染色を追加検査するとなると、さらに時間がかかることになります。
2) 癌がリンパ節にもみとめられ、癌が拡がっている・進行している状態ということになります。したがって再発率が高くなります。
3) 生理的にもともと大きい場合もあり、急性や慢性の炎症でもリンパ節が腫れることがあります。リンパ節が小さくても転移が認められることがありますが、一般的には大きいほど、特に1cm以上で硬いものは転移している可能性が高くなります。(文責 石川)

 

No.3048-2】 04年12月12日   H
病理検査の結果について

以前HPNo.3048で、妻(33歳、子供なし)のことで一度ご質問させていただきました。その際はご回答ありがとうございました。ところで、1ヶ月ほど前に手術後の病理検査の結果が出たのですが、そのことでご質問があります。結果は、腫瘍の大きさは2p弱、リンパ節転移0/14、遠隔転移なし。グレード3。充実腺管ガンのT1cn0m0でステージは1期。腫瘍はあまり広がっていなくて、手術できれいにとり切れているとのことでした。また、手術後の補助療法はホルモン療法になりました。それと、ハーセプチンという抗ガン剤が良く効くと言っていました。ただ、その時にリンパ管侵襲・血管侵襲について聞いたところ、「それは気にしなくていいです。そんなことを気にしていてもドツボにはまるだけですよ。ただ、これは湿潤ガンということです」と言われました。結果については教えてくれなかったのですが、思わしくないような感じでした。そこでご質問があります。
1) リンパ管侵襲・血管侵襲はもし悪くてもあまり気にするようなことではないのでしょうか? それとも、湿潤ガンの人はみんなリンパ管侵襲・血管侵襲が悪いのですか?インターネットでは遠隔転移の可能性が高くなると書かれていましたが…。
2) ハーセプチンが良く効く人は予後が悪いとも書かれていたのですが、そうなのでしょうか? その時はてっきり薬が効くのだからいいことなんだろうと思っていたのですが…。
3) 以上のことから、再発率はどれくらいでしょうか?

お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

1) リンパ管侵襲、血管侵襲はないにこしたことはないのですが、主治医の先生がおっしゃるように、予後因子(再発を予見する因子)としてはあまり強いものではありません。
2) ハーセプチンがよく効く人というのは、Her2が強陽性ということだと思います。Her2も予後因子の一つですが、それ単独では再発を予見する力はあまり強くありません。奥様の場合はリンパ節転移がないので、予後は良好で、10年生存率は90%くらいだと思われます。しかし、St.Gallenのガイドラインでは35歳未満の乳癌症例には化学療法が推奨されています。T1N0M0で予後が良さそうなので、ついつい脱毛等の副作用の強い治療を躊躇してしまうのですが、Her2が強陽性であればAC,CEFなどのアンスラサイクリン系抗がん剤が有効なので、心を鬼にして、しっかり抗がん剤治療をすることをお勧めします。(文責 清水)

 

No.3047-1】 04年10月23日   みみっち
乳腺乳頭腫について

46歳で子供が二人います(小3と高1、共に母乳オンリーで育ちました)。乳房がぴりぴり痛いので、試しにそのあたりを押さえて搾ってみたところ、左の乳頭2箇所から、血性の分泌物がありました。膿性のものと、コーヒー色のさらっとしたものです。右側からは濃いクリーム色のものや薄い透明のものが出ます。乳腺外科を受診したところ、
・マンモグラフィー……小石灰化が見られる(良性とのこと) 
・エコー……小さな腫瘍がある(良性とのこと)
・マンモテック……CEA600(良性とのこと)
・細胞診……クラスV(良性とのこと)
・高プロラクチン血症の検査……数値43(心配ない数値とのこと)
以上の結果から、乳腺乳頭腫と診断され、2ヵ月後に来るように言われました。そこで質問ですが、
1) 乳腺乳頭腫の場合、治療は必要ないのでしょうか?
2) 細胞診のクラスVと言うのははっきり良性とはいえないのでは? 何か他に確定できる(安心できる)検査を受けた方が良いでしょうか?
3) 高プロラクチン血症の結果も決して安心な数値とは言えないらしいのですが、脳のMRIは受けなくてもよいでしょうか? この病状と乳腺乳頭腫との関連はあるのでしょうか?
4) 左胸に頻繁に鈍い痛みやピリピリ感があり、右が痛むときもあります。痛むと不安感が増すのですが、何か対処方はないのでしょうか? 経過観察と言われましたが、不安感が残ります。ご意見をお聞かせ願えたらと思い相談致します。お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

1) 乳管内乳頭腫の場合、治療は必要と考えます。悪性のものが否定しきれない、悪性化の可能性、乳頭腫が自然消滅することはまず無いと考えられるからです。
2) 細胞診のクラスVと言うのははっきり良性とも悪性ともいえません。他に確定できる可能性がある検査としては、乳管造影や内視鏡検査があります。
3) 高プロラクチン血症を来たす疾患で重篤なものに、脳の下垂体腺種があります。これはふつう視野障害(狭窄)の症状を引き起こします。脳のMRI・CTなどを受ければわかります。稀な疾患なのでプロラクチン値が高く、症状がなければ検査しないことが多いと思います。
4) 鈍い痛みやピリピリ感には痛み止めや抗生剤などで対症的に対処するしかないと思います。(文責 石川)

 

No.3047-2】 04年10月26日   みみっち
乳腺乳頭腫について(2)

HPNo.3047で相談した者です。迅速なご返答を頂き、感謝しております。ご返答を頂いたのですが、少し質問があるのでメールさせて頂きます。
1) 治療が必要とのことですが、現在通院している病院の先生は、「2ヵ月後(12月上旬)、また検査しましょう」といわれたように思うのですが、再度検査するというのも、治療の1段階と考えられますか?(早く確定的な診断をしてほしかったのですが、言えませんでした)
2) 前回の診察のときに、(この検査しか思い浮かばなかったので)「針生検をして欲しい」と言ったところ、「痛いよ〜あれは」と言われ、やめてしまったのです。急ぐことはないとのご配慮かと思いますが、回答を見て、私としては2ヶ月も間を空けるよりもアドバイスいただいた乳管造影や内視鏡検査を早速うけたいのですが、12月まで様子を見たほうが良いでしょうか?
3) 痛みがあるので切除も自分のなかでは考えているのですが、どのタイミングで決めればよいでしょうか?

度々の相談で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

1) 今回の検査で十分に確定できなかったのではないでしょうか。この疾患の場合、再度検査は治療の1段階ではありません。
2) 早く検査を受けるにこしたことはありませんが、12月まで様子を見ることはできると思います。
3) 普通、この疾患で痛みがでることはありません。痛みではなく、乳管内腫瘍があるとはっきりした時が、手術のタイミングと考えます。(文責 石川)

 

No.3047-3】 07年06月18日   みみっち
分泌物について

HPNo.3047で以前にご相談させていただきました。ご多忙中、申し訳ございません。気になることがあり、相談申し上げます。3年前くらいに乳汁分泌に気づき、受診致しました。何箇所かの乳汁と1箇所から血液が出て、石灰化は少しありました。乳管が少し広いとかで造影剤を入れて診ていただいたところ、「普通の人より乳管が広いが異常はなし」との事でした。それからは、三ヶ月に一度から半年に一度に検査をしていただいており、異常なしできておりました。先月に左右の乳首の付け根が痒いので見ると、切れてじくじくした傷がありました。しばらくして治ったので、気にはしていなかったのですが、6月になり回転性のめまいを感じ、現在治療、検査中です。が、それに加え、6/15に左乳輪ににきびのようなものが出来、いたがゆい感じだったので気にしていたところ、下着に血が付いていたのでよく見ると、左乳頭からの出血でした。搾ってみると結構量が出て、驚きました。時間が経って搾ると、じわじわ出てくる感じです。この様な状態ですが、自分では今までと出血の量が多いのに驚いていますが、左右の乳頭からは何箇所か乳汁がでていますが、左の方が量は多いです。これは特に心配はないのか、すぐに受診したほうがよいのか、先生のご意見をいただきたいと思いまして・・・。前回4月に診察があったので、普通であれば10月までは受診しないのですが・・・。また、めまいと乳癌の関係など、このメールから考えられることがあれば、ご意見を聞かせて頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

乳頭よりの血性の分泌物は乳癌を疑わせるものです。左の乳頭より出血がみられるとのことですが、やはり早めに受診したほうが良いでしょう。進行した乳癌が髄膜や脳に転移していればめまいを起こすことも考えられますが、現段階ではめまいと血性の乳頭分泌物とは関係ないと思われます。(文責 吉田)

 

No.3046】 04年10月23日    S 
非浸潤がんについて

はじめまして。主治医とうまくコミュニケーションがとれていたないため、伺いたい事があります。33歳、既婚です。5年ぐらい前から乳房にしこりがありました。前日、しこりが大きくなったので摘出手術をしました。その結果、最初は一応良性と言われたのですが、「判断が難しいから他の先生の意見を聞いてみます。」と主治医に言われ、見ていたただ所「非浸潤がん」と言われました。私の場合特殊だと言われたのですが、非浸潤がんは特殊な癌なのでしょうか? 主治医の先生には、今残っているのをMRIで調べて、あまり広がっていなければその残りだけを取り、もし3分の1以上広がっていれば、乳房は取らなければならないと言われました。温存も可能だと、本では紹介しているのもあるので混乱してしまいます。この非浸潤がんの一般的な治療は、どのようにしていくのでしょう? 放射線や抗ガン剤など使用するのでしょうか? 癌に立ち向かってがんばりたいので、お忙しいとは思いますが、ご回答よろしくお願いします。

「非浸潤がん」とは癌細胞が乳管内あるいは小葉内に限局し、間質への浸潤がみられないもので、転移を起していない状態のがんを言います。腫瘍を完全に切除すれば、放射線や抗ガン剤などを使用することなく、まず完治することになります。そんな意味で特殊な癌と言えなくありません。ただし乳管内進展(拡がり)があり、病巣も広範囲という場合もみられ、大きく乳腺切除が必要になり、乳房全切除まで行われることもあります。(文責 石川)

 

No.3045】 04年10月23日    M・H
薬を変えました

温存手術を7/1に行い、グレード3・リンパ転移1/16・ホルモン(-)で、術後2週間に一度アドリアマイシン10CC静脈注射・フルツロン一日3錠の治療をしていましたが、体調が悪くなり(胃の痛み・だるいなど。胃カメラ検査済)、1ヶ月ほどフルツロンを止めていました。体調もよくなってきたので、本日の診察で再開しましょうと言う事になったのですが、今回はUFTカプセルに変えて見ましょうという事になりました。病理結果からもハイリスクだと思うのですが、担当医に思いを伝えましら、「ここではこのやり方で再発率が高くなる事も無く、副作用も少ないやり方でやってきています。あなたもリンパ転移が多ければスタンダードな点滴の抗癌剤治療をしますよ!」とおっしゃっていました。個人的には他にサプリ等もとっていますが、私のリスクで、こんなに軽い治療でいいのでしょうか? 不安です。アドバイスお願いします。      

はっきり言って、医師や医療施設の経験・考え方によって化学療法の選択・投与方法が異なってくることは珍しくありません。M.Hさんの状況でCEF(CAF),CMF,タキサン系薬剤など高用量で化学療法を行う施設もあると思います。(文責 石川)

 

No.3044】 04年10月23日    A
分泌液について

31歳になります。数年前から両胸を絞ると白い分泌液が出ます。右の胸が白くさらさらしていて多めで、左の胸は量は少ないのですが粘り気があります。検査に行ったほうがよろしいのでしょうか。祖母が乳がんの経験があり心配です。

乳汁分泌と思います。異常がなくとも授乳後に遷延することがあります。また血圧の薬や向精神薬など薬剤の作用や高プロラクチン血症でみられることもあります。脳の下垂体腫瘍で血中のプロラクチンが高くなることがありますが、この場合視野障害(欠損)を伴うのが普通です。搾ると、また両側に認められるというこのなので、まず良性と考えますが、一度医療機関を受診されてはいかがですか。(文責 石川)

 

No.3043】 04年10月21日    M、E
検査について

検査のことで迷っています。細胞診を2回受け判断が付かないので、今度は、摘出生検を受けることになっています。針生検は受けていないのですが、本を見ると摘出生検は針生検で確定診断ができないときに受ける方法と書いてあったのですが、細胞診で判断が付かないときも摘出生検を受けた方がよいのでしょうか。摘出生検では、傷や乳房の変形がやはりできるのでしょうか。検査を前にして心配になってきてしまい、アドバイスをいただけるとうれしいです。

細胞診で判断がつかないときは摘出生検を受けた方がよいと思います。摘出生検では、傷はできます。しこりが大きくなければ乳房の変形はほとんど起こりません。(文責 石川)

 

No.3042】 04年10月21日    M・M
抗がん剤治療について

はじめまして、51才です。3月にマンモ検査を行い問題なしと言われましたが、実際は見落としかもわかりませんが、8月25日にマンモ検査で悪性のがん3cm、ステージ2と診断され、9月7日の細胞診の結果も同様で、9月24日に右乳房を全摘出しました。硬ガン6cmぐらいの大きさでした。その時にリンパは検査のみで全部取っておらず、4個のみとり検査でも転移があることがわかり、10月25日にリンパも取ります。病理の結果はER陰性(−)陽性細胞なし/PgR陰性(−)陽性細胞なしです。(IHC)タンパク染色法 HER/neu スコア判定 +3 タンパク発見ありでした。最初は散らばったガンと言われておりましたが、手術ではしこりで硬くなっていると言われました。
1)こんなに早い進行のガンがあるのでしょうか? 
2)リンパの手術しますが、全部取らないといけないでしょうか?悪性なので転移が気になります。
3)抗がん剤はCEFを勧められております。この3種類の抗がん剤は普通よりきついのでしょうか? 副作用が気になります。この抗がん剤の費用はどれくらいでしょうか?
4)他の薬はないのでしょうか?
5)放射線は必要ないのでしょうか?
6)リンパ節何個中何個とありますが、全部取った場合どのような判断になるのでしょうか?

あまりにも急な事で、現在リンパ手術を控えており頭の中が混乱しております。お忙しいところ申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

1)とても進行の早い癌があります。
2)リンパ節転移がみられたので、徹底したリンパ節郭清が必要と考えます。
3)薬剤の反応には個人差があるので、一概に言えませんがきつめと考えられています。費用についてはわかりません。病院にお尋ねください。
4)他の薬としてはタキサン系薬剤(タキソール、タキソテール)がよく使われています。
5)リンパ節転移の状況により放射線照射を行う場合があります。
6)切除したリンパ節を加えて、リンパ節何個中何個転移と表現します。これにより化学療法を決めたり、再発の危険性(予後)を推測したりします。(文責 石川)

 

No.3041】 04年10月21日    ミー  
乳房石灰化

はじめまして。今とても悩んでいるので質問させていただきます。30代後半で、出産経験はありません。家族歴もなしです。20代中頃から生理の前になると胸が張って痛む症状があり、ここ数年は昔に比べると痛くなる期間が長い事と、胸の痛みが強くなった感じ(歩く振動とかでも痛く)で、触るのも痛いほどです。特にしこり等は感じられません。先日健康診断で初めてマンモと触診で、乳腺症(その時女医さんに乳腺が大きいねと言われた)、両胸上部に石灰化ありと所見され、3ヶ月後経過観察とあり、乳腺外来のある病院で再度検査してもらいました。マンモとエコーと触診の検査でした。マンモには両胸上部にやはり石灰化(白く広範囲写っていました)、エコーでは黒く丸い何か?が写っていました。特に医師からの説明はなく、今後CTかMRIの撮影をしてみるとの事で、その時に多分良性だと思うけど分かりにくいから一応やってみようみたいな言い回しでした。今後そのような検査をしなくてはいけないのは、今の状態が悪い(ガンの可能性が高い)からなのでしょうか? 今生理前で胸が痛いのですが、両方の脇の下も痛いのです。

あくまでも念のためだと思います。マンモグラフィ、超音波検査など、どれも完全と言える検査方法はないので、多くの検査をして見落としを防ぐためと考えます。(文責 石川)

 

No.3040】 04年10月21日    H.K
術後の治療について

妻(61歳)が乳癌で9月4日入院。しこりの大きさはソフトボール大で、出血していましたがMRIやCTで全身検査の結果、幸いにも脳、肺、子宮、卵巣ほか、他への転移が無く、同月16日に左乳房を大胸筋・小胸筋を含め全て切除(脇の下の皮膚を取り一部植皮)。リンパ節も切除しました。エストロゲン・プロゲストロン両レセプターとも陽性、HER2蛋白は強陽性(+3)、リンパ節は16個の内8個に転移していました。手術から約2週間後に抜糸も完了し、10月初めからノルバデックス10mgの服用が始まりましたが一旦中断し、6日から抗癌剤治療が始まり、1日目と8日目に点滴でアドリアシン40mg、5−FU750mg、1日目〜14日目の毎日エンドキサン
錠剤50mgを朝・夕2回服用を行っています。13日の点滴(第1クールの2回目)を終え白血球減少や嘔吐などの副作用もあまり無く、16日に退院しました。通院で上記の抗癌剤治療を6クール続けた後、ノルバテックスを5年間服用することになっています。愚かなことですが、妻は以前から乳癌に気付いていながら家族に隠し続け、ひどい貧血で倒れ、急遽病院へ連れ込んで初めて家族も乳癌が原因と分った次第です。こんな状況下での入院のため、乳腺専門医のいない病院での治療となり、治療方法などがかなり心配で、下記について教えて(チェックして)頂きたくよろしくお願い申し上げます。
1) 抗癌剤は所定量を所定期間続けないと効果が薄れると聞きましたが、@上記の薬剤と単位(mgの量)は妻の場合には適正でしょうか。A副作用がきつく出た場合、投薬の中断や単位の軽減があるかと思いますが、効果に影響するのでしょうか。
2) ハーセプチン療法との併用はできないのでしょうか。(担当医に万一再発・転移した場合は分子標的療法を使うと言われました。再発・転移前に行う方が良いと思うのですが、今できないとすれば重複による薬害のためなのでしょうか。)
3) 術後の治療ステップ(抗癌剤→ホルモン療法)は適正でしょうか。
4) 抗癌剤治療後、ノルバデックスを5年間服用するとして、アロマターゼ阻害剤はどのタイミングで、どの程度の単位(mgの量)を、どれくらいの期間服用すれば良いでしょうか。担当医からはアロマターゼ阻害剤の話は出ておらず、ノルバテックスを5年間としか聞いていません。
以上、何卒よろしくお願い申し上げます。

1) @適正と考えます。A効果に影響はあると思います。薬の至適投与量は個人によって異なります。少ないからといって、効かないというわけでもありません。多過ぎて身体を壊しては免疫機能も低下し、元も子もありません。
2) HER2/neuが2(+)以上ならハーセプチン療法は有効の可能性があります。一般的には予防目的で化学療法などとの併用はされていないのが普通です。重複による薬害のためではありません。予防目的で術後補助療法として投与する試みも行われています。主治医に聞かれてみてはいかがですか。
3) 術後の治療ステップ(抗癌剤→ホルモン療法)は不適正とは言えません。しかし逆の順序で行う場合もあります。
4) 最近、ノルバテックスを服用後、アロマターゼ阻害剤に切り替えると副作用も少なく成績も良いという報告もありましたが、どのタイミングで、どの程度の単位(mgの量)を、どれくらいの期間服用すれば良いかは、まだはっきりしていません。ノルバデックスよりもアロマターゼ阻害剤の方が閉経後の人には有効性が高いという報告もあります。(文責 石川)

 

No.3039】 04年10月21日    yumi  
切除以外の方法は?

私は23歳の社会人です。22歳の9月に前からある胸のシコリを、知人に「嫌な予感がするから病院に行ってきて!」と言われ検査を受けた所、”乳がんです。しかも大きさが7cm”と言われ、そのときは良く分からないまま、「抗がん剤を打ち、温存ができる様にしよう!!」と言われ、主治医に言われるがままに治療をうけました。しかし結果は散らばってしまったから温存は無理でした。「全摘しかないね。」と言われたんですが、まだこの年で片方の胸がなくなるなんて想像ができませんし、精神的に耐えられる自信がないので、先生には「まだ、待ってください」と言い、とりあえずホルモン注射だけと、キトサンを取り寄せて飲んでいます。しかし、最近になって鎖骨と鎖骨の間の指4本分下を押すと痛みがあるので、今月のホルモン注射の時に主治医に「最近ここを押すと痛いんですけど・・・」と言ったら、「骨に転移したんじゃない?」と言われました。とりあえず炎症を抑える薬をもらいましたけど、飲んでもあまり効いている気がしません。最近は押さえなくても痛み、力を入れたり、寝起きする時がすごく痛いんです。そのまましばらく息ができなくなる事もあります。何もしなければ痛みはないんです。すごくわがままだとは思うのですが、胸はとりたくはないのです。やはりこの状態で、とらないで治す方法はないのでしょうか??

内分泌・化学療法が有効でないとすると、とらないで治す方法は難しいと思います。切除後の乳房再建術という方法もあります。主治医に相談なさってみてはいかがでしょうか。(文責 石川)

 

No.3038】 04年10月21日    TA 
左胸巨大しこり

36歳、一子ありです。若い頃から生理前は胸が張り痛くなりましたが、今回生理が終わっても左胸だけ痛みが残り、しこりがある事に気づきました。10月1日の事です。9日10日には黄色い汁が乳頭からでました。15日に国立病院でマンモグラフィとエコーと針を刺して細胞をとる検査をして結果待ちです。エコーでは境界が不明瞭、大きさは縦6cm横4cmとしかわからず、先生も「なんだろうなあ」と言うだけで不安です。しこりは硬く、痛みは続いており、熱も持っています。どういう病気の可能性があるのか、手術時間、入院期間を教えて下さい。

良性・悪性両方の乳腺腫瘍の可能性があります。6x4cmの大きさなので、良性でも局所麻酔下での日帰り手術は難しいように思います。しこりだけを切除するなら30〜40分で終わります。悪性なら大きさからは乳房切除になる可能性が高く、手術方法や病院によって違いますが2週間前後ということが多いと思います。(文責 石川)

 

No.3037-1】 04年10月21日    T.Y.
乳管内乳頭腫について

初めてメールいたします。32歳の主婦です。子供は3人おります。30才のときに子宮筋腫が見つかり、小さいものなので経過を見ている状況です。乳房から出血を伴う分泌があり、乳腺外科を受診しました。超音波とレントゲン検査をしましたところ、乳管内に1センチ*3ミリの影がありました。診断結果としては、「悪性か良性か判断はつけられないが、良性の乳管内乳頭腫だろう。がんがあっても小さいものだろう。」と言われました。良性でも悪性に変わることもあると言われました。治療法としては経過を見るか、切除と言われました。取り除けば、これで終わりみたいなものだと言われました。私としてはずっと経過を見て悪性かもと思うよりはと思いまして、切除してはっきりさせた方がと切除に踏み切り、ただいま手術待ちです。乳管腺葉切除をして、取り除いたものを検査して、悪性の場合はもう少し大きく手術することになるだろうといわれました。この手術において危険性などはないのでしょうか。手術前になって、本当にこれでよかったのだろうかと不安になっています。ぜひよきアドバイスお願いします。

乳腺腺葉切除は主として乳管を切除するもので、手術自体は大きなものでなく、まず危険性はありません。受けるべきと考えます。(文責 石川)

 

No.3037-2】 04年11月03日    T.Y.
乳管内乳頭腫について NO.2

HPNo.3037で相談したものです。迅速に返答いただき、無事に手術を受けまして、抜糸も終わりました。手術して取り除いたものを生検で調べた結果、やはり良性のもので、病名は乳管内乳頭腫で間違いないということでした。これから何か異変がない限り、半年後にまた検査に来てくださいといわれましたが、取り除いてもまたこういった病気になる可能性があるのでしょうか。がんが出来る可能性もあるのでしょうか。とても心配になってきています。半年後にはきちんと病院へ行くつもりですが、これから何か気をつけたほうがいいことや、何かの病気になりやすいなどあるのでしたら、もう少し詳しく知りたいと思いまして、再度ご相談しています。主治医の先生に聞いてもいいのですが、なかなか聞きづらくて、こちらでご相談させていただきたいと思いましてメールいたしました。素人が書いているので、なかなか言いたいことが伝えられていないかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。

乳管内乳頭腫では乳腺内で乳管に沿って長く伸びていたり、乳腺内に多発する例もあるので、術後も経過観察や検診が必要と考えられます。 (文責 石田) 

 

No.3036】 04年10月20日    N,H
石灰化について

初めまして、皆様の質問と先生方のご回答をすべて拝見させて頂きました。33歳、娘12歳です。昨年9月、初めてマンモグラフィーを撮り、左乳房に石灰化があり(7個ほど)、経過観察で、今年9月に再び受診致しました。結果は、昨年より数も倍以上に増え、形が変形している物も出てきて、マンモトームで組織を採りました。エコーで5ミリ程のしこりもあるとの事でしたが、針を刺してみたら「母乳の残りだろう?」と言われました。念の為、検査にまわしました。
結果は「良性」でした。半年後の予約を入れてあります。その後、別の科を診察して、何気なく「病理検査」のカルテを見ました(受診後、カルテを自分で計算センターに持参します)。「リンパ液に浸潤・線維・一部に石灰化がみられる」と書いてありました。石灰化の事しか聞いていませんでしたし、「リンパ液に浸潤」と書いてある事が気になりました。石灰化がすべて癌ではない事を、この相談室で知りましたが、やはり不安です。結果が良性でも、「浸潤」と言う事があるのですか?「リンパ液に浸潤」の意味がよく解りませんが、「浸潤」イコール「癌」では?と、不安で仕方がありません。お忙しいと思いますが、ご返答を宜しくお願い致します。長々とメール致しまして、申し訳ありません。

「リンパ液に浸潤」の意味がよく解りません。良性でも、「浸潤」と言うことはあります。リンパ球や炎症細胞の浸潤と言う具合に。「浸潤」イコール「癌」ではありません。マンモトーム生検で組織を採り検査しているのですから、これ以上の検査は今のところありません。ただ石灰化が増えているようなので、予約してある半年後には必ず受診して下さい。(文責 石川)

 

No.3035】 04年10月20日    K 
浮腫

いつも参考にさせていただいております。リンパ浮腫の事でご意見を伺いたく、メールいたしました。今年1月右温存で手術、抗がん剤タキソテール投与を7月末で完了。放射線照射25回 今月半ばに終わった所です。現在アリミデックスを服用しています(55歳)。抗がん剤の途中から浮腫が出、今は足などは殆ど元に戻ったのですが、患側の腕の浮腫が取れません。治療としてリンパマッサージとスリーブの着用を勧められておりますが、着けているとそこから外れた手首の先、腕の付け根の部分は逆に浮腫が強くなります。まだ抗がん剤、放射線の影響が残っていると思われる今の時点からスリーブは必要でしょうか? マッサージだけで、時間が経てば戻る可能性は無いのでしょうか?

抗がん剤タキソテール投与では四肢に浮腫が出現することがあります。残っている患側の腕の浮腫は、やはり手術などの影響と思われます。治療としてリンパマッサージとスリーブの着用を今の時点から行うことは悪くはないと考えます。マッサージだけで、時間が経てば戻る可能性はあります。ただかなり時間がかかると想像されます。(文責 石川)

 

No.3034】 04年10月20日   M,S 
浸潤性小葉癌について(HPNo.2928-2)

HPNo.2928でお世話になりました。どうも有難うございました。過去の相談室を読んだり、関連のサイトを見たりしていて不安もピークになり、メールしました。今年の5月に右乳房温存術をしました。恥ずかしことですが、自分の病名を知ったのはつい最近のことです。invasive lobular carcinomaをインターネットで調べたところ、浸潤性小葉癌とでていました。それが私の病名でしたが、この病気は日本では特殊型のようで、この相談室でもあまり見かけません。すみませんが浸潤性小葉癌について少し教えてください。
1)  この病気はしこりになりにくいらしいのですが、私の場合8mmのしこりになっていました。これは結構進んだ状態だったのでしょうか?               
2) リンパ管、ly(+)でしたが、遠隔転移の可能性はどのくらいになりますか?(リンパ節転移は0/7でした)
3) この病気で断端陽性は、やはりかなり危険なことでしょうか?

よろしくお願いいたします。

1)  8mmのしこりは小さいほうです。腫瘤の大きさだけから考えればstageTに該当すると思われます。
2) リンパ管侵襲ly(+)でしたが、リンパ節転移は0/7でセンチネルリンパ節転移は無かったと考えられます。したがって一般的に再発率は5年で5〜10%、10年で15〜20%とする施設が多いようです。
3) 断端陽性は、やはり局所再発率も高くなり、要注意です。(文責 石川)

 

No.3033】 04年10月20日    T
腫瘤性病変

はじめまして。先日、婦人科検診でマンモグラフィを受けた処、再検査をするよう言われました。病名が「腫瘤性病変」。これは、どのような病気でしょうか? 怖くて病院にいけません。教えて下さい。宜しくお願い致します。

マンモグラフィーで「腫瘤性病変」とのことですが、これは腫瘤様陰影が認められるということで、イコール癌ではありません。むしろ正常の乳腺や乳腺症、嚢胞など良性腫瘍の場合が多いようです。万一のことを考えて専門病院に必ず受診して下さい。(文責 石川)

 

No.3032】 04年10月20日    K.F.
再発後の予後について

はじめまして。37歳で主婦をしております。10年前に右乳がんの全摘手術を行いました。その後9年間は何もなく過ごせたのですが、昨年マーカーの上昇に伴い、CTやPETを行ったところ、腋下と鎖骨付近に影が写り、再発と判断されました(触診でもしこりを確認)。 現在はホルモン治療(リュープリン・ノルバテックス))のみを行っています。幸いホルモン治療の効果があり、マーカーも正常に戻り、CTでもしこりは写らず、触診でもしこりには触れなくなりました。完治できないことは承知していますが、やはり完治に向けた治療をしたいということが一番の希望です。今のホルモン治療は何年くらい効果があるものか知りたいのですが、主治医に聞いた所、早い人は2年以内くらいで効かなくなるし、そう長くは期待できないというような話をされました。まだ次の治療があると言われてはいますが、ホルモン治療などで病状が何十年と長く落ち着いている方は、やはりほとんどいらっしゃらないのでしょうか? 参考までにお聞きしたく、書き込ませていただきました。よろしくお願いいたします。

ホルモン治療などで病状が長期間(5年以上)落ち着いている方は少ないですがおられます。希望を持って、治療を受けられることを願っています。(文責 石川)

 

No.3031】 04年10月18日   M.K
検査について

64歳の母親の事で質問させていただきます。
09月06日 触診、エコー、マンモグラフィーを受診。
09月27日 1.9〜2.0cmのしこりが有(わきの下しこり腫れ無)。がんの疑いあるとの事で、針生検=結果クラス3
10月06日 2度目の針生検=結果クラス4
10月14日 摘出生検実施=結果20日予定
主治医の先生は、ほぼがんで温存手術でリンパ節切除、術後放射線治療が望ましいとの事。家族としては後遺症のことも考え、できればリンパ節切除はしたくないのですが、その事を告げると、この病院ではセンチネル生検は行っていないので他の病院を紹介します、との事。

1) クラス5が出ないとがんと判定できないのでしょうか? クラス4ではまだがんではないのでしょうか?
2) リンパ節切除をしないで、放射線をかける治療だけでは危険でしょうか?(センチネル生検もしない)
3) MRI・骨シンチ検査はいつ頃するのですか?
4) 検査に時間がかかり、がんが進行するのでは?(治療を開始するまでに、こんなに時間がかかるのですか?)

よろしくお願い致します。

1) クラス4は癌の可能性が高いということです。まだ確定診断とは言いがたいと思います。
2) センチネルもやらずに腋窩に放射線を照射する方法もあります。ただこの方法では腋窩リンパ節転移の有無がわからず、術後どのような抗癌剤治療が適切であるのかが不明確になることが欠点です。
3) MRI、骨シンチ検査はそれぞれの病院でやる時期が異なると思いますので、担当医に聞いてください。
4) 通常はこのくらいかかると思います。癌が進行するということはないと思います。(文責 麻賀)

 

No.3030】 04年10月18日    K・S
授乳中のしこりについて

39歳、2ヶ月の子供(第一子)がいて現在授乳中ですが、先日桶谷式乳房マッサージの助産師さんより、左胸わき近くにしこりがあることを指摘されました。痛みは全くなかったので自覚症状がなかったのですが、触ってみるとぐりぐりとしたしこりがあって、授乳後おっぱいが柔らかくなって、他の張り等が消えても、そのしこりだけは消えずに残っています。心配になり、乳ガン検査を専門とするクリニックにかかったところ、授乳中はマンモグラフィーからは正しい情報が得られないとのことで、エコーだけを行い、その結果、しこりは11X6ミリで、中は液体なので、これ以上の検査は必要ないと言われましたが、エコーだけの診断で果たして大丈夫なのでしょうか? 子供がいて自由に病院にかかることもままならず、心配でたまらず、ご意見を伺えれば幸いです。

エコーの検査をして、中が液体であれば心配ないと思います。(文責 麻賀)

 

No.3029】 04年10月18日    S.K.
抗がん剤治療に関して

はじめまして、参考意見を伺いたくメールをいたします。現在34歳独身、出産経験ナシです。昨年11月左乳房が癌とわかり、27日に乳房同時再建手術を行い、その1ヶ月後からタキソール3クール(9回コース)を受け、3月半ばに終了。以降は毎月定期健診を受けています。6.5×3.5センチ、硬癌、リンパ節10個中3個転移、ホルモンレセプター非依存型です。先週主治医より、「AC療法を受けてみないか?」と提案がありました。先生も今後の転移等のことを考慮すると、10%の転移率を下げることができるこの療法を薦めるとのことです。ただし副作用は当然タキソールより重いとのことです。AC+タキソールというやり方は、果たしてどのくらいの臨床での効果が認められていますか? またこの療法で使うエンドキサンやアドリアマイシンは、今後妊娠する機会を脅かすものなのでしょうか? 例えば奇形が生まれるとか、子供ができない体質になるとか・・・。現段階では結婚もしていないのですが、将来的には子供は欲しいです。お忙しいところ恐縮ですが、アドバイスのほど、よろしくお願いします。

あなたの乳癌の性質からいうとAC療法を受けた方が良いと思います。エンドキサンやアドリアマイシンなど抗癌剤は一般に卵巣機能への影響があり、卵巣機能を低下させます。しかし、抗癌剤治療後に正常に出産された方も、私の患者さんの中にいます。抗癌剤治療後6カ月とか1年たって正常に生理が来るようであれば妊娠可能と思います。(文責 麻賀)

 

No.3028】 04年10月17日   T.H
肋骨の痛みについて

はじめまして。43歳、2児の母です。8月末の主婦検診で右側の乳房にしこりの可能性が見つかり、先週初めに乳腺外科で超音波とマンモグラフィーと細胞の検査をした結果、一昨日に乳ガンと診断されました。しこりは1.5cm位で、触診の段階では腋下リンパへの転移もなさそうなので、多分T期だろうということなのですが、ここ数日右側の肋骨に痛みがあり転移ではないか?と、そちらの不安で頭がいっぱいです。肋骨の痛みはここ1年たまにあってはいつのまにか消えていたりしたのですが、この1週間は徐々に強くなってきました。耐えられないほどではないのですが、シクシク痛む感じです。肋骨だけでなく細胞検査をしてから乳房全体がやんわり痛いのですが、検査の影響で一時的に乳房や肋骨に痛みが出るということもあるのでしょうか? それとも肋骨の痛みの場合はやはり転移の可能性が高いのでしょうか? また胸骨リンパ節への転移ということもあるのでしょうか? お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。

1) 腫瘍径が1.5cmくらいの乳癌で、肋骨への転移が認められる方というのは極めて少ないです。しかし、担当医と相談して、念のため胸部CTを行ってみてはどうでしょうか。
2) 乳房全体が痛むのは多分細胞診などの検査を行った影響もあると思います。
3) 痛むことと胸骨傍転移との関連はないと思いますが、心配なら担当医と相談して胸骨傍転移の画像診断(MRI、CT、超音波のいずれか)を行ったらどうでしょうか。(文責 麻賀)

 

No.3027】 04年10月17日   AT
乳腺症について

初めてメールをさし上げます。私は42歳の主婦です。乳腺外科専門病院で検診を受けています。一年ほど前にエコーで乳房の右上に影(?)のようなものがあるようだと指摘されました。その時は経過観察で、「次回半年後の検診で異常があれば細胞診をしましょう。」と言われました。半年後の検診(エコー)では特に何も言われず、次の半年後の検診でマンモとエコーで調べましょうと言われました。先週検診で初めてはっきり、しこりがあると言われ、マンモグラフィとエコー、細胞診と検査をしました。結果はクラスUでした。診断は乳腺症ということで、「今の所は特に治療の必要もないので、今後の経過を見るために半年後にまた検診に来てください。」との事でした。今の所は、しこりも小さいようですが(具体的には何mmかは聞きませんでした)、このしこりは小さくなる事、もしくは吸収されてなくなることはあるのでしょうか。もし小さくなる事がなければ、現状を維持するために日常で気をつけること(食生活など)がありましたら教えてください。よろしくお願い致します。

1)この影が嚢胞のような液体がたまって出来たものであれば、吸収されてなくなることもあります。
2)日常の生活で気をつけることは特にないと思います。(文責 麻賀)

 

No.3026】 04年10月17日   N 
癌と診断され、家庭崩壊の危機

はじめまして。先日、母が右乳首5cm上あたりにしこりを見つけ、その後しこりの摘出手術をしました。やっぱり癌、直径2cmのものでした。お医者様は、「とりあえず再手術をした方がいいでしょう。」と言っていましたが、このまま茨城の病院で診察を受けた方がいいのか、東京の大きな病院に移った方がいいのか悩んでいます。田舎の病院では設備が・・・と考えてしまいます。また、この直径2cmの癌に対して、早期発見でないのはわかっていますが、リンパからの転移の確率はどのくらいのものなのでしょうか? もしいい病院がありましたら教えてください?

1) 茨城の病院にするのか東京の病院にするのかは、あなたの判断で良いと思います。私には茨城のことはわかりませんが、茨城にも評判の良い病院がたくさんあるはずです。
2) シコリの大きさが2.0cmであれば病期T期の可能性が高いですから、早期の乳癌の可能性があります。大きさ2.0cm程度の乳癌の腋窩リンパ節転移の割合は20%程度と思います。(文責 麻賀)

 

No.3025】 04年10月17日    hana
人間ドッグのエコー

41歳、未婚です。先週人間ドッグのエコーで所見がありました。マンモはそこではしていません。現在再検査待ちなのですが、不安でたまりません。しこりは自分でもわからないのですが、影は映っておりました。先生は「線維腺腫というのもある」と、顔色を失くした私におっしゃってくれましたが、それらの形は似ているのでしょうか。エコーで疑われた場合、どのくらいの割合でがんなのでしょうか。

これだけのお話でシコリが何であるのか判断することは不可能です。もう一度担当医によく聞いてみることです。(文責 麻賀)

 

No.3024】 04年10月17日    AK
術後療法について

63歳の母のことで相談させてください。3月に右乳房切除。腫瘍の大きさ 3x4、リンパ節転移2個(14個中)、グレード2、ホルモン受容体陽性、閉経後で、4月よりノルバデックスの服用を始めました(ノルバデックス5年のみ、抗癌剤治療なしの予定)。先日の血液検査で肝機能の数値が急激に高くなっており(どの数値かわかりませんが213だそうです)、薬の服用を中止しました。来月肝臓のCTを撮り、異常がなければ薬のせいとのことです。「今の薬が駄目だったら他の薬はありますか?」と聞いたところ、「ありますが、どの薬も駄目な場合もあります。また考えて行きましょう」と言われました。もしホルモン剤が全てだめな場合、他にはどの様な治療法があるのでしょうか?服用を始めてまだ半年足らずで、このまま何も治療できなかったらと思うと不安です。よろしくお願いします。

ノルバデックスが駄目であれば、トレミフェンやアロマターゼ阻害剤などのホルモン治療剤があります。それらを順次に試してみると言うことでしょう。ホルモン剤すべてが駄目なら、抗癌剤を使えばよいのではないでしょうか。(文責 麻賀)

 

No.3023】 04年10月17日    あおぞら
検査について

マンモグラフィーとエコー、細胞診を受け、結果が悪性とも良性ともつかなかったので、摘出生検を受けることになりました。傷が残るということですが、この検査についてどのようなものか教えてください。

あなたのようにマンモグラフィ、超音波、細胞診を行っても診断が確定できない場合に、腫瘍そのものを外科的に摘出して診断を確定する方法です。あなたのような場合の普通の診断手順です。(文責 麻賀)

 

No.3022】 04年10月17日    T.M
まだアリミデックスでいいのでしょうか?(HPNo.443-4)

HPNo.443でご相談したものです。CEAが上昇し始めて、そろそろ一年になります。骨シンチ、胸X線、胸部CT(造影剤なし)、腹部エコー、胃カメラ、大腸の検査、および血液検査、他のマーカーも異常ないままです。アリミデックスを飲み始め、5ヶ月間の間にじわじわと上がり続けていたマーカーが38まで上がりましたが、先々月17になり、先月は7まで下がり一安心していたところ、今月また18まで上がりました。「上がり下がりが極端だね」と言われました。「アリミデックスで様子をみていいでしょう」ということですが、そろそろ薬を変える時期にきているのでしょうか。体調もいいのですが、やはり再発と認識しなくてはいけないのでしょうか。よろしくお願いします。

画像診断では再発ははっきりしないが、CEAのみが上昇しているケースは、なかなか判断の難しいところがあります。もう少しアリミデックスで様子を見るのが良いと思います。はじめCEAの値のみが上昇して、その後再発部位が画像ではっきりしてくる場合をよく経験しますので、注意深く経過を追うのが良いと思います。(文責 麻賀)

 

No.3021-1】 04年10月17日    A
線維腺腫の摘出について

35歳で、7歳と5歳の子供が二人います。左胸にしこりが見つかり、超音波とマンモグラフィーの検査をうけ、線維腺腫であろうということでした。念のため二週間後にもう一度超音波と、今度は細胞診を受けました。結果は良性の線維腺腫とのことでした。ただ気になるのが、1度目と2度目の超音波ではしこりの大きさが違い、2度目では0.7センチ大きい3.2センチとなってました。二週間でこんなに大きくなる物なのでしょうか。先生は、違う病院なので、計る角度の違いからかもしれないし、何ともいえないとのことです。3センチ以上だと、やはり摘出したほうがいいのでしょうか。手術でかかるおおよその時間や、3センチものしこりを摘出した後の傷はどれくらいのこるのか、手術後はどれくらい安静にしなければいけないかなど、詳しく教えて頂けないでしょうか。よろしくお願いします。

1)大きさの違いは担当の先生が言うように診断装置の違いや計る角度だと思います。
2)3.0cm以上だから摘出する必要があるとも言えません。ただ気になるのであれば摘出しておく方が無難かも知れません。
3)摘出にかかる時間は20分くらいでしょう。
4)1週間後に抜糸することになると思います。安静というのは、特に必要になるとは思いません。(文責 麻賀)

 

No.3021-2】 04年10月25日    A
線維腺腫の摘出について(2)

有難うございました。摘出する方向で考えたいと思います。ただ、海外に住んでいるため、全身麻酔は2時間くらいかかると(最初から最後まででは7時間くらいかかる)、経験された方から聞きました。傷も残るし、一週間くらいは腕を上げるのもいたいと。日本でもそのようなものなのでしょうか。また、細胞診の時に血管にあたったみたいで、その場でしこりが盛り上がってきたかのように胸の一部が膨らんだので、止血をし、2時間くらい冷やしながら止血をしていました。2日後ぐらいから青アザが現れ、下を向くと痛い感じがありました。一週間たった今も黄色いままで、しこりとは別のしこりのようなものを感じます。そのままにしておいて大丈夫でしょうか。99パーセント良性の線維腺腫だと言われましたが、万が一、がんであったとしたら、このように出血しても大丈夫なのでしょうか。何もかもが初めての事で不安です。教えていただけたら幸いです。

線維腺腫の摘出で、日本ではかなり大きなものでなければ、局所麻酔で出来ます。その場合、1時間もあれば楽に終了してしまうのが普通です。全身麻酔だと導入・覚醒の時間も必要なので、それを含めると長くなるのでしょう。線維腺腫の摘出で、7時間くらいかかることはありません。傷は残りますが、一週間くらいは腕を上げるのも痛いということは、腋窩は手術しないので無いはずです。細胞診の後の出血は普通吸収されるので、そのままにしておいて大丈夫と思います。このような場合、癌であっても切除してしまうこともあって、大丈夫と考えられています。(文責 石川)

 

No.3021-3】 04年11月03日    A
摘出する日

HPNo.3021でお世話になった35歳の主婦です。摘出する日が決まりました。約1ヶ月後ということです。細胞診のときの内出血(5センチくらいのしこり)があるので、それが消えてからの方がいいと言われました。やはり、内出血がなくなるまで待ったほうがいいのでしょうか。全身麻酔の時間は約20分(海外のため)で、病院にいなければいけない時間は5,6時間だそうです。全身麻酔の場合、その後の生活はどこまでできるのか、心配です。翌日から家事や子育て、車の運転など、できるのでしょうか。運動はいつごろからできるのでしょうか。英語が不得意なため、うまく聞くことが出来ません。
あと、近親者に乳がんの人はいないと思っていたのですが、よく聞けば、祖母の姉妹に乳がんでなくなられた方がいたそうです。いないとばかり思っていたので、その旨をお医者さんは知りません。次に会うのは手術の日です。良性の線維腺腫といわれたものの、やはり、その旨を手術する前に伝えるべきでしょうか。それで、結果や手術の日もかわってくるのでしょうか。脇や胸が少し痛かったりするため、なんだか安心していられません。マンモグラフィー、超音波、細胞診までして良性とでたのですが、癌が隠れている可能性はどれくらいあるのでしょうか。隠れているとしたら、どのようなタイプになるのでしょうか。不安ばかりが募ります。お忙しい中申し訳ございませんが、よろしくお願いします。

細胞診での内出血に関しては、特に生活の制限はありませんが、局所をぶつけない様にすることぐらいでしょうか。 内出血により摘出生検を遅らせることはあまりありませんが、細胞診の結果は何であったのでしょうか?  生検の後は特に生活の制限はありませんが、傷の為1週間は傷部をぶつけないようにして下さい。家事・運転は問題ありません。
家族歴は重要ですが、特に検査には関連しないので、後にお話すれば良いのではないでしょうか。マンモグラフィ−・超音波・細胞診で悪性所見がないのであれば、90数%は良性のものと思われます。癌があるとすれば非浸潤がんなどの悪性度の低いものが考えられます。(文責 石田)  

 

No.3020】 04年10月16日    TO 
検査(HPNo.2872-4)

HPNo.2920で質問したものです。1年後の検査は肝機能が高い他は、異常ありませんでした。今の病院にはPETがなく、安心のため大学病院にPET検査を受けにいく人がいます。骨シンチ、マンモ、エコー、CT、採血はしました。温存した胸もいまだに硬いところがあり、硬いところはマンモでは真っ白に写り、エコーでは、まだお水がたまっているようで、細胞をとって調べるとクラス2でした。今は肝機能が80あるので、ノルバデクスは中止してゾラデクスだけしています。再発の事を考えるとPET検査はしたほうがいいのでしょうか。乳頭腺管癌、ステージ1、ホルモンプラス、ハーツーマイナス、リンパマイナス、グレード1、リニアック25、1.0x1.2センチ、今はゾラデックスしています。どこまで調べたら安心できるのでしょうか。温存した胸もたまに痛みます。大丈夫でしょうか。

現在の検査、治療を行うことでよいと思います。PET検査することは特には勧めませんが、ご希望であればやっても良いと思います。(文責 麻賀)

 

No.3019】 04年10月16日    S.T.
首の付け根の違和感

はじめまして。41歳の主婦です。集団検診で石灰化が見つかり、病院に行って検査してもらったところ、乳がん(現時点では非浸潤癌)と診断されました。以前から左の首の付け根が重い感じがし、先日、先生に診てもらったところ腫れていないとのこと。もしかしたら浸潤癌で転移しているのではと心配でなりません。脇の下はそういう所見はありませんが、小さい頃から何もしていないのに、たまにリンパ腺が腫れることがありました。それも何か関係があるのでしょうか。よろしくお願いします。

非浸潤癌であればまず転移は考えられません。担当医もはれていないとのことであれば心配ないと思います。(文責 麻賀)

 

No.3018】 04年10月16日    M.T.
線維腺腫という診断に対する不安 

37歳、既婚、1子ありです。こちらのホームページはヤフーで見つけました。よろしくお願いいたします。自治体の集団検診の触診で、左胸下外側にしこりがある旨を指摘されました。T病院の外科を受診し、触診で1センチ大のしこりが認められるものの、マンモグラフィーとエコーでは異常なしということで、細胞診を受けました。総合診断は線維腺腫でした。そして、しこりが大きくならない限り経過観察で、年に1回の通院をしてください、とのことでした。乳がんではなかったことに一応の安心は覚えたものの、逆に本当にこの診断で正しいのだろうか、という不安がよぎってきました。担当医の先生も100%悪性ではないわけではない、とはおしゃっていましたが、とにかく父方の親族(親を含めて)が乳がんこそいないものの色々な癌にかかっており、また、前回の集団検診では乳腺症と診断されたので、乳がんの不安が募ります。

1) 私自身が分かっている症状は、「軟らかくてころころ動くしこりがある、乳頭をつかむと乳汁のような白いかたまりが出てくる、生理の前日ぐらいに乳房がいたくなる、あと、いつかは特定できませんが乳首が痒くなるときがある」です。色々な医療関係者の方のホームページを拝見させてもらいましたが、皆さん一様に線維腺腫は硬いしこりと書いておられます。線維腺腫でも軟らかいしこりというのはあるのでしょうか? また、これら4つの症状は、乳腺症でも線維腺腫でも乳がんでもあり得るのでしょうか?
2) 年に1回の通院と言われたわけですが、期間が1年と長いことに驚いています。私としては3ヶ月や半年と思いますが、どう思われますか?
3) 生検や摘出など、もっと突っ込んだ検査や処置をしたほうがよいか悩んでいます。どう思われますか?
4) できるだけ100%に近い診断を得るためにセカンドオピニオンがほしいのですが、私は富山はまだ3年目で、ここの医療機関について良くは知りません。多分T病院が、ここ富山ではナンバー1だと思うのですが、乳腺外来はないように思います。富山には乳腺外来のある医療機関はあるのでしょうか? お勧めはありますか? それとも東京のがんセンターなどでセカンドオピニオンを求めたほうがよいでしょうか? (子供が小さいため、実家のある東京が便利がいいです。)

以上、ご多忙のところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

1) 触診の所見は大変難しいものです。何が軟らかく、何が硬いのかも、その判断は難しいです。シコリを皮膚と皮下脂肪の上から触るのですから、乳房の大きさなどによっても感じ方が異なります。大きな総合病院でマンモグラフイ、超音波、細胞診を行って線維腺腫と診断されているのですから、その診断を信じるべきと思います。
2) 年1回の通院で十分と思います。
3) 線維腺腫と診断した方でも、あなたのようにシコリそのもの、あるいは診断について気にされている方は摘出生検を行ったほうが良いかも知れません。担当医とご相談下さい。
4) 富山のことは良くわかりません。ただT病院は大変信頼できる病院と思います。(文責 麻賀)

 

No.3017】 04年10月16日    M.N.
右胸のしこりについて

私は30才で出産経験なしです。母が乳がんを患ったので、自分でもたまにチェックはしていたのですが、1ヶ月ほど前、右胸に2〜3cmくらいのしこりをみつけました。乳首のすぐ上あたり、楕円系のゴリゴリした固い物体を感じます。また気になることに、生理がごく少量なんですが、3週間くらい続いています。もともと生理不順で、何ヶ月もこなかったり、来たとしても2週間くらい少量の月経が続いたりします。20才くらいのときにホルモン治療を一度行ったことがあるのも気になります。近く乳がん検診に行くつもりではありますが、とても不安です。やはり乳がんの可能性が高いでしょうか?

このしこりが乳癌であるかどうか、検査をしてみないとわかりません。ただ30歳という年齢を考えると良性の線維腺腫が最も考えられます。(文責 麻賀)

 

No.3016】 04年10月16日    M
術後の治療について

35歳、2回の出産経験あり。温存手術しました。病理結果はステージ1で、リンパにも転移はなく、しこりの大きさも1センチ、生検後のまわりには乳管内に僅かに癌が見られる程度だったそうです。癌のタイプは1です。放射線はしないで、ホルモン剤が100パーセント効くので、ノルバデックスdを飲むことになりました。
1) 放射線はしなくても、生存率はかわりませんか?
2) 不妊治療で、ホルモン注射を卵巣が腫れるほど打っていましたが、乳癌に関係ありますか?

1) 放射線はかけなくても生存率には関与しないと思いますが、かけないと乳房内再発率が増加します。
2) 閉経前の方のホルモン治療は乳癌発生にはあまり関与しないと思います。閉経後の方のホルモン治療は乳癌の発生を増加させると言われています。(文責 麻賀)

 

No.3015】 04年10月15日    mieko
CAF副作用について

はじめまして。36歳出産経験なし、2b、左に約3cm、脇のリンパに小指の先くらいのコリコリがあります。術前療法(CAF)を12日より3週間おき4クールを予定で開始いたしました。

1) 副作用ですが、車酔いのようなムカムカ感と、37度から37.5度くらいの微熱があります。吐気などは4,5日でおさまると聞いていますが、このような微熱に関する副作用の情報を教えてください。
2) 顕著なしこりの縮小効果が見られる場合、どのくらいの日数で大きさの変化が見られるものなのでしょうか?
3) 温熱療法の現状について、乳がんについて調べていますが、あまり頻度が高く行われていないようですが、実情を教えてください。(患部が体表面に近いので、有効率が高いと書かれてありますがので)

まだまだ勉強不足で恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 

1) 抗癌剤の投与で、この程度の微熱は特に問題がなくとも出ると思います。ただ抗癌剤投与開始1クール目であれば、念のため血液検査を行ってみたほうが良いと思います。
2) 2サイクル目あたりから、早い場合は見られると思います。
3) 近頃、原発性乳癌に対する手術以外の治療法として収束超音波治療やラヂオ波による治療が行われていることは聞いていますが、温熱療法は私自身は聞いたことがありません。ただいろいろな治療法が行われ始めていますので、どこかで行っているのかも知れません。(文責 麻賀)

 

No.3014】 04年10月15日    恵美ママ 
乳頭からの分泌物について

はじめまして、30歳で二児の母です。両方の乳頭から白色や黄色の分泌物がでます。母乳の様に思うのですが、色が濃い黄色なので心配です。自分で絞ると出てきます。母が乳癌になったことがあるので、自分も30歳になったのを機に、今年の四月に検診に行きました。触診・エコー・マンモをして異常なしでした。その時、お医者様も分泌物に気付きましたが、出産して一年半でしたので、様子を見てとのことでした。それから半年たつのですが、まだ出ます。色がだんだん黄色になったように思います。次の乳癌検診まで半年ありますが、このまま自分で様子を見ていて大丈夫でしょうか? それとも早めに病院に行く方がいいでしょうか? また私はアトピー持ちで乳首にも症状が出ていますが、何かこの事が関係していますか? お忙しいと思いますが、よろしくお願いします。

このような出産後数年続く乳頭分泌は時々あります。明確な原因は良くわかりません。次回の検診のとき、通常の検査のほかに分泌液の細胞診検査も行ってみたらどうでしょうか。(文責 麻賀)

 

No.3013】 04年10月15日    hiro
病期と再発のリスク、予後について

妻40歳が温存で手術しました。病理の結果、大きさ2.3*2.3*1.8センチの硬がん、腋下のリンパ節には転移なし、ホルモン感受性は密接にあり、悪性度は中位とのこと。腫瘍は乳首の内側2センチのところにありました。補助療法はノルバデックス5年間、ゾラデックス2年間で、化学療法はリンパ節にいってなければしなくてよいとのことでした。主治医は病期は中のとのことですが、病期と再発のリスクはどのくらいですか。また硬癌であること、癌が乳房の内側にあることによる予後はどうですか。リンパ節転移なし、化学療法なしということは、胸骨リンパには転移していないと解釈してよいですか。

1) 病期はUAで、病期U全体の生存率は5年生存率は89%、10年生存率は79%くらいです。
2) 硬癌であることは生存率にあまり影響を及ぼさないと思います。乳房の内側に腫瘍があることで生存率が下がります。つまり同じ腫瘍の大きさ、病期であれば、内側にあること自体で生存率が悪くなります。ただしこれは私どもが調査した結果で、内側にあることは生存率に影響がないという報告も多いです。
3) 胸骨傍リンパ節に転移があるのかないのかは、そこを摘出して病理検査をしなければわかりません。ただ抗癌剤治療を行っていないことを考えると担当医は転移がないものと考えているのではないでしょうか。(文責 麻賀)

 

No.3012】 04年10月15日    K.K.
ホルモン剤治療について

はじめまして。21年前に左乳房切除と、7年前に右乳房切除手術をしました、術後5年間は服用するようにと言われて、ノルバテックスD錠(当初ASTRAZENECA421.20mg)を現在も服用しています。7年になりますが、服用を止めるかどうか、主治医の先生は私にまかせると言われましたが、どうしたらいいか迷っています。副作用についても心配です(子宮がんにいたずらをすると聞きました)。どうかアドバイス、よろしくお願い致します。

ノルバデックスは5年でやめてよいです。もし5年以上ホルモン治療を行ったほうがよい状況であればアロマターゼ阻害剤の投与ですが、ノルバデックス5年はホルモン治療の標準ですので、もう止めて良いと思います。(文責 麻賀)

 

No.3011】 04年10月14日    R.S. 
マンモグラフィの結果

はじめまして。マンモモグラフィ検診結果についてお尋ねします。シングルで未出産、43歳です。県内の検診(マンモ検診・画像認定施設)で、初めてマンモの検診を受けたところ、結果では「両側乳腺内石灰化、要経過観察」。定期的に観察、1年後に再検査と言うことでした。30代から毎年、触診(ずっと異常なし)はしていたのですが、ショックでした。40歳のとき、エコーも受けたことがあります。相談室への石灰化に関する回答を読ませていただきましたが、再度、精検をしたほうがよいのでしょうか?その場合、どのような医療施設に行くのがよいのでしょうか。よろしくお願いいたします。

触診の乳房検診では石灰化はわかりません。両側の乳房石灰化であれば、あまり心配ないのではないかと思います。指示通り1年後に再検査で良いと思います。(文責 麻賀)

 

No.3010】 04年10月14日    t.k
再発、転移の予後について

お忙しいところ大変申し訳ありませんが、どうしても分からない事がありますので、回答をお願い致します。7月に温存手術をして、リンパに転移1で、HER2は3+です。現在抗がん剤の治療が半分終わったところです。最近痰がからんで、咳が出るようになりました、抗がん剤の治療をしていても、術後3ヶ月で肺に転移してしまうと言う事はあるのでしょうか? しかし転移を早く見つけて治療を始めても、遅く始めても予後に差はないと聞きますが、それは転移や再発してしまったら、どんな治療をしても生存する長さは変わらないという事なのでしょうか? それならどうして再発や転移をした時にまた辛い抗がん剤の治療をするのか分かかりませんし、治療をするなら早く見つけて小さいうちに抗がん剤を始めた方が消える可能性もあるのではないかと思ってしまって、どうしても予後が同じと言う意味が理解できないのですが、教えて頂けないでしょうか。

1) 痰がからんで、咳が出るとのことですが、これが転移に関連あるかどうかはCT検査などでわかりますので、担当医にご相談下さい。稀には抗癌剤治療中に転移が見つかることがあります。
2) 再発予防の抗癌剤治療などが終わり数年後に遠隔転移が起こると、完全治癒させうる抗癌剤は残念ながらないというのが現状です。今あなたが行っている再発予防の抗癌剤で治癒率を10数%上げることは可能ですが。

数年後にたとえ画像上小さい転移で発見されても、体の中に存在する癌細胞の量はかなり多いものと考えられます(発見されてないところにもたくさんある)。また抗癌剤治療数年後に出てきた癌は、抗癌剤に抵抗性のある癌と考えられます。したがって現時点ではこのようになった場合に、完全治癒させうる抗癌剤がないのだと思われます。再発の早期発見は生存率の向上には寄与しないと考えられています。したがって再発・転移を起こした場合の治療方針は完全治癒を目指すというより、生活の質を保たせながら癌を抑えていくということになります。再発後の生存に関与するのは、抗癌剤の効果というより癌そのものの悪性度の方が関与しています。
最近、分子標的治療薬であるハーセプチンは再発後の生存期間を延長させうる薬剤として注目されています。HER2陽性の方にのみ効果があります。
これは私見ですが、再発の早期発見は生存率と関係がないといっても、再発が発見された時、肺、肝、骨など全身転移が見つかり薬物治療が出来ないようではやはり再発後の生存は短いような気がします。(文責 麻賀)

 

No.3009-1】 04年10月14日    are
肩甲骨が外側に動きます

術後、腕を動かすたびに肩甲骨が外側に動きます。 A子さんはそんな事はないと言っています。肩甲骨が安定していないのはよくないですか? 自分でもすっごく気になっているのですが、「神経を切ったから、しょうがない。」と言われました。

肩甲骨が外側に動くとのことですが、これが異常なものかどうかを、まず神経内科医か整形外科医に診断してもらってください。乳癌の腋窩郭清に関連している可能性はありうると思います。(文責 麻賀)

 

No.3009-2】 04年10月18日    are
術後2ヵ月

術後2ヵ月・入院期間10日・リンパ15個のうち一つ転移あり・乳房温存・31歳です。自分でリハビリをしてきて、少しさぼって、やらなかった時もあるんですけど、ヒジを曲げず前から腕をあげるんだけど、頭の位置ぐらいまでしかあがりません。普通にあがるのは平均何ヵ月ぐらいですか?

術後2-3ヶ月くらいで腕の運動はかなりよくなります。ただ個人差がかなりあります。もう少しリハビリをやれば自分の思うような位置まで上がるようになると思います。(文責 麻賀)

 

No.3008-1】 04年10月14日    S.I
吸引細胞診について

はじめまして。43歳、既婚、12歳と9歳の子供がいます。現在シンガポールに住んでいます。現地の日本人クリニックで9月29日に健康診断を受けました。マンモグラフィーでは写らなかったのですが、超音波では3ミリほどのしこりがあるのが判りました。「良性だと思いますが、また2,3ヶ月後検査をしますか? それとも針を刺して細胞を調べることもできます。」とのことで、私立病院内の専門医(Breast Head &Neck and General Surgery)を紹介していただき、10月12日受診しました。通訳を頼み、一緒にお話を聞きましたが、「やはり超音波では右胸乳首から1センほど離れたところに3ミリのしこりがあります。日帰りで針を刺して吸引してしこりを摘出する方法があります。」と言う事でした。吸引をする際、胸の中にクリップが残り、そのまま放置しておくそうです。または2,3ヶ月ごと経過を見ていく方法もあるとのことでした。主人と相談をしてまた来て下さいと言われ、迷っています。そこでいくつか質問をさせていただきます。

1) 針を刺しての細胞診をして、結果を出してから吸引手術のほうがよいのか、いきなり吸引手術でしこりを摘出したほうがよいのか、ご回答願います。
2) 吸引手術でクリップが残るとはどういうことなのでしょうか?
3) 医師は急がないからゆっくり考えてとおっしゃいましたが、ゆっくりしていていいのでしょうか? もし悪性でしたら急ぐ必要があるではと思います。
   
主人は6月に日本で食道がんの手術をして仕事に復帰しながら現在抗がん剤治療も行っています。とにかく心配で、どんな検査を受けたらいいのかアドバイスお願いします。

1) このような場合、普通は超音波ガイド下に細胞診を行い、その結果をみて、悪性の可能性がありうるのなら吸引手術を行うのが良いように思います。ただしこの超音波所見がどのようなものにもよりますが。
2) 吸引手術(多分吸引式生検装置で行うものでしょうが)ではその超音波で写る腫瘍が全部取れてしまうので、今後の検査のためマーカーとしてクリップを入れるのだと思います。
3) 医師はあまり悪性の可能性は高くないと考えているのだと思います。(文責 麻賀)

 

No.3008-2】 04年10月16日    S.I
ありがとうございます。再度質問です。

ご回答ありがとうございました。私の日本人クリニックでの乳腺検診の結果が今日届きました。マンモグラフィと超音波は同ビル内の現地クリニックで撮ったもので、そのレポートは英文です。
「Mammogram では 左胸半分上の方に数個の微細な石灰化がみられます。これらはおそらく良性です(BIRADS Category 3)。超音波では右胸に小さなしこりが10時の位置にあります。サイズは3.1x3.1x3.9mmです。Features suggest that this is probably benign (BIRADS Category 3)。専門医で精密検査を受けてください。」
このような結果でした。専門医では右胸のみ超音波と触診をしましたが、左胸のことは何もおっしゃっていなかったのですが・・・。(超音波とマンモグラフィのネガは持参していました。)
生理が終わって5日経ちますが、左胸も右胸も張っています。胸の張りは8月頃から気になっていました。左胸のほうがどちらかというと痛いのです。痛くて触れないほどではなく、張っているという感じです。胸の痛みは検査の結果が出ていなければ、きっとそれほど気にならなかったと思います。いろいろなことがありすぎて、気持ちが敏感になっていて、緊張しているのは確かです。
そこで再度質問です。
1) この石灰化はどうすればいいのでしょうか? 経過を見てどうするのでしょう。このままにしておくと、どのような症状が出るのでしょうか?
2) 吸引手術では日本でもクリップを残すのでしょうか? 他にクリップを残さないでしこりをとる方法があるのでしょうか?
3) 3ミリで小さすぎて細胞が取れないとの事、しこりを吸引して取ってしまって調べてしまったほうがいいのでしょうか? 経過をみて等、呑気なことをいっていいのでしょうか?

よろしくお願いします。

1) この石灰化はカテゴリ3のようですので、経過観察で良いと思います。6カ月後か1年後に再度マンモグラフィを撮影して、石灰化の分布や形に変化があるかどうか見ます。その結果悪性が疑われる所見に変わるようであれば、その時ステレオガイド下の組織生検で石灰化の部分を採取して診断を確定します。
2) クリップは採取した部分がどこであったのかを見るために入れることが多いです。
3) まず細胞診を行い、その結果で吸引手術を行えばよいのではないでしょうか。(文責 麻賀)

 

No.3007】 04年10月14日    P.P.
脇の下にしこり

はじめまして。35才、5才と1才7ヵ月の子供がいます。10日前右乳房に痛みと発熱があり、マンモグラフィーとエコーを受けました。特に異常がなく、血液検査で炎症反応が8.8と高く、乳腺炎と言われ、年内にもう一度みせてと言われましたが、甘く見ないほうがいいですよとも言われ、心配です。次の日から断乳をはじめ、2日間しぼらないでと言われましたが、張って、ものすごく痛かったです。その頃から左脇下にしこりをみつけ、右にもあります。もう一度受診したほうがいいのでしょうか。断乳をして8日目です。まだ母乳は出ますが、痛みはありません、よろしくお願い致します。

授乳期の乳腺炎と思います。乳腺炎も炎症の再発を起こし、なかなか治りにくいこともありますので、注意が必要です。担当医の指示に従ってください。(文責 麻賀)

 

No.3006】 04年10月14日    M.O
授乳中の出血

28歳の2児のママです。2ヶ月前、子供に授乳した後の搾乳中に右の乳頭からの出血に気付きました。おっぱいと血がまじって出ているので、ピンク色をしていました。しこりは感じられません。近くの病院の外科で診てもらい、マンモグラフィー、エコー、細胞診の全てが異常なしという結果でした。年齢も若いし、授乳中の出血はあまり心配することはなく、乳癌の可能性は低いということでした。子供に授乳は止めた方がよいと言われましたので、授乳は止めて、今は1日おきに搾乳しています。その後、出血は止まったように見えたので安心していたのですが(ちょっと赤いかな?という時はありました)、先日またかなりの量の出血がありました。ちょうどその時生理中でしたが、、それが何か関係があるのでしょうか? 出血の量はそれからまた減ってきてはいますが、まだ出ています。一応3ヶ月後にまた検査することにはなっていますが、それまで放置しておいてよいものか迷っています。2ヶ月前の検査で何も異常がなかった場合でも、変化がある事もありますか? また、乳癌でないとしたら、他に何が考えられますか? 診察を受けた病院は乳腺専門の先生はみえないようですので、失礼かもしれませんが少し心配しています。そういえば、6ヶ月程前にちょうど右のおっぱいが熱を持ち、痛くなったことがあります。乳腺炎?になりかけていたのかもしれません。それはその後すぐに治りましたが、今回の出血と何か関係があるのかもしれません。お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

授乳中の乳汁に血液が混じると訴えてくる方は時々います。その原因については私も良くわかりません。ただあなたが今受診されている病院と同じように、乳汁液の細胞診検査やCEA検査を行って、異常がなければ経過を見ることにしています。(文責 麻賀)

 

No.3005】 04年10月14日    K.Y.
疑陽性について (HPNo.2995-2)

迅速なご回答、どうも有難うございました。申し訳ございませんが、疑陽性という検査結果などについて、もう少々伺いたく再度ご質問させて頂きます。
1) 前回のご回答で、「これが癌である場合、癌や腫瘍はないにもかかわらず、ただ単に嚢胞内容液中の細胞が変性を起こしているため疑陽性になってしまう場合もあります。」とあったのですが、これは癌で「ない」場合でも、嚢胞内容液中の細胞が変異を起こして疑陽性という結果が出る事がある、という事でしょうか? もしそうだとしたら、陰性と同じで危険はないという事でしょうか。また、そのようなケースで疑陽性となることは、よくある事なのでしょうか。
2) この疑陽性という結果を受けて、検査結果より1か月後に再度超音波検査をすることになっているのですが、そこで内容液を抜いたしこりの箇所を診察してみて、大きくなっていなければ問題ないのでは、というお話でしたが、その他に今回の疑陽性という結果を受けて、通常どのような検査の方法が考えられるでしょうか。
3) もし嚢胞内に癌があると確認された場合は、どのような処置が考えられるでしょうか。
4) 嚢胞に癌ができるというのは多いケースなのでしょうか。
5) 腫瘍とはどういうものでしょうか。

とても不安なのでたくさん質問して申し訳ありませんが、ご回答、お待ち致しております。宜しくお願い申し上げます。

1) 癌でない場合も疑陽性になることがあります。その後の検査結果で悪性所見がなければ結果として陰性と同じと考えてよろしいです。
2) 再度超音波ガイド下の細胞診を行うとか、嚢胞を摘出して組織診断により診断を確定することです。
3) 乳癌としての治療が行われます。
4) それほど多くはありませんが時々あります。癌の場合は非浸潤性乳管癌といって乳癌の初期の段階であることが多く、治療により完全治癒が得られることが多いです。
5) 癌以外の腫瘍というと乳頭腫が最も多いです。これは良性の腫瘍です。摘出のみで、その後の治療は必要ありません。(文責 麻賀)

 

No.3004】 04年10月13日    satomi
乳管拡張症について

私は横浜市在住の43歳です。母、叔母も乳がんにかかりました。私自身は30代の頃より乳腺症や線維腺腫、のう胞などで、年1回程度経過観察で見てもらっています。5年ほど前にも良性でしたが、しこりの摘出を致しました。以前よりあったのう胞が急に大きくなり、中の水を取ったところ、クラスVでしたので、のう胞(+壁?)の摘出を受けましたところ、炎症性の乳管拡張症ということでした。乳管拡張症というのは、切ったので治ったという風に思ってよいのでしょうか? 又なにかの拍子になったりするものなのでしょうか? 炎症というのは何が原因で起こるものなのでしょうか?

乳管拡張症は体質ですので、また違う場所に出来ることがあります。ただこの病気自体は良性のものなので、あまり心配する必要はありません。嚢胞の炎症というのは、いわゆる細菌がついて起こるものもありますが、このようなものは稀で、嚢胞の壁の細胞が脱落して変性に陥ったものが多いです。(文責 麻賀)

 

No.3003】 04年10月13日    H.N
タキソテールの副作用

初めまして。左胸温存手術後、タキソテールとハーセプチン治療をしています。現在抗がん剤5回目終了し、残すところあと1回になりました。白血球が減少するくらいの副作用ですが、4回目が終わったあたりから、足が、特に両足首がむくんでいます。主治医は抗がん剤の副作用だと思うとのことですが、このむくみは抗がん剤が終了したら元に戻るのでしょうか? 脱毛などは終了すれば髪の毛は生えてくるとよく聞きますが、むくみなどはあまり聞かないので、このままずっとむくんだままかと心配です。よろしくお願いします。

タキソテールの副作用にむくみがあります。テキソテールの投与が終了すればかなり良くなってきます。副腎皮質ホルモンと利尿剤が効果があります。(文責 麻賀)

 

No.3002】 04年10月13日    youko
早期乳ガンのゾラデックスの期間について

はじめまして。現在23歳の女性で、未婚、出産経験なしです。ゾラデックスを1年で終わりにするか2年するかで迷っています。
*経過*
約1年前に3〜4センチのしこりが右胸の下の方にあるのに気付き、吸引細胞診もしました。その結果、脂肪の塊りと言われ、そのままにしても大丈夫だが、しこりが大きいので除去する事にしました。術後、病理に回していたそのしこりの中心部にだけガン細胞が3粒見つかったそうです。また、検査から手術するまでの3週間程の間にしこりが2×5センチ程まで大きくなっていました。色々検査し、リンパ転移なし、受容体陽性、切離断端にガン細胞はなしという事です。主治医はステージ1で、ゾラ1年、ノルバ3年をする計画だそうです。
*治療*
告知のその日から抗癌剤@(エンドキサンとファルモルビシン)を1回/3週×4クール。ノルバデックス服用。ゾラデックスを1回/3週を4回。 その間にリニアックを25回照射。抗癌剤@の後、抗癌剤A(タキソール)を週1×3週連続を4クール=計12回。抗癌剤Aになってからゾラデックスを1回/4週。現在は抗癌剤、リニアックを終了し、ゾラ(1回/4週)とノルバの服用を続けています。
*現在*
先日、ゾラを始めてもうすぐ1年になるので、主治医に「1年で終了させますか?」と聞かれました。私はごく早期の乳がんで、約7ヶ月間の抗癌剤と放射線もしたのでゾラは通常の投与期間より短縮しても大丈夫だと思っています。でも、27歳以下は発症後3年以内の再発率が高まると聞きました。当時は22歳だったので、病期よりも発症年齢についての再発率を心配しています。急なほてりや眩暈もしんどいのですが、何より23才で女性として自信を持てないのが辛いです。それと子宮に関する病気や将来の赤ちゃんへの悪影響はないのか等も心配しています。1年で終わらすか、もう1年続けて標準の2年の投与にすべきか迷っています。

1) 1年と2年では再発率に変わりはあるのでしょうか?
2) 1年するのと2年するのではどれ位、何が違うのでしょうか?(メリット/デメリット)

長くなって申し訳ないのですが、ご意見いただけると嬉しいです。

術後のホルモン治療としてのゾラデックスは2年、ノルバデックスは5年というのが一般的です。抗癌剤を併用してもそれは同じことだと思います。
1) 1年と2年の比較というのはないと思います。1年で効果があるのかどうかはよくわかりません。効果があると示されているのは2年投与したときのものです。
2) 副作用の比較についても1年と2年との比較はないと思います。(文責 麻賀)

 

No.3001】 04年10月13日    H.S.
術前外科生検の前に確認したい事

初めてご相談させて頂きます。32歳、未婚、出産経験ありません。

●2004/5/24 エコー
左胸に境界線がぎざぎざしたしこり1x1センチ発見。元主治医は乳腺症と思い3ヵ月後に受診するよう言われる。(2002年12月、会社の検診。左胸に要精密検査とでたが、そのしこりは水溜りと診断。右胸に別のしこりが見つかり細胞診で良性。半年に1度定期検診中。)
●8/13 エコー、マンモグラフィー受診。マンモグラフィーには映らず(若い場合は見え辛いとの事)大きさ変わらず。最終確認のために1ヵ月後にと。
●9/27 エコー、細胞診。クラス4
●10/6 MRI
●10/8 元主治医が前にいた癌専門病院で、セカンドオピニオン受診。(セカンドオピニオンを受けた病院で今後も治療を続けることを決定)

・MRI画像診断 : 境界線がぎざぎざの形のしこりが2−3個映っており、乳管を這い周囲に広がり、その先のしこりと見られるとの事。癌の可能性は高いとの事。
・エコー 他にもいくつか怪しいしこりが映っている。(最初の病院ではしこりは1つと診断)
・細胞診(2回目) 良性(クラスは不明)

しかしMRIの画像診断によると、乳腺症の影に隠れた癌である可能性が高い。何度針を刺しても変わらないので、次回は、局所麻酔による外科的生検を受けるよう言われました。マンモトーム設置病院であるのに、主治医がなぜ針生検を飛ばして外科生検を選んだのか、他の方法がないのか等、学会で診察時間が3分しかなく、確認できないまま診察終了。(10/26 生検予定、11/4 主治医診察予定 外科生検結果発表)
外科的生検のメリットは、確定診断がつく事と思います。しかしデメリットを考えるといくつか不安要素があるので、すいませんが教えてください。

質問
1) 外科的生検後にセンチネルリンパ節生検はできるのか?
「センチネルリンパ節生検法を希望する場合は、腫瘍全体をくり抜く手術よりは、針生検による術前組織診の方がおすすめといえます。」と、HPNo.1904-2 に書いてあります。私は一生涯テニス等のスポーツを続けたい希望が強くあり、なるべくリンパ節郭清はしたくありません。(現段階ではリンパ転移の有無については何も言われておりません) センチネルリンパ節生検を強く希望しております。主治医とそこまで話が出来ないまま外科的生検となり心配です。切った後でもうセンチネルリンパ節生検が出来ないといわれたのでは遅いので、教えてください。
2) 外科的生検がそのまま治療となる事もあるのか?
”くりぬいて取る外科生検の場合は、取れていれば”治療”ともなるため取り残しなく取ってもらうことが必要”と書いてある本を見ました。外科的生検の執刀医は、主治医が学会で不在のため主治医以外のドクターです。主治医に信頼感があり今後の治療をお願いしたのに、違うドクターに生検される事による不安があります。この生検が治療となることがあるのですか?
3) 傷跡の大きさ、痛むのはどれくらいか?
1センチ切開というが、ケロイド体質で傷跡が気になります。また、傷跡が2年たっても痛むという相談を見ました。どの程度後遺症が残りますか?
4) 外科的生検後、癌なら数週間後にはオペが必要なのか?
主治医は学会で不在と人気で多忙(常に外来で手術待ち100人、2ヶ月待ちの状態)で、しばらく待つと思います。癌を撒き散らす心配はさほどないと聞いておりますが、多少の不安はあります。
5) 細胞診の次は、針生検(現在の病院はマンモトーム設置あり)ではないのか?
MRI画像診断が癌の確率が高いため、より確定診断がつく方法を選んだという事でしょうか?
6) やはり外科的生検を受けるべきでしょうか?
メリットである確定診断の重要性がどの程度かによりますが、出来れば私は傷跡の小さいマンモトーム生検をのぞんでいます。
7) 他の病院の医師の意見を聞いたほうが良いでしょうか?
今の病院で今後治療するとしたことで、最初の元主治医の態度が急変したのもあり、母は現主治医の方針に逆らうような質問や行動は良くないと大反対し、乳腺外科医を今年引退した友人の父にサードオピニオンを求めようと、MRIを借りることも大反対しております。私は32歳、未婚で今後の人生も長く、自分の体なので納得してのぞみたいと思っております。

お忙しいところ長文の質問を入れてしまい大変恐れ入りますが、ご回答お願いいたします。

1) 外科的生検後でもセンチネルリンパ節生検はできます。通常の場合と比べて正診率に変わりはありません。
2) 外科的生検の方法にもよりますが、そのまま治療となることを考えて行う場合もあります。それは担当医に聞くのが確かです。ただ(3)のところに1.0cmの切開とありますので、治療を考えてというより診断確定のための生検を行うように思います。
3) 傷跡が目立たない人も多くいますし、数は少ないですが目立つ方もいます。行って見ないとわからないというところがあります。
4) 先ほどの質問に関連しますが、外科的生検がそのまま治療になることもありますが、一般的には再度同じ場所を切除して術中の迅速診断を行い、周囲に顕微鏡レベルでの癌の進展がないことを確認しておくことが必要と思います。
5) マンモトームではその部位に正確に当たらない場合もありますので、より確実な方法である外科的生検を選んだのだと思います。
6) 担当医とよく相談して納得してから受けてください。
7) 自分で納得いくまで、いろいろな方の意見を聞いたらどうでしょうか。(文責 麻賀)