No.12871 使用できる薬がないと言われました

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2022.09.18 匿名 0 Comments

11年前に右胸に発症。温存手術の後3年後、同部位に再発し全摘手術。その後も局所再発を繰り返し、部分切除。ホルモン受容体陽性で、ホルモン療法を行ってきましたが、昨年1月に皮膚転移とリンパ節転移を確認、手術不可のステージ4と診断。以後、化学療法でアバスチンとパクリタキセル、ベージニオとフェソロデックス、アフィニトールとエキセメスタン、ハラヴェンと続き、現在はジェムザールを投与中ですが、マーカーの数値が徐々に上昇して、これ以上使える薬剤はないと主治医に宣告されました。今は、皮膚転移は胸壁を破り、ゴルフボールほどの大きさになり、ガーゼを交換するたびに出血があります。本当にもう使える薬剤はないのでしょうか? 提案として、ベージニオ使用時、副作用が酷く、1週間服用で中止になったので、再度ベージニオの量を減らして使用してみるのも考えるとのことですが、それは有効でしょうか? もう薬剤がないのなら再チャレンジも考えています。

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2022.09.18 須田 0 コメント

相談内容に書かれていないホルモン剤として、酢酸メドロキシプロゲステロン(商品名:ヒスロンH)があります。転移再発乳癌で、通常はアロマターゼ阻害剤または抗エストロゲン剤、あるいはその両方を投与した後で、第3次薬として使用されます。ステロイド様作用があるため、食欲増進、体重増加、血栓症などの副作用があります。今までに使用されていたレジメンの一つに、ヒスロンH・フルツロン・エンドキサンの組み合わせがあります。

ベージニオについては、減量することでマネージメントが可能になるとの報告があります。

今後の治療にヒスロンHを使うレジメンが貴女に適切かどうかはわかりませんので、貴女の状態をいちばん理解している主治医とよく相談し、納得のいく治療をしてください。(文責 須田)

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