No.12978 タモキシフェン10年服用後の身体の変化

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2023.07.23 K 0 Comments

現在51歳です。39歳の時に乳がんを温存手術しました。リンパに4つ転移がありました。その後、抗がん剤8クールと放射線、リュープリンを3年、ホルモン剤を10年飲み、昨年11月に終了しました。今後は年に一度の検査で経過観察です。婦人科の方も、内膜が少し厚くなっていたこともあり、半年に一度診てもらっています。リンパに転移が4つあった為、今の無治療の状態が不安で、いつも身体の変化に敏感になっています。

ここのところ下腹の鼠蹊部の上あたりが時々チクチクと痛むのと、先週から手術していない方の胸が張ったような違和感、そして乳首がヒリヒリと痛みます。見た目には何もありません。初めは下着で擦れて荒れたのかと思い様子を見ていましたが、珍しくおりものがあることに気がつき、又、髪質がしっかりしてきた感じもあり、女性ホルモンが復活してきているのでは?と思い始めました。そうなるとホルモン依存タイプの乳がんだったので再発が心配です。医学的に今からできることがありますか? できることと言えば、バランスの良い食事に運動、ストレスをためないことでしょうか‥。このストレスをためないことが何より難しいです。ホルモン剤終了の最後の診察の時に、先生から、「しばらくの間は病気のことは忘れるくらいでもいいよ。」と言われました。マイナスに捉えてしまい、しばらくは‥という言葉が引っかかっています。この歳で生理が再開することがあるのでしょうか? 長文になってしまいました。よろしくお願い致します。

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2023.07.23 0 コメント

乳がん術後約12年。抗がん剤治療、放射線治療を施行したのち10年間の内分泌療法を終えて現在に至ったということですね。まずは長期間にわたっての治療、本当にお疲れ様でした。いろいろな理由でどうしても途中で治療を断念せざるを得なくなった患者様もたくさんいる中で、貴女は治療を完遂できたことがまず素晴らしいと思いますし、それを自信に変えていただきたいとも思います。ただ貴女が心配されているとおり、乳癌は術後10年以降に再発することもまれにあり、それゆえ主治医の先生は今後も1年ごとに診察をしてくださるのだと思います。今回メールでお示しくださったいくつかの症状は、いずれも再発を疑う症状ではなく、あまり気にする必要はないように思います。むしろ手術をお受けになった時と比べ50代となった今は、乳がん以外にも他の部位のがんやがん以外の病気もいろいろと気を付けなければいけない年代になったと思います。術後10年を経た今は、全身のいろいろな病気に気を配りつつ、同等の配慮を乳癌術後に対しても行うといったスタンスでいかがでしょうか? ホルモン剤(おそらくタモキシフェン)を10年間服用したことにより、子宮内膜の肥厚が起きていると思いますし、それに伴っておりものや時に不正出血が生じることもあると思いますが、これらが続くようなら婦人科の主治医の先生にご相談されるとよいと思います。いずれにせよ主治医の先生がおっしゃる通り、「病気のことは忘れる」ことも、貴女にはときに必要だと、私も考えます。(文責 谷)

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