No.13041 今後の治療の選択肢について

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2024.02.20 M.Y. 0 Comments

今後の治療の選択肢について質問させていただきたいと思います。現在59歳です。
<これまでの経緯>
・2021年、体調不良の検査の過程で肺に多数の腫瘍が見つかる。
・諸々の検査の結果、乳がんが原発と判明。頸部リンパ節および肺への転移が認められるルミナルAタイプのステージ4の乳がんと診断が下る。
・イブランス服用(約2か月)フェソロデックス注射※現在まで継続(30回)
・その後、ベージニオ服用(約1年6か月) 
・その後、TS-1服用(約3か月)
・その後、ゼローダ服用(約3か月)
・直近の腫瘍マーカー(CA15-3)値は、51.1(’23.7月)、58.3(9月)、60.0(10月)、64.3(11月)、56.6(12月)、62.2(’24.2月)です。
・CT画像診断結果(’23、11月)「原発腫瘍は不明瞭、多発性肺腫瘍は増大傾向」

次回2月19日のCT検査の結果を受け、点滴による抗がん剤へと変更になるような公算です。 そこで質問させていただきます。服用薬による治療はもう効果が期待できないのか、点滴による抗がん剤ではどのような薬剤が考えられるか、放射線等ほかの治療は考えられないのか、今後の治療の選択肢について教えていただけると心の支えになります。何卒よろしくお願いいたします。

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2024.02.21 鈴木 0 コメント

ご質問有難うございます。Stage4の乳癌治療に対する今後の治療内容についての質問です。ホルモン感受性陽性の乳癌なので、基本はホルモン治療±分子標的治療薬ということになり、その治療を行っていく中で、病状が進行した場合、薬剤の副作用が強い場合は変更し、次のホルモン治療を行っていく、というのが、基本的な方針です。ホルモン治療は、まだ数種類ありますので、治療の選択肢は残されていますが、最初に効果的な治療を行っていますので、今後のホルモン治療は効果が乏しいかもしれません。次の治療として、点滴の化学療法を提示されているようですが、A抗がん剤(点滴)、B抗がん剤(点滴)のどちらが効果的なのか、明確な答えはありませんので、効果、副作用、ご本人の気持ち、などと相談しながら、次の治療を考えていくことになります。ホルモン治療としては、①アロマシン+アフィニトール、②プロセキソール、③タモキシフェンなどがあります。化学療法としては、内服は使いましたので、①ハラヴェン、②アバスチン+パクリタキセル、③ナベルビン、④アンスラサイクリン(心毒性あり、長期は使えない)、⑤ドセタキセルなどが選択肢になるかと思います。これらを、総動員し、先ほどにも書きました、効果、副作用と相談しながら治療を受けて頂くことになります。あせらず、慌てずに治療を継続されて下さい。その他、病理結果をよくみてみないといけませんが、HER2タンパクが、1+、2+のHER2-lowという状況なら、エンハーツという薬剤も使えます。また、BRCA1/2の変異があるようなら、リムパーザという薬剤も適応になりますので、BRCA1/2の変異を確認する必要もあります。現状、多発肺転移に対しての放射線治療は適応にならないと思います。今後、ホルモン治療系の薬剤の開発、販売も予定されていますので、新たな選択肢も出て参ります。ぜひ、頑張って下さい。(文責 鈴木)

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