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相談室(No.11101〜11200)

このページは乳がんに関する不安や悩みを解消していくことを目的としています。皆様からの乳癌に関する情報、体験談、意見、質問などをお待ちしております。 個人および病院への攻撃や中傷に関してはお答えできませんので、あらかじめご了承下さい。

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なお治療法は、患者さんと主治医がご相談されて決定されるものであり、この相談室でお答えできるのは、一般的な参考意見であることをご了解下さい。

当相談室にお寄せいただいたメールについては、編集・引用・公開させていただく権利を当会(神奈川乳癌治療研究会)が有するものとします。また、名前、メールアドレス等個人情報保護の観点から、皆様から頂戴したご相談のメールは、一定期間の後、アドレスも含めて削除させていただいております。再度ご相談いただく際はその旨ご留意いただき、掲載No.を書き添えて下さるようお願い致します。

第12回かながわ乳がん市民フォーラムに、たくさんのご参加、有難うございました。

 


★ 過去にさかのぼって相談内容が検索できるようになりました。ご参考になれば幸いです。ご利用下さい。

 

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11200 13/10/18 Y.S. No.11191の再相談です(HPNo.11191) 須田
11199 13/10/18 T.A. 今後の治療について(HPNo.10672) 須田
11198 13/10/18 R.O. CA15-3、CEAの上昇 須田
11197 13/10/18 K  乳がん肺転移の抗がん剤治療 須田
11196 13/10/14 Y・S 術後、放射線治療の間隔について 須田
11195 13/10/14 N  術後の痛み 須田
11194 13/10/14 I  家族性乳癌について 須田
11193-1
11193-2
13/10/09
14/09/02
M.T  左胸の脇の下の塊について
今後の治療について
石山
吉田
11192 13/10/09 C 術後の組織診断 石山
11191-1
11191-2
13/10/09
13/10/18
Y.S. 今後の治療について
No.11191の再相談です
石山
須田
11190-1
11190-2
13/10/07
13/10/23
J  ステージW
11190で相談した者です
石山
緒方
11189 13/10/07 S  化学療法の選択 石山
11188 13/10/07 M  HPNo.11182でご相談させて頂いたものです(HPNo.11182-2) 石山
11187 13/10/06 Kei 手術後の抗がん剤治療について 石山
11186 13/10/06 T  10年生存率を教えてください 石山
11185 13/10/06 N.M.  治療方法と再発率 石山
11184 13/10/04 M  術後の化学療法 石山
11183 13/10/04 T.S. 要精密検査となりました 石山
11182-1
11182-2
13/10/02
13/10/07
M 全摘か放射線か
HPNo.11182でご相談させて頂いたものです
石山
石山
11181 13/10/02 S  乳房再建とpluripotent stem cell 石山
11180 13/10/01 H  今後の治療と再発率 石川
11179 13/10/01 K.N.  DCISにおけるHER2陽性について 石川
11178 13/10/01 Y.T. 術後療法について 石川
11177 13/09/28 S 治療方針の決め方 石川
11176 13/09/28 E.T.  CEAとCA15-3の上昇 石川
11175 13/09/28 O  右乳房の吹き出物 石川
11174 13/09/26 A  皮下全乳腺摘出後の放射線治療 石川
11173 13/09/26 S  医学用語について(HPNo.11094) 石川
11172 13/09/23 S.Y. 乳がん治療方法 吉田
11171 13/09/19 T ホルモン治療について(HPNo.11156-2) 吉田
11170 13/09/19 K CTの間隔 (HPno.11166-2) 吉田
11169 13/09/17 K  遠隔移転が心配です 浜口
11168 13/09/17 Y.W.  今後の治療法について 浜口
11167 13/09/16 M  オンコタイプ(HPNo.11155-2) 浜口
11166-1
11162-2
13/09/16
13/09/19
K  脳転移を疑ったほうがいいのでしょうか?
CTの間隔
浜口
吉田
11165 13/09/16 P  No.11161の質問への追加(HPNo.11161-2) 浜口
11164 13/09/14 H.Y. 非浸潤がんについて 浜口
11163 13/09/14 K.K. 乳頭の分泌物 浜口
11162 13/09/14 G アロマターゼ阻害剤について 浜口
11161-1
11161-2
13/09/13
13/09/16
P  抗がん剤
No.11161の質問への追加
浜口
浜口
11160 13/09/13 S 再発後の治療について 浜口
11157 13/09/10 N  温存手術後の取り残し 徳田
11156-1
11156-2
13/09/08
13/09/19
T  DCIS全乳腺切除後のホルモン治療について
ホルモン治療について
徳田
吉田
11155-1
11155-2
13/09/08
13/09/16
M 抗がん剤
オンコタイプ
徳田
浜口
11154 13/09/06 T.T.  抗がん剤の治験について教えてください 徳田
11153 13/09/06 T AST高値は転移の可能性があるでしょうか? 徳田
11152 13/09/03 M 乳がん検診の結果について 徳田
11151 13/09/03 A  温存手術跡のしこりについて 徳田 
11150 13/09/03 T  非浸潤性乳ガンの病理結果について 俵矢
11149 13/09/03 NC 卵巣摘出手術について 俵矢
11148 13/09/03 S  少量の出血があります 俵矢
11147 13/09/03 M.S.  乳癌の術後療法に関するご相談 俵矢
11146 13/09/03 M  乳輪からだけの出血 俵矢
11145 13/09/02 C  病理検査の結果 俵矢
11144 13/09/02 T   HPNo.11123の追加質問(HPNo.11123-2) 俵矢
11143 13/09/02 H 今後の治療について(HPNo.10998) 俵矢
11142 13/09/02 T  乳癌の疑い 俵矢
11141 13/08/31 O  抗がん治療について 俵矢
11140 13/08/31 T・S 男性の乳首のしこりについて 俵矢
11139 13/08/31 Y.K. 術後補助療法 俵矢
11138 13/08/30 W  乳輪からの出血 俵矢
11137 13/08/30 I  骨シンチの結果 俵矢
11136 13/08/30 M.Y.  血管炎症を抱えての乳房摘出手術 俵矢
11135 13/08/28 SN 放射線治療開始までの期間について
11134 13/08/28 M  授乳中のしこり
11133 13/08/26 A 手術の傷痕近くのしこり
11132 13/08/26 Y.G. No.11130の続きです(HPNo.11130)
11131 13/08/19 N  痛みのない胸のしこりについて(2)(HPNo.11128-2) 高橋
11130-1
11130-2
13/08/19
13/08/26
Y.G.  リンパ浮腫について
No.11130の続きです
高橋
11129 13/08/18 T リュープリンの使用期間について 高橋
11128-1
11128-2

11128-3
13/08/18
13/08/19
13/11/27
N  痛みのない胸のしこりについて
痛みのない胸のしこりについて(2)
手術跡のしこり
高橋
高橋
加藤
11127 13/08/18 Y.Y.  転移、再発の可能性(HPNo.10980) 高橋
11126 13/08/17 S  たちの悪い癌細胞(HPNo.11094) 高橋
11125 13/08/17 A  手術痕のしこり 高橋
11124 13/08/17 検診の意義(HPNo.11098-2) 須田
11123-1
11123-2

11123-3
13/08/17
13/09/02
13/11/15
T 術後の放射線治療について
HPNo.11123の追加質問
リュープリンを追加するかどうか
須田
俵矢
清水
11122 13/08/17 S 非浸潤性乳管がん0期について(HPNo.11094-3) 須田
11121 13/08/15 M.S.  再発、転移について 加藤
11120 13/08/15 R.M.  治療について 加藤
11119 13/08/15 n.n 閉経前のホルモン療法について 加藤
11118 13/08/15 S  乳輪下のしこり 加藤
11117 13/08/15 S.Y. 肺転移の治療について 加藤
11116 13/08/15 N  母65歳の乳がん治療について 加藤
11115 13/08/15 A  今後に不安がいっぱい 加藤
11114 13/08/15 M.W.  鎖骨リンパ節の浮腫み 加藤
11113 13/08/15 C 病理診断結果の違いについて 加藤
11112 13/08/15 aa 治療方法の選択 加藤
11111 13/08/15 T  HPNo.11052の追加質問(HPNo.11052-3) 加藤
11110-1
11110-2

11110-3
11110-4
13/08/15
14/06/24
14/07/04
14/07/13
再建後の治療
再建後の治療(2)
ホルモン療法
今後の治療について
加藤
久保内
清水
鈴木
11109 13/08/10 S  乳房術後変化について 須田
11108 13/08/10 JM 術後の検診について 須田
11107 13/08/09 Y  人間ドッグ 清水
11106 13/08/09 K トリプルネガティブ 清水
11105 13/08/07 M.T.   乳がんのえくぼ症状について 鈴木
11104 13/08/07 S 乳がんの骨シンチについて(HPNo.11094) 鈴木
11103 13/08/07 F  手術した側の肩に注射するのは問題ないでしょうか? 鈴木
11102 13/08/07 H 局所再発である可能性 鈴木
11101 13/08/05 N 非浸潤癌部分切除+広背筋皮弁同時再建後の健側検診について(2) (HPNo.10923) 清水

 

No.11200】  13年10月18日    Y.S.
No.11191の再相談です(HPNo.11191-2)

No.11191で相談しましたY.S.です。ER:20〜30% PgR:10〜20% は、十分低いと思うのですが、ホルモン療法をしないのは、ER, PgRが何%くらいからでしょうか? 私の場合、ホルモン療法をしないと、再発率はどの程度違ってくるでしょうか? よろしくお願いします。

免疫組織化学染色法では、検体組織中の腫瘍細胞の中で、プロゲステロンレセプター、エストロゲンレセプターが染色されて陽性を呈している細胞がない、又は10%に満たないものを陰性と判定します。貴女の場合、ER 20〜30% ですので ER陽性、GR 10〜20%ですので PGR陽性と判定されて、ホルモン療法を行っている事になります。
ホルモン療法の再発を抑制する効果は、20〜30%と言われています。仮に再発する人が100人いたとして、全員がホルモン療法を行ったとすれば、再発する人を70〜80人に減らせるということです。 (文責 須田)

 

No.11199】  13年10月18日    T.A.

今後の治療について(HPNo.10672-2)

以前HPNo.10672で質問させていただいたTAです。先日CYP2D6遺伝子検査を受けたところ、「低代謝」という結果が出て、大変がっかりしています。タモキシフェンが効くと思って飲んでいたのに・・・。今後は、どのような治療方法(薬剤)がよいでしょうか? 結果報告書は主治医にお渡しして、考えてもらうことにしましたが、主治医はCYP2D6に詳しくないようです。なお、リンパ節転移は、3個ではなく4個でした。よろしくお願いします。

タモキシフェンと同種の薬剤であるトレミフェンは、非ステロイド性のエストロゲン剤で、男性ホルモン様作用がなく、副作用が少ないとされています。本剤は、CYP2D6ではなく、主にCYP3A4で代謝されます。現在閉経状態との事ですので、トレミフェンとして40mg 又は 120mg 経口内服してみる方法も考えられます。主治医とご相談してみてください。(文責 須田)

 

No.11198】  13年10月18日    R.O. 
CA15-3、CEAの上昇

今年3月に乳がんの手術をしました。病理結果は、「髄様癌、ステージ1、しこり1.2センチ、センチネルリンパ節生検 転移なし、トリプルネガティブでした。
4月から化学療法 FEC4回 タキソール12回をしました。先日12回目終了。

        4月  5月  6月 7月  8月  9月 10月
CA15−3  9→ 21→17→22→ 18→ 25→ 29
CEA基準5 1.8→ 1.7→ 1.6→ 1.7→ 2.2→ 3.0→ 3.5
と上昇しております。主治医は抗がん剤治療中だし基準値内なので問題なしとのご返答でしたが、やはり転移再発の可能性はありますか? よろしくお願い致します。

CEAの基準値は5以下、IRMA法では、CA15-3の基準値は30以下です。いずれの測定値も基準値以内での上下で、この場合、値が上昇しているとは表現しません。問題ないと思います。(文責 須田)

 

No.11197】  13年10月18日    K 
乳がん肺転移の抗がん剤治療

母についての質問です。母は現在73歳です。
2005年乳がんの診断、術前化学療法(半年間)
2006年 左乳房全摘出
2013年8月 肺転移が見つかる、フェソロデックス開始
2013年10月 再発箇所のがんが大きくなっていたため、フェソロデックス中止

今後、「アバスチン+パクリタキセル」か「アブラキサン」のどちらかを選ぶように言われました。ですが、素人のため、どちらがよいのか判断がつきません。インターネットでいろいろ調べて、アバスチンの方が効くのか?と思ったのですが、副作用も心配ですし、高齢者の使用には注意が必要、というのも心配です。肺転移なので、呼吸困難、喀血、感染症などの副作用が心配なのです。母の年齢でアバスチンの使用は問題ないのでしょうか? また、2つの薬剤について、判断の基準やご意見などありましたら、お聞かせいただけませんでしょうか?

再発乳癌の治療目的は、症状の緩和・症状発現の先送りを目指して、副作用をできるだけコントロールしながら、治療を長く継続することによって、癌の進行を抑えていくことです。進行再発乳癌に関しての、海外で行われた「パクリタキセル単独」と「アバスチン+パクリタキセル」の比較臨床試験では、単独療法の奏功率が22%、併用療法が48.9%でした。アバスチンには、高血圧から腎障害を引き起こす副作用があるため。降圧剤を併用します。また、アブラキサンは、パクリタキセルのアルブミン懸濁製剤で、投与直後のパクリタキセルの副作用をコントロールした薬です。アブラキサンには、全身倦怠感、抹消神経障害などの副作用があります。抗癌剤は、効果と副作用のバランスを見極めながら使っていくことになりますが、副作用の出方も患者さんによって様々ですから、お母様の体に合う薬、投与方法などを見つけていくことになります。お母様の状態を最もよく把握してくださっている主治医の先生と良くご相談しながら、納得のいく治療を選択してください。(文責 須田)

 

No.11196】  13年10月14日    Y・S
術後、放射線治療の間隔について

乳がん術後についてお伺い致します。去年12月に乳がん告知。今年3月7日手術。病理結果トリプルネガティブ。4月9日からタキソール投与(2週続けて1週休み、同時にフルツロンカプセル口径抗がん剤飲む)、8月20日まで続けました(前の主治医は9月末を終了予定としていた)。その後、ある事がキッカケで治療を止めてしまいました。他病院に移るも、中々受け入れて頂けず、やっと受け入れてくれました。その時点で、手術から7ヶ月が経過しています。新しい病院の先生が、「放射線はどのように考えてますか?」と、言われました。私は先生の予定で治療が進むものだと思っていましたが、「半年を過ぎてしまうと、なんとも言えませんが・・・」ということでした。「トリプルネガティブなので、ホルモン治療も効果が無いので、やってもいいし、やらなくてもいいし」と言われて、迷っています。術後半年を過ぎたら、放射線は効果が見られないのですか? 月日が空いてしまうとダメなんですか? 相談できる人もいません。アドバイスを頂ければと相談させて頂きました。よろしくお願い致します。

放射線治療の開始時期と治療成績について調べた研究によりますと、手術創付近の再発は、術後長時間たってから放射線治療を開始した患者さんで明らかに多かったと報告されています。特別な理由なく、放射線治療の開始を何週間も遅らせることは避けるべきです。しかし、抗癌剤を先に始めた場合、標準的な治療には3〜6ヶ月かかり、その副作用の回復を1ヶ月と考えると、放射線の開始は術後4〜7ヶ月となります。抗癌剤治療を先にした患者さんと、放射線治療を先にした患者さんの間で治療成績を比較しても、局所再発や遠隔転移率、生存率に差は認められません。従って、放射線治療は、抗癌剤治療後、副作用が落ち着いて時点で始めても差し支えないということになります。おそらく、前主治医は、抗癌剤治療後に放射線治療を行おうとしたのではないでしょうか。温存術後であれば、放射線治療を行っておいたほうが良いと思います。(文責 須田)

 

No.11195】  13年10月14日    N  
術後の痛み

2月に温存手術を受けました。病理は、2mmの乳頭腺管がん、乳管内進展6cm、脈管侵襲なし、センチネル(ー)、ホルモン強陽性のルミナルA、Ki67は8.9、グレード2、非浸潤の20%がコメドタイプ。乳管内進展が広かったので大きめに切除しましたが、術中診断で陽性だったため、追加切除しました。結果、露出はしていませんが、一番近いところで断端2mmということで、放射線はブーストも追加しています。今回お聞きしたいのは、丁度追加切除したあたり(乳頭の上部分)が、夜中ズキズキと痛むことがありました(二日ほど)。今頃?という事と、その部分が茶色く変色してきたのが心配です。痛みは、今は押さえると痛む程度です。血液検査では異常なく、炎症反応の値も正常でした。主治医にエコーをしてもらいましたが異常は無く、今後、断端からの再発については0ではないが、今回は時期的に違うでしょうとの事なのですが・・・。ご意見、よろしくお願いいたします。

手術創に関する痛みについては、一般的には再発とは関係ありません。大部分の患者さんは、術後半年を過ぎると、気にならなくなるようです。さらに時間の経過とともに、痛みも軽減してきますが、それでも、ごく少数ではありますが、日常生活の質が低下するような痛みが続く場合もありますが、その場合は、ペインクリニックに相談することになります。貴女の場合、術後8ヶ月程になりますが、ペインクリニック受診も含めて、あまり痛みが続くようであれば、主治医にご相談ください。(文責 須田)

 

No.11194】  13年10月14日    I
家族性乳癌について

3年前の32歳の時に、非浸潤癌(うち1o浸潤癌あり)で全摘出しております。挙児希望であることと微小浸潤の為、無治療で経過観察をしております。今回、お伺いしたい点が2点あります。
1) 手術から2年後、主治医の許可を得て、今年出産致しました。健側で授乳しておりますが、早々に断乳して、超音波検査やマンモグラフィ検査を再開した方がいいのか悩んでおります。主治医は、いくつか線維腺腫があるが。大きさも変わらず、悪性の所見は見当たらないので、断乳までして検査を急ぐ必要はないとの見解しでした。本当に断乳を急がなくて良いのか、ご意見をお聞きしたいです。
2) 64歳の母も0期〜1期の乳癌が分かりました。年内に手術予定です。私と母が乳癌になったことで、家族性のものではないかと思っています。親戚では、私と母と祖父の姉が78歳で乳癌(早期だった為、摘出後無治療)、3人もいると遺伝子性の可能性は高いのでしょうか?

お忙しい中、申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

1) 術後の定期的マンモグラフィーは、反対側に新しくできた別の乳癌を早期に発見し、適切な治療に結びつけることが目的であり、乳癌診療ガイドライン上では、年1回のマンモグラフィーと医師の診察が推奨されています。赤ちゃんのためにも、断乳してまで検査を急ぐ必要はないと思います。
2) 親子・兄弟姉妹の中に乳癌が3人以上いる場合や、2人の乳癌患者さんがいて、2人のどちらかが、「@40歳未満で乳癌を発症している A両側乳癌である B乳癌以外の癌にもかかっている」のいずれかに該当する場合を、家族性乳癌といいます。また、遺伝子(BRCA1 BRCA2)に変異がある場合、この遺伝子が1/2の確立で子供に遺伝します。遺伝子の変異を調べる検査は、健康保険の適応外ですが、希望する場合は、主治医にご相談なさるといいと思います。(文責 須田)

 

No.11193-1】  13年10月09日    M.T 
左胸の脇の下の塊について

左乳がん、トリプルネガティブの患者より、初めて質問させていただきます。宜しくお願いいたします。
2009年5月にステージ2a(1.5cmと1.2cmのお団子状、センチネルリンパ節生検では転移なし)発覚後、6月より術前抗がん剤パクリタキソルをウィークリー12回、FEC4回を経て3分の2に縮小後、2010年1月末に乳房温存手術(断面陰性)、そして放射線治療25回の標準治療を同年3月末に終了。トリプルネガティブのため、治療は終了しましたが、2年弱が過ぎた2011年12月、PET検査でリンパ節1個に異常が見られ、細胞診では陰性だったものの、摘出手術で、そのリンパ節ががんであることが分かりました。病理の結果、Ki67 70%と判明。抗がん剤経口薬のゼローダを2月から11か月服用。ところが、2012年12月に前回摘出したリンパ節の少し上辺りに、PET検査でリンパ節1個転移したことが認められ、2013年1月末にリンパ節郭清手術でレベル1,2,3リンパ節26個取り、病理結果は1個のみがんで、Ki67 90%と判明。がん研有明の腫瘍内科医のセカンドオピニオンの選択肢にもありました予後抗がん剤をしないことを選択。今年の6月中旬のPET検査では異常なし。ところが、リンパ節郭清をした左胸の脇の下に塊が認められ、細胞診で陰性、リンパ節郭清手術後にできる良性の肉芽の可能性が高いと主治医に言われました。とはいえ、主治医としては、がんかどうか白黒決着つけるために、部分麻酔で摘出手術を勧められました。そこで、質問です。
1) 肉芽であれば、放置して悪性腫瘍になることがありますか。
2) 肉芽であれば、経過観察で、いずれ縮小して消えていくことはありませんか。患者仲間で、細胞診後、超音波で経過観察を続け、1年後には消失した事例を聞いております。
3) メスを入れないで、もっと詳しい検査法、例えば組織診や内視鏡など、良性か悪性か他の方法で確認する方法はありませんか。
4) 細胞診を他の乳腺外科に依頼するケースはありますでしょうか。高性能な超音波を扱う病院はありますでしょうか。

今週の木曜日の診察時に自分の方向性を決めていかなければなりませんので、お手数ながら、ご返信いただきたく、宜しくお願い申し上げます。

肉芽かどうかわからないから摘出を勧めているのですから、その確認をすること以外、今後の不安解消はあり得ません。エコーも細胞診も、あまり参考にならないと思います。今心配でないなら、経過観察でもいいのでしょうが、不安だからこのような話になったはずでは?(文責 石山)

 

No.11193-2】  14年09月02日    M.T 
今後の治療について

No.11193に初めて質問させていただき、今回が2度目になります。宜しくお願いいたします。
左乳がんリンパ節転移を繰り返しているトリプルネガティブの患者です。
2009年5月ステージ2aで標準治療(術前抗がん剤パクリタキソル、FEC、乳房温存手術、放射線25回)を2010年3月に終了後、2011年12月にリンパ節転移1個摘出。抗がん剤ゼローダを10ヶ月服用後前回摘出したリンパ節周辺に1個転移が認められ、2013年1月末にリンパ節郭清手術でレベル1,2,3リンパ節26個取り、病理結果1個のみがんで、Ki67が90%と判明。癌研有明病院腫瘍内科医のセカンドオピニオンの選択肢にもありました予後抗がん剤をしないことを選択した後、No.11193でご質問させていただいた左胸脇の下リンパ節のしこりを2014年3月に摘出したところ、がんであることが判明。抗がん剤なしで様子を見ていたところ、7月中旬のCT検査で同じく左胸の鎖骨上と腋窩のリンパ節にがんが認められました。私は局所の間は抗がん剤でなく手術の方を希望しましたが、主治医は手術を望むならハルステッド手術、または抗がん剤であればハラヴェンを勧められています。癌研有明の腫瘍内科医のセカンドオピニオンに臨んだところ、意見が分かれるところだが、手術が難しく、サイバーナイフ治療が有効であれば、時間稼ぎしてから抗がん剤ハラヴェンを勧められました。そこで、日赤医療センターのサイバーナイフセンターを受診したところ、鎖骨上はサイバーナイフを照射可能だが、腋窩は背骨からの距離が長く成功率が低いので引き受けられない、腋窩だけ手術を頼めないか主治医に再度確認を取るようにと言われました。ところが主治医は腋窩リンパ節の摘出は可能だが、根本治療にならないのでお引き受けいただけないとおっしゃっています。そこで、質問です。
1) ハラヴェンの奏功率は6割と聞いておりますが、今ある局所のがんを摘出できるものであれば、サイバーナイフや手術で現れているがんを無くして、なるべく抗がん剤の使用を先送りしてQOLを維持するという選択肢は意味のないことなのでしょうか。
2) 今回現れたがん化したリンパ節が位置的にスピードを増して全身に行く可能性があって、即ハラヴェンの抗がん剤選択が必須もしくは賢明なのでしょうか。つまり、ハラヴェンで今あるがんを消すことができなくても、全身治療を優先すべきでしょうか。

お忙しい所、申し訳ございませんが、宜しくお願いいたします。 

1)2)のどちらの考えに従った方が良いかはわかりません。ただ一般的には2)を選ぶ人が多いと思います。すでに3回も切除を行っていますし、手術も難しいことと思います。今後はハラヴェンを使用し、切除しなければ生活の質が低下するような局所再発、増大傾向にある再発巣が出現した場合に手術を行ってもらうというようにした方が良いのではないでしょうか。(文責 吉田)

 

No.11192】  13年10月09日    C
術後の組織診断

2回目の相談です。平成24年12月に粘液癌と診断されました。
CNB:
mucinous carcinoma(mixed type) focally micropapillary pattern(+)
Er(90%)
PgR(90%)
HER2(0)
Ki67(30%)

TM:
CA15-3 77 (基準値:0-31.3)
BCA225 240 (基準値:160未満)

平成25年1月4日から術前化学療法(アブラキサンweekly4クール+FEC100 4クール)、その後手術を行いました。術後の組織診断は、mucinous carcinoma (pure type)でした。化学療法で、癌の組織が少し変わったのでしょうか?それとも、採取した組織の量の違いで、結果に違いがでたのでしょうか?プレパラートもないので、なんとも言えないかもしれませんが、わかる範囲で構いません。教えて下さい。よろしくお願いします。

抗癌剤の影響で部分的に癌が死滅すると組織型は変化することもあり、当然全体を見ることができる手術標本と、術前の針生検は針で取った一部だけなので、違うこともあります。(文責 石山)

 

No.11191-1】  13年10月09日    Y.S.
今後の治療について

48歳の時、乳がんが見つかり治療をしてまいりましたが、ちょっと一段落つき、今後の治療について迷いが出てきましたので、相談させていただきます。病理検査報告はとても読み辛く、スペルがよく分かりませんが、こんな感じでした。
Microinvaive ductal coucinama of the right great partial glaudectou
Comedocarcinoma (11×7mm)
g(+) ly 0 v 0 Margiu(-) LN;0/2(センチネル;0/1 Ia;0/1) Nuclear atypic:3
Mitotic counts:3 Nuclear grade:3
Her2:3+ ER:20~30% PgR:10~20%
FECを3週間毎6回、放射線治療50グレイ、ハーセプチン1年(18回)をして、現在はタモキシフェン20mmを毎朝1錠服用しています。薬の副作用で苦しい日々でしたが、なんとかハーセプチンを終わらすことができ、脚のむくみや、寝ていても体がだるくて寝られないなどの症状も終わるものと思っていましたが、今残っている副作用では、若干の脚のむくみ、じんじんする感じ。それと出血しやすくなった事などです。指を軽く挟んだだけで爪の色が黒く変わるほど内出血してしまいました。痛みは挟んだ時だけでしたが、よく考えると足も気がついたら青あざがいつの間にか出来ていたり、傷が治りにくく、化膿しやすいようにも思えます。先日、人間ドックで血尿が指摘され(尿検査は今月中に再検査の予定です)、今までの薬の負担で腎臓が悲鳴を上げているように思えて、いっそのことタモキシフェンもやめてしまおうかと思っているのですが、どうでしょうか。タモキシフェンは発がん性もあり、新たなガンの原因になってはという心配もあります。できれば薬はもうどんな薬でも飲みたくないというのが正直な気持ちです。よろしくお願いします。

現在の出血傾向は、タモキシフェンの副作用なのか疑問です。毎回採血などのデータで出血傾向があるのか、凝固系の異常も色々調べる項目があります。腎障害なども、採血で、あるのかないのか判断できます。血尿と一般的な腎障害は別の場合が多いので、現在の主治医によく相談してください。(文責 石山)

 

No.11191-2】  13年10月18日    Y.S.
No.11191の再相談です

No.11191で相談しましたY.S.です。ER:20〜30% PgR:10〜20% は、十分低いと思うのですが、ホルモン療法をしないのは、ER, PgRが何%くらいからでしょうか? 私の場合、ホルモン療法をしないと、再発率はどの程度違ってくるでしょうか? よろしくお願いします。

免疫組織化学染色法では、検体組織中の腫瘍細胞の中で、プロゲステロンレセプター、エストロゲンレセプターが染色されて陽性を呈している細胞がない、又は10%に満たないものを陰性と判定します。貴女の場合、ER 20〜30% ですので ER陽性、GR 10〜20%ですので PGR陽性と判定されて、ホルモン療法を行っている事になります。
ホルモン療法の再発を抑制する効果は、20〜30%と言われています。仮に再発する人が100人いたとして、全員がホルモン療法を行ったとすれば、再発する人を70〜80人に減らせるということです。 (文責 須田)

 

No.11190-1】  13年10月07日    J
ステージW

40歳女性。総合病院の乳腺外科で、左乳がんと診断されました。
T2N3cM1 ステージW(左腋窩・左鎖骨上窩リンパ節転移、胸骨・左第7肋骨転移、肝転移1ヵ所) 浸潤性乳管がん 硬がん 核異型度2 がん増殖能 中 Ki67>15% ER7/8 PgR3/8 ハーセプチンは効果なし…と、説明を受けました。

2011年8月に両側乳腺線維腺腫(右約5cm、左約1.5cm )を同病院で摘出。術後の病理結果で、両側とも線維腺腫と言われ、術前に乳房の造影MRIも撮っています。その後、別の乳腺クリニックで半年毎にエコー検査を受け、最終は2012年10月です。当時妊娠6ヶ月でした。その時も、エコーで「奥の方に小さいのがあるけど全く問題なし。元気な赤ちゃんを産んで、授乳が終わったらまた来てください。」と言われました。今冷静に振り返ると、妊娠後期から乳輪、乳首に左右差が出始めていました。また、出産後、子どもが左の授乳を嫌がり、産後1ヶ月半程で完全に右だけの授乳になりました。出産は、2013年2月28日、帝王切開です。子どもは今、7ヶ月です。今回のPET-CTで、何と右下腹部にガーゼが残存していることも発見され、このまま抗がん剤治療をするのは危険だということで、まずはノルバデックスの内服を開始し、ガーゼを摘出してから抗がん剤治療を…と言われています。

1) 乳がんは進行の遅いがんだと聞きますが、私のがんはものすごいスピードで進行しています。ガーゼ摘出術をしている間に更に進行し、傷の痛みや体力の低下で、子育てができなくなってしまう…ということはないでしょうか?
2) 進行がとても早いので、どんどん転移が進んでいるのではないかと心配です。治療の効果の評価は、どれくらいでしてもらったらいいのでしょうか? 一般的な評価では手遅れになるのではないかと気になります。

「乳がん検診を受けましょう」「乳がんは進行の遅いがんです」とか見聞きすると、大変腹立たしいです。検診を過信してはいけないこと、妊娠・出産・授乳が乳がんは多大な影響を与えることを、多くの方に知って欲しくて投稿しました。

一般的には妊娠授乳期乳癌の予後は、普通の乳がんと変わらないことになっていますが、例外もたくさんあります。検診は、科学的に根拠があるのは50歳以上のマンモグラフィー併用検診で、40歳代は効果が弱いと言われていて、それ以下の年齢の人には、検診は有用かどうか今のところ証拠がありません。今回の経過は大変不幸な経過と言わざるを得ません。ガーゼの遺残を含め、それらの経過次第で、治療開始時期もまだ分からない状況で不安でしょうが、乳癌は固形がんの中でも抗癌剤が非常に良く効く癌腫です。また治療薬も次々進化しているので、その効果に期待して治療に励んでください。特に骨転移にはビスフォスフォネート製剤も有効です。さらに、治療選択は、経験豊富な乳腺外科医か、乳癌治療に慣れた腫瘍内科で治療を受けることをお勧めします(無理ならセカンドオピニオンを受けられたらいかがでしょうか?)。(文責 石山)

 

No.11190-2】  13年10月23日    J
11190で相談した者です

色々とハードルをクリアし、おかげさまで抗がん剤治療を始められることになりました。まずはアンスラサイクリン系(FEC)から始め、次にタキサン系で行きましょうと言われています。抗がん剤治療をすると、約7割の人が卵巣機能も低下するので、LH-RHアゴニスト製剤も一旦止めると言われたのですが、40歳閉経前の私としては不安です。
1) LH-RHアゴニスト製剤を併用することで、何か弊害がありますか?
2) 開始する抗がん剤は、標準的な物ですか?

抗がん剤治療開始まで、ノルバデックスの内服とLH-RHアゴニスト製剤の1ヶ月効果がある注射をしました。ご回答、よろしくお願いいたします。

1)  特にありませんが、どうせ卵巣機能が低下するのに高い薬を使い続ける意味がないということです。
2)  標準的です。問題なしです。(文責 緒方)

 

No.11189】  13年10月07日    S 
化学療法の選択

7月に乳癌と診断され、8月末に温存手術を受けました。センチネル生検で転移が1個あり、術後抗がん剤と放射線治療、ホルモン治療を行う予定です。抗がん剤にもいろいろな組み合わせがあると思うのですが、私の場合どのような種類の抗がん剤治療を行うべきか、ご教授いただけますでしょうか。また再発率はどのくらいでしょうか? ちなみに抗がん剤を行わないという選択肢はないのでしょうか? なんとか再発を抑えたいのですが、副作用など、とても不安です。

ステージ Ub、 浸潤径 4.0 × 2.5、 グレード 2、 KI67 20、 ホルモン (+) ( 40% )、 HER2 (-)、 断端 (-)、 脈管侵襲 (-)、 ルミナールB ?
年齢は42歳 閉経前です。よろしくお願いします。

単位がないのですが、浸潤径が4cmでしょうか? 治療の基本は、アンスラサイクリン系抗がん剤に、その後タキサン系抗がん剤でしょうか。それぞれそれを基本に、その施設で治療し慣れた方法で良いのではないでしょうか。その後LHRH+Tamoによる内分泌療法を追加するのが良いと思いますが・・・。(文責 石山)

 

No.11188】  13年10月07日    M 
HPNo.11182でご相談させて頂いたものです(HPNo.11182-2)

前回曖昧な所があった為、病理検査結果を詳しく聞いたところ、ギリギリになったとは、癌が露出していたのではなく、5mm以内だった断端陽性と言われました。ただ完璧に取りきれたかどうかはわからない為、放射線を60グレイはかけるとの事でした。

(1) このままの温存で、多めの放射線をかける
(2) 追加切除で問題なければ、通常量の放射線をかける
(3) 皮下乳腺摘出+再建で、放射線はかけない

医師にはどれでも良いと言われました。どれが一番再発しない確実性が高いでしょうか?お教え下さい。
又、抗がん剤治療ですが、主治医は半年のフルでした方が良いかもとの事でしたが、必要ないとの意見もあり、悩んでおります。ホルモン治療最低5年は必須と言われております。術前の検査で、ER. 90%↑ PgR. 90%↑ HER2.(0〜1+)で陰性  MIB-1. 5%↓ ルミナールA型。 CT.MRI.PETでは遠隔転移は今のところ無いとの事です。リンパ節転移2/7があり、35歳ということで、再発率が高いとは本などを見て知りました。Adjuvant onlineというものをして頂けるようならお願い致します。

「どれが一番再発しない確実性が高いでしょうか?」との質問ですので、当然(3)です。リンパ節転移が2個というのは、高リスクになります。半年の抗がん剤が良いと思います。その後、内分泌療法では・・・。Adjuvant onlineは、ネットで検索してみてください。わたしもやったことがありません。(文責 石山)

 

No.11187】  13年10月06日    Kei
手術後の抗がん剤治療について

現在手術後放射線治療中です。浸潤硬癌 ルミナルB 病理T期 53歳閉経後 ER(3+) PgR(3+) HER2(-) Ki-67 34%  腫瘍のサイズ 1×1.2p  核グレード 2 リンパ節転移なし。 抗がん剤は、FEC4クール、T(パクリタキス)4クール後、ホルモン療法5年を提案されています。抗がん剤は必須でしょうが、私には効かない気がしてなりません。抗がん剤の選択肢は、他にありますか。例えばTC4クールとか・・・。特に持病はありませんが、体に自信はありません。それから、抗がん剤使用で10%上乗せといわれましたが、再発率はどれくらいでしょうか。よろしくお願いいたします。

術後無治療であれば再発率は10数%程度でしょうか。FECでそれが数%に減らせるという事になります。最近は抗癌剤の支持療法が進歩し、自信がないと言うだけで治療しないのも科学的でないのですが。現在はとにかく再発させないことが重要と考えられているので、FEC⇒PTXが最強ですが、PTXをやらない選択肢もあると思います。(文責 石山)

 

No.11186】  13年10月06日     T 
10年生存率を教えてください

30歳、ステージVaです。乳腺のしこりは8ミリ、腋窩リンパへの転移がいくつもある状態でした。術前化学療法でFECとDOCを4回ずつやり、その後手術。病理結果は、乳腺のガンはpCR。リンパはレベルUまで郭清し、1/13でした。リンパに残っていたしこりは6ミリで、ER+(10-50%)のみです。術後放射線を24回+4回行い、タモキシフェンを服用しています。生理は戻っていますが、今はリュープリンは行っていません。 このケースでは、10年生存率はどのくらいになりますか? リュープリンを追加すると、生存率はあがりますか?

術前化学療法の予後について生存率は分かりませんが、原発巣でpCRであれば、予後は著しく改善できると言われていますが、リンパ節に遺残があった場合は果たして同じくpCRと言えるのか解釈に困るところです。月経があるならリュープリン追加は意味があると思いますが、すでに術前化学療法で卵巣機能が低下している可能性もあり、血中エストロゲンレベルなどチェックするのもよいのではないでしょうか。(文責 石山)

 

No.11185】  13年10月06日     N.M.
治療方法と再発率

初めて相談させていただきます。2011年、40歳で左乳頭腺管癌で全摘しました。結果は、ER+,PGR+,ki67 18% リンパ1個 脈管侵襲ありでした。Her2は2+で、Fish法で−です。その後の治療は、FEC×4+TC×4+ホルモン療法か、場合によってはTCを省略する場合があると言われていて、結局FEC後、TCはしなくて良いでしょうと言われました。今となって、していない事が不安です。現在2年がたち、ノルバッテクスとリュープリン注射をしていますが、他に再発予防として、できる治療や治験はありますか? TS−1をホルモン療法と併用したら防げますか? FECの後、TCを省略することは、ありますか? 今後の再発率は、どうなりますか?

補助療法は2年たってから追加することはあまり意味がないですし、ER+PgR+と言っても何%の陽性率なのかにもよりますが、一般的には現在の治療でいくしかないと思います。TC省略という考えでなくて、最強の治療はTC追加であるが、FEC単独で再発を3分の1に減らすので、本来の再発率がそれほど高くないのであれば十分と考えます。当院ではFEC100の後にはPTX単独を行っていますが、各施設で慣れた方法でやるだけです。(文責 石山)

 

No.11184】  13年10月04日     M 
術後の化学療法

8月に、多発性乳ガンの為、右胸全摘手術をしました。その後、化学療法が必要か、オンコタイプDXをお願いしました。その結果、再発リスクが中間で、高リスクに近かったため、化学療法をやることになりました。私の術後の病理結果は、ステージ1、ホルモン陽性、HER2陰性、核グレード3、ki-67 30%、センチネルリンパ節転移陰性、ルミナルBの、あまり顔つきの良くない物でした。来週から、化学療法 ECx4 ドセタキセルx4 をやる予定です。その後ホルモン治療。抗がん剤の種類はたくさんありますが、私が行う予定の抗がん剤のコースはどう思われますか? 再発、転移をどうしても防ぎたいため、このコースになったのですが、体がついていけるか心配です。生きる為に頑張っていこうと思うのですが、他の組み合わせや、もっと回数を減らしたりする方法もあるのかなーと思ってしまったり・・・。先生によって選択する抗がん剤もいろいろあると思いますが、ご相談させていただきたく、よろしくお願いします。  

年齢や合併症の有無、Stageなど不明ですが、ごく一般的で妥当な治療と思われます。再発リスクを減らせることが乳がん治療では重要ですので、この方法は妥当と思われます。(文責 石山)

 

No.11183】  13年10月04日     T.S. 
要精密検査となりました

50歳、出産経験ありです。去年、主人の勤務先での主婦健診にて行われたマンモグラフィー検査で、右乳房C領域でカテゴリー3の石灰化を指摘され、乳腺専門外来で詳しいマンモグラフィーを行いました。たまたま同じ乳腺専門外来で残っていた3年前の画像と照らし合わせ、1年後に様子を見るように言われていたものです。その際、マンモトームの検査も検討したのですが、石灰化の場所が画像の上部分に写るか写らないかギリギリのところにあり、マンモトームがやりづらいこと・3年前の画像とかわっていないこともあり、1年後の検査としました。ところが、1か月前の主人の勤務先での主婦健診にて行われた超音波検査で、要精密検査となりました。検査技師のコメントとして、「内部微細均一・低エコー腫瘤増3.8×3.3×2.2mm」とあり、検診医のコメントとして、「右CD領域ecogenic spot(石灰化?)精査してください」とありました。来週、1年後の検査を乳腺外来で予定しております。その前に、このコメントの意味が何か、少しでも理解してから臨みたいと考えております。何か、悪化していることを考えなければならないでしょうか。1年後の検査を受ける予定があるのに、わざわざ主人の勤務先の検査を受ける必要もなかったのかと思いつつ、相談させていただきました。心配性なこともあり、乳がん検診は主婦健診のほかに個人的に乳腺専門外来を定期的に受診しております。長くなりましたが、よろしくお願いします。

マンモグラフィーのパターンが集簇石灰化なのか、エコーの石灰化の部分と同じ場所かどうか、その範囲が同じなのか、色々不明ですが、エコーでは基本的には5mm以下の良悪の診断は困難と言われていますので、このような経過になったと思いますが、本当に心配なら、エコー下の穿刺吸引細胞診かコアニードルバイオプシー(CNB)を受ければ良いのではないでしょうか?(文責 石山)

 

No.11182-1】  13年10月02日     M 
全摘か放射線か

乳癌温存術後の病理検査の結果を言われ、どうすれば良いのか悩んでおります。
硬癌と乳頭腺管癌、一番大きいので1.7×1.2、リンパは7つ取り2つ転移有、グレード1、リンパ管・血管は−。
広めに取ったが、実際のところポツポツと細かく癌があり、ギリギリになったとの事(断片陽性という事なのかも知れません)。そのため、「放射線はしっかりめにかけないと」と、言われました。私が、「今後放射線治療後局所再発したら、シリコン再建が出来ない事が辛い。」と言うと、「全摘+再建でも良いと思う。絶対放射線だけで大丈夫とは言えないから。」と、言われました。 35歳未婚です。
どうやって決めて良いかわかりません。もし再発率のデータや、温存から全摘に再手術するメリットデメリットがあれば教えて下さい。

ぎりぎりという抽象的なことでは再発率は分かりませんが、当院であれば、このような患者さんには全摘+再建をお勧めしています。形成外科のある病院であれば同時再建も可能です。それよりも、2個のリンパ節転移であれば遠隔転移やそれに伴う生命予後も心配ですので、補助化学療法などの事を相談するのが先決ではないでしょうか。(文責 石山)

 

No.11182-2】  13年10月07日     M 
HPNo.11182でご相談させて頂いたものです

前回曖昧な所があった為、病理検査結果を詳しく聞いたところ、ギリギリになったとは、癌が露出していたのではなく、5mm以内だった断端陽性と言われました。ただ完璧に取りきれたかどうかはわからない為、放射線を60グレイはかけるとの事でした。

(1) このままの温存で、多めの放射線をかける
(2) 追加切除で問題なければ、通常量の放射線をかける
(3) 皮下乳腺摘出+再建で、放射線はかけない

医師にはどれでも良いと言われました。どれが一番再発しない確実性が高いでしょうか?お教え下さい。
又、抗がん剤治療ですが、主治医は半年のフルでした方が良いかもとの事でしたが、必要ないとの意見もあり、悩んでおります。ホルモン治療最低5年は必須と言われております。術前の検査で、ER. 90%↑ PgR. 90%↑ HER2.(0〜1+)で陰性  MIB-1. 5%↓ ルミナールA型。 CT.MRI.PETでは遠隔転移は今のところ無いとの事です。リンパ節転移2/7があり、35歳ということで、再発率が高いとは本などを見て知りました。Adjuvant onlineというものをして頂けるようならお願い致します。

「どれが一番再発しない確実性が高いでしょうか?」との質問ですので、当然(3)です。リンパ節転移が2個というのは、高リスクになります。半年の抗がん剤が良いと思います。その後、内分泌療法では・・・。Adjuvant onlineは、ネットで検索してみてください。わたしもやったことがありません。(文責 石山)

 

No.11181】  13年10月02日     S .
乳房再建とpluripotent stem cell

ザンクトガレンの論文で気になる事があるので質問します。よろしくお願いします。
『脂肪組織はpluripotent stem cellを含むことが分かった。pluripotent stem
cellは腫瘍細胞の血管を増生させ、実験レベルでは腫瘍細胞を増殖させる為、乳房再建に脂肪組織を用いると再発が増加する可能性が危惧される』
この脂肪というのは、CRFなどの物に限定されるのか、脂肪全般なのでしょうか? この情報を聞いて、自家組織での再建をやめようか迷っています。

実験レベルでの話で、実際の人体でどうなるのか、更に乳がん患者の乳房再建の際にどうなるのかは全く不明です。(文責 石山)

 

No.11180】  13年10月01日     H .
今後の治療と再発率

お忙しい所、申し訳ありません。乳がんと診断され、術前化学療法から手術、放射線ときましたが、術後のハーセプチンまで、まだ時間があり、心配です。そこで質問なのですが、
1) 最後の術前化学療法から術後単独ハーセプチンまで約5ヶ月あります。こんなに間があっても問題ないでしょうか? 最後の化学療法から(約1ヶ月)、手術から(約1ヶ月半)、放射線終了から(約1ヶ月半) ハーセプチン予定
2) 私の場合の5・10年再発率は、どれ位ですか? 38歳、ホルモン2つ共陽性(90%・99%)HER2 陽性、硬癌、しこり8ミリ ステージ1 転移なし ki67 20% グレード2〜3 術中センチネル、転移なし 病理の結果 pCRでした。
3) 術後、ホルモン治療をしないと再発率はどれくらいになりますか?

宜しくお願いします。

1)センチネルリンパ節転移なく 病理の結果もpCRでしたので、あくまでも術後の再発予防療法になるので、問題ないと思われます。
2)術前化学療法前の、病期など詳しい臨床情報がわからないので、はっきりした数字では言えませんが、再発率はかなり低いことが予想されます。
3)術後、ホルモン治療をしないと再発率は少し上がることが考えられます。 (文責 石川)

 

No.11179】  13年10月01日     K.N.  .
DCISにおけるHER2陽性について

先日、乳癌で手術を受けました。術前診断では(0〜)T期だろうということでしたが、広範囲のcomedo typeで、ちょっとタチの悪いものということで、胸筋温存乳房切除術となりました。術後病理診断ではDCISで、ER 10%、PgR 0%、HER2 (FISH法)シグナル比 12.0 増幅あり、リンパ節転移なし、でした。DCISでしたが、広範囲のcomedo type ということ(病理での取りこぼしの可能性もありうる)と、対側乳癌発生予防ということで、タモキシフェンの内服が始まりました。ただ、ホルモン感受性が低いのが心配ともいわれました。

1) comedo typeはタチの悪いものということですが、DCISで全摘した場合は心配ないのでしょうか。
2) ホルモン感受性が低く、HER2陽性の場合は、再発率が高いと聞いたのですが、DCISで全摘した場合は、あてはまらないのでしょうか。
3) そもそもDCISではHER2陽性の意義はないのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

1) DCISなので、完全に全摘できていれば、心配ないと思われます。
2) DCISで全摘した場合には、当てはまらないと考えます。
3) DCISでは浸潤巣がないので、HER2陽性の意義は一般的にないと考えられています。(文責 石川)

 

No.11178】  13年10月01日     Y.T.   .
術後療法について

はじめて相談させていただきます。妻が乳がんになり、8月末に温存手術を受け、今日検査結果を聞いてきました。妻は、年齢41歳、閉経前です。乳管ガン(硬ガン)、浸潤径は約4cm、リンパ節転移は 1/1、リンパ節郭清は行っていません。ER40% PR30%  HER2 2  Ki-67 20%。 HRE2については追加検査中です。悪性度グレード2 断端陰性 脈管侵襲陰性。主治医からは、HER2陰性の場合でも 抗がん剤と放射線+ホルモン治療をすすめられています。HER2陽性の場合は抗がん剤を長めに行い、放射線+ハーセプチンとホルモン治療とのことです。今回お聞きしたいのが、HER2陰性だと仮定して、
@ ホルモン治療単独にした場合の再発率 
A 抗がん剤をプラスした場合の再発率
上記の条件で、どの程度再発率が変わってくるのか?
HER2陰性の場合でも抗がん剤を追加する判断は一般的なのでしょうか? よろしくお願いします。

HER2陰性だと仮定しても、浸潤径約4cmで、リンパ節転移あり、腋窩リンパ節郭清なしなので、5年再発率は ホルモン治療単独の場合は50%以上で, 化学療法をプラスしても30%以上と予想されます。HER2陰性の場合でも化学療法は必須と考えます。(文責 石川)

 

No.11177】  13年09月28日     S  .
治療方針の決め方

先日、母(65歳)が乳がんの診断を受けました。最初に診ていただいた乳腺の診療所で、マンモ、エコー、針を刺してもらい、ほぼそうだろうと。その診療所に紹介していただき、大学の付属病院へ行ったのですが、初診では、診療所でのマンモやエコーの画像を見たり、視診や触診で終わったそうです。次回またエコー、CTの検査はするということなのですが、細胞診や針生検はすぐにはしなくていいのでしょうか? 主治医は、「CTの結果によって今後の治療方針を決めましょう。」と、おしゃっていたようなのですが、「がんのタイプが分からなければ、治療方針は決められないのでは?」と、思っています。また、手術せずにホルモン治療だけになる可能性もある・・とも言われたらしいのですが、エコーでは腋への転移はないようですし、画像で見る限りではがん細胞も小さいので、そのような選択肢もあり得るのでしょうか? ご意見宜しくお願いします。

細胞診や針生検の結果はどうだったのでしょうか。悪性なら、遠隔臓器転移のチェック、治療へとすぐ進むはずです。乳癌とまだ断定できていないので、経過を見ているのではないのでしょうか。大学付属病院の担当医に、はっきりお聞きになったほうがいいと思いますが・・・。(文責 石川)

 

No.11176】  13年09月28日     E.T.  .
CEAとCA15-3の上昇

非浸潤性乳癌、全摘手術後ホルモン治療中で、2年経過しました(リュープリン2年終了・タスオミン服用中) 。現在36歳です。7月の検査結果で、CEAとCA15-3が上昇し、骨シンチで背骨腰あたりに影がみられました。
CEA………3.6→6.4→3.9→9.4  CA15-3…13.8→20.6→28.1→291
骨シンチは、検査前に腰を痛めていたので、そのせいだろうと…。今は痛みはなく、CT、胸部エコーでは異常がみられないことから、3か月後再検査ということになりました。
CA15-3の291はありうるのか、3か月後を待つか、セカンドオピニオンするべきか、ほかにするべき検査があるのか、CEAとCA15-3の上昇に婦人科系は関係するのか、ぜひアドバイスをお願いします。

CA15-3の291は急に上がりすぎです。再発転移がかなり進行しても、これほど急に高くなることはないと思います。セカンドオピニオンはお勧めでなく、3か月後の再検査を待つか、CEAとCA15-3の上昇は右肩上がりの傾向があるので、念のため全身のPET−CT検査もしてみるのもいい選択かもしれません。CEAとCA15-3の上昇は婦人科系疾患に関係しないと思います。(文責 石川)

 

No.11175】  13年09月28日     O  .
右乳房の吹き出物

気になる事があるので質問させて下さい。31歳、生後2ヶ月半の子供がいます。4、5日前に乳房に赤い吹き出物らしき物が出来ました。場所は右乳房の乳首から1センチほど内側(心臓側)です。ポコッと腫れていて、触ると若干痛みがありました。先端にニキビの様に白い芯らしき物があって(かなり小さめでしたが)、入浴後には芯らしき物はフヤケて消えました。昨日、指でつまんで潰してみたら、汁と血が少し出ただけだったので、軟膏を塗ったところ、腫れが治まってきました。赤みは少し残っているものの、範囲は小さくなった気がします。やはりこれは吹き出物なのでしょうか? 授乳については、母乳が先月夏バテでダウンして以来、ほぼ出ない為、ミルクのみです。乳癌は、炎症性で無い限り、いきなり表面には出来ないと聞いたのですが本当ですか? 読みづらい上に長くなってしまい、申し訳ありません。

俗に言う吹き出物だと思います。乳輪の皮脂腺が詰まって炎症を起こした結果ではないかと想像しています。乳癌では、このような経過を辿ることはまずありません。(文責 石川)

 

No.11174】  13年09月26日     A  .
皮下全乳腺摘出後の放射線治療

先日、非浸潤乳癌が見つかりました。石灰化が二ヶ所にあり、そのひとつから癌細胞が見つかり、もうひとつは、これからマンモトームで調べます。主治医からは、もし一ヶ所だけなら温存が可能。二ヶ所にあれば全摘がいいだろうと言われています。でも半年前にはなかった石灰化。片方が癌で、片方が癌でないなんてことはないだろうなあと思っていますが…。主治医は、皮下全乳腺摘出をして、同時に再建(再建の詳しい方法は聞けていません)も考えられるといいます。でも、乳頭乳輪が残っているので、そこに放射線をあてないといけないといいます。皮下全乳腺摘出術は、放射線治療はしなくてもいいと聞いたことがあります。さらに、放射線治療後は再建が難しいとも聞きます。どう理解すればいいのでしょうか。また、乳房切除術を行っても、放射線治療をしなければならないことがあるのでしょうか? その場合、再建の時期は、いつ頃、どんな形で行うことができるのでしょうか。さらに、温存できた場合は、放射線治療はするべきだと思いますが、乳房の変形が著しい場合や納得できない場合に、再建はできるのでしょうか。
39歳です。漢方とタイミングで不妊治療中でした。今後も妊娠出産の可能性を残したいです。よろしくお願いします。

皮下全乳腺摘出に術後に放射線治療をしたほうがいい場合は少なからずあります。乳房再建術は放射線治療後でないほうが、きれいにできる可能性が高くなります。再建の時期は手術の術式,術後の状態、再建方法等によって異なってきます。詳しくは形成外科医と術前に相談しておくのがいいでしょう。乳房の変形が著しい場合や納得できない場合にも、再建は可能です。再建方法はケース・バイ・ケースで個人によって違ってくるので、これも形成外科医と相談することになります。(文責 石川)

 

No.11173】  13年09月26日     S .
医学用語について(HPNo.11094-5)

以前にもご相談させていただきました11094のSです。わからないことが沢山あり、ご相談させていただきます。9月20日に、医療センターの先生より連帯ノートに書き込んでいただ
きました。
1) 組織学的分類 (DCIS) TNM分類 T(?) N(0) M(0) Tisと書かれてありましたが、 Tisとは、なんですか? 臨床病期の所には 0と書かれていましたが、0とは、非浸潤性乳管癌
0期の意味ですよね? 異型度 Grade3。術式 乳房切除。病理組織学的腫瘍径 腫癌形成タイプではなく、石灰化のため、判定は困難と書かれていました。断端はマイナス。脈管浸潤 マイナス。センチネルリンパ節生検 実施 SLN (0/1)。ホルモン受容体10%で、ER陰性 PgR陰性。HER2...3+ 。
2) ホルモン受容体が陰性と出ていても、1%あれば、アリミデックスを飲んでいただきますと言われ、今年の5月23日に手術したのですが、5月30日から飲んでいますが、アリミデ
ックスは、ききますか?
3) 私の場合は、非浸潤性乳管癌0期ですが、遠隔転移とか再発の可能性は0に近いのですか? ☆非浸潤性乳管癌0期の全摘出の場合、術後の経過は極めて良好なんですか?
4) HER2とかグレードとかki67とかは、浸潤癌の事で、非浸潤性乳管癌0期の場合は、気にしなくていいのですか?
5) 非浸潤性乳管癌のタイプは、ふるい型と、低乳頭型と、書かれていました。ふるい型、低乳頭型とは、なんですか?
6) DCIS のタイプは、乳管進展型ですが、乳管進展型とは、なんですか?
7) これらのデータから考えて、私の20年の生存率は、ほかの病気になる死亡を考えないで、乳癌だけを考えた場合は、ほぼ100%と考えていいのでしょうか? 
8) 非浸潤性乳管癌0期で、左乳房全摘出ですが、ほぼ完治と考えてよいのでしょうか?

よろしくお願いします。

1)Tisとは簡単に言うと非浸潤性乳管癌のことです。tumor in situの略です。臨床病期0とは、非浸潤性乳管癌0期の意味です。
2)ホルモン受容体が10%でも、ホルモン剤(アリミデックス)は有効なことは十分考えられます。
3)ほんとうに非浸潤性乳管癌で、全摘出手術で、断端陰性の場合、術後の経過は極めて良好で、遠隔転移とか再発の可能性は0に近いと考えられます。
4)HER2とかグレードとかki67とかは、非浸潤性乳管癌で全摘出手術で断端陰性の場合、気にしなくてよいと考えます。
5)腫瘍の乳管内発育(増殖)形態が、ふるい型は篩状の、低乳頭型は丈が低い隆起状のものを指します。
6)乳管進展型とは癌細胞が乳管の中を広がっていく発育形式を言います。
7)再発率は0%に近い、即ち予後はほぼ100%ということになります。 
8)非浸潤性乳管癌0期で、左乳房全摘出で断端陰性なので、理論上は完治するとの予想になります。(文責 石川)

 

No.11172】  13年09月23日     S.Y.
乳がん治療方法

突然のメール、申し訳ございません。私は外国人のものなんですが、国にいる女の友達が乳がんになって、手術をうけました。最近、また頭の中から0.7ミリの大きさのがん細胞が見つかったようで、これから放射線治療を受けることになっているようです。お勧めの治療方法を教えていただけませんか。よろしくお願いいたします。

頭の中と云うのは、@頭蓋骨の中の能あるいは髄膜のことでしょうか。あるいはA頭の表面 B頭蓋骨のことでしょうか?。@の場合、他の部位の転移状況にもよりますが、ガンマーナイフが良い方法です。摘出手術も良いかもしれません。Aの場合も、日本では診断を兼ねて切除することが多いです。Bの場合は、全身化学療法あるいはホルモン療法ということになると思います。いずれにしても、いつ頃乳房の手術をしたのか? その時のサブタイプと病期、そして現在頭以外のの場所に転移があるか否かがわかれば、もう少し良いアドバイスが出来ると思います。(文責 吉田)

 

No.11171】  13年09月19日     T 
ホルモン治療について(HPNo.11156-2)

前回は御回答頂きありがとうございました。断端陽性については、主治医に確認したところ、非浸潤なので気にしなくて良いとのことでした。こちらのアドバイスを参考に無治療のお話をしましたが、ホルモン治療(フェマーラ)を強く勧められました。副作用の骨密度の低下については、検査しながらプラリア治療を併用するとのことです。万が一、病理結果に浸潤の見落としがあることを考慮してとのことです。前回は記しませんでしたが、病理結果に、「周囲に連続して血液をためた拡張乳癌が散在する。上皮は圧俳されて異型乏しいため癌としていないが、断端近くまで存在し要注意です。」とあり、これも関係するのでしょうか? 私のガンの性質を考慮して、やはり治療は受けた方が良いのでしょうか? 片側の予防にもなるとのことですが、5年後治療が終わった時、その予防は、その後も有効なのでしょうか? どうか、御回答を宜しくお願い致します。治療開始のリミットが迫っていて最終判断は自分だとは承知していますが、非浸潤全摘なのだから、副作用を考えて無治療でいきたい気持ちと、やはり万が一ということと、そこまで主治医が勧めるのは、受けた方がいいケースなのかとも思い、毎日悩みに悩んでいます。

お悩みの点について、どちらが良いかエビデンスがなく、明快にお答えすることは出来ません。広汎なDCISであり、主治医の心配も解りますが、私ならAI剤(フェマーラ等)ではなくタモキシフェンを服用するようにいたします。効果の点であまり大きな違いはなく、骨密度の低下などの副作用が弱いからです。ファマーラを5年服用して、その後も予防効果が続くか否かは解りません。(文責 吉田)

 

No.11170】  13年09月19日     K  
CTの間隔 (HPno.11166-2)

早速、返事を頂きましてありがとうございます。目眩とふらつく感じは相変わらずですが…。4月の末頃にも痺れ・目眩があり、その時も同じ神経内科に行きまして、乳癌の既応歴があることも話しました。その時に、頭部のCTも撮ってもらい、大丈夫だと言われました。半年位前に撮ったCTで大丈夫であれば、この期間に脳転移が起きる可能性はあまり考えられませんか? また、CTなどは、どのくらいの間隔で撮るのが望ましいのでしょうか?

脳転移の可能性を否定することはできませんが、可能性は低いと思います。どうしても気になるのなら、CTではなくMRIの検査が必要でしょう。まずは乳癌の主治医に相談してみて下さい。脳転移をCTなどの検査を行い早期に発見することは、意味がないことになっております。(文責 吉田)

 

No.11169】  13年09月17日     K 
遠隔移転が心配です

初めて投稿させて頂きます。23歳です。この度、母(50歳)が今月より、左胸の乳首の下のしこりに気付き、最寄りの大学病院で検査を行ったところ、悪性の腫瘍(乳癌)だと診断されました。大きさは、細胞検査では1.5〜1.7cm、エコーでは、大まかなところ、リンパへの転移はないだろうとのことです。患部の痛みは皆無らしく、普通の生活を送っています。そして、後日、CTやMRIなどで遠隔移転の有無や癌の種類を検査します。心配で知らべてみたところ、上記の場合はステージ1で、早期の部類に入り、生存率は9割を超えるらしいのです。しかし、最も気になっているのは、遠隔移転の場合です。しこりの大きさを問わずステージ4にまではね上がり、完治も困難で、生存率も大幅に下がるとのデータを知り、不安です。遠隔移転しやすい部分としては、一般的に肺、骨、肝臓、脳らしいのですが、仮にリンパ腺への移転がなくても、遠隔移転する場合はあるのでしょうか。希に血液により、癌細胞が飛び火して遠隔移転を来すとのことですが、これは上記の症状にも当てはまるのでしょうか。精密検査をしてみなけば分かりませんが、現段階では、しこりの位置的な問題からの部分摘出、再発防止の抗がん剤の検討がされています。しかし、遠隔移転がある場合は、その治療もどこまで成功するか分からず、心配でたまりません。

遠隔転移がなければ治癒を目指して治療していくことになりますし、遠隔転移があった場合には、完全に治癒することはなかなか難しくうまくつきあっていく治療になることが多いです。しかし、遠隔転移があっても非常に長く病状が安定しているケースも少なくなく、また治療薬の進歩に伴い遠隔転移が消えて治癒したと思われるケースもしばしば経験します。確かに転移がないかどうかは心配だと思いますし、それによって今後の治療方針は変わってきますが、恐らくは現在検査を進めている段階だと思いますので、あまり心配せずに結果を確認してから、その状況に合わせてベストの治療を計画していけばよいでしょう。(文責 浜口)

 

No.11168】  13年09月17日    Y.W. 
今後の治療法について

1954年生まれです。発病は2005年11月、発病時より骨転移で、手術は受けていません。
グレート2
ホルモン受容体 エストロゲン:陽性 プロゲステロン:陽性
HERT2受容体 染色法:1+ FISH法 陰性 
骨への放射線  頸椎、胸椎、腰椎に12回 24グレイ 
アレディア開始→ゾメタ(08年6月から)→ランマーク(2012年8月から)現在継続中 
ホルモン治療は、アリミディクス→フェアストン→アロマシン→ノルバディクス→2012年4月からフェマーラ

2010年秋から腫瘍マーカー値が基準値以上になり、検査のたびに上昇中。今年2月のデーターは、CEA24.11 CA15−3 25.2 NCC-STは未測定。 6月の値 CEA42、CA15-3 26.8、NCC-ST 150。CT検査では他への転移はなかったので、フェマーラを続けています。飲んでいないホルモン剤は、フェソロディクスとヒスロンHです。マーカー値の上昇で、ホルモン剤の変更は、主治医も「悩ましいところ」とおっしゃっています。フェソロデイクスへの変更は? これ以上の上昇は不安なのですが・・・。今後の治療法を教えていただきたくメールしました。よろしくお願いいたします。

再発・転移治療の効果を判定するには画像での評価が基本で、あくまでも腫瘍マーカーは補助的なものです。しかし、骨転移は画像での変化を判断するのがなかなか難しく、腫瘍マーカーの方がより病状の変化をみるのに有用なケースもしばしば経験します。フェソロデックスは他の治療薬と作用の違う薬なので、有力な選択肢のひとつで次に使うべき薬と考えます。治療切り替えのタイミングは確かに非常に悩ましいところだと思いますが、すぐに変更して効果をみてみるのもいいですし、骨折のリスクが高いなどの状況でなければ、今後も長い治療が続いていくことを考えると、焦らずにもう少し先でもいいのかも知れません。主治医の先生とよく相談して決めて下さい。(文責 浜口)

 

No.11167】  13年09月16日    M 
オンコタイプ(HPNo.11155-2)

No.11155でご質問させていただいたものです。主治医にオンコタイプの件を話したところ、「あれは良い検査だが、閉経後のデータが大半であり、若年の自分にとってはする意味がない、そして自分のようなタイプで若年性には、抗がん剤上乗せがより良いというデータが出てしまっている。」と、言われました。オンコタイプで決めようと思っていたので、かなり動揺してます。やはり私にはあまり意味がないのでしょうか?

現在2年に1度開かれている、専門家達が集まって乳がんの標準治療について話し合うザンクトガレンのミーティングでも、当初は若年者ということがリスク因子の一つと考えられていましたが、2009年のミーティングではリスク因子から外れました。しかし、やはり若年者の乳がんには抗がん剤治療を考慮した方がいいという意見も最近復活してきており、いまだ議論の余地が残る状況です。まずは術後の詳細な病理結果を見た上で、明らかに抗がん剤を勧められる状況であれば、Oncotype DX検査は必要ないですし、もし、抗がん剤省略の可能性があれば、Oncotype DXの結果を参考に決めたらいいでしょう。(文責 浜口)

 

No.11166-1】  13年09月16日    K
脳転移を疑ったほうがいいのでしょうか?

3週間位前より、腰痛、手足の痺れがありました。特に、左側が多い感じです。不快だとは思っていたのですが、更に4・5日前より目眩も酷くなってきました。歩くとフラフラするし、座っていても揺れる感じです。術後6年以上たちましたが、リンパに1つ転移があって、抗がん剤と放射線もしました。神経内科に行きましたが、肩凝りからくるのでは?とのことで、ミオナールとメチクールの処方だけで、特に検査もありませんでした。脳転移を疑ったほうがいいのでしょうか?

脳転移を積極的に疑う症状ではないと考えますが、症状が改善しないようであれば、主治医に相談するのがよいでしょう。(文責 浜口)

 

No.11166-2】  13年09月19日    K
CTの間隔

早速、返事を頂きましてありがとうございます。目眩とふらつく感じは相変わらずですが…。4月の末頃にも痺れ・目眩があり、その時も同じ神経内科に行きまして、乳癌の既応歴があることも話しました。その時に、頭部のCTも撮ってもらい、大丈夫だと言われました。半年位前に撮ったCTで大丈夫であれば、この期間に脳転移が起きる可能性はあまり考えられませんか? また、CTなどは、どのくらいの間隔で撮るのが望ましいのでしょうか?

脳転移の可能性を否定することはできませんが、可能性は低いと思います。どうしても気になるのなら、CTではなくMRIの検査が必要でしょう。まずは乳癌の主治医に相談してみて下さい。脳転移をCTなどの検査を行い早期に発見することは、意味がないことになっております。(文責 吉田)

 

No.11165】  13年09月16日    P 
No.11161の質問への追加(HPNo.11161-2)

貴重なアドバイスを有難うございます。追加で質問させて下さい。微小転移についてですが、センチネルリンパ節の1/3の結果となります。1ヶ所から2つの微小転移がみつかりました。0.5mm,0.3mmその全て含めた拡がりは約4mmとなっております。複数と言っても一つのヶ所だけから出たと言うのは、何らかの考慮にはなりませんでしょうか?
また、医師より、抗がん剤を投与して効果が出るかどうかを調べられる検査を、自費負担となるが受けてみてはどうかと提案されました。(オンコタイプDX ?)  この検査は、基本リンパ節転移が無い人が対象のようですが、私のような小さな転移でも明確な結果を得られるものなのでしょうか? 高額な検査となりますので、受けて、」結果が結局中間値で判断に迷うとなると意味がないように思います。ご意見の程、よろしくお願い致します。

リンパ節微小転移についてはまだ十分なデータの蓄積がない状態であり、転移の詳しい状況により治療法の選択の決め手にすることは困難です。Oncotype DXについては、閉経前のリンパ節転移陽性の患者さんの治療方針決定の有用性は確立されていません。もし、Oncotype DXでハイリスクであれば、化学療法をした方がよいとは言えると思いますが、ローリスクだった場合に化学療法を省略してよいとは言い切れません。現時点で少しでも再発率を下げたいとお考えであれば、化学療法をお勧めしますし、もし化学療法をできるだけ避けたいと考えているのであれば、標準的ではありませんが、OncotypeDXの情報を参考にしてみてもいいかも知れません。(文責 浜口)

 

No.11164】  13年09月14日    H.Y.
非浸潤がんについて

私は、非浸潤がん患者です。ここを拝見していると、非浸潤がんでも、ごく稀に転移もあり得る、という記載がたびたび出てきます。私の場合、全摘手術だけで、抗がん剤などは何もしていません。核グレード3で、ホルモン陰性、HER2+3、KI67は50%以上、悪性度の高い顔つきの悪いがんとの説明を受けています。転移予防のために、念のため抗がん剤をしなくて本当に良かったのか、不安になる時があります。標準治療では抗がん剤不要だということは分かっておりますが、念のため抗がん剤をした方が転移しにくい、ということはないのでしょうか? まだ子供も小さいので、あとで後悔しないように治療をしていきたいと思っています。

基本的には非浸潤性乳管癌は、乳管内にとどまる病変で転移を起こすことはありません。乳管外に浸潤すると、乳管の周りにある血管やリンパ管に腫瘍細胞が入り込み、転移を起こす可能性が出てきます。術後の摘出標本を細かくチェックして、浸潤部がなければ非浸潤癌と診断するわけですが、5mm間隔で摘出標本をチェックするのが一般的です。ですので、チェックできていないところに浸潤部が潜んでいる可能性はゼロではなく、非浸潤癌でも転移を起こしてくるケースでは、おそらくチェックできなかったところに浸潤部が潜んでいた可能性が考えられます。しかし、そういうケースは少なく(おそら1-2%程度でしょうか)、それを心配して非浸潤癌の患者さん全員に化学療法をやることは、メリットが非常に少なく、副作用などのデメリットが大きいため、行うべきではありません。現在の治療で心配いらないと考えます。(文責 浜口)

 

No.11163】  13年09月14日    K.K.
乳頭の分泌物

初めて相談します。48歳。既婚。子供二人(20歳・17歳)。陥没乳頭の為、ほとんど授乳なし。5年前から、マンモグラフィとエコ−による検診を受けています。エコ−で右乳房に8ミリのしこりが見つかり、太い針の組織診で硬化性腺症と診断されました。その時、黄色の透明の分泌物があり、そちらも検査をして異常なしで、毎年検診を続けています。昨年、マンモグラフィを受けた時に、右乳房から黄色で透明の少し粘りのある分泌物が出ました。先生は、「この色だと心配ないので、又、来年来て下さい」と言い、今年も7月初めに検診に行き、やはりマンモグラフィで同じような分泌物が出ました。マンモグラフィも異常はなく、エコ−でも、以前からあったしこりも小さくなっていました。先生には、「分泌物は色が変わってきたら来て下さい。変わりがなければ一年後に」と、言われました。その後、分泌物が前よりも出やすくなった様で、少しの圧迫で、量はわずかですが、出るようになった気がします。色は黄色透明が一ヶ所、白濁しているところが 一ヶ所です。身体全体の変化としては、5月頃より生理不順で、6月末より生理が止まっています。このまま様子を見ていれば良いのか悩んでいます。

乳頭分泌の原因としては、乳腺症、乳管内腫瘍などが考えられ、乳がんが見つかるケースもありますので注意が必要です。また、陥没乳頭の方は炎症を繰り返したり、また陥没したところに古い角質が貯まったりで、分泌物のように感じることもあります。マンモグラフィ、超音波検査で異常がなければ、あまり心配せずに、定期的な検診で宜しいのではないでしょうか。分泌物に血が混じったり、症状に変化があれば、早めに受診して下さい。(文責 浜口)

 

No.11162】  13年09月14日    G
アロマターゼ阻害剤について

私の母の事ですが、 現在、アリミデックスを服用して、もうすぐ5年になります。今後もアロマターゼ阻害剤の中でお薬の変更をし、あと5年服用するのか、アリミデックスで終了なのか、気になっています。質問ですが 、学会などでは、標準治療として、10年継続してアロマテーゼ阻害剤を服用する事は、推奨されているのでしょうか?

現在のところ、ホルモン感受性乳がんの術後ホルモン療法は5年間が標準的ですが、5年以降にも再発するケースがあることなどから、より長期のホルモン療法の効果を調べる臨床試験が進行中です。アロマターゼ阻害剤10年投与のデータは、まだ現在進行中の試験結果待ちですが、タモキシフェン5年に比べ、タモキシフェン5年+アロマターゼ阻害剤5年は再発率を減らす効果はありますが、生存率には差がありませんでした。また、タモキシフェン5年に比べ、タモキシフェン10年は再発率と生存率ともに改善する効果が確認されました。今後は10年間の治療が標準になる可能性もありますが、生存率に与える効果は必ずしも大きくはなく、現時点では個々の患者さんの再発のリスク、副作用などの状況を考慮して、10年投与をオプションとして検討していくことになります。(文責 浜口)

 

No.11161-1】  13年09月13日    P
抗がん剤

乳がんの術後治療について抗がん剤をプラスするか悩んでいます。手術時のセンチネルリンパ節では転移がみられず、リンパ節郭清は行いませんでした。しかし、術後の病理診断で微小転移が2つみつかり、抗がん剤治療もプラスするかどうか提示されました。先生には、「この結果なら、抗がん剤治療は行わないのが現在の学会の流行りだ。」と、言われました。しかし、こちらの病院の乳腺外科医6人の見解は、半々だったとの事。あとは本人がどう考えるかだと託されましたが、抗がん剤治療を行っても仕事も続けられるし、自分ならやる的なアドバイスもされました。病理の結果は、以下の通りです。

(44歳)
腫瘤の大きさ: 全体 13x12x10mm, 浸潤部分のみ 11x10x5mm
転移腫瘍: 2ケ(0.5mm, 0.3mm)
核グレード: Grade1(3点)
リンパ節転移: n因子 : pN1
Stage2a(T1N1)
ER: 100%陽性
PgR: 90%陽性
Her2: score0: 20%,1+: 60%, 2+: 15%, 3+: 5% 最終判定 Score: 2+
Ki67:12.4%

抗がん剤は体へのダメージが大きいと言われますし、今まで通り本当に勤務できるのかも不安です。又、ほとんどが大人しいタイプの癌であり、ホルモン療法が効くタイプのようなので、副作用を考えると大変悩みます。今は放射線治療とホルモン療法だけに心が傾いています。アドバイス頂けますと幸いです。

ホルモン感受性の高いタイプで、抗癌剤による化学療法があまり効かないタイプの乳がんですので、リンパ節転移がなければホルモン療法のみとなり、リンパ節転移が多数あれば化学療法を追加することになります。リンパ節に微小転移のみだった場合には、十分なデータの蓄積はなく悩ましいところです。どちらの治療も選択しうると考えますが、あくまでも個人的な意見で答えさせて頂ければ、腫瘍のサイズが比較的小さい割りに、早い時期からリンパ節に複数ヶ所に転移があったことを考えると、ホルモン感受性の大人しい乳がんと言い切れない印象です。リンパ節に微小転移が2ヶ所だけであれば、化学療法は省略しても問題ないと言い切れるだけの十分なデータがない現状では、化学療法追加をお勧めしたいと考えます。(文責 浜口)

 

No.11161-2】  13年09月16日    P
No.11161の質問への追加

貴重なアドバイスを有難うございます。追加で質問させて下さい。微小転移についてですが、センチネルリンパ節の1/3の結果となります。1ヶ所から2つの微小転移がみつかりました。0.5mm,0.3mmその全て含めた拡がりは約4mmとなっております。複数と言っても一つのヶ所だけから出たと言うのは、何らかの考慮にはなりませんでしょうか?
また、医師より、抗がん剤を投与して効果が出るかどうかを調べられる検査を、自費負担となるが受けてみてはどうかと提案されました。(オンコタイプDX ?)  この検査は、基本リンパ節転移が無い人が対象のようですが、私のような小さな転移でも明確な結果を得られるものなのでしょうか? 高額な検査となりますので、受けて、」結果が結局中間値で判断に迷うとなると意味がないように思います。ご意見の程、よろしくお願い致します。

リンパ節微小転移についてはまだ十分なデータの蓄積がない状態であり、転移の詳しい状況により治療法の選択の決め手にすることは困難です。Oncotype DXについては、閉経前のリンパ節転移陽性の患者さんの治療方針決定の有用性は確立されていません。もし、Oncotype DXでハイリスクであれば、化学療法をした方がよいとは言えると思いますが、ローリスクだった場合に化学療法を省略してよいとは言い切れません。現時点で少しでも再発率を下げたいとお考えであれば、化学療法をお勧めしますし、もし化学療法をできるだけ避けたいと考えているのであれば、標準的ではありませんが、OncotypeDXの情報を参考にしてみてもいいかも知れません。(文責 浜口)

 

No.11160】  13年09月13日    S
再発後の治療について

いつもありがとうございます。再発後の治療について質問させていただきます。再発後、治療を早く始めれば、骨折や傷みに悩まされる期間が短くなるということはあるのでしょうか。よろしくお願いいたします。

転移・再発の診断がついているのであれば、治療開始することをお勧めします。骨転移については、ゾレドロン酸による治療開始により骨折などの骨関連の問題発生を40%程減らす効果が期待でき、デノスマブはそれ以上の効果が期待できます。骨折や痛みは生活の質を著しく損なうことになりますので、早めに治療を開始して骨折などのリスクを軽減させることが重要と考えます。(文責 浜口)

 

No.11159】  13年09月13日    K  
乳がん術後療法について

8月に乳房温存手術、ステージ1。浸潤性乳管ガン、浸潤径:11×8×8、広がり17×12×8(非浸潤性乳管癌)、リンパ節転移 0、取ったリンパ節3個、がん細胞の異型度グレード1、Ki67<10% 低い、ホルモン受容体陰性、HER2陰性。化学療法 AC 3週間に1回×4、 放射線療法25回。化学療法を受けても受けなくても再発率がそう変わらないのであれば、体へのダメージを考えると躊躇しています。放射線療法を受けた後、再発した場合の治療法はどうなりますか。

ステージ1乳がんですが、ホルモン療法も抗HER2療法も期待できないトリプルネガティブ乳がんですので、やはり再発予防として化学療法は必要と考えられ、NCCNのガイドラインでも化学療法が推奨されています。腫瘍の大きさは比較的小さいですが、おそらく術後化学療法をしなかった場合の再発リスクは10-20%程度、化学療法でそのリスクは半分程度になると考えますので、化学療法の効果は決して少なくはないのではないでしょうか。もし、再発した場合の治療は、局所再発であれば再切除、遠隔転移であれば、化学療法が基本になります。(文責 浜口)

 

No.11158】  13年09月10日    S 
タスオミン

乳がんになり、ホルモン剤(タスオミン)を5年飲みました。飲み終わって半年後に、子宮内膜症と膣炎(おりものの異常)に悩まされるようになりました。婦人科に通う日々です。タスオミンの影響で、このようになっていると思っております。タスオミンを5年飲んで、後悔しています。薬の影響は、いつまで続くのでしょうか? 私の体は、どのようになったと考えられますか? お忙しいしい所、恐れ入りますが、ご回答をお願いします。

一般的には、タモキシフェン内服中が副作用がある時期で、終了後は消失します。あなたの症状は、年齢、卵巣機能の状況により影響を受けますので、婦人科の担当医に相談してください。現在の症状は、お辛いとは思いますが、癌の再発は最も恐ろしいことで、今までの治療が有効なのです。最近では、10年の内服を勧める場合もあるくらいです。(文責 徳田)

 

No.11157】  13年09月10日    N  
温存手術後の取り残し

昨日、病理検査結果が出ました。温存手術で、取り残しがあったと言われました。当初は、術後、放射線治療ということでしたが、新たに、温存追加切除手術、全摘手術を加えられ、この3つのうちどれにするか問われています。CTで写ったガンは全て取りきったので、医師も、予定外の結果に、どれをすすめてよいか迷っているとのことでした。私は放射線治療を希望しているのですが、全摘した場合と比べ、生存率、再発率など大きな違いはあるのでしょうか。また再手術となると、早いうちにしなければならないのでしょうか。ステージT リンパ転移なし 核異型度2 補助療法としてホルモン療法を勧められています。どうぞよろしくお願いいたします。

非浸潤癌の遺残なのか、浸潤癌の遺残なのかにより、異なります。浸潤癌の遺残であれば、放射線照射では不十分と考えます。追加手術が標準的です。病理結果の詳細とともに、主治医に解説していただきましょう。(文責 徳田)

 

No.11156-1】  13年09月08日    T 
DCIS全乳腺切除後のホルモン治療について

いつも拝見しております。1か月前に左DCISで広範囲だった為、乳輪乳頭含む全乳腺切除と、広背筋による同時再建を受けました。組織の検査結果は、次のとおりです。非浸潤性乳管癌、浸潤なし、グレードI、comedo necrosis(+)、ER:1−10%弱、PGR:0%、Her2:3+(in situ lesion)、 sentinel(−、0/2)、他臓器転移なし、50代閉経後です。非浸潤でリンパ転移もなく全摘なら、今後は経過検診だけかと思っていましたが、再発予防のために5年間のホルモン治療をすすめられています。副作用を考え、とても躊躇しています。先生からは、断端陰性とのお話でしたが、27にスライスした一つにmargin(+)skinとあり、この事も気になります。
1) この場合のアジュバンド オンラインをお願いできますか?
2) ホルモン治療は必要でしょうか?
3) 全摘で断端陽性というのは、取り残しという事でしょうか? 再手術は必要ですか?

ご意見をぜひ伺いたく、宜しくお願いいたします。

1)  DCISで乳房切除術を施行して、残存乳腺がない場合は、理論的には再発の可能性はありません。したがって、アジュバントオンラインは、利用できません。実際には、標本では見つけられないような小さな浸潤癌があり、再発する症例がまれにおられます。
2)  1)より、ホルモン療法は、再発防止の目的では必要ありません。対側の乳房の乳癌の発生を予防する作用はあります。
3) 断端陽性と考えるかどうかは、主治医にお尋ねください。(文責 徳田)

 

No.11156-2】  13年09月19日    T 
ホルモン治療について

前回は御回答頂きありがとうございました。断端陽性については、主治医に確認したところ、非浸潤なので気にしなくて良いとのことでした。こちらのアドバイスを参考に無治療のお話をしましたが、ホルモン治療(フェマーラ)を強く勧められました。副作用の骨密度の低下については、検査しながらプラリア治療を併用するとのことです。万が一、病理結果に浸潤の見落としがあることを考慮してとのことです。前回は記しませんでしたが、病理結果に、「周囲に連続して血液をためた拡張乳癌が散在する。上皮は圧俳されて異型乏しいため癌としていないが、断端近くまで存在し要注意です。」とあり、これも関係するのでしょうか? 私のガンの性質を考慮して、やはり治療は受けた方が良いのでしょうか? 片側の予防にもなるとのことですが、5年後治療が終わった時、その予防は、その後も有効なのでしょうか? どうか、御回答を宜しくお願い致します。治療開始のリミットが迫っていて最終判断は自分だとは承知していますが、非浸潤全摘なのだから、副作用を考えて無治療でいきたい気持ちと、やはり万が一ということと、そこまで主治医が勧めるのは、受けた方がいいケースなのかとも思い、毎日悩みに悩んでいます。

お悩みの点について、どちらが良いかエビデンスがなく、明快にお答えすることは出来ません。広汎なDCISであり、主治医の心配も解りますが、私ならAI剤(フェマーラ等)ではなくタモキシフェンを服用するようにいたします。効果の点であまり大きな違いはなく、骨密度の低下などの副作用が弱いからです。ファマーラを5年服用して、その後も予防効果が続くか否かは解りません。(文責 吉田)

 

No.11155-1】  13年09月08日    M 
抗がん剤

35歳未婚で、温存術を10日程後に控えております。術前検査では、ルミナールAタイプだと言われており、術後は放射線とホ ルモン治療は必須だが、抗がん剤はわからない、でも年齢的にも多分医者の半分位が抗がん剤もやった方が良いと言うんではないかと言われました。 私は腎臓病を持っており、これは一生付き合っていかなくてはいけませんし(一応抗がん剤を受けても良い とは言われてます)、周りに言えないため、職場復帰も遅れてしまうので、なるべくならしたくはないのですが、この選択をしたために再発をするのはもっと後悔すると思うので、判断に悩 んでおります。そんな時、オンコタイプDXとマンマプリントというのがあると知りました。これをすることによって、少しでも判断しやすくなるのではと思うのですが、
1) これはどちらの方が私のようなタイプには合うのでしょうか? 又、信憑性はいかがなものでしょうか?
2) 保険外のその検査には、年齢的なものは関係なさそうですが(年齢をふまえての結果が出てこない)、やはり35歳という年齢は、若年=再発率が上がる為、抗がん剤を使った方がより良い、という風にお考えでしょうか?

宜しくお願い致します。

1) 腋窩リンパ節転移の状況など、手術後の病理結果で、使えるかどうか判断することになります。したがって、ホルマリン固定組織を利用できるオンコタイプDXが利用しやすいと思います。あきらかに化学療法を追加するメリットのある人、ない人は、区別できますが、まだ明確ではないグループになる場合もあります。
2) 閉経前後で分けますが、年齢は、予後因子としては、考慮する必要はありません。(文責 徳田)

 

No.11155-2】  13年09月16日    M 
オンコタイプ

No.11155でご質問させていただいたものです。主治医にオンコタイプの件を話したところ、「あれは良い検査だが、閉経後のデータが大半であり、若年の自分にとってはする意味がない、そして自分のようなタイプで若年性には、抗がん剤上乗せがより良いというデータが出てしまっている。」と、言われました。オンコタイプで決めようと思っていたので、かなり動揺してます。やはり私にはあまり意味がないのでしょうか?

現在2年に1度開かれている、専門家達が集まって乳がんの標準治療について話し合うザンクトガレンのミーティングでも、当初は若年者ということがリスク因子の一つと考えられていましたが、2009年のミーティングではリスク因子から外れました。しかし、やはり若年者の乳がんには抗がん剤治療を考慮した方がいいという意見も最近復活してきており、いまだ議論の余地が残る状況です。まずは術後の詳細な病理結果を見た上で、明らかに抗がん剤を勧められる状況であれば、Oncotype DX検査は必要ないですし、もし、抗がん剤省略の可能性があれば、Oncotype DXの結果を参考に決めたらいいでしょう。(文責 浜口)

 

No.11154】  13年09月06日    T.T. 
抗がん剤の治験について教えてください

ご相談されている皆さんのように、自分の病理結果に詳しくないので、この程度の内容で相談させて頂くのが申し訳ないのですが、とても悩んでいるので、何かしらのアドバイスをいただけたらと思い、メールさせていただきます。46歳、出産経験なしです。昨年11月に、しこり2.4cmの浸潤がんが見つかり、FEC療法4クール、タキソテール4クールの術前抗がん剤を終え、しこりは1.3cmまで小さくなりました。その後、温存手術を行い、センチネルリンパ節生検はマイナスだったので、リンパ節は取りませんでした。ただ、病理検査の結果で、非常にごくわずかのがんが見つかったと言われました。先生が言うには、がんが通過したか、抗がん剤で消えたか、というほどで、痕跡みたいなものなので、再手術も必要ないとのことでした。ただ、これから放射線治療と5年間のホルモン療法と一緒に、TS-1という抗がん剤の服用を一年間する治験に申し込んでみるかどうか、考えるように言われました。がんの顔つきは1でしたが、ハーセプチンは効かないがんと言われました。他の方が相談しているような、自分の詳しい病理データは、治験のするしないを決めてからくださるようで、自分の病型も理解出来ていません。ただ、治験に申し込んでも抽選のようなものらしく、必ずやれるわけではないそうです。もし抽選に外れたら、放射線治療とホルモン療法だけの治療にな・u桙驍サうです。そして、再発防止の効果があるかどうか分からないけれど、私の場合やってみてはどうか?と言われました。病院から頂いた資料に、対象者は再発危険性が中程度以上の方と書いてあり、それだけでも、自分はそんなに再発の可能性が高かったのかと、悩んでしまいました。先生もメリットがあるばかりではないから、好きにしていいと言ってくださいましたが、どうするべきか悩んでいます。もちろん再発は恐いです。でも、これまでの抗がん剤での白血球や肝機能、関節はダメージを受けていたので、また一年間やると思うと、精神的に耐えられるか、まだ自信がありません。治験ですので、最終的には自分が決めなくてはいけないことは十分に理解しています。ただ、何かしらのアドバイスをいただけたらと思い、ご相談させて頂きました。がんの顔つきが1でも、そんなに再発の可能性が高いのでしょうか? ホルモン療法と一緒にやる抗がん剤は効果が予想される可能性があるのでしょうか? お忙しいのに申し訳ありません。どうか、よろしくお願い致します。

術前化学療法を行なったのですから、それなりの再発の可能性はあるのだと思います。病理結果や今後のリスクについては、試験に参加するかどうかの重要なポイントですので、決める前に主治医に率直に質問すべきです。TS-1を追加することのメリットはあるかもしれないけれど、あきらかではないので、このような試験をするのです。TS-1は、手術後の再発防止の適応はありませんので、この試験に参加をしないと使うことはできません。術前に受けられた抗がん剤よりもはるかに副作用の少ない薬剤ですが、つらいことがおこるかもしれません。その場合には、無理せず、中止すればよいのです。
最終的にメリットがあったとしても、選ばれない方もいるわけで、その方にとっては、何のメリットもありません。しかし、この結果は、同じ病気の次の世代の方々に生かされるのです。あなたが受けられた現在の標準的な治療は、たくさんの同じ病気の先輩たちが参加した多数の試験の結果から作り上げられてきたものです。とことん主治医と話し合って、最終的には、あなた自身が決定してください。(文責 徳田)

 

No.11153】  13年09月06日    T
AST高値は転移の可能性があるでしょうか?

いつも有難うございます。不安材料があり、よろしくお願い致します。2006年12月左全摘手術、2010年6月腋窩リンパ節に局所再発1個摘出(手術時はリンパ節転移なし)、以後アリミデックスからフェマーラに変更しました。現在64歳、当初ホルモン感受性PGRのみ陽性、NG1、MIBT(−)でした。その後は今年4月まで腫瘍マーカー(CEA CA15-3 ICTP)全て基準値内。AST ALT γ-GTP も20台で、順調に経過していました。先月、不整脈、血栓予防と逆流性食道炎(内視鏡確認)を診て貰っている内科クリニックで、たまたま血液検査をして貰い、先日結果が郵送されました。腫瘍マーカーは検査項目にありませんが、AST51 ALT33 γGTP23 と、ASTのみ突然高くチェックされていました。血栓予防薬イグザレルトと食道炎薬タケプロンは、7月から服用中、その副作用かどうかは内科で確認予定(20日過ぎまで行けません)ですが、乳がんの肝転移の可能性もあるでしょうか? 外科の受診予約次回は10月半ばです。服薬後、喉のつかえ感は取れましたが、腹部あたりが今でも重苦しいのは、食道炎、萎縮・u梵ォ胃炎(内視鏡確認とピロリ菌陽性)のせいかと思っていました。多忙もあるのですが、外科受診を急ぐべきか、ご回答いただければ大変有難いです。薬の数が年々増え、フェマーラもいつごろまで服用すべきかなあと、呑気に考えたりしていた所の不安です。よろしくお願い致します。

肝転移の可能性は、きわめて低いと思いますが、皆無ではありません。不安になるのであれば、外科受診をはやめて、すっきりするのが良いと思います。(文責 徳田)

 

No.11152】  13年09月03日    M 
乳がん検診の結果について

初めて相談させて頂きます。先日、乳腺外来にて乳がん検診を受け、触診では異常なし、エコーで左乳房にのう胞か良性のしこりがあると言われました。妊娠の可能性が否定できない状況のため、マンモグラフィーは受けていません。医師は、「がんの可能性は否定できる。心配なら3ヶ月後にまた診ましょう」と言い、診察は終わりました。帰宅後いろいろ調べてみると、良性の人はほとんど6ヶ月〜1年後の検診。3ヶ月後ということは、何か疑わしい点があるのでは?と考えてしまいます。エコーだけで、良性、悪性の判断はつくものなのでしょうか? エコーでは、色を付けて、「青ければ硬いけど、あなたの場合は硬くない」とのことでしたが、突然のしこりの存在にショックで、詳しく聞けずじまいでした。別の病院でセカンドオピニオンを受けようか迷っていますが、今の段階で、そこまでは必要ないでしょうか? アドバイスを頂けたら助かります。

画像的には良性ですが、確定できないので、念のため3ヶ月後の再診にしたと思われます。不安が強いのであれば、再受診し、細胞診なり、組織診を依頼してはいかがでしょうか。担当医の説明で納得できなければ、セカンドオピニオンを依頼してください。(文責 徳田)

 

No.11151】  13年09月03日    A 
温存手術跡のしこりについて

乳房温存手術を受けて5年半になります。今年8月初めに、傷跡のすぐ下の所に小さなしこりをみつけたので、かかりつけの病院に行ってエコーで診ていただいた所、良性の石灰化と診断されました。それから3週間、しこりが少しずつ大きくなっていき、今は1センチ程あります。硬くて、ころころと動いたりはしません。また、そのしこりから乳首にかけて、こりこりと棒状のようなものにも触れます。鏡で見た所、しこりを感じる所は、見つけた頃は表面上何もなかったのですが、今はしこりとわかる小さい丸いものが見えます。温存手術後、断片は陰性でした。次回の主治医の先生の定期検診は10月末です。このまま定期検診まで放っておいて大丈夫でしょうか。石灰化が短期間に大きくなっていくのは、どういう事が考えられるのでしょうか。悪性の疑いもあるのでしょうか。お忙しい所恐れ入ります。ご回答頂けましたらありがたいです。よろしくお願いします。

しこりとして触れるような石灰化は、経験がありません。しこりが増大しているのであれば、再発を否定するために、早めに受診し、組織診を行なうべきと思います。(文責 徳田)

 

No.11150】  13年09月03日    T 
非浸潤性乳ガンの病理結果について

初めてご相談させて頂きます。42才、出産経験ありです。7月に胸の違和感があり受診、細胞診の結果、クラス5のため、30日に乳ガンの手術とセンチネルリンパ節生検(転移なし)を受け、先日病理結果と今後の治療についての説明を受けました。病理結果は下記です。
DCIS of breast、WHO gread3>gread2 Cribriform+solid type、invasive component(-)、surgical margins:DCIS(+ )、側方断端から5ミリ以内の多数の部にDCISを認めます(断端陽性)、非浸潤ガンのためki67は施行なし、HER2 判定保留、非浸潤ガン部位で20細胞以上でカウントしたところシグナル比は1.0でした。ER (+)PgRは、 境界線という結果でした。核グレードとリンパ管侵襲の記載が無いように思うのですが、非浸潤だからでしようか。
今後の治療ですが、放射線(25回+5回)とタスオミン5年は確定ですが、主治医から2年の注射もどうしようかと言われました。非浸潤ガンでも2年の注射は必要でしょうか。私は放射線とタスオミンで終わらせたいのですが・・・。長い文章で申し訳ないですが、宜しくお願いします。

ホルモン感受性非浸潤がんで、切除断端も陽性なので タスオミンは服用したほうが良さそうに思います。非浸潤癌には通常は卵巣抑制のための注射は行わないことが多いです。
なにかLH−RHアナログが必要な理由があるのかもしれません。主治医に確認してみてください。(文責 俵矢)

 

No.11149】  13年09月03日    NC 
卵巣摘出手術について

37歳、既婚、子供なし、女性です。5年ほど前に乳がん骨転移が判明しました。その後1年半のCAF療法を行い、原発巣の左乳房を全摘出しました。その後、1年半ほどノルバデックス を服用しておりましたが、腫瘍マーカーが上昇してきたので、その後アリミデックスを二年服用しています。最近、腫瘍マーカーが上昇しはじめ、骨転移癌が広がりはじめたのを確認し、抗がん剤を開始する見込みが立っています。乳がんとは別に右卵巣に卵巣膿腫6 cmがあり、抗がん剤に入る前に切除することを婦人科の先生に勧められています。乳腺科の先生は、開腹するのなら左右両方の卵巣を切除した方が良いと強く勧 めておりますが、卵巣は全摘出する方が好ましいのでしょうか? 教えていただければ幸いです。
二種類のホルモン剤が効かなくなってきたことから、現在増殖している癌はホルモンレセプターを持たないタイプのものであると考えているのですが、 それなら卵巣を全摘出する意味が無いように思います。乳腺科の先生にそのことを質問しても、納得できる答えが返ってきませんでした。卵巣を全摘した場合の更年期障害様の辛さを心配しているのですが、それはやはり覚悟しておかなければいけませんか。これを考えて、全摘出するかどうかを迷ってい ます。遺伝子診断を行った結果、BRCA1,2とも変異はないことを確認しております。家族に乳がんであった人は、母方の祖母が85歳のときに発症、双子の妹が約5年前に見つかり、左乳房の全摘出を行っています。どうか教えて下さい。

術後ホルモン療法を行っているということは、ホルモン感受性はありということですね。少なくともアリミデックスに対して効き目が少なくなってきたということだと思いますが、ほかにもホルモン療法の選択肢はあり、ほかの薬剤は効果があるかもしれません。また卵巣のう腫に関しては、6cmと大きいので、婦人科の先生に切除をすすめられたのであれば切除したほうがよいのだと思います。手術そのものによる体の負担はそうかわらないので、両方卵巣を切除してあれば、今後ゾラデックスやリュープリンといった薬物による卵巣抑制は必要なくなります。また閉経後の方に適応となるホルモン療法薬は、閉経前の方に適応となるものよりも選択肢が多く、今後の治療に有利だと考えられます。ですので、両側切除をすすめられたのだと思います。CAFをやった時点で月経がとまっていて、アリミデックスをやっているということは、現在女性ホルモンの状態は閉経後の方と同じ状態にあると考えられ、この状態で両側の卵巣を切除しても、更年期様症状はそれほどひどくないのではないかと予測されます。今一度主治医の先生にもお話を聞いてみてくださいね。(文責 俵矢)

 

No.11148】  13年09月03日    S 
少量の出血があります

初めてメールさせていただきます。52歳で、今年3月に乳癌の温存手術を受け、5月には放射線治療を受け、6月からタモキシフェン単独治療になりました。タモキシフェンを飲み始めてすぐ、定期的にあった生理が止まり、6・7月と生理がありませんでした。数日前から少量の出血があります。これは単なる月経不順の副作用のせいなのか、不正出血なのか、心配になりました。10月には診察の予約があるのですが、それまで様子を見ていてもいいものなのか、早めに婦人科に受診した方がいいのか、御意見お聞かせください。

数ヶ月以内に婦人科の診察はすでにすんでいて、10月に再診ということなのですかね。タモキシフェンを服用すると月経周期が不順になることがあるし、不正性器出血がが起こることもあります。もし出血の量が多いなどでしたら、早めに受診する必要があると思います。少量ならば10月まで待ってもよいかと思いますが、ご心配ならば、早めに受診なさるとよいと思います。もし婦人科の診察が初めてであれば、早めに一度受診されるといいと思います。(文責 俵矢)

 

No.11147】  13年09月03日    M.S.
乳癌の術後療法に関するご相談

乳癌の術後療法について、ご相談させて頂きます。
現在50歳で、2013年3月に乳癌と診断され、4月に乳房切除手術をうけました。術中センチネル検査でリンパへの転移は見られなかった為、リンパ節郭清はしていません。(毎年人間ドックを受けていて、2011年8月のマンモでは何もなく、2012年12月のマンモと触診で疑いありに。その後精密検査を受けるのが遅れ、3月に診断がつきました。後悔しています。)
腫瘍の大きさ 3.3×3×3、浸潤性乳管癌、充実性腺管癌、核グレード 3、ホルモンレセプターERおよびPgRともに陰性、Her2 3+、MIB-1陽性細胞20%(多いところは50%越)。
術後療法として、6月から1週間に一度、パクリタキセルとハーセプチンを12回投与し、この9月からはハーセプチンのみを3週間に一度、14回投与する予定になっています。

1) 術後療法として標準的とされているAC、EC療法等が取り入れられていませんが、これは妥当なのでしょうか? AC,EO療法が省かれていることは、今後どのような影響が考えられますか?(再発率とか転移後の治療とか)
2) 予後の悪い癌ですが、現在の術後療法を経て、正直どのくらいの再発率(生存率)とお考えですか?
3) 増殖の早い癌なので、自分としては、こまめに転移の検査をしていきたいと考えていますが、現在診て頂いている先生は、あまり積極的に検査を言い出してくれません。(ちなみに通院している病院にはPET検査を採用していません。) 最初のお話では、最初の一年は3ヶ月おき、その後は半年に一度検査を行うということでしたが、手術後8月に私から催促して一度血液検査を行ったのみです。通常、画像検査やPET検査、骨シンチを含め、どのような検査を、どのような頻度で行うのが標準ですか(脳も含め)? PET検査を別の病院で受ける必要はありますか? 

癌は性質により予後が大きく左右されると知りました。いつ再発がくるか、覚悟していても、とても不安です。お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願いいたします。

1) HER2陽性乳がんの術後療法としては、アンスラサイクリン系とタキサン系の両方が入ったレジメンのほうが、単独よりも再発抑制効果は高いと思われます。しかし、両方はいったレジメンは、その分、有害事象も多いので、個々の症例にあわせて治療は選択することになります。主治医の先生がアンスラサイクリンを避けた理由がなにかあるのかもしれませんね。
2) おそらく再発率としては10年で15−20%程度ではなかろうかと思います。
3) 乳がんの初期治療のあと、血液検査や画像診断(CTやPETなど)を加えたフォローアップは、マンモグラフィーのみのフォローアップに比べて生存率を改善しないことが示されており、乳がん診療ガイドラインでも、無症候の患者に対して定期的なCT検査、PET検査などは推奨されていません。基本的には、数ヶ月に一回の診察と、年一回のマンモグラフィ検査での経過観察を行い、転移を疑う症候があれば、それに対する検査をするのがよいと思います。再発に関しては誰もが不安に思っていると思います。初期治療のうち、つらい部分はもうすんでいて、今ハーセプチンのみとのことですね。おそらく元気がそろそろ出てきたころだと思います。例えば患者さんの会などへの参加をすることなども、不安を少し軽くする方法かなと思います。(文責 俵矢)

 

No.11146】  13年09月03日    M 
乳輪からだけの出血

先日、下着に茶色いしみを見つけ、乳房を絞ると右乳房の乳輪の毛穴から赤黒い血が出てきました。乳頭からの出血はありませんでした。乳腺外科をすぐ受診して、今血液の細胞診を行っていただき、結果待ちです。その時のエコーで、しこりはありませんでした。線維腺腫、嚢胞があるため、半年ごとにエコーと、毎年必ずマンモグラフィーの検査をしており、先月両方の検査をして、異常はありませんでした。主治医は、「乳輪からだけの出血は経験がない」と仰いました。今も乳頭からの出血はありません。乳輪からも、この2日間、出血はないです。
1) 悪性の可能性は高いのでしょうか
2) 血性分泌物という感じではなく普通の血液が出たのですが、悪性度は高いのでしょうか
3) 乳輪からだけの出血というのは、考えにくいでしょうか

お忙しいところすみませんが、ご教授よろしくお願いします。

乳管からの血性分泌物は乳がんの鑑別が必要ですが、毛穴からの出血であることが確実ならば、乳がんの可能性は低そうです。しかし、それが本当に毛穴なのかどうかわかりませんので、何とも言えないというのが正直なところです。検査結果を待っていただくのがよろしいかと思います。(文責 俵矢)

 

No.11145】  13年09月02日    C 
病理検査の結果

お世話になります。私は50歳の女性です。病理検査の結果が気になり、メールさせていただきました。この春に乳がんが見つかり、手術しました。腫瘍の大きさ 2cm×2cm、センチネルリンパ節に微小転移、追加した腋下リンパ節には転移なし、Ki67=20%〜30%、2期b [ルミナルb型 ]と、診断されました。EC療法は3回までは投与しましたが、副作用がひどく、最後の1回は中止となりました。放射線治療[2グレイ×25回 プラス 3回]も終わったばかりですが、病理検査の結果で断端陽性となっていたため、不安になり、相談させていただきました。主治医から、断端陽性で追加手術の話しはありません。病理検査の内容にアルファベットも多く、意味がよくわかりません。
内容
FGHIKLMNO及びPの領域でhyper chromaticで類円形の核及び小型で明瞭な核小体を有するtumor cellが乳頭線管状または索管内状に進展している。[f.ly(➖) v(➖) ]
少数のcancer cellが管内性に進展している。間質では結合繊が軽度に増生している。
核異スコアーscare2
核分裂スコアーscare3
核グレード Nuc lear grade3
断端 皮膚側断端(➕) 大胸筋側断端(➕) 側方断端(➕)
Q領域にcancer cellは見られませんがP領域にcancer cellの管内進展が見られます。

内容をわかりやすく教えていただけないでしょうか? 断端陽性だけが気になり不安でいっぱいです。こんなに断端陽性があるのに、追加手術しないで大丈夫でしょうか…。

ホルモン感受性乳がんの中には、ルミナルAタイプとルミナルBタイプがあります。ルミナルAタイプはホルモン感受性が高く、ホルモン療法のみで十分なことが多いのですが、ルミナルBタイプはホルモン療法に化学療法を追加することが望ましいタイプです。あなたのがんはルミナルBタイプと記載されています。ですから化学療法を追加したのですね。
切除断端が陽性の場合、断端に露出しているのか否か、露出しているのが浸潤がんか乳管内がんか、を考慮して追加切除をするか、放射線照射を少し追加して行うかを決めます。断端にあるのは乳管内がんのようなので、この場合、放射線を追加して照射することを選択されたようです。
QとかFGHI云々は、おそらく、切除した標本を5mmくらいにスライスするのですが、それを病理の先生が順番をつけているアルファベットだと思います(推測ですが)。
文面だけだと、このくらいしかわかりません。主治医の先生にも聞いてみてください。(文責 俵矢)

 

No.11144】  13年09月02日    T
HPNo.11123の追加質問(HPNo.11123-2)

詳しくお答えいただき、ありがとうございました。もう一つ質問させてください。現在タモキシフェンの服用のみなのですが、生理が戻っています。30歳です。リュープリンは必要になりますか? 現在はリュープリンをしていないのですが、その理由は術前化学療法を行ったからなのか? そのせいで生理が止まっていたからなのか? ホルモンの感受性が低いからなのか?・・・と、疑問に思っています。今後、タモキシフェンにりュープリンを追加した場合、再発率はどの程度下げられるのでしょうか? あまり変わらないのなら、やる必要もないのかなと思っています。 主治医の診察は3か月後なので、教えていただけるとありがたいです。

乳がん薬物療法ガイドラインでは、「閉経前のホルモン陽性乳がんの患者さんの術後療法において、タモキシフェンにLH−RHアゴニスト(リュープリンなど)を追加してもよい」「化学療法後に月経が回復した患者の卵巣抑制療法(LH−RHゴニスト:リュープリンなど)を検討してもよい」と記載されています。ホルモン陽性乳がん全体で考えると、タモキシフェンにリュープリンを上乗せした場合に、メリットがデメリットを明らかに上回るという根拠が不十分であるからです。しかし、相談者さんはリンパ節転移もあり、そうでない方より再発リスクは高めと考えられますので、リュープリンを追加してもよいのではないかと思います。三ヶ月後でも大丈夫ですので、主治医と相談なさってください。(文責 俵矢)

 

No.11143】  13年09月02日    H
今後の治療について(HPNo.10998-3)

HPNo.10998で相談させて頂き、ありがとうございました。追加で、治療について、アドバイスお願いします。その後、抗がん剤治療を3クール終えたところで、CTで確認できないほど奏功しました。ところが肝機能数値が高くなり、休薬しながら投与してきましたが、肝臓を休める為にも、手術か放射線を勧められました。術側に若干の浮腫もあるので放射線を勧められましたが、希望なら手術でもよいとの、主治医の見解です。どちらにしたらよいのか悩んでおります。また、手術後も抗がん剤治療は続けていくそうで、いつまでやるか止め時も悩んでおります。遠隔転移は今のところありません。

腋窩リンパ節の再発が、化学療法で縮小したということですね。前出の質問分の中に、エクスパンダーを留置とありましたがそれはどうなっているのでしょう。エクスパンダー留置してあって、今後再建を考えるのであれば手術のほうがいいかもしれません。今後の再建をどうするかによっても違ってくるのではないかと思います。主治医と今一度相談なさってくださいね。(文責 俵矢)

 

No.11142】  13年09月02日    T 
乳癌の疑い

私の母が、会社の健康診断で、乳癌の疑いがあると診断されました。再検査をするように言われたのですが、中々母は病院には行ってくれません。「乳癌は再検査して何でもなかったということがよくある。」と、母が言っていたらしいのですが、そんなことはあるのでしょうか? また、このことを、母は私には内緒で、姉だけに伝えていました。それで、姉がこっそり私に教えてくれたわけです。私は心配性なので、きっと母は伝えなかったのだと思います。今、私に取れるベストな行動とは何でしょうか? アドバイス頂ければ光栄です。よろしくお願いします。

お母様は、結果が出るのが怖いのかもしれません。あるいは、あなたに心配かけまいとしているのかもしれません。いずれにせよ再検査しないと、結果がわかりませんから、再検査を受けるようにおすすめしてください。(文責 俵矢)

 

No.11141】  13年08月31日    O
抗がん治療について

今月初旬に乳がんの温存手術が終わり、現在は抗がん治療で悩んでおります。主治医からは、「放射線とホルモン治療は必ずやりましょう。抗がん剤はやってもやらなくてもどちらでもという感じなので、家族などとよく考えて決めてください」と、言われております。最初はやらない考えだったのですが、再発すると完治はないとのことで、「不安ですが今のうちに抗がん剤をやってしまおう」と、思っております。「もし抗がん剤をやるとしたら、どの組み合わせでしょうか?」と、主治医に質問したところ、「FECを3?4クール、その後にドキタキセル3?4クール」と言われました。こちらの病院では一般的で標準的な治療になります、とのことでした。抗がん剤が終わったら、放射線→ホルモン治療の予定です。正直、こんなにやる必要があるのか、疑問に思っております。こちらの治療は一般的なのでしょうか? どちらでもいいとのことなのに、こんなに長い期間やるものなのでしょうか? また、他の組み合わせがあれば、教えていただけないでしょうか? お忙しい中恐れ入りますが、ご回答いただければ幸いです。
38歳、出産経験なし、浸潤性乳管癌、グレード2、ホルモンレセプター陽性、her2 陰性、MIB1 index 22.3%、組織型 硬がん、浸潤度 f、リンパ管侵襲、静脈侵襲、断片 ( ー )、しこりの大きさは1.3cmのが1つとのこと。

ホルモン陽性乳がんのなかには、ホルモン療法の効き目が大きく、化学療法の追加が不要であると考えられるタイプと、化学療法の追加を検討したほうがよいタイプ があります。この場合、グレード2であること、MIB1INDEX が少し高いことから、ホルモン療法のみでいいよと言い切れないところがあるのだと思います。しかし、化学療法の上乗せ効果もそれほど高くないと考えられ、化学療法を追加するか否かは難しいところだと思います。FEC ドセタキセル以外にもいくつかレジメンがあり、AC(EC),TC療法といった3ヶ月で終わるレジメンもあります。効果はFECドセタキセルの方が高いですが。この場合、化学療法をやるかやらないか、またどのレジメンを選ぶかに関しては、どれが絶対にいいという答えはないです。ですので、治療の中身と得られる効果、有害事象を天秤にかけた上で考えて行く事になります。治療を選択するにあたっては、いまいちど主治医と相談なさったほうがよいでしょう。そのうえで、セカンドオピニオンも検討してみてはいかがでしょうか。(文責 俵矢)

 

No.11140】  13年08月31日    T・S
男性の乳首のしこりについて

高校2年の男です。乳首のしこりについて、本当に悩んでいます。左の乳首周辺にしこりがあります。4つほどあって、乳癌ではないかと不安で、毎日が恐いです。内科の病院に行ったのですが、この頃の男子にはよくある事と言われました。その時は安心したのですが、まったく治らず、不安です。本当に死が怖いです。専門の病院で見てもらえば分かるのでしょうが、親も大丈夫と言います。自分自身も行くのが怖くて嫌です。もうしこりを見つけて2年ほどたっています。本当に悩んでいます。怖くて仕方がないです。相談おねがいします。

おそらくは、いわゆる「女性化乳房」 だと思います。思春期や老年期にときに起こる乳腺の肥大である可能性が高いと思います。4つしこりというところが、よくわかりませんが、いずれにせよこの年齢では、乳がんのことは少ないと思います。しかし不安であるならば、乳腺外来を受診してみてはいかがでしょうか。(文責 俵矢)

 

No.11139】  13年08月31日    Y.K.
術後補助療法

いつも拝見させていただいております。44才、3人の子供がおります。今年7月12日に左乳房温存手術、センチネルリンパ節生検を行いました。術後の病理検査の結果は以下の通りです。
浸潤性小葉癌。しこりの大きさ、3.5p、非浸潤部も含めると4cmの拡がり。核グレード、浸潤性小葉癌のため判定なし。脈管侵襲なし。リンパ節転移0個。Ki67 5%。エストロゲンレセプター陽性。プロゲステロンレセプター陽性。HER/neuの増幅なし。断片陽性が2か所あるため、9月2日に全摘手術を行います。温存手術後の病理結果で、ノルバテックス5年、リューブリン3年のホルモン療法のみでいいと言われました。ki67の値が低いので、ホルモン療法のみでいいのではないかということです。抗がん剤は行わなくていいのでしょうか? 再発はしたくありません。全摘後に方針は変わるかもしれませんが、今の状況で、どうお考えになりますか?

Ki67 5%。エストロゲンレセプター陽性。プロゲステロンレセプター陽性。HER/neuの増幅なしとのことで、おそらく乳がんのサブタイプとしては、ルミナルAタイプと考えられます。このタイプの乳がんはホルモン療法の効果は高いのですが、抗がん剤の効果は必ずしも高くないと言われています。ですので、このタイプの乳がんの術後療法としてはホルモン療法のみで十分なことが多いです。リンパ節転移が多数ある、腫瘍が非常に大きいなどの場合は抗がん剤を追加する場合がありますが、相談者さんの場合はホルモン療法のみでよいのではないかと思います。(文責 俵矢)

 

No.11138】  13年08月30日    W 
乳輪からの出血

右側乳輪のブツブツの毛穴から鮮血が出ます。乳頭からは出ていません。1ヶ月前にマンモとエコーの検査をして、異常がありませんでした。本日乳腺外科を受診してエコーをしましたが、しこりはないとのこと。後日、細胞診の結果を聞きにいきます。主治医は深刻な状況ではないような事を仰っていましたが、心配です。やはり、がんの可能性は高いのでしょうか?

乳輪のぶつぶつはモントゴメリー腺と思われ、乳腺から開口する乳管ではないと思われますので、そこから出血しても悪性病変の可能性は低いと思われます。(文責 俵矢)

 

No.11137】  13年08月30日    I 
骨シンチの結果

掲示板を見て勉強させていただいています。70歳の母に右乳房の浸潤性乳管癌5mmが見つかり、来月、温存手術をします。術前検査では、ER +、 PR +、 Her2 −、リンパ転移なし、癌の顔つきは悪くないようです。先日、術前検査としてMRIと骨シンチもしました。結果、骨シンチ画像が首の部分だけ全体に真っ黒に写っていました。主治医は、母に首は痛くないかと聞いていましたが、特に症状がないと言います。主治医は何だろうね・・・と言っていましたが、この件について追加の検査はありませんでした。小さな癌なのですが、今回、首の骨転移の可能性もあるのでしょうか? 私も母も首の方に転移しているのかも・・・と、ショックを受けています。お忙しいところ恐縮ですが、お返事いただけますよう、よろしくお願い致します。

骨シンチグラフィーでは、骨折後の治癒過程や変形性関節症などの良性病変でも 集積を認めることがあります。脊椎のレントゲンやMRI検査が鑑別には有効かと思われます。主治医にお話しして、追加の検査をしてもらったらいかがでしょうか。(文責 俵矢)

 

No.11136】  13年08月30日    M.Y. 
血管炎症を抱えての乳房摘出手術

以下の内容についてご意見をいただけると大変ありがたいです。どうか宜しくお願い致します。
今年春に乳がんと診断されました。これまでセンチネルリンパ節生検と術前抗がん剤治療を行ってきました。幸い、リンパ節転移はみられず、予定通り3ヶ月の抗がん剤治療も終わり、1週間後に乳房全摘手術と人工物による一次再建手術を控えています。しかし、手術直前になり、心配事があります。抗がん剤治療を始めた直後から、腕を高く上げると、患部の上腕から脇・胸の下までが、血管が浮き出て、ひきつったような痛みがあります。主治医に相談したところ、血管炎(モンドール炎症)で、そのうち治ると言われましたが、3ヶ月の抗がん剤治療が終わった今も、症状が残っています(炎症が広がり、悪化したようにも感じます)。抗がん剤治療は患部とは反対の腕で行っていたので、センチネルリンパ節生検の結果、起きた炎症かと思います。来週はもう手術なので、主治医に、このまま手術を行っても、大丈夫なのか再確認したところ、問題ないとおっしゃいます。ただ、患者会で話を伺ったり、いろいろな本やネットで情報収集したところ、手術後(リンパ節を廓清した後)、血管炎になる方はいるようですが、手術前に血管炎になり、そのまま手術というケースは見当たりませんでした。このまま、摘出手術を受けても本当に大丈夫なのか。そして、再建手術でエキスパンダーを入れる予定ですが、血管炎があると、術部が炎症などになりやすいのではないのかなど、心配しております。ご意見をいただけますよう、お願い致します。

外科手術や外傷後、あるいは特に誘因がなくてもおこる 表在静脈の血管炎をモンドール病と呼んでいます。炎症はありますが、細菌などに感染していたりするわけではないので、特に手術に差し支えることはないです。 再建手術をしても大丈夫だと思います。おおよそ六ヶ月前後で自然消退すると言われていますので、心配ありません。(文責 俵矢)

 

No.11135】  13年08月28日    SN
放射線治療開始までの期間について

初めてご相談させて頂きます。5月末に左胸の温存手術を受けました。当初は1〜2か月後に放射線治療を開始する予定でしたが、胸の傷にリンパ液が溜まり、2度(27ml, 11ml)ほど抜き取りましたが、その後は自然吸収されるのを待つことになりました。インターネットや本などで調べたところ、放射線治療は術後8週までがベスト、遅くとも20週以内が望ましいとありましたが、現状ですと、その期間を超えてしまいそうです。主治医の先生は1年近く掛かる方もいるのでと仰いますが、とても不安です。溜まっているリンパ液が早くなくなる方法等ありましたら、アドバイスをお願いします。事務仕事で1日机に向かっており、運動はしておりません。現在、抗がん剤治療はせず、ホルモン療法(ノルバテックス服用)で1カ月半程です。宜しくお願い致します。

温存手術を行うと切除した部位にどうしても凹みが生じ、そこには染み出してきた体液が貯留しやすくなります。たくさん貯留する場合は手術創の回復が遅れたり、そのものが炎症を起こしたりすることもありますので、注射針でその液を抜き取ります。通常は時間とともに溜まりにくくなり、ある程度落ち着いたら放射線治療を開始します。溜まりにくくするためにビタミンCや蒸留水などをその部位に注入するなどの方法はありますが、確実性はなく、逆に感染の機会が増加するとの意見もあり、あまり行われていないのが現状です。放射線開始時期は乳癌診療ガイドラインでは20週以内を推奨しておりますが、これは20週を超えたら急に放射線治療の効果が減少するといった意味ではなく、ひとつの目安の時期とお考え下さい。ホルモン療法は開始しておりますので、その予防効果も期待でき、あともう少し貯留が落ち着くまで、放射線療法は焦らずお待ちいただくのがよろしいかと思います。(文責 谷)

 

No.11134】  13年08月28日    M  
授乳中のしこり

33才です。7月28日に二人目を出産し、完母で授乳中です。 授乳中に気づいたのですが、左胸の乳輪と乳房の境目くらいに米粒大のしこりを見つけました。12時の方向です。押したらわかります。痛みは全くありません。今のところ授乳に影響もありません。悪性ではないかと心配でたまりません。お願い致します。

メール内容からの推察になりますが、ご指摘のしこりは乳輪周囲の皮脂腺であるモンゴメリー腺ではないかと思います。モンゴメリー腺であれば生理的なものですので、放置して問題ありません。もしそのしこりが大きくなったり、痛みが出てきたり、その周囲が赤く腫れてきたりした時には、腫瘍や膿瘍などモンゴメリー腺でない可能性がありますので、その際は乳腺外科受診をお奨めいたします。(文責 谷)

 

No.11133】  13年08月26日    A 
手術の傷痕近くのしこり

温存手術を受けて(ステージ1でした)5年半たちますが、傷跡の近くに1センチ位のしこりを見つけました。痛みはありません。主治医に診ていただいたところ、しこりの部分にだけエコーをあてて、「石灰化で、これががんにはなる事はない。」と、いいきりました。私は、「念のため細胞診をして、良性か悪性かを調べていただきたい。」と、言ってみたのですが、エコーで見た限り大丈夫なので、細胞診はしなくてよいという返事でした。手術の傷跡や傷跡付近に良性のしこりができることは、よくあることなのでしょうか。先生の診断を信じ、このまま放置して本当に大丈夫なのでしょうか。何年か後に実はがんだった、ということにならないのでしょうか。とても不安です。また、良性のしこりでも、私はとってしまったほうが安心なのですが、(全摘でもいいと思っています)どうなのでしょうか。                                    
                                                                    また、年1回の生活習慣病の健康診断で、乳ガン検診として、マンモグラフィを受けようと思っているのですが、1方向のみということなのですが、1方向からだけで、十分検査できるのですか。主治医の先生の定期的検査では、手術後一度もエコーやマンモを受けたことはありません。健康診断の結果を報告しています。私の年齢は50代です。大変お忙しい中、 恐れ入ります。よろしくお願いいたします。                                                        

温存手術後の切除した創の近傍にしこりを自覚し、局所再発したのではとご心配されている様子、とてもよく伝わりました。術後5年半経ったとはいえ、再発の可能性がないわけで
はありません。私は直接拝見したわけでないので、貴女のしこりがどの程度再発を疑うものかはよくわかりませんが、温存手術の際に使用した縫合糸がもとで石灰化する場合や、切
除したあとをを充填するために移動させた脂肪が炎症を起こしてしこりを作るなど、再発でなくても局所にしこりを形成することはしばしば見られます。かくいう私も、術後乳房のエコー検査を同様の目的で時々行っています。主治医の先生が直接ご覧になって再発でないと断言されたのであれば、まず再発ではないものと推察いたしますが、もし再発であれば必ず徐々に大きくなってきますので、もし自分で測って少し大きくなるようなことがあれば、再度その旨を主治医の先生にご相談されてはいかがでしょうか? また、乳がん検診のマンモグラフィは通常40才代は2方向、50才代以上は1方向が原則とされております。(文責 谷)

 

No.11132】  13年08月26日    Y.G.
No.11130の続きです(HPNo.11130-2)

早速のご返答ありがとうございました。母親が病院に行き、超音波検査とマンモグラフィの検査を受けたみたいです。再発などが心配でしたが、血液検査などはなく、超音波検査と
マンモグラフィだけで十分と言えますでしょうか? 因みに超音波検査とマンモグラフィは全く問題ないとの事でした。よろしくお願い致します。

腋窩リンパ節郭清術後5年での上肢リンパ浮腫は、ガンが再発しなくてもしばしば見られる、手術そのものの合併症の一つです。しかし、もしこのリンパ浮腫がガンの再発が原因で
生じたと仮定すると、腋窩から鎖骨下にかけてのリンパ節への再発がまず考えられます。これを調べるには、触診や画像検査(CT検査、超音波検査など)が有用と考えられます。お
母様の主治医の先生も、これらを踏まえ、超音波検査、マンモグラフィを行ったものと推察できます。もし可能ならば、次回の診察時に主治医の先生に直接お聞きになられるのがよ
ろしいかと思います。(文責 谷)

 

No.11131】  13年08月19日    N
痛みのない胸のしこりについて(2)(HPNo.11128-2)

迅速なご回答ありがとうございます。重ねての質問で恐縮ですが、今回の場合、細胞診に出した液の中から微細石灰化が見つかったということなのでしょうか?  そして、その石灰化が悪いものである可能性もあるため、組織診をという理解でよろしいでしょうか? ネット等で調べても、マンモグラフィーで微細石灰化が見つかったという話はよくのっていても、細胞診の液の中から石灰化が見つかったという話が見当たらないので、一体どういうことなのかわからなくて…。また、再度検査をするなら、今すぐでなく、2〜3ヶ月後のほうがよろしいでしょうか? この間の病院では不安なので、来週にでも乳腺専門クリニック病院で1からみなおしてもらおうかと思うのですが…。お忙しい中度々申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

ご相談ありがとうございます。そうですね。石灰化の件は、一体どういうことなのか実物を拝見していない私たちにも分かりません。ご心配であれば、すぐに乳腺専門クリニックを受診して、針生検をしていただいて解決するのが一番良いと思います。単純に細胞診の精度より組織診の精密度が優れているからです。できればきちんと、受診した外来で紹介状を作成いただいて、別のクリニックを受診するのが良い選択肢です。勇気を持って行動なさってくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11130-1】  13年08月19日    Y.G.
リンパ浮腫について

乳がん術後5年(レベル2まで郭清)が経過した者です。ここ1ヶ月程、術側の手の甲などが浮腫みはじめました。庭仕事で 多少無理をしてしまいましたので、それが原因かもしれません。 リンパ浮腫の発症時期は、術後すぐより何年か経過してからの発症が多いのでしょうか? また、主治医に一度診て頂いた方がいいのでしょうか? よろしくお願い致します。

ご相談どうもありがとうございます。リンパ浮腫は術後3年までに発症しやすく、リンパ節郭清を受けた方に起こりやすいです。時には10年を経過してから発症することもあります。何が原因かは、一概に言えません。腕がむくんできたと思ったら、一度主治医の先生にご相談くださいね。理学療法士さんと一緒に解決方法を考えてくださると思います。早く気づいて早く対応すれば、回復できる可能性が高まります。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11130-2】  13年08月26日    Y.G.
No.11130の続きです

早速のご返答ありがとうございました。母親が病院に行き、超音波検査とマンモグラフィの検査を受けたみたいです。再発などが心配でしたが、血液検査などはなく、超音波検査と
マンモグラフィだけで十分と言えますでしょうか? 因みに超音波検査とマンモグラフィは全く問題ないとの事でした。よろしくお願い致します。

腋窩リンパ節郭清術後5年での上肢リンパ浮腫は、ガンが再発しなくてもしばしば見られる、手術そのものの合併症の一つです。しかし、もしこのリンパ浮腫がガンの再発が原因で
生じたと仮定すると、腋窩から鎖骨下にかけてのリンパ節への再発がまず考えられます。これを調べるには、触診や画像検査(CT検査、超音波検査など)が有用と考えられます。お
母様の主治医の先生も、これらを踏まえ、超音波検査、マンモグラフィを行ったものと推察できます。もし可能ならば、次回の診察時に主治医の先生に直接お聞きになられるのがよ
ろしいかと思います。(文責 谷)

 

No.11129】  13年08月18日    T
リュープリンの使用期間について

リュープリンについてお伺いいたします。現在40歳です。初発時ステージVAで、術前化学療法FEC+T後、全摘術、リンパ節郭清をしました。手術後は、3ヶ月毎のリュープリンと、ノルバデックスを飲んでいます。8月で術後2年が経過しましたが、幸いにも再発や転移などはなく、無事に過ごしております。先日、2年目Mの検診時に、主治医の先生から、「リュープリンは2年経つので止めていいでしょう。」と、言われました。私は、初発時のステージがVAであったことを考えると、できるだけ長くリュープリンを打ちたいと希望しております。また、もう1つの理由として、ノルバデックスにより子宮内膜増殖症が少しずつ進んでいるようで、リュープリンを止めると子宮にも悪い影響が出てくるのではないかと、心配しております。最近の臨床試験では、2年だけでなく、3年、5年というものがあるようですが、一般的にはどのようになっているのでしょうか。また、このような主治医の先生の治療に不安がある時に、セカンドオピニオンを検討することは可能でしょうか。 お忙しいところ申し訳ありません。教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

ご相談どうもありがとうございます。リュープリンは現在、2年あるいは3年投与が標準治療です。2年と3年どちらが良いかははっきりとしていません。また、それ以上の投与が有効かどうかも答えはありません。婦人科受診を含めて、セカンドオピニオンは不安を解消し、納得した治療を受けるために有効な場合があります。主治医の先生にご遠慮なさらず、あなたの想いを伝えてくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11128-1】  13年08月18日    N 
痛みのない胸のしこりについて

胸のしこりについてネットを検索していたところ、こちらを見つけ、メールさせていただきました。先日、右胸の付け根上部に痛みのないしこりを見つけ、市ガン検診をしている医療機関(クリニック)で検査をしました。私は現在29歳、今年2月はじめての子を出産し、完全母乳で育てています。授乳中ということもあり、今回はマンモグラフィーは避け、視診、触診、超音波検査、細胞診をしました。超音波でシコリを確認してもらい、「きれいな楕円形で、境界鮮明だから悪いものじゃなさそうだけど、念のため細胞診をします。」とのことで、穿刺吸引細胞診をしましたが、その際、チューブに母乳がすいとられました。「乳腺の端の端だったから母乳溜まりじゃないと思ったけど、こんなところにも母乳が溜まるんだねぇ。抜いたらシコリもすこし小さくなったみたいだし・・・。でも念のため検査には出しておきます。」とのことで、検査機関に出してもらい、後日結果を聞きに行きました。そこで医師に言われたのが、「やっぱり乳汁が引けたため、検体不良で、判定不能だったみたいですね。検体不良なのに、なぜか所見欄に微細石灰化を多数認めますと書いてあるんだよな〜なんなんだろ? とはいえ、ガンのしこりなら乳汁が引ける事はないので、心配はしなくて大丈夫ですよ。また半年したら見せに来てください。」です。その時は、まぁ大丈夫といわれたから大丈夫かと帰ってきたのですが、「なんなんだろ?」等、なんだが頼りない発言が多く、不安になってきました。
1) とりあえず半年後で大丈夫なのでしょうか?
2) ネットをみていると、微細石灰化多数とは、マンモグラフィーで見た場合のガンの典型的な所見だということですが、今回はマンモグラフィーはしていません。細胞検査に出した検体から石灰化が発見されたということなのでしょうか?
3) Q2の通りだとして、それはスルーしてしまってよいのでしょうか?
4) 細胞診のチューブに母乳が引けた=ガンではないの発言は、信じてよいのでしょうか?

市ガン検診をしている機関だし、いけばはっきりするだろうと行った先の病院で、余計にモヤモヤしてしまい、気が滅入っています。お忙しい中恐れ入りますが、ご回答頂ければ幸いです。

ご相談どうもありがとうございます。もし、乳房にしこりがあって細胞診で判定不能であれば、針生検による組織診断をご依頼するのもひとつの選択肢です。石灰化はおっしゃる通り悪性成分が含まれていることもございます。母乳が引けたから大丈夫、という真意はあまり良く分かりません。ご不安でしたら、2ー3ヶ月の間に再度受診なさってみてくださいね。いただいた言葉の情報だけで、大丈夫かどうかを判断するのはとても難しいことです。ご不安な点は、再度主治医の先生に御確認くださいませ。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11128-2】  13年08月19日    N 
痛みのない胸のしこりについて(2)

迅速なご回答ありがとうございます。重ねての質問で恐縮ですが、今回の場合、細胞診に出した液の中から微細石灰化が見つかったということなのでしょうか?  そして、その石灰化が悪いものである可能性もあるため、組織診をという理解でよろしいでしょうか? ネット等で調べても、マンモグラフィーで微細石灰化が見つかったという話はよくのっていても、細胞診の液の中から石灰化が見つかったという話が見当たらないので、一体どういうことなのかわからなくて…。また、再度検査をするなら、今すぐでなく、2〜3ヶ月後のほうがよろしいでしょうか? この間の病院では不安なので、来週にでも乳腺専門クリニック病院で1からみなおしてもらおうかと思うのですが…。お忙しい中度々申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

ご相談ありがとうございます。そうですね。石灰化の件は、一体どういうことなのか実物を拝見していない私たちにも分かりません。ご心配であれば、すぐに乳腺専門クリニックを受診して、針生検をしていただいて解決するのが一番良いと思います。単純に細胞診の精度より組織診の精密度が優れているからです。できればきちんと、受診した外来で紹介状を作成いただいて、別のクリニックを受診するのが良い選択肢です。勇気を持って行動なさってくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11128-3】  13年11月27日    N 
手術跡のしこり

HPNo.11131でご相談させていただいたものです。早速にご回答くださいまして、ありがとうございました。御礼申し上げます。再度ご相談させて下さい。
手術傷跡のすく下の所(乳頭から左上1センチ位の所)に、最初は丸く小さかったのが、しこりを見つけてまだ3週間位なのに、大きくなったのを感じます。また、そのしこりから乳頭にかけて、棒状のようなしこり(1センチ位)があります。最初小さなしこりを見つけた時、エコーで診ていただいて良性の石灰化と診断されましたが、良性でも短期間で徐々に大きくなっていったり、ただ単に丸いしこりでない事もあるのですか。それとも、これは再発の可能性があるとも考えられるのでしょうか。主治医の先生の定期検診は2ヶ月後なのですが、それまで放っていて大丈夫でしょうか。5年前の手術の断片は陰性で、放射線治療もしました。よろしくお願いいたします。

しこりの大きさに変化がある場合は、再度検査が必要になるかもしれません。良性で短期間に変化することはあまりありません。あわてなくてよいですが、少し診察を早めてもらえる可能性もありますので、病院へ連絡されてみてはいかがでしょうか?(文責 加藤)

 

No.11127】  13年08月18日    Y.Y. 
転移、再発の可能性(HPNo.10980-2)

前回はご回答ありがとうございました。平成18年に右側を全摘、リンパ郭清有り、抗がん剤CEF投与、その後5年間タスオミン服用、現在はエキセメスタン錠25mg『テバ』を服用中です。現在、51歳です。本日、定期検診でエコー検査を受けたところ、右側(多分脇付近)のリンパ1個が8ミリ位になっていたそうです。先生の説明は、次回の検査(6か月後)まで様子を見る・・・という事でした。今のところは特に心配ないと言われたのですが、やはり心配です。癌と関係なく、腫れたりすることがあるのでしょうか? 残った(手術時)リンパに転移、あるいは再発した可能性もあるのでしょうか? よろしくお願いいたします。

御相談どうもありがとうございます。リンパ節郭清をしていても、術後に皮下のリンパ節が炎症で腫れることはあります。もしリンパ節が腫れていても、緊急で手術をしたり検査をするよりも静かに経過観察をするのが通常です。ご不安が強いと思いますが、まずは現在の治療で経過をみていただいて、次回の検査結果でまた主治医の先生に御相談くださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11126】  13年08月17日    S 
たちの悪い癌細胞(HPNo.11094-4)

またまた悩んで、先生のご意見が聞きたく、投稿いたしました。HPNo.110941のSです。「非浸潤性乳管がん0期、ER 陰性、 PR 陰性、 Her2 3+陽性、グレード 3、核異型は中等度〜高度、間質浸潤とすべき像はみられず」とあり、 たちの悪い癌細胞です。左側乳房全摘出しました。リンパ節には転移もなく、病理検査の結果、 非浸潤性乳管がん0期と、先生から聞かされました。
1) たちの悪い癌細胞でも、非浸潤性乳管がん0期だったら、転移とか再発とか、気にしなくていいのでしょうか? 
2) ホルモンの感受性が10パーセントしかないのに、「転移とか再発をしないために、1パーセントでも感受性があれば、アリミデックスを飲んでいただきます。」と、先生に言われました。私の場合は、非浸潤性乳管がん0期で、全摘出しましたので、放射線治療も抗がん剤治療もなく、術後はホルモン治療のみです。非浸潤性乳管がん0期の場合の転移や再発は、癌細胞の顔つきが悪くても、遠隔転移はなしと考えてもいいのでしょうか? 
3) 非浸潤性乳管がん0期の20年の余命は、何パーセントですか? それとも、完治する乳がんなのでしょうか? 

最近、考えすぎて、夜も眠れない日をすごしています。どうか、どうか、ご意見を、宜しくお願いいたします。

ご相談どうもありがとうございます。
1)非浸潤がんでも転移が起こることはあります。それはごくわずかな浸潤部分が隠れていた場合です。通常は非浸潤がんでは転移は起こりません。
2)前述のとおり転移の可能性は限りなく低く、もしホルモン治療をおこなうのであれば、反対側の乳がんの予防という目的になります。
3)完治する乳がんと考えています。しかし、反対側の乳がんが発生する可能性はゼロではありませんし、また女性の病気は乳がんだけではありませんので、全身の健康診断は継続なさってくださいね。

以上、主治医の先生にもご不安をお伝えいただき、さらに良い関係を築いてくださいませ。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11125】  13年08月17日    A 
手術痕のしこり

5年半程前に左乳房温存手術を受けました。つい最近、傷跡の上下に直径2センチほどの円形の膨らみ(これは鏡を見て)と、左乳首の左上に触診でしこりを見つけました。早速、かかりつけの病院で診ていただいたところ、エコー検査で、膨らみの方はなんでもなく、しこりの方は石灰化で、今後ガン化はしないという事でした。石灰化について何の知識もなく、再発でなくて良かったとほっとして帰ってきたのですが、石灰化について調べていると、石灰化にも良性と悪性があり、細胞診で調べるとか、石灰化がゆくゆくがんになるとか、色々書いてありました。エコー検査だけで、良性か悪性か、わかるのでしょうか。マントームや細胞診をしなくて大丈夫なのでしょうか。このまま放っておいて本当に大丈夫なのでしょうか。
また、直径2センチ程の柔らかい円形は、何故このようなものができたと考えられるのでしょうか。がんが見つかった時、ステージ1、リンパ節転移なし、トリプルネガティブ、年齢50代半ばです。近々健康診断で乳房の検査をするのですが、マンモとエコー検査と、どちらを受けたらいいのでしょうか(ひとつしか受けれません)。昨年はマンモグラフィを受け、他毎年エコーです。
お忙しいところ申し訳ございません。ご回答いただければ、ありがたいです。よろしくお願いいたします。

ご相談どうもありがとうございます。時間が経過してから、温存術後の切除乳腺辺縁がしこりのように触れることは良くあります。多くは、切除乳腺部分のスペースに貯留した水(漿液)がゼリー化して、いわゆるフィブリンとして固く触れることが多いです。珍しいことではございません。石灰化については詳細不明ですが、石灰化が明らかに大きければ、エコーだけで良性と判断することは可能です。もしご不安でしたら、再度主治医の先生に御確認をなさってみてくださいね。不安は際限ないと思います。最近マンモグラフィーをお受けになっていないのであれば、検診でマンモグラフィーをお受けになるのもひとつです。しかし、主治医の先生に定期検査をしていただいているのであれば、あちこちで検査を受けず、全て主治医の先生にゆだねるのも1つの方法です。色々なご不安を是非主治医の先生にもお伝えくださいね。勇気を持って気持ちを伝えることが不安解決の第一歩です。応援しています。(文責 高橋)

 

No.11124】  13年08月17日    N
検診の意義(HPNo.11098-2)

つい先日回答頂きました(11098)Nと申します。先日もわかりやすく、ご丁寧なお返事を頂けた事、とても有り難く、感謝しています。乳がんの再発発見の検査の無意味な理由も納得です。私のお世話になっている病院でも、そういう方針だと助かりますが・・・。ただ、上記の再発、転移を見つけるための一年に一度のCTや骨シンチ、これは乳がんに全く関係のない新たな癌があった場合の早期発見の役に立ちますか? 乳がんの転移は不安ではありますが、絶対ないって思っていて、むしろ、乳がん性ではなく、ほんとに関係のない新たな癌、胃、大腸、肺等が一番心配です。こうした検査は、個別にやらないと早期発見に繋がらないでしょうか? 乳腺外科で年一回やる、再発転移はないかのCT検査や骨シンチやエコーや血液検査で、偶然に上記の心配している他部位の早期発見には役に立たないのでしょうか。意味がないなら、やはり個別に癌健診を受けるべきでしょうか? 宜しくお願い致します。

厚生労働省が税金を使って勧めている検診は対策型検診といい、その臓器の癌の死亡率を下げるために、対象集団に対して、現時点でエビデンスが明らかになっている方法で行われています。たとえば、胃であれば胃透視、大腸であれば便潜血検査、肺であれば胸部X-P及び痰の細胞診、乳腺であればマンモグラフィーというふうに行っています。これらの方法で集団検診を行えば、それぞれの臓器での癌死亡率を減少させることが分かっていますが、更に死亡率を下げるためには、受診率を向上させることが喫緊の課題です。
一方、人間ドックのように個人が癌の心配がないかどうかを調べる検診を任意型の検診といい、個人的に癌を発見するために、対策型検診ではエビデンスの明らかになっていない方法でも、その時点でできる組み合わせメニューを駆使して検査をします。たとえば、胃癌であればピロリ検査とか内視鏡検査、肺癌であればCT検査、大腸癌であれば大腸の内視鏡検査等を行って、その時点での癌の可能性がないことを調べることになります。このメニューの中には、勿論対策型検診の方法も含めて考えられていますが、検診の金額により一定ではありません。貴女のご質問ですが、乳腺外科でのfollow 検査は、あくまで乳癌のフォローを目的に行っているので、他の癌の早期発見につながることは少なく、そのためには、対策型の検診を含め、個別にがん検診を受けることが必要だと思います。(文責 須田)

 

No.11123-1】  13年08月17日    T
術後の放射線治療について

発見時乳腺に8ミリ、腋下リンパ節に複数個の転移がみられる状態でした。おそらくレベル3までの転移だったと思われます。術前化学療法でFEC+DOCを行い、その後温存手術しました。術後の病理結果、乳腺のがんは消えており、リンパ節転移は13個中1個、レベル2まで郭清、しこりの大きさは6ミリ、ERのみ10〜50%陽性とのことです。その後、タモキシフェンと並行して放射線治療を行ったのですが、リンパ節転移が多い場合、胸骨と腋下リンパにも当てる必要があるのでしょうか? 私は乳房と鎖骨上部への照射のみで、2方向から乳房にあてたときに、腋下リンパにも少し当たっちゃうとのことでした。20回+乳房のみ4回追加照射しましたが、病理学的にがんが消失していた乳房に追加は必要だったのか? 胸骨と腋下リンパに照射しなくても大丈夫なのか?ということを気にしています。また、原発のしこりが消失してしまって、がんの悪性度がわからないと言われましたが、腋下リンパのしこりと原発巣では診断の仕方が違うのでしょうか? どうぞよろしくお願いします。

手術及び放射線治療は局所の治療であり、FEC+DOCおよびタモキシフェンは全身の治療です。貴女の場合、リンパ節をレベル2まで郭清し、手術で局所治療を行っていますので、原則としては、局所治療である腋窩リンパ節への照射は必要ないということになります。また、胸骨のそばにある胸骨傍リンパ節への転移は稀であり、放射線治療をお勧めする根拠がありません。温存した乳腺については、腋窩リンパ節への転移が4ヶ以上あった場合、鎖骨上窩リンパ節と乳房に照射することで、局所療法を行ったことになります。4回の追加照射については、手術時の乳腺切除断端にあたる部分からの乳房内再発を減少させるために行ったのであり、これも局所療法です。このように、やるべき治療は、原則論どおりに行われていますので、ご心配なこと、不安に思うことは、主治医の先生にご相談しながら、前向きにかんばっていただきたいと思います。病理検査で、原発巣と転移巣の癌の性質が異なっていることは少なからずありますが、診断の仕方は同じです。(文責 須田)

 

No.11123-2】  13年09月02日    T
HPNo.11123の追加質問

詳しくお答えいただき、ありがとうございました。もう一つ質問させてください。現在タモキシフェンの服用のみなのですが、生理が戻っています。30歳です。リュープリンは必要になりますか? 現在はリュープリンをしていないのですが、その理由は術前化学療法を行ったからなのか? そのせいで生理が止まっていたからなのか? ホルモンの感受性が低いからなのか?・・・と、疑問に思っています。今後、タモキシフェンにりュープリンを追加した場合、再発率はどの程度下げられるのでしょうか? あまり変わらないのなら、やる必要もないのかなと思っています。 主治医の診察は3か月後なので、教えていただけるとありがたいです。

乳がん薬物療法ガイドラインでは、「閉経前のホルモン陽性乳がんの患者さんの術後療法において、タモキシフェンにLH−RHアゴニスト(リュープリンなど)を追加してもよい」「化学療法後に月経が回復した患者の卵巣抑制療法(LH−RHゴニスト:リュープリンなど)を検討してもよい」と記載されています。ホルモン陽性乳がん全体で考えると、タモキシフェンにリュープリンを上乗せした場合に、メリットがデメリットを明らかに上回るという根拠が不十分であるからです。しかし、相談者さんはリンパ節転移もあり、そうでない方より再発リスクは高めと考えられますので、リュープリンを追加してもよいのではないかと思います。三ヶ月後でも大丈夫ですので、主治医と相談なさってください。(文責 俵矢)

 

No.11123-3】  13年11月15日    T
リュープリンを追加するかどうか(

HPNo.11144にて質問をした者です。リュープリンをするかしないかで悩んでおりますので、ご指南いただきたくメールしました。術前抗がん剤の後に手術をし、残っていたしこりが若干ER+だったため、タスオミンを服用しています。主治医と、生理が戻っているのでリュープリンをどうするかという話をしました。主治医曰く、「私のガンは術前の検査ではトリプルネガティブで、たまたまER陽性の部分が残ったと考えられる。普通ホルモン陽性で30代の患者さんにはリュープリンを勧めているが、私の場合は元がトリプルネガティブだから迷うところ。リュープリン自体も、タモキシフェンのように効果が実証されていないので、やったから再発を抑えられるかわからない。」ということでした。先生なら、このケースではリュープリンの追加を勧めますか? もう一つ、若干術側の腕に突っ張る筋があり、手を伸ばすと痛いのですが、緩和する方法はあるのでしょうか? ずっと治らないのでしょうか? よろしくお願いします。

閉経前のホルモン療法で、タモキシフェンにリュープリンもしくはゾラデックスを追加した場合に再発率が低下する、死亡率が減少するというエビデンスはありません。また、効果がないというエビデンスもありません。ですから答えはありません。良いという証拠がないからやらないのか、悪いという証拠がないからやるのか、貴方の考え方次第です。腕の内側の索状の突っ張りは、診察をしていないので何とも言えませんが、この時期に多いのは腕の静脈の血栓性静脈炎だと思います。腋窩、乳房の手術をした後によくできます。暫くすれば何も治療しなくても自然に治癒しますので、突っ張っている間は無理をしないことです。長引くようなら主治医の先生の診察をお勧めします。(文責 清水)

 

No.11122】  13年08月17日    S
非浸潤性乳管がん0期について(HPNo.11094-3)

11094のSです。リンパ節への転移はなく、範囲が広かったため、左側乳房全摘出しました。病理検査の結果、非浸潤性乳管がん0期でした。非浸潤性乳管がん0期の生存率は、何パーセントですか? それと、左側が乳がんになると、右側もなりやすいということで、アリミデックスを飲んでいます。ホルモン感受性は10パーセントですが、アリミデックスは効くのでしょうか? よろしくお願いします。

非浸潤癌は局所の病気であり、理論的には手術ですべてを取り除くことができ、生存率は100%ということになります。しかし、実際には、摘除された病変を細かく調べるわけですが、不可抗力で、微細な浸潤癌を見つけきれないことあり。「定義どおりの非浸潤癌」でない場合もあります。
ホルモン感受性陽性の場合、ホルモン剤を使用することによって、反対側の乳房にできるかもしれない「別の新たな乳癌」の発生を抑制する効果が期待できます。アリミデックスの抑制効果については、現在進行中のATAC試験において、反対側の発癌リスクを53%抑えるという中間報告がなされています。今後治療を続けるにあたっての参考になるかもしれません。(文責 須田)

 

No.11121】  13年08月15日    M.S.
再発、転移について

初めて相談させていただきます。現在59歳、2月に非浸潤乳癌の手術後の病理検査で浸潤癌が見つかり、その後、詳しい検査をしました。非浸潤癌2.3px2.5p 一部浸潤癌0.6px0.4p リンパ管脈管侵襲なし、腋窩リンパ節転移なし 断端陰性 トリプルネガティブ、Ki-67 70%、グレード3 TC療法x4回終了 放射線25回の治療中で、その後は何も治療する事がないとのことです。最近は腫瘍の大きさに関係なく、癌の悪性度の方が重要と書いてあるのを読み、今後の再発、転移が心配です。このまま無治療になっても大丈夫でしょうか。5年後、10年後の再発率はどれくらいでしょうか? 手術前は非浸潤との事しか知らなかったので、病理検査の結果が出るたびにどんどん悪くなり、不安で押しつぶされそうになりながらの治療で、とても怖いです。

0.6pの大きさでリンパ節転移なしとのことですので、たとえトリプルネガティブであっても再発率は低いでしょう。タイプが重要視されていますが、やはり腫瘍径、リンパ節転移は重要な予後因子です。しっかり術後治療も受けられていらっしゃいますので、あまり心配されずに日々を過ごして下さい。(文責 加藤)

 

No.11120】  13年08月15日    R.M.
治療について

初めて質問します。6/24乳癌と診断されました。ステージUA、HER2陰性、何かが2+、Ki67が32%、ホルモン受容体陽性。今、FLSHの結果待ちですが、ノルバデックスを服用しています。担当医からは、術前抗がん剤治療して手術と言われましたが、別の看護師の方からは、術後の薬物治療が一般的とも教えられました。全摘出しか考えていないのですが、術前薬物治療がベストなのでしょうか? 大きさは3〜4、今のところ転移なしです。薬物治療は受ける予定にしていますが、どちらにするか決めかねています。アドバイスを、ぜひお願いします。

術前薬物治療は、そのメリットの中に乳房温存手術を可能にするということがあります。全摘しか考えられていないとのことですので、そのメリット、デメリットを再考する必要があるように思います。術前抗がん剤治療は数年前脚光を浴び(マスコミでもかなり取り上げられました)、本来必要でない方への投与を行い過ぎた過去があり、最近は反省期にあります。本当に治療として必要であり、なおかつ術前に受けるメリットがあると思われる場合のみ受ける意義があると思います。(文責 加藤)

 

No.11119】  13年08月15日    n.n
閉経前のホルモン療法について

現在39才です。ルミナルAタイプ腫瘍は0.8ミリで浸潤していますが、他に転移はなく、ステージ1と診断されました。これなら局部切除して温存でいけると言われています。これからオペを控え、術後は放射線療法とホルモン療法を行う予定ですが、私は10年前にバツイチになり、その頃から不妊症に悩まされ、卵管開口術も受けましたが、出産には至っておりません。現在はまだ未婚で、これからホルモン療法をするにあたり、閉経してしまい、妊娠、出産の道が閉ざされることに、非常に不安で、毎日考え込んでしまいます。ホルモン療法をする前に卵子を凍結させる方法も調べましたが、妊娠できる確率はとても低く、高額な費用を考えると、どうすれば最善な選択方法か分かりません。現在私の年齢が39才と、ホルモン療法を5年すると44才で、閉経の確率はおそらく高いと思います..,ホルモン療法を2年などに短くしたりするとどうなんでしょうか?これから全ての答えを出し自分で納得してオペからホルモン療法をしていかなければならないので、出来るだけ詳細な返答をいただければ、大変励みになると思います。どうぞよろしくお願いいたします。

腫瘤径も小さく、手術結果によってはホルモン療法によるリスク低下はわずかなものかもしれません。その場合ホルモン療法は行わないという選択肢もありますので、手術結果を踏まえて再考されるのがよいと思います。リスクにもよりますが、出産を考えてホルモン療法は行わない、あるいは1-2年の短期で終了するという選択をされた方もいらっしゃいます。(文責 加藤)

 

No.11118】  13年08月15日    S
乳輪下のしこり

現在、33歳、既婚、子供はいません。 3ヶ月前に右側乳輪下に、かなりの痛みを伴う 、よく動く大きなしこりを自覚し、 都内の病院(乳腺専門医)でエコー検査、マ ンモ、MRI、細胞診をして、クラス3の結果がでま した。しこりの大きさは5センチくらいでした。細胞診では、白濁した、どろっとした液体がと れ、 しこりはへこみました。 それから3ヶ月、経過観察をして、痛みもしこ りも自覚しない程度になりましたが、先日のエ コー検査では、まだへこんだ状態で、変化なし ?とのことで、半年の経過観察と言われました。 画像は、腫瘍の中が薄くもやがかかった感じだと思います。担当医も触診をして、みつからないのに、大きさは変わってないのでしょうか。(自分でもサイズの変化は確認しなかったのですが)
最後に妊娠を希望していると伝えたところ、良性だと思うが、今の状況では確定診断はできないから、手術で摘出し たほうがよいとの回答でした。 針生検ではだめかと聞いたら、袋状(固形物 ではない?)だから、確実にとれるかわからないとのことでした。私のような状態の場合は、針生検なしで、いきなり手術ということが一般的なのでしょうか。また担当医は、腫瘍について何も説明してくれないのですが、パソコンに、のう胞と書いてありました。可能性としたら、嚢胞内腫瘍か嚢胞内乳癌ということでしょうか。宜しくお願いいたします。

のう胞であれば、原則として摘出の必要はないと思います。内部に疑わしい部分があれば細胞診、針生検等での確認が可能なこともありますので、摘出前に再度確認されたほうがよいかもしれません。(文責 加藤)

 

No.11117】  13年08月15日    S.Y. 
肺転移の治療について(HPNo.10605-3)

前回(10605-1,2)では大変お世話になりました。ありがとうございました。今回状況が変わりました。ご教示頂けましたら幸いです。

2008.12 初発の手術(皮下乳腺全摘+インプラント再建)、 ER,Pgr陽性、HER2陰性 、【治療】ホルモン療法1年6カ月(ゾラデックス+ノルバデックス→リュープリン+ノルバデックス) 
2010.6 ホルモン療法中断 中断期間:1年9カ月
2012. 3 術側胸と術側腋窩リンパに局所再発(PET-CTにて遠隔転移なし)、組織診のため摘出術 (ER,Pgr陽性、HER2陰性、Ki67 5%)、 【治療】再発後1次ホルモン療法 1年3カ月(リュープリン+ノルバデックス) ※主治医はリュープリンは不要の意見
2013.6 PET−CTにて、肺に1個の転移確認、位置的に乳癌からの転移とのこと。

治療として、「@ トレミフェン3倍容量のホルモン療法 A ゼローダ B 組織型確認の肺転移腫瘍摘出」を提示され、転移は想定外だった為、その場で判断できず、1カ月程度の期間を頂いてます。その間も、不安な為、ノルバをトレミフェンに変えて頂き服用しています。摘出は、根治目的ではない事。組織型が変化するケース(3割)があり、確かめる事で治療の選択が確実になるからとのこと。最近は腫瘍の全体量の面などから?摘出が見直されているとのこと。もしHER2でも出たら薬も違ってくるので、摘出手術を受けようと考えています。
今回お聞きしたい点は

1) リュープリンは打っても打たなくでも同じですか? 主治医に聞くと、打っても同じとのことですが、ホルモン依存性乳癌で生理戻って大丈夫だろうかと不安です。(48歳、数値では閉経してないとのこと)
2) 上記の治療の他に、LH-RH+AIが実験的な治療としてあるが、トレミフェンの方が実績ある治療なので、順番としては先ですか? 素人の耳学問で恐縮ですが、調べるとあちこちで、「閉経前ホルモン陽性乳癌の再発二次以降は治療の選択ができない、LH-RHと+AIをオプションとして選択してもよい」とも、閉経前に使うには問題点もあるともあり、気になります。
3) 今後の治療は、再発後2次ホルモン療法→飲み薬の化学療法→点滴の化学療法になりますか? LuminalA,おとなしい顔つきのがんと言われていたのに、この時期肺に来たのはショックで、治療を中断したのが原因かなぁとあきらめもしてるのですが、反省をこめてしっかり治療したいと思うようになりました。上記の順番で良いものでしょうか?
4) このほどドイツの論文で、「肺転移で摘出して平均生存期間が延びた、強く摘出を勧める」というのを知りましたが、バイアスもかかっているとのこと、いかが思われますか?

お忙しい中恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。

1)2) LH-RH+TAM中に転移が出現してきていることを考えると、LH-RH+AIあるいは化学療法を考えます。肺腫瘤の摘出術をお受けになるのでしたら、その結果を踏まえて考慮してもよいでしょう。
3) よいと思います。再発後の治療の考え方は色々あり、これがベストと決まるものではありませんが・・・。
4) おっしゃる通りで、バイアスはかかっていると思います。(文責 加藤)

 

No.11116】  13年08月15日    N   
母65歳の乳がん治療について

母(65歳)の乳がん治療についてご意見を伺いたいです。母は、2009年に市の乳がん検診で微細石灰化集がカテゴリー3となり、マンモ・触診・エコーを受け、石灰化の経過観察と言う事で、その後年に1回マンモを受けておりました。乳がん検診の何年も前から乳頭直下にしこりがあったのですが、検診時の触診でも異常なしと言われました。しこりは自覚があってから大きさの変化はなかったようで、痛みもなく、私が触ってもわかるしこりでしたが、乳腺症との判断でした。
最後にマンモ・エコーを受けたのが2011年1月。ここ2年半、受けずにいたのです。5月ごろ左胸しこりに痛みがあり、乳頭はもともと少し陥没気味ではありましたが、陥没が目立ってきていました。一度だけ下着に透明〜白っぽいシミがついていた事がありました。6/3に受診、痛みがあるので、マンモではな、くエコー・診察をしました。痛みがあると言う母の言葉と、2年半前のマンモ画像を見て、主治医は乳腺症かな…と言いながら触診とエコーをして、「しこりの大きさは3.5cm。リンパが少し腫れているので、今日マンモを受けてほしい。」と言われ、結果、石灰化が増えていました。CTとバコラ・腋下リンパ穿刺吸引細胞診を受けるよう言われ、その時点でガンと思っておくよう言われました。(母は5月にパニック発作がおこり、心療内科に通っており、極度の恐がり・心配性なので、MRIの狭さが恐怖になるとの事で、CTでいいと言われました) 6月下旬、バコラ生検の結果は非浸潤癌。リンパ穿刺吸引細胞診では癌でないとの判定でしたが、触診・エコー・CTでのリンパの腫れがあると言います。エコーで乳頭直下3.5cmの硬結。ホルモン受容体陰性、HER2は陽性です。非浸潤癌でも、HIGHかLOWかで言えば、HIGHだそうです。8月下旬に全摘+リンパ節郭清、リンパ4つ以上に転移があれば放射線・抗がん剤・ハーセプチン、3つ以下なら術後の治療は無しです。
1) リンパ穿刺吸引細胞診では癌でないとの判定、でもセンチネルリンパ節生検ではなくリンパ節郭清をするのは、リンパ節転移の可能性が大きいということですか?
2) 非浸潤癌は転移をしないのに、リンパが腫れているのは、やはり浸潤癌がどこかにあることが強く疑われますか?
3) 浸潤癌だったとしたら、8月下旬まで の1ケ月半でリンパへの転移がどんどん増えてしまわないでしょうか? 現時点でも乳房の痛みがあり、おとなしい癌とは思えないです。
4) そしてもう一点、全摘ではなく、乳頭を残す皮下乳腺全摘+同時再建(筋肉の下にシリコンを入れる)は、乳頭直下にしこりがあり、浸潤癌があった場合は転移のリスクが大きいでしょうか?

この程度の情報ですが、よろしくお願い致します。

1) 郭清をするということは、リンパ節転移があると想定していると思われます(腫れていても転移がないこともありますが)。想定していなければ通常センチネルリンパ節生検を行います。
2) リンパ節転移があれば、浸潤がんが存在するということになります。(針生検は、一部の組織を調べているにすぎませんので、全体を調べると浸潤がんが見つかる場合もあります)
3) 進行のスピードは一人ひとり違いますので、何とも言えません・・・。
4) 転移のリスクはほとんど変わりませんが、乳頭へのがんの浸潤(進展)の有無によって局所再発のリスクへは影響があるでしょう。(文責 加藤)

 

No.11115】  13年08月15日    A  
今後に不安がいっぱい

乳がん温存手術を受けました。病理結果は以下のとおりでした。
腫瘍の大きさ 13×6mm 浸潤 f 組織分類 invasive ductal carcinoma .scirrhous carcinoma+solidtubular carcinoma Nuclear grade 2(核異型3 核分裂1)  脈管侵襲 V(−)ly(+) intraductal spread(+) comedo pattern(+) calcification(+) センチネルリンパ(−) がん細胞が繊維性の間質を伴いながら、小胞巣状、索状に浸潤増殖して、脂肪組織に及んでいる。一部で乳管内を進展増殖あり 切除断端の漏出なし  ER 80% PgR 70%陽性 HER−2 1+ Ki67 30%

先生は、悪性度はそんなに高くないと言われました。放射線25回、ホルモン療法5年間でいいでしょうと。本当に、これで大丈夫でしょうか? 再発・転移の可能性はどのくらいでしょうか? 56歳 (47歳で閉経しました)です。

標準的な治療を受けられていると思います。Adjuvant onlineによると、10年再発率は15-6%位になります(実際はもっと低いかもしれません)。(文責 加藤)

 

No.11114】  13年08月15日    M.W. 
鎖骨リンパ節の浮腫み

初めてメールさせていただきます。 49歳、既婚、出産経験ありです。昨年5月に、右乳房に癌が見つかり(脇のリンパ節にも転移あり)、術前化学療法でFECとタキソテールを4回ずつ行い、今年1月に全摘(リンパ節郭清)しました。その後、放射線治療を25回(50グレイ)行い、現在ホルモン療法(タモキシフェン服用)中です。ステージVaです。最近、右鎖骨の上下のリンパ節が、少し浮腫んでいることに気がつきました。しこりなどは、特にないようです。リンパのあたりを押すと、少し痛みがある感じです。次回の通院は8月下旬なので、どうしようか悩んでいます。それまで経過観察でも大丈夫でしょうか? もし、心当たりの原因があれば、教えていただきたいです。

しこりがないようであれば、次回通院の時でよいように思います。手術、放射線療法等の影響かもしれません。あまり心配されずに、次の診察をお待ちください。(文責 加藤)

 

No.11113】  13年08月15日    C 
病理診断結果の違いについて

40代の家内のことで相談させて頂きたく、よろしくお願いいたします。
乳がんの手術後、病院から診断結果をもらいました。術前聞いていた腫瘍径が実際には3分の1以下であったり、他にも気になることがあったため、病理のセカンドオピニオンを依頼しました。その結果、不安に感じていた点については解決したのですが、新たに核グレードが3であったのが2段階下がって1になり、術前Ki67の値が50%であったのが、セカンドオピニオンでは15%と言われました。

1) グレードやKi の値は、このように病理医によって異なるものなのでしょうか。病院の病理医が正しいのか、セカンドオピニオンで依頼した病理専門の大学教授が正しいのか、混乱しています。
2) 病院でオンコタイプdxを勧められ、現在結果待ちをしています。医師からは、年齢や腫瘍径もすべてスコアの評価対象に含まれると聞いて依頼したのですが、家内があとで調べてみたところ、腫瘍径は評価の対象には含まれず、腫瘍の性質で判断されるという記述をどこかで見つけたそうです。年齢や腫瘍径は、評価対象に含まれるのでしょうか。

以上、お答えいただければ大変に幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

1) おっしゃる通り実際には病理医によってかなり幅があるのが現状です。混乱されるのも無理はありません。
2) 評価対象には含まれません。(文責 加藤)

 

No.11112】  13年08月15日    aa
治療方法の選択

お世話になります。初めて相談させていただきます。40歳、出産歴ありです。約20年前より左乳房下部に、しこり(φ10mm位)があり、4年前の検査(マンモ、超音波)では、乳腺線維腺腫と診断されました。2か月前の乳がん検診(マンモ、超音波、針生検)で、浸潤がんと診断されました。大きさは、φ14mm×7mm×12mmです。その後転院し、病理診断(転院前の病院からプレパラート借用)、検査を実施。結果は次の通りです。
@マンモは腫瘍写らず。A超音波は少し形が、いびつ。BMRIで造影剤の進入速度が速いことを確認。CCT、骨シンチは異状なし。また乳房内の広がりも他の臓器への転移も無いようです。画像や病理写真を見る限りでは、非浸潤がんの可能性が高い模様です。検査結果より、主治医から治療の選択肢が示されました。

@針生検⇒全身麻酔+摘出+センチネル⇒放射線
A局所麻酔+外科生検で腫瘍2cm摘出⇒病理判断⇒放射線(非浸潤がんの場合)、、又は局所麻酔+センチネル(浸潤がんの場合)、取りきれないがんは追加切除(全身麻酔+摘出+センチネル)

「@の場合、全身麻酔の不安やセンチネルの必要性と副作用。Aの場合、局所麻酔時の痛みや摘出後のセンチネルは有効か。」など、いずれにするか判断ができず悩んでおります。本内容のみでは難しいと思いますが、双方の治療方法についてメリット、デメリットを示して頂き、いづれが望ましいと思われるか ご教授願います。

おっしゃる通り、本内容のみでは適切なアドバイスができるかどうかわかりませんが、かなり前から存在する腫瘤で、針生検の結果が前医では浸潤がん、後医では非浸潤がんであるとすれば、他の病理医が再度プレパラートを確認する(あるいは針生検を再度施行する)必要性があるでしょう。それでも確定が困難であるようなら摘出を考慮すべきです。センチネルリンパ節生検も手術手技等によっては後遺症をもたらす可能性があり、できれば回避したいところです。あわてずに一つ一つステップを踏んでいくのが得策と思われます。(文責 加藤)

 

No.11111】  13年08月15日    T 
HPNo.11052の追加質問(HPNo.11052-3)

前回は詳しく教えてくださって、ありがとうございました。追加で質問させてください。
1) ホルモン療法を開始したのですが、タモキシフェン単独と、LH−RHアナログもする場合の違いは何なのでしょうか?
2) 私はタモキシフェンのみですが、タモキシフェン+LH−RHアナログと比べて、どの程度再発率が違うのでしょうか?
3) 原発巣がトリプルネガティブで、リンパ節転移巣がER陽性ということは、あるのでしょうか?
4) 放射線を再発予防で鎖骨にも追加照射するのですが、予防で照射したのに、そこに再発するのはなぜですか?(入院中にそういっていた人がいました)

よろしくお願いします。

1) 御年齢や閉経状況、手術結果(再発リスク)、副作用等を考えて判断しています。
2) 化学療法によって閉経状況にあるようでしたら、差はないでしょう。そうでないとしてもほんのわずかな差です。
3) 転移巣での変化は時々見られます。
4) 腫瘍細胞が生き延びる、あるいは新たに移動してくることによって現れる可能性があります。(文責 加藤)

 

No.11110-1】  13年08月15日    R 
再建後の治療

皮下乳腺全摘で同時再建の手術後の治療について教えてください。手術後の病理の結果は、非浸潤癌でly(0)、v(0)、リンパ節転移なし、浸潤部なし、核グレード1、大きさは45mm、ER90%、Pgr70%、HER2 Score0、Ki67 1%でした。ただ、皮膚側断端部に癌が露出とありました。その後の治療は、ホルモン療法になりました。主治医の先生は、「皮膚側に乳腺が残らないように、怪しいところはすべて追加切除していますので、断端陰性と考えています」とのことでしたが、考えると心配でなりません。同時再建と自分で決めたことですが、放射線治療が出来ないことが悔やまれます。先生は、「再発率は低いので、局所再発の可能性を下げ、対側乳がんの発生予防を考えてホルモン療法を」ということでした。このままホルモン療法のみで大丈夫でしょうか。それとも、何か今出来ることがあるのでしょうか。教えてください。

実際にはがん細胞の残存はない可能性もあります(断端陽性でも残っているとは限りません)。主治医の言葉を信頼していかれるのがよいでしょう。今できることは、しっかりされていると思います。(文責 加藤)

 

No.11110-2】  14年06月24日    R 
再建後の治療(2)

以前、こちらで以下の質問をさせていただきました。それでまた質問させてください。
先日、1年後の検診を受け、腫瘍マーカーがNCC-ST-439が23まで上がってしまいました。その他の腫瘍マーカーも基準値内でありながら、再検査でじわじわと上がっています。DCISですので、取り切れていれば完治できるという希望のもとに治療していましたが、再発の可能性も出てきてしまいました。現在は、PETの検査待ちです。やはり、癌が残っていたと考えていいのでしょうか? 今後、どうしたらいいのでしょうか? 教えてください。

NCC-ST-439は、再発では無い患者さんでも40位まで上がることがあり、他の腫瘍マーカーに比べて高値だからと言って、それ程心配なさることはありません。右肩上がりに増え続けていて、他のマーカーも正常上限を超えるようなら、画像診断等考えて良いでしょう。No1.の方と同じように、腫瘍マーカーの上下で余り敏感になる必要は無く、PETも本当に必要なのでしょうか? 画像診断や今後のマーカーの推移を見ておけば良く、病理診断が正しくDCISだとしたら、ほぼ再発は考えられないと思いますが…(文責 久保内)

 

No.11110-3】  14年07月04日    R 
ホルモン療法

いつも相談させていただきありがとうございます。不安が少し解消されました。PETも、今回は先生と相談し、見送ることにしました。前回に引き続き、ホルモン療法の件で教えてください。手術後、反対側の乳がんの発生予防のためということで、閉経前ですが(45歳)、フェアストンを飲んでいました。先日、腫瘍マーカーが上がったため、リュープリンの注射に変更しました。この治療法でいいのでしょうか? リュープリンの副作用は、どのようなものがあるでしょうか? よろしくお願いします。

最初に、腫瘍マーカーというのは、偽陰性、偽陽性があるので、基本的には腫瘍マーカーの変化だけで治療法を変更することはあまりありません。腫瘍マーカーで再発を疑った場合は、画像検査で確認することが原則です。リュープリンの主な副作用は更年期障害の症状ですが、早期閉経に伴う副作用として骨粗鬆症の問題、コレステロール値の変化等が上げられます。(文責 清水)

 

No.11110-4】  14年07月13日    R 
今後の治療について

いつもありがとうございます。再度質問させてください。リュープリンは自分で先生にお願いして変更しました。再発していたらリュープリンで抑えられますか。これからどのくらいの頻度で、腫瘍マーカーの推移と画像診断を続けていけばいいのでしょうか? どのくらいまで上がったらPETを考えたほうがいいいのでしょうか? 現在は、半年前より足の痛みと首のリンパ節の痛みがあります。今、どうすればいいのでしょうか? 教えてください。

質問有り難うございます。乳癌の手術をすると、首が痛ければ首のリンパ、関節が痛ければ骨、頭痛があれば脳、といろいろなところに転移してしまっているのではないか?と不安がよぎります。まして、自覚的に乏しければ、腫瘍マーカーの推移で振り回されることもしばしばです。お気持ち察します。
さて、もともとの病理結果が「非浸潤がん」であったとのこと。であれば、この腫瘍は再発せず、完治します。もし、この病変が転移したとしたら、微少の「浸潤癌」が潜んでいた可能性はありますが、きわめて少ない現象です。もし万が一、「転移・再発」を疑われているとしたら、納得のいくように検査されてはいかがでしょうか? 腫瘍マーカーがいくつ以上だからPETとか、決まりはありません。一度受けて、安心されるのも一考かと思います。今一度、ご自身の病気、病理結果を踏まえ、今後のつきあい方を見直してはいかがでしょうか? 「非浸潤がん」であれば、必要以上に敏感になりすぎない方が賢明だと思います。もし再発の可能性が否定されれば、今後の検査は、年1回の健診という意味でのマンモグラフィを受ければ十分で、腫瘍マーカーの検査も不要と考えます。もう一点、リュープリン、フェアストンの使い方についてですが、「非浸潤がん」でのホルモン療法は、反対側の「浸潤癌」の発症を抑える意味、患側の残存乳房への新規病変の発症を抑える目的で行い、タモキシフェン(ノルバデックスです)。副作用などで、タモキシフェン→フェアストンに変更したのかは不明ですが、現在、使用している薬剤は、「非浸潤がん」の治療としては使うべきではない薬剤と考えます。一度、主治医と相談されることを勧めます。(文責 鈴木)

 

No.11109】  13年08月10日    S 
乳房術後変化について

2年程前、左乳ガンで乳房温存手術後、放射線治療をしました。ステージ1、浸潤性小葉がんで、転移、再発もなく過ごしてきました。ここ2〜3ヶ月の間に、乳房、乳房周辺に軟腫瘤のようなものが、沢山できてきます。乳房ではない両胸の真ん中より少し左にも2つ程できており、今までも、「乳房内、えきかに術後変化と見られるしこり?はあり」とは言われていましたが、これも術後変化でしょうか? このまま増えていくのでしょうか? 2年経過して、こういう状態になるのが普通なのでしょうか? 主治医に相談するべきか迷っています。現在無治療です。宜しくお願いします。

「軟腫瘤」と表現されているものが、どのような病変かは、直接診察して拝見しないと、具体的には分かりませんが、おそらく皮膚科領域の疾患ではないかと推察されます。ステージ1ですので、再発の可能性は低いですが、念のため、受診して、主治医に相談してください。また、「乳房内、えきかに術後変化と見られるしこり?はあり」と書かれているものについては、乳房温存術と放射線治療による瘢痕だと思われます。将来的にも、このまま、しこりとして変化することはないと思います。いずれにしも、不安に思うこと、心配なことについては、そのまま放置せず、主治医にご相談なさるのがいいと思います。(文責 須田)

 

No.11108】  13年08月10日    JM
術後の検診について

これで数回目のご相談をさせていただくJMと申します。この九月で術後三年目になります。当初このブログに辿りついたときは、本当に藁にもすがる思いでした。それ以降、このページを開かない日はなく、いつも先生方の真意こもったご回答に感謝し、参考にさせていただいています。私の乳がんはステージ1ではあっても。非常にたちの悪い最悪の性格を持つものだと医師から告げられ、術後は放射線、抗がん剤(これに関しては私の強い要望から経口剤にしました)、ハーセプチン、ホルモン剤(フェマーラ)の服用と、全てをこなしてきました。今回の質問は、この九月の検診のあり方なのですが、担当医師がおっしゃるには、「CT,骨シンチ検査はご希望ならばしますが、もう今年は飛ばして、来年でもよろしいですよ!」とのこと、今まで毎年してきたものが、ここ三年目で飛ばしていいとおっしゃる理由を何故聞いてこなかったのかと悔やまれますが、そういう選択肢も一般的にあるのでしょうか? 血液検査、乳房のエコー、マンモ、触診などは、その都度キチンとして下さってはいます。

再発は、癌細胞が血液やリンパの流れに乗って全身に散らばり、肝臓・肺・骨等に病変が出現することで、これらの散らばった癌細胞をすべて取り除くことは困難です。このような場合、術後の検診を行って、再発を早く見つけて治療しても、症状が出現して治療を行っても、その後の生存期間は変わらないことが分かっています。そのため、1年に1回のマンモグラフィーや定期的な医師の診察による術後の検診は、反対側に新しくできた乳癌や、温存療法後の局所再発の早期発見に有効で、適切な治療に結びつきますが、その他の画像診断(CT・骨シンチ等)や、腫瘍マーカーを含む血液検査での再発発見のための定期的な検診は、あまり役立ちません。再発は一般的には術後3年以内にみられることが多いので、主治医は、その期間、画像検査を含めた術後の検診を行っていたのだと思います。再発を心配なさるお気持ちは良く分かりますが、再発の早期発見よりも、貴女がこれまで治療されたように、再発予防目的の治療をしっかり行うことが、大切になってきます。心配なことは、主治医とご相談しながら、納得のいく治療を受けてください。(文責 須田)

 

No.11107】  13年08月09日    Y  
人間ドッグ

人間ドッグで、乳房のエコーとマンモグラフィーを受けました。ここ数年、毎回、両乳房とも良性石灰化と診断されてきました。3年前は右乳房線維腺腫とありましたが、次回以降は石灰化となりました。今回は、「右乳房に低エコー域 12mmの低エコー域を認める。マンモグラフィには異常を認めない。次回の検診で経過をみて下さい。」とのことでした。新しい展開に不安を感じています。別の医療機関で再検査しなくて大丈夫でしょうか。ガン化の確率が高まったということなのでしょうか? よろしくお願いいたします。

検査結果を見た先生がそのように判断しているのですから、次回の検診で良いのではないでしょうか。それを信じられないならば、別の検診期間でもう一度検査をされたら如何でしょうか。(文責 清水)

 

No.11106】  13年08月09日    K 
トリプルネガティブ

トリプルネガティブと診断され、術後の抗がん剤の選択で迷っています。乳がんで温存手術を受け、病理検査でトリプルネガティブと言われました。
HER2 マイナス、ER マイナス、PgR マイナス、リンパ節転移 11個中1個、組織型 浸潤性乳管ガン、特殊型(アポクリンガン)、浸潤径 2cm、核異型度 2、MIB−1 28%
主な病理検査結果は以上の通りです。医師に、抗がん剤は、EC+Dを勧められました。その時、副作用のやさしいのをと相談したら、XCもあるように言われました。通常に近い、苦痛の少ない生活を望んでいたので、2回目の診察時にXCをお願いしようと診察に行ったのですが、EC+Dを勧められ、XCは再発用で、術後は使わないと言われました。(主治医の話では、術後も無理に使えないことはないらしいけど、病院としては使えないとの判断らしい・・私の想定)  どちらにしようか迷っています。参考になる回答をお願いします。ちなみに、家族としてはXCを考えていますが、本人は、迷っています。有効性、副作用等考えると本当に迷っています。最後に、術後もしXCを使ったとして、再発した場合にECを使うことは可能でしょうか? よろしくお願いします。

私も主治医の先生の意見に賛成です。副作用がやさしくても再発転移を起こしてしまっては元も子もありません。EvidenceのないXCでなく、EvidenceのあるEC+Dをお勧めします。(文責 清水)

 

No.11105】  13年08月07日    M.T.  
乳がんのえくぼ症状について

乳がんのえくぼ症状について教えてください。えくぼ症状というのは、癌組織がある程度大きくなり、回りの組織を巻き込んだ結果できてくるものなのでしょうか? セルフチェックの項目に組み込まれている、両手をゆっくり上下する動きをすると、左乳房内側、乳頭から真横、中指の第二関節くらい離れたところに、小さなくぼみが出来ます。手をおろすと見えなくなり、上げると浮かび上がります。周辺をじっくりさわってみましたが、硬くなってるところなどなく、しこりのような塊も探せませんでした。乳房が大きく、探しにくいというのはありますが、しこりがなくても、えくぼ症状がでることはあるのでしょうか? 現在43歳ですが、35歳時からマンモ+エコーの乳がん検査は行っており、最終検査日は昨年の9月末です。えくぼ症状がでる=進行した癌のようで、大変心配しております。

ご質問有り難うございます。ご指摘のとおり、えくぼ症状は周囲の組織を巻き込むために起きてきますが、イコール進行した・・ということではありません。小さくても、場所によっては、えくぼ症状が出てきます。実際見ていないのでなんとも言えませんが、触診だけでOKにしないで、画像診断をぜひ受けて下さい。 (文責 鈴木)

 

No.11104】  13年08月07日    S 
乳がんの骨シンチについて(HPNo.11094-2)

No.11094 Sです この間はありがとうございました。7月26日に骨シンチをしました。非浸潤性乳管がん0期で、リンパ節の転移はなく ても、念のため骨シンチをしますとのことでした。朝8時45分に造影剤を注射、「検査の時間は13時30分です」と、言われました。13時30分の検査まで、尿がしたくて、トイレに7回から8回通いましたが、骨にきちんと造影剤がゆきわたっているのでしょうか? きちんと骨シンチができているのでしょうか? 心配で、おたずねいたします。きちん、骨シンチが撮れていればいいのですが 、非浸潤性乳管がん0期でも、骨シンチはするものですか? 全腹部のCTも、その日にとりました。非浸潤性乳管がん0期でも、再発とか転移がないのか、調べるためでしょうか? 検査の結果、何も異常がなければ、再発とか転移はないので、安心していいのでしょうか? あと、ホルモンの感受性が10パーセントで、アリミデックスを飲んでいますが、効くのでしょうか? よろしくお願いします。

ご質問有り難うございます。非浸潤がんであれば、遠隔転移は起こりえませんが、ごくまれに、非浸潤がんと診断されていて、遠隔転移を起こすことがあります。これは、よく調べてみると、もともとの非浸潤がんの中に、微小な浸潤がんが潜んでいたことが明らかになったりもします。ただ、その可能性は極めて少ないので、非浸潤がん=遠隔転移なしと考えればいいと思います。従って、CTなども全く不要で、むしろ被爆の問題も考慮しなくてはいけません。たとえば、肺がん検診の意味として撮影・・くらいの考えであれば、それも有りかとは思いますが、遠隔転移を探すため、念のために検査を・・は、止めた方がいいと考えます。主治医とよく相談し、検査の意味を理解しましょう。それと、非浸潤がんに対するアリミデックスですが、これも、標準的ではなく、ノルバデックスという薬剤が標準的です。非浸潤がんに対するホルモン療法は、反対側の乳癌の発生を抑えるように働くものの、内服した方と、内服しない方を比較しても、生存率に差がありません。内服した場合、子宮体癌のリスクが増加することも考慮すると、賛否両論の状況です。こちらに関しても、主治医とよく相談された方が良さそうです。 (文責 鈴木)

 

No.11103】  13年08月07日    F 
手術した側の肩に注射するのは問題ないでしょうか? 

初めて質問させていただきます。乳がん術後から一年8か月、手術をしたほうの肩が上がらなくなって、整形外科で見ていただいたところ、特に骨や筋肉に炎症はなく、四十肩と言われました。肩への筋肉注射が一番早く効き目があるとの話でした。ここで質問ですが、術後1年8か月で、手術した側の肩に注射するのは問題ないでしょうか? 3か月検診の血液検査でも、今はまだ反対側からして頂いてます。宜しくお願いします。

ご質問有り難うございます。リンパ浮腫に関することのようですが、採血にしても点滴にしても、術後何ヶ月したら大丈夫だとか、いつまでもダメだとか、明確な答えはありません。恐らく、多くの方が、いつまでも手術を受けた側で採血も、点滴もしていない現状があるかと思います。ただ、反対側だけで点滴、採血をしていると、どうしても取りにくく、入れにくくなってくるので、その場合、術後3ヶ月もすれば、手術した側でも問題ないと話しています。特に、手術と反対側で、何度も採血、点滴が失敗し、逆に、手術側でストレス無く採血、点滴が可能ならば、その方が良いと考えます。肩に注射する件に関しても、はっきりとお答えできるものはありませんが、特に問題無いと考えます。 (文責 鈴木)

 

No.11102】  13年08月07日    H  
局所再発である可能性

52歳の母のことについて質問させていただきます。47歳時、右乳房下部に約2cmの乳がんと診断、HER2は陰性、リンパ節転移は1/19で、乳房温存手術後タキソール半年間とノルバデックスを5年間服用してきました。腫瘍の悪性度等は把握できていません。現在術後5年が経過し、定期検査は1年ごととなり、ホルモン療法も終了しました。しかし、6年目となる今月に入って行った定期検査にて心配なことがあったそうなのです。というのは、マンモグラフィー検査時に白っぽい影のようなものが見えたこと、エコー検査にて小さめの黒い影があったということです。どちらも手術側の乳房だそうで、マンモグラフィー時の影は、球状ではなく、全体にまんべんなく広がっていたらしく、エコー時に見つけた影は、その大きさを検査技師が測っていたそうです。エコー検査の影については、今までは無かったと思うと言っております。おそらく局所再発だろうと本人は落ち込んでおり、家族の私としても非常に心配です。残念ながら局所再発である可能性の他、「影」について、他の疾患や考えられる要因、また局所再発後の予後はどうなると考えられるでしょうか? お忙しい中恐縮でございますが、アドバイスをいただきますよう、お願い申し上げます。

質問有り難うございます。ご心配は察しますが、これだけの情報ではなんとも答えようがありません。マンモグラフィの所見についても、ご本人のコメントのようですし、主治医の判断を待つしかないと思います。他の疾患の可能性についても、画像がわかりませんので、明確にお答えできません。乳腺にはいろいろな腫瘍が出来ますし、まして手術側ですので、手術に伴う変化も考えられます。局所再発が確定したわけではないので、予後などについてもコメントは差し控えたいと思います。全身再発の一部分の症状として乳腺に腫瘍が出来たのか、乳腺だけの腫瘍なのかによって考え方がかわります。必要あれば、改めてご質問下さい。 (文責 鈴木)

 

No.11101】  13年08月05日    N
非浸潤癌部分切除+広背筋皮弁同時再建後の健側検診について(2)(HPNo.10923-3)

早速御返事ありがとうございました。
もう一点、部切再建なので乳腺は残っているのですが、こちらもマンモグラフィの必要性はありますか?

難しい質問ですね。どこにどのくらい乳腺が残っているのかにもよりますが、MMGの撮影範囲内に乳腺組織が残っているのであれば、MMGは必要だと思います。(文責  清水)

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