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相談室(No.10401〜)

このページは乳がんに関する不安や悩みを解消していくことを目的としています。皆様からの乳癌に関する情報、体験談、意見、質問などをお待ちしております。 個人および病院への攻撃や中傷に関してはお答えできませんので、あらかじめご了承下さい。

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なお治療法は、患者さんと主治医がご相談されて決定されるものであり、この相談室でお答えできるのは、一般的な参考意見であることをご了解下さい。

当相談室にお寄せいただいたメールについては、編集・引用・公開させていただく権利を当会(神奈川乳癌治療研究会)が有するものとします。また、名前、メールアドレス等個人情報保護の観点から、皆様から頂戴したご相談のメールは、一定期間の後、アドレスも含めて削除させていただいております。再度ご相談いただく際はその旨ご留意いただき、掲載No.を書き添えて下さるようお願い致します。

 

公開第10回かながわ乳がん市民フォーラムを、8月6日(土)午後1時〜午後4時(開場:12時30分)に開催いたしました。 今回のテーマは、「乳がんになってからの私」〜変わったこと変わらなかったこと〜 です。  たくさんのご参加、有難うございました。アンケートへのご協力にも感謝いたします。

 


★ 過去にさかのぼって相談内容が検索できるようになりました。ご参考になれば幸いです。ご利用下さい。

 

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詳しくは、乳癌関連情報のページをご覧下さい。

 

 

 

目 次

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No

日 付

名 前

件  名

担 当

10528 12/01/30 肺の影について 高橋
10527 12/01/30 さくらこ 術後治療法の選択 高橋
10526 12/01/30 生検なしで、乳がんではないと確定できるものなのですか? 高橋
10525 12/01/27 M.S.   アリミデックス5年服用後、フェマーラ服用中のマーカー上昇について 高橋
10524 12/01/27 M.O. NCC-ST439上昇について 高橋
10523 12/01/27 FECの副作用でしょうか? 高橋
10522 12/01/24 母乳 首藤
10521 12/01/24 N.U. 手術まで何か治療はないでしょうか? 首藤
10520 12/01/24 O LDHの値について 首藤
10519 12/01/21 術後の痛みと化膿 首藤
10518 12/01/21 トリプルポジティブ乳癌 首藤
10517 12/01/21 H 遺伝子検査について 首藤
10516 12/01/20 OM 今後の治療について 鈴木
10515 12/01/20 M  肝転移後の治療について 鈴木
10514 12/01/20 S C 胸からの出血 鈴木
10513 12/01/15 S 温存手術後の授乳について 鈴木
10512 12/01/15 血性分泌物 鈴木
10511 12/01/15 乳癌の疑い(検査や手術のことで) 鈴木
10510 12/01/15 今後の治療について 鈴木
10509 12/01/15 A子 エストロゲン依存症について(HPNo.10499) 鈴木
10508 12/01/13 乳がん関連の症状ではないでしょうか?(2)(No.10505) 須田
10507 12/01/13 Y.I. 骨転移と抗がん剤 須田
10506 12/01/13 今後の治療について 須田
10505-1
10505-2
12/01/07
10/01/13
T 乳がん関連の症状ではないでしょうか?
乳がん関連の症状ではないでしょうか?(2)
須田
須田
10504 12/01/07 術後の炎症について 須田
10503 12/01/07 K.I. 放射線治療の休止期間 須田
10502 12/01/07 術後治療について 須田
10501 12/01/07 転移した可能性はありますか? 須田

 

No.10528】  12年01月30日    H
肺の影について

44才の主婦です。私は一年前に乳ガンになりました。大きさは1.3センチ、ステージ1でした。放射線治療をして、ホルモン治療もしています。ですが、手術前から喫煙習慣があり、放射線治療中も喫煙していました。術後半年の血液検査では異常なしでしたが、術後一年がたち、CT検査で肺に影があると言われました(手術前にペット検査をした時には、肺には異常はありませんでした) 。先生には、「これからは一年で受ける検査を半年で受けるようになります。」と、言われました。怖くて、今は禁煙しています。もし禁煙を続けていたら、影は小さくなるのでしようか? 大きくなった場合、やはり肺癌なんでしょうか? それと時々胸が少し痛い時があります。不安でたまりません。先生、教えて下さい。

ご相談どうもありがとうございます。肺にかげと言われるとびっくりしますよね。放射線治療をなさったあとに、肺に炎症をおこす可能性はございます。しかし通常であれば、肺に影が有れば、肺転移を疑い時間の経過を追いながら定期検査をしていく場合が多いです。お話からは今の状況で胸が苦しむことはないと思われますので、不安な気持ちが様々な症状を出しているのかもしれません。主治医の先生とご相談いただきながら、
慎重に経過をみていきましょうね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.10527】  12年01月30日    さくらこ
術後治療法の選択

いつも大変参考にさせていただいています。去年11月に浸潤性乳管がんの温存手術を受けました。以下の検査結果が出ています。

大きさ: 10mmX8mm(T1)
リンパ節転移: 有、センチネル(1/1)、その他は(1/2)
ホルモンレセプター: 強陽性、ER(5.3)、PR(4.3)
Her2: 当初2+でFISH後の結果は1.1陰性
k:67: 10%
ステージUa

今後の治療ですが、放射線治療とホルモン治療は必須ですが、抗がん剤については医師の間でも意見が分かれるケースだとのことで、最終的にわたくしの決意に委ねられました。ぜひご意見を伺いたいと思います。OncotypeDXを受けようかとも考えています。なお、閉経は五年前です。よろしくお願いします。

ご相談どうもありがとうございます。ホルモンレセプター強陽性で、FISH法でHer2陰性、そしてKi-67が10%ですので、Luminal A タイプに分類されます。リンパ節に転移が一個みられるようですが、腫瘍の大きさも20mm以下であり、ホルモン治療を中心に考えていくことになると思います。最終的には主治医の先生ともう一度ご相談いただき、決めていきましょうね。何度でも先生にご確認いただきながら、疑問点を解決して決めていけば良いと思います。どの答えが正解ということではありません。御自分があとで振り返ったときに、「自分はきちんと十分な治療で再発を予防してきた。」と納得できますように、御自分の性格も分析なさって、どこまで行なう必要があるかをお考えになってみてくださいね。これからも応援しています。(文責 高橋)

 

No.10526】  12年01月30日    Y
生検なしで、乳がんではないと確定できるものなのですか?

52歳の主婦です。アドバイスをお願いします。右胸下部にシコリがあり、近隣の乳腺外来にてマンモ、エコー、触診をうけました。結果、良性の腫瘍のようだが、ハッキリする為、生検を受けることをすすめられ、癌センターを紹介されました。癌センターの乳腺外科の医師は、紹介先のデータから、シコリの形が良性とは言い難い、悪性の疑いが強いとのことでした。医師は、「もう一度マンモ、エコー、触診の検査をしてから病名を確定したい。生検はそれから。」との説明でした。次回検査結果の時は、主人も一緒に来るように言われました。検査結果当日、癌告知のつもりで受診すると、「大分脅かしてしまいましたが、良性の線維腺腫ですね。」とのこと。「リンパ等、悪性所見なし。」となっていました。医師は、「葉状腺腫も疑われるので、生検をしたほうがいい。大きさが3.7センチと大きいことからも、手術で取ったほうがいいけれど、そんなに急がなくてもいい。」と言われました。主人は、癌では無くて良かったと、泣いて喜んでくれましたが、私は本当に素直に受け止めて喜んでいいのか、スッキリしないのです。生検なしで、乳がんではないと確定できるものなのですか? 主人は、「癌?〓良性?〓癌?なんて、コロコロ診断が変わるはずがない。良性と言われたのだから。」と言います。良性と言われてから生検をして、もし癌細胞が出たら、また家族に悲しい思いをさせてしまうとか、考えたらきりがありません。生検は、あくまで葉状腺腫だったらこまるから検査しておきましょう、というようなニュアンスでした。その時は癌ではないという医師の言葉に単純に喜び、舞い上がり、深く考えませんでしたが、怖くてたまりません。悪性ではないという医師の言葉を信じて、喜んでいいのでしょうか? 笑われるかもしれませんが、真剣に悩んでいます。アドバイスをお願いします。

ご相談どうもありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。正確な診断名は、針生検をしないと難しいかと存じます。ただし、エコーで観察した時に明らかにやわらかい場合には、「がんの可能性は低い」という言い方で患者様に診断をお伝えする場合がございます。患者様に安心していただきたくて先生は結論を早めにおっしゃってくださったのだと思います。葉状腫瘍の中にも良性と悪性がございますので、最終的にはやはり針生検の結果を待っていただくほうがよろしいでしょう。色々ご不安になってしまうかもしれませんが、一歩ずつ確実に検査をお受けになってくださいね。応援しています。(文責 高橋)

 

No.10525】  12年01月27日    M.S.
アリミデックス5年服用後、フェマーラ服用中のマーカー上昇について

初めてご相談させていただきます。母は現在67歳で、5年前に右胸にステージ2b〜3aの乳がんが見つかり、右胸を全摘し、5年間アリミデックスを服用いたしました(リンパ転移なし、大きさは5p以上、ホルモン陽性、閉経後)。
2011年5月からは、アリミデックスに代わりフェマーラを服用しているのですが、2011年11月にBCA225が167、2012年1月には180と上昇し始めてしまいました。他のマーカー(ca15-3)は変化なしとのことなのですが、主治医の先生によると、「そんなに心配する上がり方ではない」 ということでした。が、念のため、一度肺のCTを撮影していただくことをお願いしました。(定期検診で肝臓、腎臓、膵臓、左胸は異常なしであったため。) 
1) そもそも、このマーカーの上がり方、数値の変化は、どれぐらい緊急を要するものなのでしょうか?
2) アリミデックス→フェマーラの服用を継続すべきなのでしょうか?
3) 再びアリミデックスに替えていただくべきなのでしょうか?
4) 他の系統のホルモン剤に替えていただくべきなのでしょうか?
5) もしくは抗がん剤を考慮する段階なのでしょうか?

お忙しい中恐縮ではございますが、ご回答いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。

ご相談どうもありがとうございます。腫瘍マーカーのわずかな上昇でもご不安ですよね。BCA225の正常値は160以下ですが、これが20~30上昇したからといって、すぐに再発や新たながん出現を疑うわけではありません。通常は、2~3ヶ月の経過をみて、さらに急激に上昇する場合には再発を疑うこととなります。通常はまた下降したり、また再発がなくてもわずかに上昇したりを繰り返すことがあります。可能な検査はおこなっていただいて、もし再発やがんの出現を疑うようでしたら内服薬の変更をご検討頂いてもよいですが、今は内服薬の変更や抗がん剤の必要性については何とも申し上げられません。ご不安なお気持ちはとても良くわかりますが、今はしっかりと状況を見極めていくことが大切だと思います。応援しています。これからもよろしくお願い申し上げます。(文責 高橋)

 

No.10524】  12年01月27日    M.O. 
NCC-ST439上昇について

約5年半前に、0期の非浸潤がんで片側乳房全摘しました。浸潤部分はありませんでした。 その後、2年リュープリン、4年ノルバデックスによるホルモン療法を終了しました。 昨年8月の採血結果で、異常なしともらったデータに、NCC−ST439が33.9と高値を示していることに気づき、11月の受診の際、主治医に問いましたが、問題ないとの返答でした。 しかし、心配だったので、もう一度採血をお願いしましたが、やはり29と高値でした。主治医は問題ないとのこと。 過去のデーターがなかったので、問い合わせたら、2年前から21、1年前は24と高値でしたが、異常なしといわれていたので安心しており、認識していませんでした。 採血は年に1回のみです。マンモグラフィーと超音波検査を年に1回。診察は3ケ月ごとに触診。それと、毎年PET検査を薦められていましたが、特に異常ないのに被爆するのにためらいがあり、3年前から断っていました。 もうすぐ、また受診なのですが、やはり一度、PETをしたほうがよいのでしょうか? また、採血を自分からお願いすべきか? それとも、いっそのこと他院に移るべきか悩んでます。 助言いただけたら幸いです。よろしくお願いします。

ご相談どうもありがとうございます。腫瘍マーカーの上昇は、皆様を不安にさせてしまいますよね。数値の増減で一喜一憂する必要はないのですが、ご不安な場合には全身の検査を一度しておいても良いかもしれません。乳がんの再発がマンモグラフィーや超音波検査、乳腺造影MRI検査などで明らかでなければ、消化器系の検査も必要でしょう。例えば、上部消化管内視鏡(胃カメラ)や下部消化管内視鏡(大腸ファイバー)も必要だと思います。PETは全身のチェックとして有効かもしれませんが、PETでは見つからないがんも存在しますので、まずは肉眼で確認できる検査を進めていただいてもよいと思います。いずれにしても不安なことは早めに解決しておきたいですね。検査の結果、何も見つからなければ、今後は定期検査を継続していくのが良いと思います。少しでもご不安が解決いたしますように、応援しております。これからもよろしくお願い申し上げます。(文責 高橋)

 

No.10523】  12年01月27日    K 
FECの副作用でしょうか?

70歳の母です。9月初めにステージTの乳頭線管癌、病巣が乳房内に3〜4か所と診断され、10月半ばに左乳房全摘出しました。悪性度:2、脈管侵襲:有、リンパ節転移:無(0/1)、ホルモン:非反応性、ハーツ―レセプター:3+(染色法)。手術後、FECを3クール予定し、その後ハーセプチン投与の予定でしたが、12月中旬FEC1クール目を投与以降、5週間以上経過した現在も胃のムカつきが収まらず、食べる事ができない為、痩せてフラフラになってしまい、FECを中断する事になりました。医者からは、ストレス的なものではないかと言われ、胃薬と精神安定剤を処方して頂きましたが、1ヶ月以上服用しても全く軽減する兆しがありません。10月(手術の1週間前)に前に胃カメラや大腸内視鏡検査にて、胃や腸に異常が無い事は確認済です。FECの副作用は、ここまで続くものなのでしょうか…。ムカムカの原因が、実は胃ではなく、脳転移のせいだったら…と不安になったのですが、まさかこのタイミングに於いて、脳転移の可能性などはあるのでしょうか。よろしくお願いします。

ご相談どうもありがとうございます。様々な症状が、患者様をそして御家族を不安にさせてしまいますね。おっしゃるとおり、FEC療法から5週間が経過して嘔気が続く可能性はゼロではありませんが低いと思います。ストレスや不安のために胃炎や胃潰瘍がおこっていることも考えなくてはいけませんし、脳転移について調べても良いと思います。ストレスを感じて1週間有れば胃炎や胃潰瘍は発生いたしますので、去年の10月大丈夫だから検査はしなくてよいということにはなりません。もう一度胃カメラも行っていただいてもよいかもしれません。脳転移の可能性については絶対にないとは言えませんので、頭部造影MRIを主治医の先生にお願いしてみてくださいね。もちろん何でもないことを確認するための検査ですから、こわがる必要はありません。お母様をはじめ御家族様を応援しています。これからもよろしくお願いいたします。(文責 高橋)

 

No.10522】  12年01月24日    S
母乳

初めて投稿します。私は39歳で、子供3人を母乳だけで育ててきました。今回、乳がんになったわけですが、乳がんは長い年月をかけて成長するとありましたが、私が断乳をしたのは、3年前です。その頃には乳がんが出来ていたとも考えられますよね。子供は、そんな母乳を飲んで、体に乳がん細胞は回っていませんか。何か検査をしたほうが良いでしょうか。

母乳の中に腫瘍細胞があったとして、それを赤ちゃんが飲んだとして悪影響を及ぼす可能性はほぼ無いと考えてよいと思います。がん細胞がお子さんの体の中に入って、それが育つことは免疫学的にまず不可能で、通常は「異物」として分解排泄されていると考えるのが順当です。ご心配は不要と存じます。(文責 首藤)

 

No.10521】  12年01月24日    N.U. 
手術まで何か治療はないでしょうか?

非常にお忙しい中、相談にのって頂きたく考えております。本日(1/20)、妻(46才)から乳がんを知らされ、非常に戸惑っております。患部は右胸のみで、粘液がん(pure型か混合型かは聞いていないそうです)で、2.5cmと1cmの2箇所発見されているとのことです。粘液がんは比較的進行が遅いと聞いておりますが、大きな病院で患者さんが多く、偽胸を作る為、整形外科の先生との同時の手術が必要な為、3/2まで待たなければならないそうです。(整形外科の先生と同時手術をしない場合でも2/28です。) 手術まで1ヶ月以上待たねばなりませんが、大丈夫なのか、不安でなりません。硬がんではないので、放射線治療も出来ないとのことです。手術までの間、少しでも(その間に別の病院で)何か治療はないのでしょうか? 病院を変えた方がよいのでしょうか? 妻は、注射等の同じ検査をされるのを非常に嫌がっております。アドバイスを頂けないでしょうか? 宜しくお願い致します。

小生の所属する大学病院でも、手術まで1ヶ月半から2ヶ月待ちの状態です。ご迷惑をおかけしますが、Capacityはどこの施設もほぼ限界状況でしょう。奥様の診療機関でも同様の状況と推察いたします。ご心配でしょうが、予定通りの治療をご考慮ください。(文責 首藤)

 

No.10520】  12年01月24日    O
LDHの値について

いつも参考にさせていただき、有難うございます。1年半前、腋窩リンパ節に局所再発し、摘出後は、乳腺外科での血液検査や腫瘍マーカーは 、特に異常値はありませんでした。今週、普段通院している内科診療所での一般の血液検査で、LDHの値だけが、260と基準値を少し超えていました。これ位は何でもないとの事でしたが、帰宅後これまでの乳腺外科でのLDHの検査結果を見てみると、過去5年位(半年毎)は、 180〜190、前回10月に初めて213と少し上昇していましたが、基準値内でした。その時の腫瘍マーカー(CEA CA15-3 ICTP)は、すべて基準値内で、大きな変動はありませんでした。このLDH260という結果は、次回(2ヶ月後)乳腺外科で伝える必要はありますでしょうか? LDHが、肝臓に関する項目の中に記されていましたので、少し不安があります。一過性で、よくある値でしょうか。LDHに関して教えていただけますと幸いです。よろしくお願い致します。

LDHやALP値などは、結構変動します。がんの再発を示唆する場合もありますが、それ以外の多くの理由でも変動するものです。あなたの場合、たしかにLDHが上昇気味ですが、それが本当に病態と関係しているかは、もう少し経過を見ないと何とも言えないところですね。その他腫瘍マーカーの変動などもあわせて考えるべきと思われますが、主治医にはひとつの情報としてお伝えしたほうが良いでしょう。(文責 首藤)

 

No.10519】  12年01月22日    A
術後の痛みと化膿

私は、2011年3月16日、リンパ腫悪性乳癌になりました。最近になって、手術した所が凄く痛くて、少し手をあげただけで激痛がはしります。再発にしては早すぎるし、化膿するにしても、9ヵ月たっているのに化膿することなんかあるのでしょうか? 病院で見てもらったほうがいいですよね?

ご質問の内容からは、何らかの炎症が起こっている可能性がありそうです。リンパ管炎などの状況もありますので、なるべく早く外来受診されることをお勧め致します。(文責 首藤)
 

No.10518】  12年01月22日    T
トリプルポジティブ乳癌

妹が『トリプルポジティブ乳癌』と言われ、ホルモン治療ができないとのことですが、他の治療法はあるのですか?

妹さんが閉経前か閉経後かで話が変わってきますが、閉経後においてはアロマターゼ阻害剤の使用は問題ないところでしょう。閉経前においては議論の多いところですが、現段階ではタモキシフェンによるホルモン治療とハーセプチンとの併用も考慮されてしかるべきと思われます。(文責 首藤)

 

No.10517】  12年01月22日    H
遺伝子検査について

いつも新しい情報をありがとうございます。遺伝子検査について伺います。家族に複数の乳癌患者がいる、乳癌・卵巣癌に重複して罹患している、若年、両側等、色々なリスクがあると思いますが、遺伝性の乳癌がBRCA1,2に変異があるということが、トリプルネガティブがBRCA1,2の働きが弱いということや、ホルモン陽性乳癌と、何か関連はあるのですか? 遺伝性でないトリプルネガティブもあるし、ホルモン陽性であってもBRCA1,2に変異のある乳癌もある、ということでしょうか? 頭の中でうまく整理できなくて、おかしな質問で申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

遺伝性乳癌は全体の約10%程度ではないかと推定されます。遺伝性乳癌はBRCAの変異との関連が指摘されています。トリプルネガテイブ乳癌も同様の変異が関連していると考えられています。どういった理由での質問か分かりませんが、ご質問の内容がこの相談室の主旨とかけ離れているようです。ご考慮頂ければ幸いです。(文責 首藤)

 

No.10516】  12年01月20日    OM 
今後の治療について

54才。再発乳癌、多発性骨転移があります。現在は、ノルバデックスとリュープリンを受けています。最近腫瘍マーカーが上がり始めていて、不安があります。ホルモン薬も色々使ってきたので、もうヒスロンしか残っていません。昨年新しいホルモン薬のファソロデックスが認可されたと聞いていますが、閉経後乳癌患者が対象と言われ、私の場合は無理のようです。年齢的には既に閉経となっているかもしれませんが、今女性ホルモンの値を調べてもらうことは、いかがでしょうか? 主治医からは、一旦リュープリンを止めてみてもいいかもしれないと言われましたが、万が一生理が戻ってきた場合は、どうしたら良いのでしょうか? その場合、乳癌が急速に進行してしまうことはないのでしょうか? ご助言を頂けたら有り難く思います。どうぞよろしくお願いします。

ご質問有り難うございます。一般的にいえば閉経後のご年齢のようですが・・・。女性ホルモンの値で、ということですが、ホルモン療法中の女性ホルモン値はあてにならず、あまり参考になりません。生理が発来するか否かでの判断となります。現状、すぐに生理が発来するかどうかはわかりませんが、それまでは、リュープリンとノルバデックスの双方を中止し、閉経後としてフェソロデックスの投与を受けても良いと思います。生理が発来しても、病状が急速に悪化することはありませんので、それを確認しつつ新しい治療を行ってはいかがでしょう。 (文責 鈴木)

 

No.10515】  12年01月20日    M 
肝転移後の治療について

よろしくお願いします。私は胸膜転移後骨転移し、今回肝臓エコーで影が見つかりました。使った薬は、胸膜再発後はタキソールを1年半して寛解、その1年後に又胸膜に再発し、ゼローダを2クールしましたが効果なく、ホルモン療法になりました。ホルモン療法は、ノルバデックス、アリミデックス、フェマーラ、アロマシン、ヒスロンHの後、フェアストンとエンドキサンを1年服用(ゾメタ点滴もしています)。今回、肝転移となりました。ホルモン療法はすべてしましたし、今回肝臓の影もかなり大きそうで、抗がん剤になると思います。
1) 今後、どんな抗がん剤が考えられますか?
2) この相談室の中で、肝転移の場合、生検をしてハーツーを調べる方法があると書かれていましたが、私のように、胸膜、骨にも転移をしている場合でも可能でしょうか?

いろいろな病状を抱え、がんばっておられる様子が伺えます。応援しますね。ご年齢がわかりませんが、閉経後と察しますので、ホルモン療法でもうひとつ、フェソロデックスという最近認可になった、今までのホルモン療法とは作用機序の違う薬剤もあります。抗がん剤では、ナベルビン、タキソテール、ジェムシタビン、TS-1、ハラヴェン、アブラキサンなどが考えられます。これらの薬剤を、副作用、効果、ご本人のやる気、などのバランスをみながら、上手に使い切るのが、今後の治療となりそうです。また、タキソールも効果的であったのであれば、タキソールを選択肢にいれて考えるのも良いと思います。次いで、肝臓の生検ですが、可能ならば、生検して頂き、腫瘍の性格を調べることも一考です。その結果により、ホルモン療法の効きやすいタイプか否か、HER2を調べ、ハーセプチン、タイケルブなどの抗HER2薬が効くタイプか否かを調べるものです。もともとの病気の性格が、転移を起こすことで変化するという理論に基づきます。ただ、施設により不可能な場合もあるので、その場合はもとの腫瘍の性格と変わらないという前提での治療になります。いずれにしても、今後の治療は、大げさですがあなたご自身の人生ともいえますので、納得のいく、正しい治療をお受け下さい。時々、ガス抜きをして気分転換も必要です。また何かあれば、訪ねてきて下さい。(文責 鈴木)

 

No.10514】  12年01月20日    S C
胸からの出血

私は中学3年です。体育で走っている時に胸に激痛がはしり、家に帰ってからみてみたら、下着に血がついていました。左だけです。なにか病気なのでしょうか。

ご質問有り難うございます。年齢的にみて、何か病的なことを考えるより、生理的(病的ではなく、問題のないこと)ではないかと思われますが、一度、乳腺外科の外来(病院によっては、小児外科を介して乳腺外科に回るかもしれない)を受診して下さい。(文責 鈴木)

 

No.10513】  12年01月15日  S 
温存手術後の授乳について

初めてご相談させていただきます。約3年前に、ステージT〜Uの非浸潤性乳癌で、乳房温存手術をしました。その後 放射線治療はせず、タスオミンを3年間とリュープリンを約2年間投与しております。しかし現在、妊娠を望んでいるため、主治医と相談のうえ 2011年12月で薬・注射とも終えることにしました。今後妊娠出産をした場合、温存手術をした乳房での授乳は可能でしょうか? 主治医からは、乳腺は残っているので授乳は可能との説明を受けましたが、授乳に全く問題がないのか、多少の影響があるのか(その場合はどのようなことがあるのか)、教えていただきたいです。また、授乳が可能かどうかの検査をすることなどは、できるのでしょうか? それから、最近子宮に鈍い痛みを感じることがあります。リュープリンを最後に投与したのが2011年の9月、タスオミンは12月上旬まででしたが、薬や注射をやめた影響で、そのような症状がでることはありますでしょうか? 今現在まだ生理は来ておりません。お忙しい中大変お手数をお掛けしますが、ご回答いただけましたら幸いです。よろしくお願い致します。

手術の時に、乳頭の真下まで乳腺を切除しているかどうかによるかと思われます。乳頭の真下まで切除していないのであれば、残りの乳腺からの授乳は理論的に可能で、なんら問題なく授乳できます。ただ、健常の乳房と比べて、量は少ないでしょう。一方、乳頭の真下まで切除しているようだと、残りの乳腺からの出口が無いので授乳は無理でしょうから、この場合は授乳を止めてミルクにする必要があります。授乳が可能かどうか検査する手段はありませんので、現場での判断となります。最終のタスオミンが昨年の12月とのことですが、半年くらいの妊娠は避けたほうが良いでしょう。また、ホルモン療法を中止したことと、下腹部の痛みはあまり関係ないと思われます。(文責 鈴木)

 

No.10512】  12年01月15日  C 
血性分泌物

昨年6月、左の乳首の一本の乳腺から血性の分泌物が出ていて、乳ガン検診(マンモ・超音波・乳汁細胞診)を受けました(細胞診は、その日は血が出ませんでした)。恥ずかしながら当時五才になる我が子に、授乳中でした。結果は、癌ではなく、乳腺が膨張しているからとの事で、授乳をやめる様に言われました(左は美味しくないと言って、あまり吸わなくなっていました)。12月頃に授乳は完全にやめましたが、つい先日、左の乳房が急に痛くなり、痛みは強くありませんが、動けなくて、キューと締め付けられる様な痛みでした。5分程でおさまりましたが、その時また搾ってみましたら、やはり血性の分泌物が出ていました。量は1滴程で、その後は白い母乳が出て、時間をおいてまた搾ってみるとまた、血性の分泌物が少し出て…の繰返しです。乳管の膨張とは、こんなに長い期間血性の分泌物が出るのでしょうか? もしかしたら、癌なのかと怖くてたまりません。因みにシコリは見当たりません。病院は今月末に予約しているので、また行きます。

血性乳汁分泌でご心配の様子ですが、その原因で最も多いものは、乳管内乳頭腫という良性の病気です。乳管(お乳の通り道)の中に乳頭状(腫瘍の形態がもこもこ、カリフラワー状になるので、この名前)の腫瘍ができる病気です。しこりをふれることはめったにありません。癌化することはありませんが、大きくなる時や、悪性の可能性が否定できないときは、切除して調べる必要があります。一般的なエコー、マンモグラフィ、分泌物の細胞診を行いますが、最近では乳腺のMRI(一般のMRIとは違い、特殊な機種を用いるので、専門的な施設が良い)なども有用な検査ですので、ご心配であれば、乳腺外科の受診を受けてみてはいかがでしょうか?(文責 鈴木)

 

No.10511】  12年01月15日   K 
乳癌の疑い(検査や手術のことで)

42歳、主婦、子供なしです。5年ほど前のエコー検査でmいくつか線維腺腫(?)の疑いがみつかり、それ以降は、年に2回エコー検査を行って、経過観察していました。2010年11月に近くの総合病院(外科)でマンモグラフィをした結果、再検査となり、2010年12月にMRI(造影)とエコー検査を受けましたが、特に異常なしで、半年後(2011年6月)に再度検査を行いました。12月のマンモグラフィ検査時に、左乳頭部から黄色い分泌液が飛び出しましたが、先生に告げるのを忘れていたので、6月の検査時に以前から左側の下着が黄色く汚れていたことを伝えて分泌液の検査もしてもらいました。細胞診でclass3aという結果で、経過観察となり、3ヶ月に1回検査をしてきました。
2011年9月の検査で、乳管造影検査を行う予定でしたが、乳管がかなり狭いため検査が厳しいとのことで、中止しました。今後は、class3a→class3bに変化したら手術して取ることも考えたほうが良いと、先生が言いました。手術方法は、乳頭から切って腫瘍のある乳管を取り除く方法だそうで、私の場合は、乳頭が小さいため、無くなる可能性があるそうです。そして、2011年12月の検査で、class3a→class4になってしましました。その時は決心がつかなかったので、2012年2月の再検査の結果で判断することにしてもらいました。外科的に考えると、不安要素は取り除くというのはわかるので、手術するのは正しいと思いますが、手術となるとかなり不安です。今の病院に不満はありませんが、乳腺専門医のいる病院でも検査したほうが良いでしょうか? その場合はセカンドオピニオンになりますか? それとも自分で病院を探して(紹介状なしで)受診してみるのも良いですか? もしかしたら他の治療方法があるかもと考えてしまい、きっと来月検査をして結果が出ても決心つかないと思ってメールさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
私の覚えている検査結果は以下の通りです。

2010.11 マンモグラフィ:要検査
2010.12 MRI(造影):特に異常なし、エコー検査:いくつか線維腺腫(?)があり、乳管の拡張がみられる
2011.6  マンモグラフィ:前回と同じため特に問題なし(要経過観察)、エコー検査:いくつか線維腺腫(?)があり、乳管の拡張がみられる、細胞診:class3a、マンモテック:100〜400
 ※エコー検査時、注射針を胸の上から刺して細胞を採取して検査したが良性とのこと
 ※左乳頭の1箇所から黄色っぽい分泌液が出る
2011.9 エコー検査:いくつか線維腺腫(?)があり、乳管の拡張がみられる、細胞診:class3a、マンモテック:100〜400
 ※乳管が狭いため乳管造影検査は厳しいとのこと
 ※乳頭より左下部を圧迫すると分泌液が出ることがわかり、圧迫すると痛みがある
2011.12 エコー検査:いくつか線維腺腫(?)があり、乳管の拡張がみられる、細胞診:class3a→class4、マンモテック:100〜400→1〜100

何回かの検査で乳癌の疑いとのこと・・。ご心配のことと察しますが、細胞診の結果だけで手術を考えない方が良いと思います。良性の病変でも、増殖の強いときはclass3とかclass3bとかが検出されます。それと、class3から4、5と進行していくものではありません。もし2010年11月のころから乳癌があるのなら、もっと別の症状があっても良さそうですね。いろいろご自身の検査結果を把握し、事細かにされている様子・・・。別の病院のことまで頭にはあるようですから、もし専門の医師に診て頂いてないのであれば、別の先生の意見を聞いてみてはいかがでしょうか? 今の先生に直接、別の病院を受けたい希望を伝え、データを頂きましょう。もし、やりにくければ、直接紹介状なしで受けてくれる病院もありますので、受診をし、必要により、そちらの先生から、前のデータを取り寄せてもらってはいかがでしょうか?(文責 鈴木)

 

No.10510】  12年01月15日   S
今後の治療について

家内48才が、昨年10月に乳がんの宣告を受けました。断片的ですが、診断内容は下記の通りです。
トリプルネガティブ 陰性
腫瘍 3cm リンパに転移1箇所、他転移無し
ステージUb (リンパ転移の影から数箇所あるのでは?)
11月より抗がん剤治療開始(EC)、本日1/10時点で2回終了
1回目の抗がん剤投与3週間後  3cm→2cm
2回目   〃         2cm→2.2cm

上記の内容で質問させて頂きます。トリプルネガティブの生存率、再発率。 副作用が強く、且つ、白血球が異常値を示したため(数値200)、新たに治療を行ってもらいましたが、更に副作用が強いようです。そこで、抗がん剤治療をやめて、腫瘍摘出に切り替えて貰おうかと悩んでいます。判断は間違っていないでしょうか。摘出後の治療としては、やはり抗がん剤治療しか手立てはないのでしょうか? 術後、放射線治療だけでは駄目でしょうか? 当然、代替治療として免疫を上げる治療は行うつもりです。血管内治療という治療を見つけましたが、有効でしょうか。お忙しいところ申し訳ありませんが、以上の内容で、アドバイスの程、よろしくお願い致します。

トリプルネガティブだけの生存率、再発率のデータはありません。トリプルネガティブという言葉に敏感なのかもしれません。確かにある一部のトリプルネガティブは進行の早いものが存在しますが、すべてではありません。データに振り回されず、今できることをやるべきだと思います。個人的には、腫瘤が小さくなっているのであれば、化学療法の投与量を少し減らしてでも追加で投与をすべきではないかと。化学療法の効果は、腫瘤そのものに対しても、全身に対しても現れます。放射線治療は局所のみですから、化学療法の代替えをするものではありません。生存率、再発率・・というところに行き着くのであれば、全身の治療を優先すべきではないでしょうか。ただ、化学療法の副作用は個人差が強く、モチベーションの高い、低いもあり、継続するか否かは、ご本人とよく相談すべきです。当然、免疫をあげる治療・・・とのこと、当然・・とあります。冷たいようですが、行う必要はありません。普通にバランスよく食べ、体を動かし、くよくよしない、これが一番です。血管内治療なども全くお勧めしません。奥様の病状が心配だからこそ、だとは思いますが、過敏にならず、不必要な(データの乏しい治療、保険で認められていない治療)治療は避けてあげること、このことが最良のサポートだと思いますよ。応援申し上げますので、何かありましたら、またどうぞ。(文責 鈴木)

 

No.10509】  12年01月15日   A子
エストロゲン依存症について(HPNo.10499-2)

先日はご回答をいいただき、ありがとうございました。HPNo.10499のA子です。もうひとつすみません。よろしくおねがいします。
反復いたしますが、47歳、昨年右乳房温存術後、非浸潤性乳管癌でした。放射線治療30回終了、タスオミン内服中婦人科検診で子宮筋腫と右卵巣のう腫が見つかり内服を一時中止して、婦人科の様子をみている状況です。既往歴としまして、左右乳腺症、子宮頚部ポリープ(1年前切除)があり、エストロゲン依存症の疾患がこんなにもあるのが不安になってまいりました。体質的にエストロゲンが多いのでしょうか? また、まだ私の場合閉経まで少し時間がありそうなので、乳がんにとっても卵巣を切除してしまったほうがいいのかと、素人考えで思ってしまいました。お忙しい中恐縮ですが、アドバイスいいただければ幸いでございます。

人間って、一度病気をするといろいろ心配になるもので・・・。これは致し方ないのかなと思いますが、あまり心配し過ぎると、心まで疲れますからね。まず、頭の中の整理です。@もともとの非浸潤癌は転移・再発はしません。完治します。Aタスオミンの副作用で、筋腫、卵巣のう腫は考えにくいこと・・・です。もしかしたら以前からあったものかもしれません。乳癌も乳腺症もエストロゲンの影響はありますが、血液中の女性ホルモンの量が多い、少ないは関係ありません。卵巣に手術が必要な病気があるのならともかく、良性の病変であれば手術の必要はありません。経過を見る中で、腫瘤が大きくなるとか、筋腫が大きくなるとか、であれば手術を考えればよいと思います。(文責 鈴木)

 

No.10508】  12年01月13日   T
乳がん関連の症状ではないでしょうか?(2)(No.10505-2)

早速のご回答、本当に有難うございました。原因の特定は、中々難しいとも思いますが、もし仮にフェマーラの可能性の場合、服用を一時休止したら、どの位の期間で改善できるでしょうか? 例えば1〜2週間程度の休止でも効果はあるでしょうか? 病院で貰った「薬の説明書」にも、息苦しさの副作用が書いてありましたので、11月頃薬局に問合せしたのですが、服用開始から1年以上もたっているので、副作用ではないといわれ、12月の受診時に、先生もあまり関心を示されませんでした。少し休んで効果を見て、主治医の先生に相談してみようと思うのですが、その位の期間では無理でしょうか。循環器系のサンリズムカプセルやワソランも効き目が鈍いようです。紅い斑点は、8日目には自然にほぼ消えました。フェマーラが服用できなくなる不安もあり、副作用でない事も望んでいます。度々のご相談で申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

フェマーラの重篤な合併症の頻度については、現在不詳です。息苦しさ等については、重篤な合併症の初期症状である場合があるので、主治医に検査をしてもらって、重篤な合併症の初期症状としては否定的であることを確認することが大切です。もし重篤な合併症の初期症状であれば、フェマーラは中止となります。従って、自分の判断で休薬し、その後に主治医に相談するのではなく、まず、主治医に報告し、検査をしてもらうことです。(文責 須田)

 

No.10507】  12年01月13日   Y.I.
骨転移と抗がん剤

よろしくお願いいたします。年齢は51歳。2009年9月、右胸にしこりを発見、外科生検。結果は、1.2×1.2センチの腫瘍、断端陽性、リンパ管浸潤−、静脈浸潤−、ホルモン、ハーツーマイナスのトリプルネガティブ。11月、抗がん剤治療開始(CE4回。タキソテール4回)。4月、タキソテール4回終了。5月、温存手術→前回の切除生検後の瘢痕組織がみられるのみで、明らかながん細胞の残存なし。6月、放射線治療50グレイ。12月、術後の検診、骨シンチで骨盤集積がみつかる。放射線科の先生は、年齢的なものもあるかもしれないがMRIをとるのもよいかもしれないと診察。乳腺外科主治医は、気にしなくてもよいので様子をみてはいかがかと言われ、半年様子を見ることにする。2011年4月、右尾てい骨に何となく気になる痛みがでてくる。6月、定期検査、かわらず骨盤集積あり。どうして集積するのかと、この痛みは関係あるのではないかと質問しても、このレベルでの転移はありえなく、坐骨神経痛ではないかと、それならPETCTでの検査をするとすべてわかるのでと検査する。結果、PETはきれい、CTで少し白く写っているとのことで、わからないので、放射線科の先生も含めたカンファにかけられることに。7月カンファの結果、MRIをとるのがわかりやすいとのことで、造影MRIをとる。結果、骨転移の可能性あり。とりあえず3ヶ月様子を見たいと伝えて、大きさなどがかわるようであれば考えると、様子を見ることにする。10月、股関節造影MRI。主訴、右乳房上外側部乳がん。検査目的、右股関節CTで転移疑い、骨島の可能性高い。検査所見、両側股関節単純+造影MRI(7月と比較)、両側腸骨、恥骨、坐骨、左大腿骨、腰椎などに多発前回と比較して増加肥大。明らかな軟部腫瘤形成は指摘できません。結果、多発性骨転移との診断、ゾメタを検討した方が良い方向へとなるが、保留。12月、術後1年半検診、骨シンチで骨盤他の集積あり。坐骨の広がり、新たに少し肋骨、右頚椎などにひろがりがあり。やっと普通の状態になり、これからというときに、こんなに短い期間で進んでいて驚いています。トリプルネガティブだからでしょうか。ゾメタは痛みもとり、進行を止めますか? 副作用が心配です。主治医には、ホルモン剤が効かないので経口抗がん剤をすすめられています。本当に骨転移でしょうか。抗がん剤は必要でしょうか。放射線科の先生はメタストロンがよいといいます。先にゾメタで治療し、もっと痛みが出た場合にメタストロンをするほうがよいでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。

多くの乳がんの発生増殖には、女性ホルモンのエストロゲン受容体や、がん遺伝子であるHER2が関わっておりますが、15%〜20%の乳がんは、このホルモン受容体とHER2に関係のない発がん増殖のメカニズムを持っていると考えられています。これがトリプルネガティブ乳がんです。このがんの増殖因子がよく分かっていませんので、効果的な治療が難しく、予後不良と言う事になっています。
ゾメタは、骨転移による痛み、骨折、脊髄圧迫や麻痺などの出現を遅らせたり、減少させる効果が期待できます。骨の破骨細胞の働きを抑えて骨を守り、病巣の進行を抑制する働きがあり、乳がんの骨転移に対する標準的治療の1つです。副作用としては、発熱や一過性の骨痛の増強があり、まれに、腎障害、顎骨壊死や低カルシュウム血症があります。メタストロンは、骨転移に対して、放射線治療を行う薬です。メタストロンは、ストロンチウム89で、この薬を静脈注射すると、血液に乗ってがんの骨転移部に集まって定着し、放射線を出し、それによってがんが照射されて、痛みを抑える効果を発揮します。従って、この薬は放射線科で管理されており、使用できる施設が限られています。貴女の場合、現在症状がなくても、骨症状の予防という意味でも、ゾメタかメタストロンを使用した方がよいと思います。抗がん剤についても、主治医と相談の上、可能な化学療法については行った方がよいと思います。(文責 須田)

 

No.10506】  12年01月13日   W
今後の治療について

叔母のことで相談いたします。62歳。脇にしこりを発見した半月後には手拳大まで大きくなり受診。すぐに浸潤性乳ガン、stageVAの診断を受け、精査にて肝硬変(腹水有り・白血球・血小板減少他)の診断も受けました。術前化学療法困難との事で、早期の胸筋温存乳房切除術・腋窩リンパ節郭清levelUまでいたしました。病理検査結果等は、浸潤性乳管癌(硬癌)、術前はT2との事でしたが、実際には16×10と小さくT1、N2、M0、stageVAは変わらず、核グレード3、トリプルネガティブ、ki-67 57%、リンパ節転移15/15、大まかにはこの様な結果です。叔母といっても夫の叔母ですが、家族も90近い母親と20代の独身の息子しかおらず、私が親族代表として説明を受けています。本人と同席の為、主治医には踏み込んだ質問が出来ず、こちらで質問させてください。これから化学療法が始まるところですが、肝硬変の影響で、どれだけ順調に出来るかわかりません。パクリでスタート後EC予定ですが、きちんと受ける事が出来たとしても、予後はかなり悪いと理解しています。気になるのは再発・転移までの期間と、ズバリ余命。また転移がみつかった場合、化学療法が困難な時の治療は? また、肝硬変は肝転移に繋がりますか? 本人の心配は勿論ですが、治療のフォローの問題や、その時が訪れた場合の遺される家族の問題も大きく、準備や心構えもあります。私個人も病気の夫と4人の子どもを抱え、不安ですが、出来る限りの事をしたいと思っています。どれだけの時間が残されて、私たちに何が出来るか、本人に出来ること・・・、切実な問題です。どうかご助言お願いいたします。

予後を推測する因子には色々ありますが、最も強力な予後を推測する因子は、リンパ節転移陽性の数です。リンパ節転移が10個以上あることが病理検査で判明した場合、そのような人が100人いると50人は4年以内に再発して死亡し、50人になることが統計学的にわかっています。10年経つと、さらに30人に減少します。ホルモンリセプター陰性、HER2陰性と判定された乳がんをトリプルネガティブ乳がんと呼んでいますが、この場合、ホルモン療法やHER2療法ができないため、化学療法となります。化学療法剤の効果が低い場合は、有効な治療がないことが問題となっていますが、今後の血管新生阻害剤などの新しいメカニズムの抗がん剤に期待が懸かっています。肝硬変と肝転移は直接関連はありません。再発・転移の時期は、個々により異なり、断定することはできませんので、主治医の提案される抗がん剤治療を基準に、行える治療をやれるだけやっていくのがベストだと考えます。乳癌の治療法は日々進化していますので、主治医と充分ご相談しながら、おば様を支えていただきたいと思います。(文責 須田)

 

No.10505-1】  12年01月07日   T
乳がん関連の症状ではないでしょうか?

63歳、いつも参考にさせていただいています。2006.12月(5年前)左乳房全摘手術、病理結果は、「硬癌 断端(−)(f) ly-1 v-1 NG1 ER(−) PR(+) MIB1(−) P53(−) HER2(0)腫瘍径32×17 リンパ節転移なし」でした。治療は、アリミデックスのみを選択しました。2010.6月(術後3年半経過)、左腋窩リンパ節に局所再発。摘出手術を受け、その後薬はフェマーラに変更となっています。その後、外科での血液検査等に異常はありませんが、 2011年8月頃より動悸があり、不整脈が日常的に起きるようになり、循環器内科クリニックで心電図等の検査を受けましたが、特に危険性はないということで、サンリズムカプセル等を処方されました。10月頃より息苦しさが時々出るようになり、一部心房細動もあるが、やはり危険性は低いという事でした。昨年12月の外科受診時にその経過を伝えましたが、内科の方で様子を見て下さいとの事でした。年末12/31、両脚に細かい紅い斑点が一面に出てびっくりしましたが(痒みなし)、回復傾向にあり、年始あけ本日、内科を受診しました。血小板減少性紫斑病と甲状腺の機能検査の採決をしてもらい、結果は来週にわかりますが、この様な循環器系や紫斑病の疑い状況は、乳がんの進行やフェマーラの影響とは関係ないものでしょうか? 次回の外科受診は2月下旬、内科クリニックでも乳がんのことは伝えてありますが、このまま内科(結果次第で皮膚科)での治療で問題ないでしょうか? 老化による症状であれば仕方がないのですが、医療機関が別々の為と、突然の体調変化に不安を感じています。外科の受診は、本当に患者数が多く、余り関係のない質問は出来かねるような状況です。ご教示いただければ大変有難く思います。よろしくお願い致します。

フェマーラには服用を中止するほど重篤な副作用はまずありませんが、稀に、循環器系や皮膚病変での初期症状として、息苦しさ・胸の違和感・赤い発疹や水ぶくれなどが見られることがあります。念のため、主治医に症状をお話して、ご相談ください。(文責 須田)

 

No.10505-2】  12年01月13日   T
乳がん関連の症状ではないでしょうか?(2)

早速のご回答、本当に有難うございました。原因の特定は、中々難しいとも思いますが、もし仮にフェマーラの可能性の場合、服用を一時休止したら、どの位の期間で改善できるでしょうか? 例えば1〜2週間程度の休止でも効果はあるでしょうか? 病院で貰った「薬の説明書」にも、息苦しさの副作用が書いてありましたので、11月頃薬局に問合せしたのですが、服用開始から1年以上もたっているので、副作用ではないといわれ、12月の受診時に、先生もあまり関心を示されませんでした。少し休んで効果を見て、主治医の先生に相談してみようと思うのですが、その位の期間では無理でしょうか。循環器系のサンリズムカプセルやワソランも効き目が鈍いようです。紅い斑点は、8日目には自然にほぼ消えました。フェマーラが服用できなくなる不安もあり、副作用でない事も望んでいます。度々のご相談で申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

フェマーラの重篤な合併症の頻度については、現在不詳です。息苦しさ等については、重篤な合併症の初期症状である場合があるので、主治医に検査をしてもらって、重篤な合併症の初期症状としては否定的であることを確認することが大切です。もし重篤な合併症の初期症状であれば、フェマーラは中止となります。従って、自分の判断で休薬し、その後に主治医に相談するのではなく、まず、主治医に報告し、検査をしてもらうことです。(文責 須田)

 

No.10504】  12年01月07日   M
術後の炎症について

石灰化が悪性ということでが、一昨年の12月左乳房の温存手術を行いました。手術後2ヶ月してから放射線治療を30回行い、5ヶ月してからホルモン療法(ノルバディクスを服用)を行い、現在に至っています。ノルバディクスを服用してから、めまい、ふらつき 不眠等があったので、医師に相談し、ツムラの37番(ハンゲビャクジュツテンマトウ)と就寝前にマイスリー5mgも現在服用しています。放射線治療後の半年頃、突然手術した左乳房(丁度放射線をあてた範囲)に炎症(部位の痛みと赤み)が起こり、手術した病院の放射線科を受診し、見てもらいましたが、半年後の炎症ということで、「放射線治療の影響ではない。原因はわからない」と言われ、塗り薬(ゲンタシン)を処方してもらいました。その塗り薬を1週間ほどで塗布しただけで炎症も治まったので、そのまま特に外科にも経過を話すことなく(話す機会もなかったので)、原因不明で過ごしてきました。しかし年明けにまた同じ左乳房に炎症が起こり、症状も同じで、本当はよくないのかもしれませんが、前に頂いていた塗り薬(ゲンタシン)を現在塗布しています。まだ完璧ではないですが、症状も徐々に治まってきてます。あと、この年末年始、家族と共に過ごしたところ、今まではかくことがなかった鼾の事を母から言われました。母が言うには、その鼾が普通の鼾と違って、何か途中息がとまるような鼾だと言われました。普段は一人暮らしなので、いつも鼾をかくのか、頻度がどれぐらいなのかは全くわかりませんが、これも現在服用している薬などと何か関係があるのでしょうか? 左乳房の数回の炎症の件、鼾の件、ご教示頂ければ思い、相談してみました。

放射線治療後に抗癌剤治療を行った場合、使用する薬剤によっては、照射部位に皮膚炎を起こすことがあり、これをリコール現象といいます。文献を調べると、ノルバデックスでもリコール現象を起こしたと考えられる一例が報告されていますので、めったにありませんが、この可能性も考えられます。
ノルバデックスを内服して、体重の急激な増加はみられませんでしたか。もしそうであれば、鼾と関係あるかもしれません。直接診察していないので、はっきりしたことは申し上げられませんが、主治医にお話して、ご確認ください。(文責 須田)

 

No.10503】  12年01月07日  K.I.
放射線治療の休止期間

放射線治療による休止期間は、どの程度で効果が減少するのでしょうか? 2011年8月に乳房温存術にて手術を行い、2011年9月〜11月に化学療法を実施しました。2011年12月に放射線科の先生の診察を受け、25回+5回の照射を行うという説明がありました。ところが、年末年始で休止期間があったことから、照射の方法が変わるとのことです。12月は5日〜照射を開始し、28日まで実施しました。23日は祝日でしたので、1週間のうち4回しか照射していません。年始は4日から照射を開始しました。9日は祝日なので、またお休みです。「照射は続けて行うことで効果が出る」とか、「『正月』『GW』で放射線治療中断・・・がん再発,4人死亡」等とか、記事が出ていたりするので心配です。放射線科の先生は問題がないように行うとおっしゃっているので、疑う気はないのですが、他の病院へ通っている乳がんの患者さんの話を聞くと、効果が薄れるので祝日も照射へ通っているとのことでした。

放射線治療の遅れや休止期間が局所再発にどの程度影響し、生存率がどの程度下がるかについては、正確なデーターはありませんが、貴女の場合、放射線科の先生が充分説明してくださっているようなので、信頼して指示に従って、問題ないと思います。それでもなおご心配な場合は、主治医にその旨お話し、ご相談なさってください。乳癌の場合、治療が長期にわたりますので、医師とのコミュニケーションを密にすることも大切になってきます。(文責 須田)

 

No.10502】  12年01月07日   A
術後治療について

術後治療について、お伺いします。2010年7月、49歳のときに左乳房温存手術をしました。ステージTでしたが、病理結果は、ER+10%、PgR+10%、HER2++、FISH 1.33、MIB-1 70%で、トリプルネガティブではないのですが増殖能がとても高いので、術後治療として、同年9月から翌3月抗がん剤治療(EC→DOC)、2011年4〜5月放射線治療、その後ホルモン治療(ノルバデックス)を行なっています。今後は現在の薬を2年使用後、閉経後の薬に変え、ホルモン治療5年を予定しています。そこで相談は、ホルモン受容体10%の場合のホルモン治療です。この程度ではホルモン治療をしない選択もあると主治医から聞いています。しかし最終的には私自身の判断です。元来薬は嫌いで、また現在ほてりや無気力感などを感じているので、できればホルモン治療をやめて、生活習慣・食事・運動・仕事・サプリ等によって再発予防をしていきたいと思っています。しかし万が一再発してしまったことを考えると決心がつかない状況です。今後ホルモン治療を続けていくことで、どれくらい再発リスクが抑えられるのか、またはホルモン治療をやめてしまうことによって、どれくらいリスクが高まるのか?について、教えていただければと思います。またホルモン治療を続けていくべきかどうかについての見解は如何でしょうか。

生活習慣・食事・運動・仕事・サプリ等の補完代替医療で、乳癌の進行を抑えたり、再発を予防したりする効果が明らかになっているものは、現時点ではありません。閉経後の薬に変えて、ホルモン療法を5年間行うと、ホルモンレセプター陽性の場合、再発する可能性を50%程度改善します。個人的にはホルモン療法を行うことをお勧めしますが、最終的には、貴女の病気の状態を最も把握してくださっている主治医とご相談の上、あなた自身が決断することになります。ご心配なこと、疑問に思うことがあれば、遠慮せず、主治医にご相談なさってください。前向きに病気と向き合うためにも、納得のいく治療を選択することが大切です。(文責 須田)

 

No.10501】  12年01月07日   J
転移した可能性はありますか?

7月に左胸を全摘し、リンパ腺も取りました。3ヶ月後に再建し、右側の胸も形を整えました。ホルモン治療ノルバテックスと、1ヶ月一回と3ヶ月後に一回注射しています。生理がきましたが、乳癌か転移した可能性はありますか。

左側および右側も手術したのでしょうか。情報が少ないので何ともいえませんが、おそらく閉経前乳癌の術後療法で、1ヶ月又は3ヶ月に1回、卵巣でのエストロゲン合成を抑えるためのLHーRHアゴニスト製剤と、エストロゲン受容体をふさいでエストロゲンが乳癌細胞に作用して増殖するのを妨げるための抗エストロゲン薬(ノルバデックス)を使用しているものと思われます。おそらく、LHーRHアゴニストを使用し始めたための不正出血があったのでしょう。情報が少なく、思い違いがあると余計に不安が膨らみますので、不明な点、心配な点は、主治医にご相談して、伺ってください。納得のいく治療を進めていくことが大切です。(文責 須田)

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