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相談室(No.7001〜7100)

このページは乳がんに関する不安や悩みを解消していくことを目的としています。皆様からの乳癌に関する情報、体験談、意見、質問などをお待ちしております。 個人および病院への攻撃や中傷に関してはお答えできませんので、あらかじめご了承下さい。

ご相談メールの投稿はこちらからお願いします。

なお治療法は、患者さんと主治医がご相談されて決定されるものであり、この相談室でお答えできるのは、一般的な参考意見であることをご了解下さい。

当相談室にお寄せいただいたメールについては、編集・引用・公開させていただく権利を当会(神奈川乳癌治療研究会)が有するものとします。また、名前、メールアドレス等個人情報保護の観点から、皆様から頂戴したご相談のメールは、一定期間の後、アドレスも含めて削除させていただいております。再度ご相談いただく際はその旨ご留意いただき、掲載No.を書き添えて下さるようお願い致します。

★ 今年もパシフィコ横浜 メインホールにて、「公開第6回かながわ乳がん市民フォーラム」を開催 いたしました。詳細は市民フォーラムのページをご覧下さい。

 

目 次

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No

日 付

名 前

件  名

担 当

7100 07/09/02 E  抗癌剤の効果 徳田
7099 07/09/02 RT 術後補助療法の治療方針について(3) (HPNo.7050-3) 徳田
7098-1
7098-2
07/09/02
07/11/03
K.T. 粘液がんの術前化学療法
術前化学療法の効果の診断
徳田
清水
7097 07/09/02 N.T 胸の痛み 徳田
7096 07/09/02 S.T. 胸のまわりの痛みについて 徳田
7095-1
7095-2

7095-3
7095-4
7095-5
07/08/30
07/09/03
07/10/12
07/11/12
08/03/29
IT 今後の治療方針について
手術後の治療について
術後抗がん剤治療について
術後の治療の問い合わせ
ホルモン療法について
徳田
徳田
緒方
鈴木
7094 07/08/30 K.I 乳腺症に伴う痛み(HPNo.7058-2) 徳田
7093 07/08/30 DL 治療方案ご再質問(HPNo.7041-3) 徳田
7092 07/08/30 T子 マーカーについて 徳田
7091 07/08/30 A.H. 放射線治療の必要性 徳田
7090 07/08/30 H.A. 転移の可能性 (HPNo.6964-2) 徳田
7089 07/08/30 ホルモン療法について(HPNo.7022-2) 徳田
7088 07/08/29 A.M.   乳癌の可能性 俵矢
7087 07/08/29 R  のう胞内腫瘍について教えて下さい 俵矢
7086-1
7086-2
07/08/29
07/09/03
N子 脇の下や乳房の痛み
リンパ節への転移
俵矢
徳田
7085 07/08/29 Z  マンモトーム生検 (HPNo.7023-2) 俵矢
7084 07/08/29 T.T.  術後放射線治療について 俵矢
7083 07/08/29 検査について 俵矢
7082 07/08/29 K  石灰化の形状について 俵矢
7081 07/08/29 M.T 乳がん検査について 俵矢
7080 07/08/29 A  リンパ郭清による後遺症(HPNo.6951-3) 俵矢
7079 07/08/29 C77 驚きの病理結果ー2(HPNo.6781-2) 俵矢
7078 07/08/29 O.S.  乳腺症について 俵矢
7077 07/08/29 T.I 手術1年後の検査結果について 俵矢
7076 07/08/29 乳房湿疹について 俵矢
7075 07/08/29 m 乳管内乳頭腫 俵矢
7074 07/08/29 今後の治療方針と再発率について 俵矢
7073 07/08/28 N・N 骨転移の不安と検査について 俵矢
7072 07/08/28 RT 術後補助療法の治療方針について(2) (HPNo.7050-2) 俵矢
7071 07/08/28 TH 術後の治療選択について 俵矢
7070 07/08/28 術後化学療法の有効性 俵矢
7069 07/08/28 腫瘍マーカーについて(2)(HPNo.6982-2) 俵矢
7068 07/08/26 K.K 乳がんについて 俵矢
7067 07/08/26 チャマロン 術後の病理結果と根治に向けて(HPNo.6755-2) 俵矢
7066 07/08/26 DL  治療方案ご質問(HPNo.7041-2) 俵矢
7065-1
7065-2
07/08/26
07/09/26
H  手術後の痛みについて
転移?
俵矢
吉田
7064 07/08/26 M.T. 今後の治療方針について 俵矢
7063-1
7063-2
07/08/26
07/09/03
C.K. 精密検査
精密検査(2)
俵矢
徳田
7062 07/08/24 Y.Y.   AC +タキサン治療について
7061 07/08/24 R.T. HER2 3+の場合のCEの効果について
7060 07/08/24 N.K. 乳がん多発病巣の場合
7059 07/08/24 Y.V. 生検後から手術までの待ち時間
7058-1
7058-2
07/08/24
07/08/30
K.I 針生検
乳腺症に伴う痛み

徳田
7057-1
7057-2
07/08/24
07/09/09
S  術後の療法について
腋のしこりについて

浜口
7056 07/08/24 AI 皮膚科受診について(HPNo.6794-2)
7055-1
7055-2
07/08/24
07/12/16
T.S.   無治療で大丈夫でしょうか?
アリミデックス

俵矢
7054 07/08/24 C   ハーセプチン治療について
7053 07/08/24 Y.S. 集簇性の石灰化について(HPNo.7030-2)
7052 07/08/24 Y.A.  経過観察
7051 07/08/20 Y.O. 針生検後のこととセカンドオピニオンの資料
7050-1
7050-2

7050-3
7050-4
07/08/20
07/08/28
07/09/02
07/09/06
RT 術後補助療法の治療方針について
術後補助療法の治療方針について(2)
術後補助療法の治療方針について(3)
術後補助療法の治療方針について(4)

俵矢
徳田
浜口
7049 07/08/20 J.E.  乳頭からの分泌
7048 07/08/20 K.O. 線維腺腫の術後(HPNo.6699-3)
7047 07/08/20 H 乳癌は痛みがありますか?
7046 07/08/19 KN 術後の治療方針について
7045 07/08/19 A  左乳首の痒み
7044 07/08/19 S   ホルモンの感受性がない場合
7043 07/08/19 A 放射線治療(HPNo.6951-2)
7042 07/08/19 M  乳首の痒み
7041-1
7041-2

7041-3
7041-4
7041-5
7041-6
07/08/19
07/08/26
07/08/30
07/09/03
07/10/21
07/11/03
DL 治療方案ご質問
治療方案ご質問(2)
治療方案ご再質問
薬名ご質問
ホルモン治療方案ご質問
手術後の治療方案ご質問

俵矢
徳田
徳田
片山
清水
7040 07/08/19 S   病理検査結果
7039 07/08/19 K  温存手術後の治療について
7038 07/08/19 F   副作用の不正出血について
7037 07/08/19 A  術後の治療について(HPNo.6975-3)
7036 07/08/19 S  タモキシフェンについて
7035 07/08/19 F FAD?
7034 07/08/19 M.S.  両乳腺乳管拡張?
7033 07/08/16 A.H マンモグラフィーの結果から
7032 07/08/16 T  乳頭からの血性分泌物  
7031 07/08/16 Y.S. 局所再発(HPNo.6264-4)
7030-1
7030-2
07/08/16
07/08/24
S.Y. 集簇性の石灰化
集簇性の石灰化について

7029 07/08/16 shour 炎症性乳がんの治療について(HPNo.6711-2)
7028 07/08/15 S.O.  ニードル生検の必要性 須田
7027-1
7027-2
07/08/15
07/09/12
R 乳頭から茶褐色の分泌物が出ました
細胞診の結果
須田
浜口
7026 07/08/15 K.N. のう胞について 須田
7025 07/08/15 A.K. 胸の痛み 須田
7024 07/08/15 K  脇のしこりについて 須田
7023-1
7023-2
07/08/15
07/08/29
Z マンモグラフィーの集団石灰化とマンモトーム生検
マンモトーム生検 
須田
俵矢
7022-1
7022-2

7022-3
07/08/15
07/08/30
09/07/26
E  アリミデックスの使用について
ホルモン療法について
今後の治療について
須田
徳田
首藤
7021 07/08/15 K  しこりを見つけてから4ヶ月もたちますが・・・(HPNo.6765-4) 須田
7020 07/08/15 J.M.  皮下乳腺全摘手術後に放射線は不要ですか? 須田
7019 07/08/15 S.Y. ハーセプチン(HPNo.5841-2) 須田
7018 07/08/15 k m 腫瘍マーカー 須田
7017 07/08/15 M.K.  経過観察について 須田
7016 07/08/15 K,I 抗がん剤をするべきか?(2)(HPNo.6994-2) 須田
7015 07/08/13 K  ホルモン療法の副作用について 須田
7014 07/08/13 M.B.  高齢者の乳癌治療 須田
7013 07/08/13 T  マンモトーム生検について 須田
7012 07/08/13 A.I.  乳腺腫がある場合の更年期障害の治療について 須田
7011 07/08/13 Y.S.  術後療法と再発リスク 須田
7010 07/08/13 M  針生検の結果について 須田
7009-1
7009-2
07/08/13
08/05/01
K.K. 手術の時の糸等が、石灰化のように写る事がありますか?
ホルモン療法終了後について
須田
小池、川本
7008 07/08/13 A 線腫か腫瘍か? 須田
7007 07/08/13 F  石灰化について 須田
7006 07/08/13 A  術後化学療法について(HPNo.6975-2) 須田
7005 07/08/13 C.M.  化学療法の必要性 須田
7004 07/08/13 Y.I. 放射線と化学療法の順序について(HPNo.6988-2) 須田
7003 07/08/13 M 乳管肥大について 須田
7002 07/08/13 V どうしても切りたくありません! 須田
7001 07/08/13 骨転移の治療効果の確認検査について(HPNo.6763-2) 須田

 

 

No.7100】  07年09月02日  E
抗癌剤の効果

私は~18年2月に乳癌(ステージT)と診断を受け、手術、放射線治療、抗がん剤(ファルモビシン、エンドキサン)4クール、ホルモン療法(ノルバデックス、ゾラデックス)としてきましたが、今年5月にエコーの検査で、リンパに3a程の大きさの影が見つかり、他にも小さいのが数個あると診断を受けました。先生から治療の事で色々説明を受けました。手術はしないで、影が無くなるまで抗がん剤治療という事になりました。最初の検査の時にHER2タンパクが多いと診断されてるので、抗がん剤はタキソールとハーセプチンで5月30日より治療を始めました。ハーセプチンG、タキソールE回の治療の後で、効果の現れを見る為、エコー検査したのですが、「影は全て無くなっています」と診断されました。先生は、私から見て『ん?』と言ったような顔をしながら、『今回と前回のエコーの先生が同じだし、カルテは見ていると思うので間違いは無いと思います。抗がん剤が良く効いたんだと思います』と言われました。最初の時に抗がん剤治療はどの位続けるのかを聞いた時に、影が無くなる迄と言われ、治療は長くなりそうな言葉だったので、そのつもりで覚悟し、治療を受けてたので嬉しいのですが、正直凄く驚いています。今、抗がん剤を止めるのはまだ危ないという事で、抗がん剤はもうしばらく続けるる事になっています。ホルモン治療は同じ薬を続けています。効果って、こんなに早く現れる事があるんでしょうか? 宜しくお願いいたします。

4週ぐらいで効果があらわれることはよくあります.(文責 徳田)

 

No.7099】  07年09月02日  RT
術後補助療法の治療方針について(3) (HPNo.7050-3)

HPNo.7050で、ご回答いただき有り難うございました。ホルモンレセプターとHER2の結果が出ました。ER(+)70%、PgR(+)50%、HER2は2+(万が一再発したらFISH法で陰性か陽性かを確定させれば良いとのことで、現段階では2+としか分かりません)でした。術後補助療法は「抗がん剤AC4回後、ホルモン療法5年」になり、抗がん剤AC1回目を投与しました(アドリアシン90mm、エンドキサン900mm)。放射線治療の必要性について再確認したところ「大きかったが、手術できれいに取れているし、皮膚まで浸潤していないので、放射線はしなくても大丈夫」と言われ、放射線治療は受けないことにしました。つきましては、標準のホルモン剤を具体的にお伺いしたく、宜しくお願い致します。
母(67歳、閉経後)、07年7月末に左乳房全摘手術、腋窩リンパ節はレベル1まで郭清。病理結果は「乳頭腺管癌、大きさ7cm×5.5cm×2cm、核異型度グレード1、リンパ管侵襲(+)、血管侵襲はあまりない、脂肪組織(f)まで浸潤、断端陰性、リンパ節転移なし(0/21)、他臓器転移なし、ステージUB」です。ホルモンレセプターはER(+)70%、PgR(+)50%、HER2は2+です。
以下、質問です。67歳、閉経後ですので、(1)抗エストロゲン剤(ノルバデックス、フェアストン) (2)アロマターゼ阻害剤(アフェマ、アリミデックス、アロマシン、フェマーラ)と選択肢がありますが、
1) (1)と(2)のどちらを勧めますか?(理由も教えてください)
2) (1)を勧める場合、具体的にはどちらの薬ですか?(理由も教えてください)
3) (2)を勧める場合、具体的にはどの薬ですか?(理由も教えてください)

以上、宜しくお願い致します。

1)再発予防効果の点から,アロマターゼ阻害剤です.
3)アリミデックス.現時点では,アフェマ以外は同等の効果ですが,最も長く臨床で評価されているため.(文責 徳田)

 

No.7098-1】  07年09月02日  K.T. 
粘液がんの術前化学療法

お忙しいところ、よろしくお願いします。以前に何度か質問させて頂いておりますが、このたび治療方針が決まりましたので改めて質問させていただきます。マンモトーム生検等の結果、しこりが粘液がんが90%その他が10%、大きさが5センチ×4.5センチ×2センチです。術前化学療法としてウィークリータキソール12クール、その後FECを4クール予定しております。
1) この状況での術前化学療法は妥当なのでしょうか?
2) 粘液がんそのものにも抗がん剤が効くのでしょうか?
3) 粘液がんに抗がん剤が効いた場合、しこりの大きさは小さくなるのでしょうか?
4) 粘液がんに対する抗がん剤の効きの判定はエコー、MRI等で確認できるのでしょうか?

少ない情報で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

1) 一番重要なのは,あなたが乳房温存を強く望まれるかどうかです.なんとか温存したいということであれば,術前化学療法で温存の可能性が上がることを期待することになります.温存にこだわらないのであれば,手術先行でもよいと思います.
2) 効果は通常のタイプと差はないと思います.
3) しかし,粘液成分が多くなると,腫瘍自体は縮小しても,腫瘤全体の大きさはあまり変化しないことがあります.
4) 腫瘍成分の評価はむずかしいと思います.いずれにせよ,腫瘍細胞が含まれている可能性があるので,粘液成分も含めて腫瘤を切除しなければなりません.(文責 徳田)

 

No.7098-2】  07年11月03日  K.T. 
術前化学療法の効果の診断

いつも勉強させていただいております。前回HPNo.7098の相談でお世話になりました。今回もよろしくお願いします。その後、術前化学療法をウィークリータキソール12回+FEC4クールの予定ではじめました。現在、ウィークリータキソール6回目が終了したところです。しこりは私自身の感覚では小さくなっていないと思っています。医師の触診では「少し小さくなっているのでは」とのことです。術前化学療法開始後、エコー、MRI等はやっておりません。タキソール終了後に実施予定です。タキソールに効果が無くても、FECは予定通りやるとのことです。そこで質問ですが、術前化学療法中の検査は、この頻度が通常なのでしょうか? 私としてはもっと頻度を多く、一月に一度ぐらいはエコー、MRIで確認しながら、治療を進めて行きたいのですが、また、FECは予定通りにやった方がいいのでしょうか? FEC実施中の注意点も終えていただければありがたいです。よろしくお願いします。

術前化学療法中の検査の頻度に決まりはありません。一般的には触診で腫瘍径の変化がわかりますから、あまり頻回には行わないことが多いように思います。主治医と患者さんとで予め、どの程度の頻度で何の検査を行うか、どうなったら術前化学療法を中止して手術に変更するか、相談して決めておくと良いと思います。タキソールで大きさの変化がないときにFECを予定通り行うかどうかは難しいところです。原則は“行う”だと思いますが。十分に主治医の先生と相談してください。タキソールに比べると、FECの方が全体にきついと思います。なかでも吐き気、口内炎、白血球減少などの副作用に注意が必要です。(文責 清水)

 

No.7097】  07年09月02日  N.T
胸の痛み

もう3ヶ月位になると思いますが、痛みが長引くことに不安を感じ始めていたのでご相談させてください。36歳、子供は7歳と3歳。二人とも完全母乳で育てました。中絶、流産も1度ずつ経験しています。最初は右乳房の外側(ブラジャーのワイヤーがあたるあたり)にじんじんとした痛みを感じました。太ってサイズが合わないのかと思い、大きいものに変えたり、ノンワイヤーのものにしています。ですが、その後右脇の下や左鎖骨の下から7センチくらいのところ、左乳首の上から10センチくらいのところなど、その時によって痛む箇所が違うのですが、だいたいその4箇所に同じような痛みがでるようになりました。動いた時ではなく、仕事(事務)をしている時や座ってテレビを見ている時などに、ふとじんじんとした痛みに気づくのです。ここ何日かは右脇の下が痛みます。さわっても痛くはありません。腫れやしこりもないと思います。生理周期とは関係ないようです。インターネットで調べた限り、乳がんの心配はないと思いますが、同じような症状を探すこともできなかったので、病院にいくべきか、行く場合は乳腺科でよいのか悩んでいます。どうかアドバイスお願いいたします。

症状が長く続いているようですので,一度乳腺科の受診を勧めます.(文責 徳田)

 

No.7096】  07年09月02日  S.T.
胸のまわりの痛みについて

36歳の主婦です。1週間前から、右胸の下のまわりと、背中に向けて痛みがあります。寝起きの動作、寝返り、咳をすると痛みます。乳癌と関係あるのでしょうか。宜しくおねがいします。

乳房にしこりがなければ,症状からは,肋骨に沿った筋肉や神経などの痛みではないかと考えます.(文責 徳田)

 

No.7095-1】  07年08月30日  IT
今後の治療方針について

49才の妻のことでご質問です。妻は7年前に子宮筋腫のため子宮、卵巣を全摘出ております。6月下旬、左乳房にしこりがあり大学病院で細胞疹、MRI,CTを受け、その結果乳がんであると言われ、8月2日に温存手術、センチネル生検を受けました。その結果リンパ節のは転移なしと言うことで、リンパ節を採らずに手術は無事終わりました。そして病理検査の結果、「結果腫瘍の大きさ1.2センチ、リンパ節転移の個数3個中0個、ER陽性・PgR陽性、HER2 3+、脈管(リンパ管・血管)への侵襲なし(主治医の方のメモには断端OKと書いてあります)」との結果が出ました。主治医から術後療法としてホルモン療法、化学療法、放射線療法と3つとも言われましたが、それを聞いて(近日腫瘍内科で説明があるみたいですが・・・)、妻が抗がん剤に対して非常におびえています。リスクファクターが中リスクと言われ、らないでもないですが、HER2が+3と言うのはそんなに再発率の高い進行乳癌なんでしょうか。今癌があるかどうか分らないのに抗がん剤治療をした方がいいのか、もし再発してから(再発して欲しくはないですが)抗がん剤治療をしたほうがいいのか悩んでいます。ホルモン治療と放射線治療で出来ないものでしょうか。その場合の再発率の確率はどのように違ってくるのでしょうか。

HER2陽性の方は,同じ病期でも再発率は,高くなります.化学療法をしないと,10年の再発リスクは,7-8%上昇します.(文責 徳田)

 

No.7095-2】  07年09月03日  IT
手術後の治療について

HPNo.7095でご相談に応じて頂いたものです。いくつかまた質問があります。妻の術後治療はAC療法を3ヶ月行い、その後状況によってはハーセプチンを1年間投与し、5年間のホルモン治療と放射線治療を行ってはどうかと提案されました。
1) この治療方法は妻の場合適切なのでしょうか?(吐き気がひどい場合はTC療法もあるといわれましたが)
2) この場合5年後10年後の再発率の具体的な数字はどれくらいでしょうか?
3) ハーセプチンをしない場合は再発率はどの位変化するでしょうか?
4) ハーセプチンという話がでましたが、保険がきくのでしょうか?
5) 妻は妊娠中につわりがひどく入院していましたのと、持病として偏頭痛があり、そのときには吐き気があり、よくもどします。それが抗がん剤の副作用に影響されますでしょうか?
6) 妻は体重48kgと痩せていますが、痩せている人のほうが副作用の吐き気がひどい傾向にあるとも言われましたが、そうでしょうか?

以上、よろしくお願いいたします。

1)標準的と考えます
2)10年後の再発率は,10%程度と思います.
3)ハーセプチンによる再発の抑制効果は,約40%程度と考えられます.
4)現時点では,保険適応外です.
5)片頭痛がかさなると吐き気が強くなるかもしれません.
6)痩せているほうが,吐き気が強いという根拠はありません.(文責 徳田)

 

No.7095-3】  07年10月12日  IT
術後抗がん剤治療について

HPNo.7111で妻のご相談に応じてもらいましたが、再度ご相談いたします。
9月4日に第一回目のAC療法(アドリアマイシンを90cc+エンドキサン900cc)を始めましたが、予想通りかなり強い吐き気の副作用が出ました。4日から7日まで、吐き気で全く食べられず、8日から少しお粥を食べられた状態で、ずっと吐き気止めの点滴です。7日に腫瘍内科の先生から、肝臓の数値(たぶんビリルビン?だと思います)が手術前も少し高く1.3で、7日が2.2、今日も2.2と言われ、「これが抗がん剤の副作用なのか分らないため様子を見ます」と言われました。今日変化がなかったため退院しました。体重が3kg減りました。今まで健康診断でも肝臓のことは言われたこともなく(当然黄疸など出たこともなく)心配です。抗がん剤の量を次回から減らし、間隔も4週間にするかもしれないと言われました。2回目も外来でなく入院の予定です。しかし妻はこんなつらい治療はもうやりたくないと言っています。そこで質問です。
1)今日(10日)まで吐き気などが続くものなのですか。
2)このままAC療法を中断してしまうという方法は、妻の体のことを考えて選択肢として入りますか。
3)その場合他の療法はありますか。(例えば違う抗がん剤に変更するとか、妻の希望通りやめてしまうか)
4)AC剤療法を一回だけでやめてしまう事は、まったく抗がん剤の意味がないものなのでしょうか。
5)肝臓の数値も心配です。このまま2回3回と続けて健康な臓器に負担をかけ、後遺症として残りませんか。
6)もし抗がん剤を続けるとして、量を減らすとどう影響しますか。再発率とかどうですか。

以上よろしくお願いいたします。

1) 吐き気には個人差があり、奥様のような患者さんはいます。通常の吐き気止めだけでなく、抗不安薬なども併用することがあります。
2) 当然、選択肢としてあります。
3) その場合、タキサン系や、エビデンス(客観的な大規模臨床試験の結果)が少ない経口抗がん剤などの選択肢があります。
4) この1回だけでも意味があるとは言い難いです。
5) 抗がん剤を分解する酵素が十分に働かない、薬剤に対して肝臓が過敏など、ビリルビンが上昇する原因はいくつかあります。一般的には、よほど漫然と肝機能異常を来す薬剤を投与し続けない限り、後遺症として残ることはないと思われます。この点は十分、主治医とご検討することをお勧めします。
6) 通常20%減量で、再スタートします。ただし、20%減量すると何%再発率が上昇するかは、個人差も含めてだれもわかりません。(文責 緒方)

 

No.7095-4】  07年11月12日  IT
術後の治療の問い合わせ

前回NO,7256で妻の治療の件でご相談に乗ってもらったものです。8月左乳房温存にて手術、「腫瘍の大きさ1.2cm、センチネル生検の結果リンパ節転移3個中0個、悪性度 3、ER,PgR共に陽性、HER2 3+、脈管(リンパ管、血管)侵襲なし、断端はOK」と書いてあります。中リスクということで、AC療法を9月からはじめました。しかし副作用がひどくて2回目から75%に減らしました。間隔も4週に空けています。3回目を始める前に血液検査をしましたら、好酸球が37%に増えていたためCTとレントゲンを撮りました。結果はCTにも肺炎の心配もなく1週間遅れて3回目を行いました。しかし今日、前回のCTの画像で手術したほうのリンパがひとつ1cmほど腫れているといわれました。
1) 手術3ヶ月足らずでしかもリンパ節転移なしの所見でこんなにも早く転移するものでしょうか。
2) 転移していなければなぜ腫れるのでしょうか。
3) もし転移していたならばAC療法が効かなかったことになりますか。その場合の治療方法は妻の場合どれがベストでしょうか。

よろしくお願いいたします。

腋窩のリンパ節に関しては、CTよりも超音波のほうがよく検出できますので、超音波の検査を行ってみてはいかがでしょうか? 一般的には、よほど悪性度の高い癌でなければ術後補助療法中にリンパ節が腫れたり、転移してくることはありません。人間の身体には表在リンパ節がたくさんありますし、もともと腫れているリンパ節もありますから、それが写っているかもしれませんし、術後の影響で腫れる事もありますので、あまり神経質にならない方がいいと思います。3)の質問に関しては、全身再発なのか、局所再発なのかによりますが、ホルモン療法、ハーセプチンを絡めた治療と、選択肢はありますので、あれこれ、悪い方ばかりに考えるのではなく、本当に転移であれば、その時に一緒に相談し、検討すればいいと思いますが、如何でしょうか? 再発してしまう症例と、再発しない症例と、しない症例の方が頻度的には多いのですから。(文責 鈴木)

 

No.7095-5】  08年03月29日  IT
ホルモン療法について

以前HPNo.7095でご相談いたしました。ホルモン療法についてお尋ねいたします。
去年8月に温存手術をしその後AC療法を4回(副作用がきつく75%に減量しました)そして放射線を25回終えました。大きさ1,2cmリンパ節転移なし、悪性度3、HER23+、ホルモン受容体は二つとも陽性です。4月からハーセプチンも1年間投与します。平成13年に子宮筋腫で子宮を切除しそれ以来生理はありません。血液検査でも閉経後の数値だそうです。そして今日からホルモン療法もはじめますが、ホルモン剤のことで不安になりご相談いたします。腫瘍内科の先生はノルバデックから服用するように言われ、手術した乳腺外科の先生はフェマーラかノルバデックスかアリミデックスを選んでくださいと言われ混乱しておりましたが一応腫瘍内科の先生の意見を取り入れノルバデックをいただきました。ハーセプチンも同時に行う私にとって、どのホルモン剤投与が最良とお考えですか。よろしくお願いいたします。

閉経後のホルモン感受性早期乳癌にあたりますので、乳癌診療ガイドラインではアロマターゼ阻害剤(フェマーラ、アリミデックスなど)5年投与のほうがタモキシフェン(ノルバデックスなど)5年投与よりも無病生存期間を改善するとされております。しかし、アロマターゼ阻害剤のほうが関節痛や心血管障害などの副作用の頻度はやや高くなります。フェマーラとアリミデックスについては今のところ同等と考えられております。(文責 谷)

 

No.7094】  07年08月30日  K.I
乳腺症に伴う痛み(HPNo.7058-2)

その節は有難うございました。今日検査にいってきたのですが、中止になりました。担当医がエコーをみて検査する場所を探したらしこりがないとの事で、前回エコーをとった技師さんも呼ばれて一緒にみていたのですが、指摘された場所のものはしこりではないとのことで、中止になり、3ヶ月後にもう1度エコーで経過観察になりました。このような事はよくあるんでしょうか? はっきりとしたしこりがなければ、やはり針をうつことはできないんですよね? なんだか拍子ぬけで・・・。とりあえず悪いものではなさそうということと、先月から排卵〜生理にかけて胸がすごく痛いので、乳腺症だろうと言われました。乳腺症の場合は痛みどめを飲むくらいだと言われました。何か治療法とかはないんですか? ご回答のほど、よろしくお願いします。

異常所見が見えなくなることは,あります.良性の変化であったということでしょう.乳腺症に伴う痛みに対しては,鎮痛剤のほかに,男性ホルモンの一種を服用して,卵巣での女性ホルモンの産生を抑制する方法がありますが,副作用もあります.そこまでの治療を要する症状なのか考えてください.(文責 徳田)

 

No.7093】  07年08月30日  DL
治療方案ご再質問(HPNo.7041-3)

ご回答に心より感謝を申し上げます。それから、もし化学療法とホルモン療法の併用を行うなら、化学療法の段階に、家内の病理結果に対して、通常何の化学薬を使うと推奨して頂きましょうか。ご返事をお待ちしております。
備考:
●B超声検査報告(1)
 腫物の大きさは 1.4×1.1×1.6 cm です。
●病理検査報告(2)
左乳浸潤性導管癌 T級。免疫組化結果:ER(+)50-70%, PR(+)>75%, Her-2(++),
Ki-67(+)<25%.
●病理検査報告(3)
FISH技術で17号染色体を検査したところ、多体性です;Her-2基因に拡増が見えない。
●病理検査報告(4)
 腋の下のリンパを3個取られて検査したところ、1個に癌細胞を見つけました。

化学療法としては,アンスラサイクリン系薬剤とタキサンの順次投与をお勧めします.(文責 徳田)

 

No.7092】  07年08月30日  T子
マーカーについて

いつもお世話になります。腫瘍マーカーNCCST439が先月14の値を示したため、1ヶ月後に再度検査したところ8に下がっていました。そのため今までどおり3ヶ月に一回の検査で様子を見ていくことになりました。術後5年ですが、今までこのマーカーはいつも4か5で、上昇傾向はありませんでした。このマーカーが上下しながら除々に上昇していくと、PETなどの検査で画像上何も映らなくても微小転移の疑いがあると聞きました。もし、これから経過観察していくなかで、このようなことがあればゾラ再開もある、とのことです(閉経しない場合)。画像上何もなく、自覚症状もなければ、このまま無治療でもいいのでは、などと考えてしまいますが、もしマーカーが上昇傾向になればそれも心配です。転移治療は症状が出てからしても早期にしても同じとおっしゃる先生もいます。これらの点についてアドバイスいただければ幸いです。
(これまでの経過)
術後5年経過した為 今年5月でタモキシフェンは中止しました。またゾラテックスは術後すぐに開始し、2年間行いました。年齢は50歳、ゾラ中止後1年で生理は再開、現在は一ヶ月周期であります。術後病理はリンパ節転移なし、グレード2、断端マイナス、HER2は聞いていません。温存で放射線25回照射しています。

NCC-ST439は,疑陽性の多いマーカーです.マーカーのみで治療法を決定すべきではありません.画像的に診断がつかなければ,治療を開始する必要はないと思います.(文責 徳田)

 

No.7091】  07年08月30日  A.H.
放射線治療の必要性

8月2日に左乳房の温存手術を受けました。この7月で64歳になりました。センチネルリンパ節への転移は有りませんでした。病理検査の結果も出まして、大きさは1センチ未満でホルモン由来の型だそうです。外科の先生は温存手術と放射線治療はセットだとおっしゃり、放射線科の医師は選択は患者自身だとおっしゃいます。心が大きく揺れました。家族ともよく相談いたしまして、放射線治療を受けないでホルモン療法だけで取り組んでいく決意をいたしまして、外科の主治医にその旨申し出た所、「とんでもない」「その考えは間違っている」と半分怒られ、しぶしぶ受けることにいたしました。24日から放射線治療が始まり、今日は2回目を受けてきましたが、今日の放射線医の話で、肺の7%と心臓にも照射がかかるとの事で、いずれ、かかった部分は機能しなくなるし、100分の1位の確立で晩期副作用が起こると説明を受けました。このような恐ろしい障害を新しく背負う事に、またまた心配が募ります。乳癌再発のリスクを考えても、放射線治療を受けたくないと心底思います。の、考えは間違っているでしょうか? また明日からも放射線治療が始まると思うと憂鬱です。すみませんが出来るだけ早くのお答えをおまち致しております。

温存術後の放射線治療は,標準的治療です.局所再発率だけではなく,予後にも影響します.これは,副作用を考慮したうえで推奨されています.しかし,最終的に決めるのは,ご本人です.(文責 徳田)

 

No.7090】  07年08月30日  H.A.
転移の可能性 (HPNo.6964-2)

HPNo.6964で、母の事でお世話になった者です。昨年9月に左乳房温存手術、放射線25回、CMF6クール、5月下旬よりフェマーラを飲み始めました。御礼が遅れてしまいましたが、早速にご回答頂いて、ありがとうございました。マーキングされた部分全てに放射線を照射しているわけではないとわかり、安心出来ました。その後、発疹はステロイド剤の塗布により痒みは以前よりはおさまってきました。腰痛もピーク時の痛みよりは和らいできたようです。ただ、右側の肩や腕、首の痛み、右手のむくみは良くならず、骨密度も調べたかったので、整形外科を受診してきました。レントゲンを何枚か撮り、「首は変形性頚椎症、肩は五十肩です」という診断でした。その時、後からですが、骨密度の検査をお願いしたら、右上腕部に注射されました。痛みがある右側だったせいか注射された所が痛かったそうです。2種類の湿布と5種類の飲み薬を処方されました。外科の主治医の先生が同じ病院なので、整形外科での診断結果、薬の飲み合わせは大丈夫なのか確認しました。湿布を貼るだけでは改善されず、飲み薬を3種類(1つは胃薬)飲み始めましたが、痛みは相変わらずです。最初は右の肩甲骨あたりからの痛みでした(6月)。また整形外科に行きますが、何もしていなくても鈍い痛みがあります。フェマーラを飲み始めてからだったので、副作用のようなものだと思っていたのですが、痛みはひかないし広範囲なので、転移の可能性もあるのだろうかと大変不安です。
1) もし転移を疑うとしたら、症状から考えてどんな検査をしたほうがいいのでしょうか? 骨シンチをして、異常があった場合他の精密検査をするのでしょうか? 整形外科ではなく外科で検査をしたほうがいいんですよね?
2) 右の肩こりの原因には肝臓や胆のうの疾患の可能性もあるそうですが、どんな検査をしたほうがいいのでしょうか?
3) 転移と変形性頚椎症などとは単純なレントゲンだけで区別がつきますか?
4) 骨密度の検査で上腕部に注射する方法はあるのでしょうか? 位置的に血液検査ではないような気がしますが。その日はお風呂に入らないように言われました。
5) 今の病院は主治医が外科の先生なので薬の副作用などについても詳しくなく、乳腺専門ではないので、出来れば転院したいのですが、大きな病院だと受け入れてもらえない事もありますか? 近くにがんセンターがあるのですが。
6) もし転院出来たとしても、治療を始めるまではどのくらいの期間がかかるものなのでしょうか?

お忙しいなか申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

1) 骨シンチは疑陽性が多く,疑わしい場合は,X線写真,CT, MRI,PETなどの検査を行います.整形外科でもよろしいと思います.
2) 肩の痛みは,整形外科的なものがはるかに多いです.腹部症状がなくて,腹部臓器の疾患が原因の可能性は極めて少ないと考えます.
3) 区別がつきます.
4) 骨密度の測定法にはいろいろありますので,担当医にお尋ねください.
5) 治療情報提供書があれば,どの病院も受け入れてくれるはずです.
6) 情報が十分であれば,すぐに開始できると思います.(文責 徳田)

 

No.7089】  07年08月30日  E
ホルモン療法について(HPNo.7022-2)

No.7022でお世話になりました。その説は本当にありがとうございました。またしても相談をさせていただきます。実はこの二週間ぐらい頭痛、頭のふらつき(めまい?)、それに伴う吐き気、それに手足のしびれといった症状が出てきています。一応主治医には話しをして、MRI検査をする事になりました。症状に波があり、現在ゾラ注射で閉経していますので、「更年期症状なのでは?」と自分では解釈しているのですが・・・。もし更年期症状でしたら、それを和らげる漢方薬などはないのでしょうか?それともホルモンの分泌を薬でなくしているので、それは止めておいた方が良いのでしょうか? どうか良きアドバイスを宜しくお願いします。

更年期症状とすると原因は,女性ホルモンの低下によるものです.最近,婦人科でも漢方薬を処方される場合がありますが,効果があるものは,女性ホルモン的な作用があるかもしれません.しかし,その点に関する検討は乏しいのが現状です.したがって,そのような薬はすすめません.日常生活に支障があるほどの副作用であれば,ホルモン療法自体を考えるべきでしょう.(文責 徳田)

 

No.7088】  07年08月29日  A.M.
乳癌の可能性

義母の胸から大量の汁がでています。悪臭をともない、家のなかじゅう臭くなります。色は茶色で時々血もでています。患部を決してみせてくれないのですが、右胸内側から汁はでているとのことです。胸に綿をいれてないと服にしみるほどです。見せてはくれないのですが、だんだん黒くなるといいます。右のわきにこりこりがあるといいます。病院に誘うのですが怖がっていこうとしません。乳ガンはほおっておくと全身に転移するまでにどのくらいかかるのでしょうか。こういう症状は乳ガン以外にもあるとのこと、とても心配です。ものすごく臭いのです。においを消す方法はありますか。

乳がんの可能性が非常に高いです。それもかなり進行した状態にあると思います。自然治癒はありませんから、早めに病院にお連れしてください。大きな乳がんを汁が出るまで放置する患者さんは、病院自体や、病院に行って乳癌といわれることに、通常以上の「恐怖」をもっていることが多いです。そのあたりのお気持ちをくみつつ、上手に受診を勧めてあげてください。(文責 俵矢)

 

No.7087】  07年08月29日  R 
のう胞内腫瘍について教えて下さい

集団検診で、のう胞内腫瘍の良性と言われたのですが、検診の時、交通事故の後遺症で右肩から腕にかけて調子が悪く、腕を思う様に動かす事ができず、検査員の方にはそれでも大丈夫と言われたのですが、きちんとした結果が望めるのかと不安です。のう胞内とは乳腺症による事が多いとの事ですが、産後に母乳が張り痛くなったので、姉に聞いた所、木ベラで胸をマッサージすると良いと言われ、やってみたら胸が真っ赤になってパンパンに張って熱を持ち、尚更痛くなったので、婦人科の病院に行きました。今回検診もきちんと出来なかった事と、良性と言われたものの過去の出来事が影響しているのではと不安でたまらなくなり、ご相談申し上げました。宜しくお願い致します。

文面からだけでは状況がよくつかめません。「のう胞」は、超音波の検診で診断されれば要精査となりませんが、「のう胞内腫瘍」は要精査となるはずです。産後の乳腺炎と乳腺症は基本的に無関係です。心配するより一度乳腺外来でみてもらってはいかがですか。(文責 俵矢)

 

No.7086-1】  07年08月29日  N子
脇の下や乳房の痛み

もう3ヶ月位になると思いますが、痛みが長引くことに不安を感じ始めていたのでご相談させてください。子供は7歳と3歳。二人とも完全母乳で育てました。中絶、流産も1度ずつ経験しています。最初は右乳房の外側(ブラジャーのワイヤーがあたるあたり)にじんじんとした痛みを感じました。太ってサイズが合わないのかと思い、大きいものに変えたり、ノンワイヤーのものにしています。ですが、その後右脇の下や左鎖骨の下7センチくらいのところ、左乳首の上10センチくらいのところなど、その時によって痛む箇所が違うのですが、同じような痛みがでるようになりました。動いた時ではなく、仕事(事務)をしている時や座ってテレビを見ている時などに、ふとじんじんとした痛みに気づくのです。さわっても痛くはありません。はれやしこりもないと思います。インターネットで調べた限り、乳がんの心配はないと思いますが、同じような症状を探すこともできなかったので、病院にいくべきが悩んでいます。どうかアドバイスお願いいたします。   

文面を拝見するかぎりは、乳がんの典型的症状ではなさそうです。ただこの情報だけから乳癌でないということはできません。早めに病院に行って検査してもらうのが一番です。(文責 俵矢)

 

No.7086-2】  07年09月03日  N子
リンパ節への転移

No.7086でご相談させていただいたN子です。返事を頂くまでの間に、首の後ろの髪の毛の生え際のあたりにしこりができているのに気づきました。脇の下の痛みが少し強くなっていること、思えば微熱が続いているようなことと合わせて、何かリンパ系の病気かと心配になり急いで病院へ。まず近くの内科へ行きましたが、乳腺科へ紹介状をもらい、マンモグラフィとエコーの検査で痛みと関係ないところに10mm×7mm程の腫瘍が見つかりました。触診では気づかない程のものでしたが良性とも言い切れないとのことで、すぐ針生検。今は結果待ちの状態です。首の後ろのしこりはよくあることで心配ない、今までの脇の下や乳房の痛みについては原因はわからないと言われました。ですが、腫瘍の場所が左脇に近いところです。腫瘍が小さくても、既にリンパ節に転移していておきた痛みなのではないかと心配になってしまいます。悪性とも診断されていないのに心配しすぎても・・・と思われそうですが、やはり結果がでるまで気になります。私が心配していることは可能性があることなのでしょうか。

お話から,エコー上,腋窩のリンパ節に所見がないようですから,あなたの心配はあたらないと思います.(文責 徳田)

 

No.7085】  07年08月29日  Z 
マンモトーム生検 (HPNo.7023-2)

先日は、ご回答本当にありがとうございました。1つの大学病院でマンモグラフィーとエコーだけを見た先生に追加でMRIも見ていただいたら、MRIを見るまでは「10人に1人の割合でガンで、経過観察」と言っておられたのに、MRIを追加で見たとたん、『2人に1人の割合でガンで、即マンモトーム生検をしたほうがいい。』とおっしゃいいました。カテゴリーは3−2とのことです。クリップも手術のときのために、残したほうがいいとのことです。どうしても、生検に踏み切れずにいます。もう、ほぼガンということでしょうか。恐ろしくて仕方がありません。カテゴリー3−2で経過観察はありえないですか。即生検するのが、あたりまえですか。よろしくお願いします。

マンモトーム生検は傷も小さく、そんなには負担になりません。がんが恐ろしいと思うなら、経過観察をして心配な気持ちを引きずるより、白黒はっきりさせるためにも生検をなさったほうがよいと思います。(文責 俵矢)

 

No.7084】  07年08月29日  T.T.
術後放射線治療について

70歳の妻のことで相談致します。術前化学療法としてCAF6サイクルを終了後、パクリタキセル12回の予定でしたが、副作用が酷かったので8回で中断しました(最終回:5月8日)。その後6月5日に全乳房切除術+腋窩郭清を行い、7月18日病理検査の結果が出ました。「充実腺管癌で、リンパ節転移15個、ER(−)、PgR(−)、HER2(0)、癌の大きさ21mm、脈管浸襲なし、核異型度3」となり、今後の治療プランとして放射線療法を提示されました。
病院までが遠いので迷ったのですが、8月15日までに考えておくことになりました。再発が少なくなるのであればと思い、放射線療法を受けることにしたところ、放射線科の診察が1ヶ月先の9月18日となりました。その後放射線治療開始までに4〜5日かかるそうです。結局手術後放射線治療まで4ヶ月近くかかることになるのですが、遅すぎて意義の少ない治療になるのではと心配です。先生としては、放射線治療を受けることを勧められますか。受けた場合と受けなかった場合で、再発率はどの位違いがありますか。

腋窩リンパ節が多数あった症例では、放射線照射をすると、乳房をとったあとの胸壁への再発のリスクを3分の1から4分の1程度に減少させるといわれています。また生存率も数%程度は下げると言われています。ご高齢なのと、化学療法後ですので、ある程度の放射線照射のリスクも考えなくてはいけませんが、この場合術前化学療法をしたあとでなお15個のリンパ節転移があるので、胸壁再発のリスクは高いので放射線照射のメリットはあるように思います。主治医とよく相談なさってください。(文責 俵矢)

 

No.7083】  07年08月29日  S 
検査について

検索でこちらを拝見しましたので、メールさせていただきました。1週間ほど前に左乳房の外側上部にちょっとしたしこりのようなものを見つけました。手などが当たると痛かったので、乳腺外来を受診しました。最初に問診票に「左乳房しこり、痛み」と記入したのち、先生に会う前にレントゲン(あとからマンモだとわかりました)をとり、その後先生に触診していただきました。先生は特に説明もなく超音波の検査もし、そのあと、「しこりのようなものがあるがはっきりわからないので、針を刺して中の細胞を調べたほうがいいと思います。どうしますか?」と言われました。とりあえずはっきり知りたかったので、その場で針をさして細胞をとってもらいました。2日後検査の結果を聞きに行きました。先生からは、「細胞の結果も、はっきりと良性か悪性かわからない。」といわれました。そして、「癌であるかもしれないので、全身麻酔でしこりをとって検査したほうがいいと思います。」ということでした。マンモの画像を見ると、上から見たときに、乳房の3分の1くらい白いかたまりが写っていました。しかし横から撮影されたものには、そんなにはっきり写っていませんでした。ただ先生の触診によりますと、しこりは3センチほどあるのではないかということで、「顔であったらUというランクになり早期発見ではありません」ということでした。34歳、出産経験ありですが、今まで乳がん検診も受けたことはなく、自己検診もしていませんでした。しかしこのようなしこりはなかったように思います、今触ると、服の上からでもわかるくらい硬くしこりがあります。一応来月検査を受けることにしたのですが、不安です。長々と取り留めなくなってしまいましたが、質問は
1) 乳がんだとしたら、いきなりこのようにしこりが大きくなったりすることはあるのでしょうか?
2) 検査結果を聞いてから3日くらいたちますが、しこりのない右の胸もチクビの辺り?がちくちくというか、ずきずきします。これは関係あるのでしょうか? 心理的なものなのでしょうか?
3) 今まで大病したこともないので、全身麻酔で切開というのが大変不安です。結果を知るためにもやらなくてはいけないと思うのですが、(しこりが大きいので局部麻酔は難しいだろうということで入院になりました)、やはりこのように大掛かりな検査をするというのは、がんの可能性が高いのでしょうか?
4) がんであった場合3センチくらいのしこり(しかもいきなり大きくなった)は悪性の可能性が高いのでしょうか? 来月検査を受けるのに日にちがあるので、毎日色々考えては不安で、もう自分はがんで死んでしまうのでは・・と弱くなってしまっています。心積もりをしたくメールさせていただきました。

わかりづらく勉強不足ではありますが、ご回答いただけましたら幸いです。宜しくお願いいたします。

細胞診で診断がつかない場合は、針生検といってもう少し太い針を刺して調べる方法があります。確かに針生検ではわかりにくいことを予想して切除生検をすることはありますが、特殊な場合になります。文面からだけではわかりづらいですが、この場合は全身麻酔で生検する前に「針生検」を試してみてもいいように思います。主治医の先生にお話しになってみてください。(文責 俵矢)

 

No.7082】  07年08月29日  K 
石灰化の形状について

44歳、2人出産経験のある女性です。1ヶ月ほど前から左の脇の下、肩、背中が張ったような痛みが続き、一昨日に外科で検査をしてもらいました。検査内容は、触診、超音波、マンモグラフィーでした。触診、超音波では異常はなかったのですが、マンモグラフィーで左上部のほうに数個の石灰化が見つかりました。もっと設備の整ったところで診たほうが良いといわれ、紹介状を書いていただき、翌日(昨日)紹介された病院で検査を受けてきました。結果は、超音波とマンモグラフィーで左上部の奥のほうに石灰化が2箇所見つかりました。形状としては1箇所は数個の丸が集まったもので、もう1箇所は丸ではなく石を砕いたような尖ったものが数個見られました。結局、一週間後にマンモトームとMRIの検査を受けることになりました。先生の話の雰囲気では、石灰化の形があまりよい感じではなさそうでしたので心配です。確率的にはどれくらいで悪性の可能性があるのでしょうか。直接病院の先生に聞けばよかったのでしょうが、深刻そうな感じがしたので怖くて聞けませんでした。1週間先の検査で、更に結果わかるまで1週間かかると言うことですので、心配でなりません。前向きに考えたいのですが、全く分からないことなので不安です。また検査のきっかけとなった痛みも続き、このことが影響しているのか心配です。よろしくお願いいたします。

文面からだけではどのくらいの確率かはわかりません。通常マンモトームに回った症例の2−3割が乳がんと診断されるような感じだと思います。ただし、頻度はその施設の適応(どんな症例を検査にまわすか、その選び方)によって異なります。一般的に石灰化のみを示し、マンモトームで診断される乳がんは早期のものが多いので、もしも乳がんと診断された場合でも早期がんの可能性が高いです。ですから、最悪乳癌がみつかったとしても、それは早期発見でむしろラッキーなことだと考えましょう。
痛みに関しては、石灰化とは無関係です。心配なさらなくて大丈夫です。(文責 俵矢)

 

No.7081】  07年08月29日  M.T
乳がん検査について

32歳、3歳と8ヶ月の子がおり、下の子は授乳中です。先日健康診断で乳房触診は異常なしでしたが、後日送られてきた結果、エコーで右側乳房外側上方に石炭化、左側乳房外側に腫瘤様像、左側乳房外側下方に乳管拡張があり、要精密検査となってました。月曜日には乳腺外科に行こうと思ってますが、乳がんではないかと心配でたまりません。可能性は高いのでしょうか。身内に乳がん患者はおりませんが、実父親が食道がん治療中です。

健診で要精査となっても必ずしも乳がんとはかぎりません。まずは診てもらうことが大事です。(文責 俵矢)

 

No.7080】  07年08月29日  A 
リンパ郭清による後遺症(HPNo.6951-3)

HPNo.6951で相談させていただいた者ですが、リンパ郭清を1,2迄しました。それにより上腕の痺れ引きつれ傷跡(ミミズが這ったような跡)温存手術をした跡はほとんどわかりません。が1年4ヶ月経つのに消えません、これは永久に治らないものでしょうか。主治医に聞いてもはっきり答えてくれません。なんとなくブルーな気持ちになっているところです。ご回答宜しくお願いします。

傷跡に関しては完全に消えるということはないです。ひきつれがあまりにひどく障害になるようなら、主治医に相談して、形成外科的な手術などを考慮することになります。上腕の痺れに関しては、あまり残らない方と、症状が長く続く方がいらっしゃいます。(文責 俵矢)

 

No.7079】  07年08月29日  C77
驚きの病理結果ー2(HPNo.6781-2)

ミスの多いHPNo.6781に即お返事をいただき、大感謝。やっと!!元気に?抗がん剤を終え、来週より放射線+ホルモン療法開始予定。前回の質問Bを主治医にお尋ねしました。”副作用が少ないので大丈夫!”とおっしゃいました。放射線科の主治医は、”放射線は副作用が少ないので、出たらホルモン剤によるので”とのお返事でした。今回治療前の診察・説明中、断端2.5cmで迅速病理後、大きくOP中病巣周囲を取り除いたので断端マイナスと、やっと私は理解できたのでした!すみませんでした。
治験参加(=私の最後の社会貢献)のレトロゾールかアナストゾールを少しだけ勉強できました。”先生、メリットは沢山お聞きしましたが、デメリット【患者は知りたいのですが】はあります?”と、ずうずうしくお聞きすると、大丈夫らしいとのお返事でした。今後のデータに現れるものと考えるべきでしょうか?

大変申し訳ありませんが、文面のみからはあなたの質問の内容がよく理解できません。「ずうずうしく主治医にお聞きする」とありますが、治験に参加する際に主治医やスタッフに内容を聞くことは決してずうずうしいことではありません。この場合、あなたの疑問を解決するためには、あなたの主治医に直接聞くのが最もよいと思います。(文責 俵矢)

 

No.7078】  07年08月29日  O.S.
乳腺症について

30歳、既婚、子供なし、乳がんの家族歴もありません。乳がん検診の超音波検査で要精検となり受診したところ、良性腫瘍やのう胞がいくつかあり、乳管拡張もみられ、結果的に乳腺症ということで、経過観察となりました。そこでいくつかお聞きしたいことがあります。
1) 超音波検査だけで、腫瘍が悪性のものか良性のものか、分かるものなのでしょうか?
2) 良性腫瘍やのう胞を小さくしたり、消す為の薬というものはあるのでしょうか?
3) 良性腫瘍やのう胞をできるだけ消す為に、日常生活の中でできることはどんなことでしょうか? (食生活をどんなふうに気をつければ治るのでしょうか?)
4) 乳腺症の原因はホルモンのバランスの崩れと調べたら書いてありましたが、ホルモンのバランスを整えるために、どんなことをすればいいのでしょうか?
5) 良性腫瘍やのう胞などが癌になる確率はどれくらいでしょうか?

よろしくお願い致します。

1) 病変によりけりです。のう胞の中にも超音波のみで十分診断できるものと、穿刺しないとわからないものもあります。
2) 明らかにのう胞であれば、消す必要はありません。よっぽど大きくて困る場合は針を刺して中身を抜いてもらいましょう。
3) 上に同じです。
4) 女性の体は常に女性ホルモンの影響を受けています。乳腺症もその影響の一部であって、バランスが「悪い」というわけではありません。閉経して女性ホルモンの分泌が少なくなれば、乳腺症といわれる病態は自然に軽快します。「乳腺症」自体は「病気」というより性成熟期の女性の乳房には多かれ少なかれ現われうる状態と理解していただいてよいと思います。
5) 良性腫瘍、のう胞といわれる診断が正しければ、癌に変わる可能性はほとんどありません。(文責 俵矢)

 

No.7077】  07年08月29日  T.I
手術1年後の検査結果について

67歳、初めて相談します。 平成18年8月29日、胸筋温存乳房(左)切除手術。「腫瘍径2.0cmX2.0、組織型 硬癌、リンパ節転移の数1個/13個中、エストロゲン受容体 +、プロゲストロン受容体 +、HER2 IHC法 1+」
化学治療
平成18年9月15日〜平成19年4月2日
エンドキサン 経口 1日目〜14日目 4週ごと6回
メソトレキセート・5FU点滴 1日目〜8日目 4週ごと6回

化学治療終了後、平成19年4月23日からアルミテックス1錠(1mmg)現在服用中。

相談内容
1年目の核医学画像検査で右尻(後ろ)の骨に黒い影が写った。1年前には写っていなかった。今後どの様な検査と治療が予測されるか、また、今後どの様な病気に対する心構を持ったらよろしいでしょうか? 主治医の先生を信頼して居ります。

おそらく骨スキャンで集積がみられたということでしょう。骨スキャンで集積がみられても必ずしも骨転移とは言い切れないので、骨転移かどうかを確かめる検査をすることになるでしょう。主治医の先生を信頼していらっしゃるなら、主治医の先生にお話しを聞くのが最も確実です。(文責 俵矢)

 

No.7076】  07年08月29日  A 
乳房湿疹について

現在22歳の学生です。3年ぐらい前から胸に湿疹ができ治りません。皮膚科に行ったら、乳房湿疹だと言われました。夏などの汗をかく季節になるとひどくなったり、一時的には治ることもあります。しかし、3年間も治らないと、本当にただの湿疹なのか不安です。最近パジェット病というのを知り、しつこい湿疹と書いてあったので心配になりました。パジェット病の疑いはあると思いますか?

パジェット病であれば、年々増悪していくと思いますし、年齢もお若いので違うように思いますが、診察しないと実際にはなんともいえないので、専門医の診察を受けてください。(文責 俵矢)

 

No.7075】  07年08月29日  m
乳管内乳頭腫

48才、独身です。5年前より右胸から黄色の分泌液が出て、乳頭に黄色のゴマ粒ほどのカスがつきました。その後、分泌液がプラジャーに1円玉程度のしみになるようにつき、2年前より3ヶ月に一度ほど分泌液に血性のものが見られるようになりました。乳管のある部分が太くなってきて、少し膨らんだところに白い影が見え、乳管内乳頭腫だろうと診断されています。マンモ、エコー、針生検などを受けながら経過観察です。最近では、分泌液はなく血性分泌液が4、5日程続いた後はしばらくは普通の人の状態に戻っています。ずっと分泌液があったのがなくなってきているので、もしかして治ってきているのではないかと思ってます。勝手に判断はせず、病院には行き続けるつもりです。
1) 乳管内乳頭腫は自然治癒していくということはありますか? 
2) 乳管内乳頭腫になった原因とはどんなことが考えられるのでしょうか?

乳管内乳頭腫の原因や、乳管内乳頭腫自体が消えてなくなることがあるかどうかは正直よくわかりませんが、少なくとも分泌液が少なくなっていて、画像上もあまり変化がなければ、そのまま経過をみてよいと思います。病院に行って定期的にみてもらってください。(文責 俵矢)

 

No.7074】  07年08月29日  K 
今後の治療方針と再発率について

いつも参考にさせていただき、感謝しております。6月11日に左側温存手術、センチネル生検の結果転移ありで、リンパ節郭清を実施しました。48歳。
病理結果は、「大きさ1.7cm(ただし2cmぐらい乳管が延びていた)、グレード3、リンパ節転移1個、ホルモン感受性+、HER2−、断端陰性」でした(データコピーをいただいたわけではないのでアバウトですが)。先週25回の放射線治療が終了し、9月からは次の治療に入ります。ホルモン感受性が強いようなので、ホルモン治療は受けるつもり(卵巣と子宮体部に若干のリスクがあり経過観察中なので、この機会に切除に踏み切ろうかとも考えています)ですが、化学療法を加えるかどうか悩んでいます。脱毛や吐き気などの副作用等は耐えられると思うのですが、基礎体力にあまり自信が無く(37.1〜4度の微熱が頻繁、貧血あり、白血球数も正常値ギリギリで風邪等引いても長引きます)、きちんと最後まで続けられるのか、体を弱らせたままでその後体力回復ができるのか、そのままホルモン療法に入って大丈夫なのか、また体力を著しく低下させることまでして再発予防効果があるのかどうかと思うと悩みます。ただ、やっぱり再発に対する不安も否めないところです。
1) わたしの状態で、今後無治療だと、再発する可能性はどのくらいでしょうか。
2) ホルモン療法のみ(卵巣抑制+タモキシフェン)を実施すると、再発する率はどのぐらい軽減するのでしょうか。
3) ホルモン療法に化学療法を加えると、ホルモン療法単独と比べると再発する率はどのぐらい軽減するのでしょうか。
4) 卵巣を切除することによってLH-RHアゴニスト製剤を使うより治療の効果が高まるということは考えられますか。またその逆はありますか。

資料などでみる『再発率』についての定義自体もよくわからなくて(これも教えて欲しいのですが)、相談内容が的外れかもしれませんが、よろしくお願いします。

「再発率」というと、乳癌の術後ある時点で再発している患者さんの割合をいうと思います。いろいろな表現の仕方がありますが、術後ある時点(たとえば5年とか10年など)で生存している患者の割合である「全生存率」や、再発がなく生存している患者の割合「無再発生存率」といった言葉で示されることもあります。全生存率の中には、再発しているけれども生存している患者さんも含まれています。

1) このページでも時々登場するAdjuvant Onlineによりますと、10年間で再発してくるリスクは52%となります。つまり100人のうち10年間で約52人が再発することになります。
2) ホルモン療法(卵巣抑制+タモキシフェン)を行うと再発する確率は40%軽減され、無治療だと再発してしまう人の中から16.4人が再発を免れます。
3) ホルモン療法に化学療法を行うと、さらに37%のリスクが軽減され、手術だけの場合に比べるとさらに27.5人が再発を免れる(つまり再発しない確率が80%近くなります)とAdjuvant Onlineでは示されています。しかし、これが絶対的な数値ではなく、あくまで参考程度に考えてください。
4) ホルモン受容体陽性の腫瘍細胞であれば、女性ホルモンのレベルが低い期間が長いほうが、再発の抑制には効果的と理論的には考えられます。卵巣を切除した場合には、手術した時点から一生女性ホルモンの分泌が閉経後状態のレベルになりますから、その点では有利になります。しかし、手術自体によるリスクもありますし、早発閉経による体の影響も無視できないものがあります。一般的には、たとえば子宮や卵巣の病気があって手術する機会があるならば、一緒に切除してもらうことがありますが、そういうことがなければ、LH-RHアゴニストを選択することが多いと思います。

あなたの48歳という年齢を考えると、これからLH-RHアゴニストを2年間投与すると、50歳になります。日本人はこのくらいの年齢で自然閉経を迎える方が最も多く、おそらくあなたの場合はそのまま閉経してしまう可能性が高いと思われます。投与後月経の再開がなければ、今卵巣摘出するのと同じことになります。ですから現在特に子宮や卵巣の病気で手術する予定というのでなければ、LH−RHアゴニストでよいのではないでしょうか。(文責 俵矢)

 

No.7073】  07年08月28日  N・N
骨転移の不安と検査について

いつも参考にさせていただいております。今年3月に温存手術を受けましたが、かなり初期であったため、放射線治療も抗がん剤治療も全く行っておりません。私自身の希望でもあり、リスクが10%から5%になる位だといわれ、医者からも無治療でもよいでしょうとのことでした(術前に1ヶ月あまり、抗がん剤を飲んでいました)。が、術後あちこちの関節が痛み、更年期障害かとも思うですが、余りにも急激な体の変化なので、少し不安です。実際に骨転移していても、骨シンチやMRIなどの検査結果がはっきりと出るのは症状がかなり進んでからなのでしょうか? それとも、症状が出る前に検査をすれば転移していることはわかるのでしょうか? 前者の場合なら、定期的に検査を受ける必要性はないように思うですが・・・。よろしくお願い致します。

あちこちの関節が痛むということならば、骨転移よりも他の原因のほうが考えやすいです。骨転移の場合はあちこち痛むというより、「ここが痛む」という症状になることが多いです。そういう症状があれば、検査をしたほうがいいと思います。まず主治医の先生に関節痛について相談してみてください。(文責 俵矢)

 

No.7072】  07年08月28日  RT
術後補助療法の治療方針について(2) (HPNo.7050-2)

早速のご回答、有り難うございました。とても参考になります。今後とも宜しくお願い致します。追加で相談させてください。
「腋窩リンパ節への転移が4個以上あったら放射線治療が必要」と手術直後に主治医から言われていたのですが、病理結果が「腋窩リンパ節転移なし(0/21)」でしたので、「放射線は不要ですね?」と私が主治医に言い、主治医も「そうですね」とおっしゃったのですが、あらためて「大きさ7cm×5.5cm×2cm」を考慮すると・・・
1) 放射線治療は必要とお考えになりますか?
2) 放射線治療をする場合、先に抗がん剤治療をしても問題はないでしょうか?(治療の順番により何か影響はありますか?)

以上、宜しくお願い致します。

1) 乳房切除(全摘)後の胸壁への照射は、局所再発といって乳房を切除したあとの胸壁からの再発を防止する効果があります。日本乳がん学会編のガイドラインでは「リンパ節転移4個以上認めた症例では局所再発を防止するために有用」と記載されています。腫瘍径が大きいがリンパ節転移のない患者さんに対しては、必要かどうかは意見が分かれるかもしれません。しかし腫瘍径が大きいほど局所再発率は高いので、放射線照射による合併症のリスクが高くなければ照射によるメリットはあるのではないでしょうか。ただし、胸壁照射のみでは補助療法としては遠隔転移のコントロールのため、化学療法の併用が前提になると思います。
2) 抗がん剤と放射線照射の順番に関して、乳房温存療法を行った方の場合、術後照射と化学療法はどちらを先にしても予後はかわらないとされています。化学療法は遠隔転移(肺や肝臓など内臓の転移)のコントロールを目的としており、放射線照射は局所コントロールを目的としています。遠隔転移のほうがより直接的に予後に関与することから考えると、むしろ化学療法を先行させたほうがよいと私は考えます。ただし明確な基準はないので、どちらも容認されると思います。(文責 俵矢)

 

No.7071】  07年08月28日  TH
術後の治療選択について

はじめてご相談申し上げます(48歳、閉経前)。6月に左乳房温存術を受けました。浸潤性乳管がんの部分切除です。現在放射線治療を受けていますが、終了後ホルモン療法だけか、あるいは化学療法+ホルモン療法にするのか迷っています。術後の病理検査の結果は以下のとおりです。
Nuclear Grade 3、ly2、v0、LN(0/1)、浸潤部の最大径2.4cm、ER(+)60%、PgR(−)3%、HER2 スコア3+、切除断端陰性。
中リスクということですが、Nuclear Gradeが3であることと、HER2が3+であることが気になり、化学療法+ホルモン療法を選択しようと思っていますが、化学療法の副作用のことなど考えると迷いが生じます。このようなタイプの乳がんには、ホルモン療法だけでなく化学療法も行うべきでしょうか。またHER2が3+ですが、ハーセプチンの治療も早めに行ったほうがよいのでしょうか。アドバイスをよろしくお願いいたします。

リンパ節転移はないですが、Grade3、HER2(3+)とのことで化学療法のメリットはあると思います。副作用についてなど、もう少し主治医や医療スタッフのお話をよく聞いて、納得したうえで治療をお受けになるのがよいでしょう。ハーセプチンの使用も効果は期待できると思いますが、現時点ではハーセプチンの術後治療としての投与は日本の保険診療としてはまだ認められておりません。こちらのほうも主治医にご相談なさることをお勧めいたします。(文責 俵矢)

 

No.7070】  07年08月28日  V 
術後化学療法の有効性

再発や術後化学療法の有効性、生存率が気になります。32歳、全摘でリンパ節転移なし、しこりは2.5センチ、浸潤性小葉がん、HER2は+3。現在EC4クールの1クールを終えました。化学療法がどれだけ効いているのか目に見えないぶん不安を感じます。

術後化学療法は、副作用ばかり実感されて効果は実感しにくいですね。相談者さんの年齢や病状を考えますと、術後化学療法を通常薦められると思いますし、そのメリットは十分大きいものと思います。(文責 俵矢)

 

No.7069】  07年08月28日  S 
腫瘍マーカーについて(2)(HPNo.6982-2)

以前HPNo.6982で相談に乗っていただいた者です。CEAが4.2→3.5→3.6と、三ヶ月わずかな上昇を続けていますが、月末から来月にかけてペットCT、乳腺エコー、マンモグラフィー(健側にも石灰化あり、クラス2だった)、頚部胸部上腹部CTが予定されました。九月で一年になりますが、しこり7センチ、リンパ節転移12個という状態でしたので、私としても検査したいとは思いますが、ペットCTと頚部胸部上腹部CTは検査がダブるのではないかと心配しています。比較するため、このような指示がでることもあるのでしょうか?

腫瘍マーカーが持続的に上昇しているので、CTやPETで病変がないか確認しておくのはよいことだと思います。
PET−CTではPETで反応があった部位をCT重ね合わせて表示できるので、PET単独の場合より診断しやすくなります。またPET検査ですべての疑わしい病変がうつるわけではないのでCTの検査も重要です。しかしPET−CTに使用するCT機器は、通常「CT」としての性能を比較するとCT専用の機器のほうが高性能なのでよい画像をとることができます。両方行うことは意味があると思います。(文責 俵矢)

 

No.7068】  07年08月26日  K.K
乳がんについて

私は19歳の大学生です。結構前からたまに乳首のまわりを中心に乳房にかゆみを感じることがありました。しかし、友達に聞いたら友達もかゆくなることがあるというのを聞いて、特に気にしていませんでした。最近になって、乳首から黄色い液が出ているのに気づいたんです。思い返せば以前ににもあったような気がしなくもないのですが・・・。同時に最近乳首の辺りにかゆみを感じていたところです。しかし今回は下着にもついていたので、なんだろうと思いパソコンで調べていたら、乳がんとかパジェット病とかいう名前が出てきて、心配になりメールいたしました。お忙しいとは思いますが、お返事よろしくお願いします。

このようなお若い年代の方にパジェット病が発症することは稀ですので、おそらく乳頭部の「皮膚炎」なんだろうとおもいます。しかし文面だけからは判断できないので、医師の診察を受けてください。(文責 俵矢)

 

No.7067】  07年08月26日  S 
術後の病理結果と根治に向けて(HPNo.6755-2)

6/18 No.6755で質問させて頂いた者です。閉経したのは52歳で現在53歳、手術をH19/7/20に部分切除で行い病理結果は 浸潤性乳管癌 最大12×8mm Ly(+) V(+) Grede2 断端(−) ER(−) PR(−) Her2(2+) FISH(−) 化学療法は抗癌剤FEC100(エビルビシン・エンドキサン・5Fu)×6回となり現在1回目投与した所です。
根治・再発制止を目的とし、再発すると決まったわけでもしないと決まったわけでもありませんが、後で後悔しない為にも前向きに投与を理解し継続していくつもりです。
1) 自分の数値が何を意味するのかほとんど理解できません。自分で調べる方法を教えてください。
2) 私の再発リスクは5段階の3と自分で解釈しておりますがいかがでしょうか。
3) ハーセプチンの投与がありませんが、私には不適切でしょうか。
4) 抗癌剤投与の回を重ねるごと体力は落ちるのでしょうか。
5) 化学療法と併用して「活性化自己リンパ球療法」を考えておりますが、いかがでしょうか。

6) 他に併用できるものがあれば教えてください。

以上、根治への気持ちの突破口を探し模索しております。

1) 主治医の先生にお尋ねになったり、最近はわかりやすい書籍も多いので、患者様向けの書籍でまず基礎知識を得られてはどうでしょう。この相談室でもご活躍の福田護先生もわかりやすいものを出版されています。 
2) 5段階の3?という意味がわかりませんので答えかねます。
3) ハーセプチンの術後治療は現在保険診療で認められていません。適応になるかはFISH法を用いてHER2発現があるかどうか確認して判断することになります。主治医にお尋ねください。
4) 抗がん剤治療の後半になると多少疲れてくる感じはあるかと思います。
5) 活性化リンパ球療法は、乳癌治療に効果があるという根拠に乏しいのでお勧めできません。
6) 治療薬の選択については、この文面だけからは判断できませんので、主治医にお尋ねください。

落ち着いて少し基礎知識を増やしていただいて、主治医ともよくお話なさるといいですね。(文責 俵矢)

 

No.7066】  07年08月26日  DL
治療方案ご質問(2)(HPNo.7041-2

良く明確な説明をして頂いて、誠に有難うございます。恐縮ですが、もう一つの質問をしてさせて頂きたいと思います。下記の病理結果に対して、ホルモン方法治療と「PACLITAXEL Injection+CARBOPLATIN Injection」という化学治療と較べると、どの方がもっと良いと思われますか。ご回答をお待ちしております。

●B超声検査報告(1)
 腫物の大きさは 1.4×1.1×1.6 cm です。
●病理検査報告(2)
左乳浸潤性導管癌 T級。
免疫組化結果:ER(+)50-70%, PR(+)>75%, Her-2(++), Ki-67(+)<25%.
●病理検査報告(3)
FISH技術で17号染色体を検査したところ、多体性です;Her-2基因に拡増が見えない。
●病理検査報告(4)
 腋の下のリンパを3個取られて検査したところ、1個に癌細胞を見つけました。

ホルモン感受性がある乳癌なので、ホルモン療法か化学療法かの二者択一にはならないと思います。化学療法とホルモン療法の併用(化学療法が終わったらホルモン療法を行う)を行うか、あるいはホルモン療法単独で行うかが推奨治療だと思います。主治医とよくお話ください。(文責 俵矢)

 

No.7065-1】  07年08月26日  H 
手術後の痛みについて

いつも参考にさせて頂いています。63歳、昨年10月左乳頭腺管癌(2cm)を温存手術しました。 その後FACを4クール、タキソールは1クール終了時点で副作用に耐えられず、中止して放射線50グレイを6月に終了、で現在に至っています。タキソール3回め頃から、二の腕、腋の下から乳房にかけて疼痛がひどく、眠れないほどでしたが、中止してからも鈍痛が暫く続き、主治医よりドグマチールを処方され服用していました。現在二の腕、腋の下の痛みはありませんが、乳房、特に乳輪、乳首に疼きを感じます。手術後の傷の痛みとして何時までも残るものでしょうか。ドグマチールの副作用として、乳房の腫れもあり薬の服用をひかえていますが、術後の痛みとしてありうることなら我慢ができますし、次回受診予約は九月半ばで不安もあります。アドバイスお願いいたします。

腕の痛みが手術した側のみ、あるいは両方あるが手術した側でより強いということであれば術後の痛みである可能性が高そうです。タキソールには筋肉痛や関節痛、末梢神経痛などの副作用があるので、それがかぶっていたのかもしれません。術後の痛みは、すぐに消えてしまうわけでなく何年もあるという場合も多いようです。痛くて日常生活に差し支える、眠れないなどがあれば、早めに主治医の先生に相談してみてください。(文責 俵矢)

 

No.7065-2】  07年09月26日  H 
転移?

HPNo.7065でのご回答ありがとうございました。その後乳房、腋の下痛は軽減され、ドグマチールは中止しました。9月14日に定期受診での血液検査は異常なしでしたが、9月初旬頃からの身体のだるさ(夏バテ?)を言いましたら、行きつけの内科医(メバチノンとアモバン服用)に相談に行くよう薦められましたが、まだ行っていません。20日頃から胃部不快感(胃もたれ、鈍痛)を覚え、3連休に入ったため市販の胃薬を服用していますが改善されません。4月に胃痛のため内視鏡検査を受けた時には異常ありませんでした。いろいろストレスも抱えており精神的に不安定な面もありますが、お尋ねしたいのは、前回の検査から半年も経たないのに胃への転移の症状として有り得るでしょうか? とりあえず内科医で薬を処方してもらって様子をみようと思っています。10月10日(術後1年)にCTと腹部エコーの検査は予約しています。

胃への転移は滅多にあるものではありません。まず違うでしょう。今までに経験した胃への転移は、すべて進行した浸潤性小葉癌の症例でした。(文責 吉田)

 

No.7064】  07年08月26日  M.T.
今後の治療方針について

はじめて相談します。今年五月にレントゲン検診を受け、異常がみつかりました。検査の結果、乳癌が両側に見つかり、卵巣と骨に転移していました。自覚症状も無く、しこりもわかりません。来週から抗がん剤の治療を受けることにはなっています。しつこく聞いて、医者から、5年生存率が30パーセント位と聞き出しました。乳癌は治療法が確立しているので、何もしないのは考えられないと言われましたが、このまま元気で後何年か生きられるだけ生きるのがいいのか、治療をして5年以上生きるのにかけるのがいいのか、今も考えてしまいます。今のところ、脳や肺には転移していません。何かアドバイスがありましたらいただけないでしょうか。57歳。子供一人は独立し、心臓病の夫と二人暮しです。よろしくお願いします。

初めて乳癌がみつかって、「転移」もみつかったということでしょうか。転移性の乳がんに対しては薬物療法を中心に治療をおこないます。乳癌は、ほかの固形癌に比べて比較的薬物療法の効きやすいがんとして知られています。57歳とお若い方ですので、体力的に問題なければトライしてみてよいと思います。転移性乳癌の治療に関しては、全ての方に適用できる「正解」はありません。不安があるのは最もなので、主治医の先生と治療についてよく話しあってみてください。(文責 俵矢)

 

No.7063-1】  07年08月26日  C.K. 
精密検査

30歳の主婦です。先日、健診の結果で精密検査をするように言われ、今日行って来ました。触診では、「しこりは分からないけどエコーで見ると何かがあるけど、何かは分からない」と言われ、マンモグラフィでのう胞なのか腫瘍なのか検査をしてもらい、来週結果を聞きに行きます。触診でしこりがなくても癌の可能性はあるのでしょうか? あと、健診の結果で血小板が少し増加していました(精密検査するほどではないくらい)。二次性増加性というのがあると聞いたので、乳がんではないか心配で心配で仕方ありません。

触診でわからず、エコーやマンモグラフィなどの検査で発見される乳がんももちろんあります。しかし健診で精密検査になっても必ずしも乳癌とは限らず、他の良性病変の頻度のほうがずっと高いのです。精密検査の結果を待ってください。血小板に関しては、この場合直接乳房の病変と因果関係があるとは考えにくいです。気になるようなら内科の先生にご相談なさるとよいでしょう。(文責 俵矢)

 

No.7063-2】  07年09月03日  C.K. 
精密検査(2)

早速のご回答、有り難うございました。先日、マンモグラフィでの結果を聞きに行って来ました。「石灰化」があるということで、両胸に細胞検査をしました。細胞を採ったときに「左胸は多分のう胞だから大丈夫でしょう」と言われ、「右胸には血液があるけど、分泌物がでたことや授乳中に胸を打ったことはないですか?」と聞かれましたが、両方ともありません。先生も乳首をつまんだりしましたが「何もでないね」と言ってました。そして、「来週CTを撮って再来週に細胞検査とCTの結果を聞きに来て、その時に経過観察でいいのか、治療が必要なのか話しましょう。乳がん以外の別の病気かもしれないし」とのことでした。少し調べたところ、乳がん検査にCTは不向きだと言うことが書いてありました。乳がんと診断されて他に転移がないか調べる時にCTやMRIを使うことが多いと…。先生は乳がんの可能性が高いと見てるということでしょうか?それに、分泌物が出たことないのに血液があったことも気になります。乳がん以外というと、どんなことが考えられるのでしょうか?

主治医の「右胸には血液がある...」の意味がよくわかりません.やはり主治医の診察のときによく説明を聞いてください.CT, MRIは,乳腺のしこり自体を調べるのにも使います.(文責 徳田)

 

No.7062】  07年08月24日  Y.Y.
AC +タキサン治療について

よろしくお願い致します。母の乳がん治療についてのご相談です。「病期 ステージ2a、ER 40%陽性、 PgR 陰性、 HeR2 1+、ニュークリアグレード2」
7月4日左乳房全摘出(リンパ節レベルT除去9個中5個転移)、8月6日よりCEF治療開始(予定6クール)、現在1クール終了、次回9月3日2クール目予定です。
1) CEF治療よりAC+タキサン療法のほうが再発率が低いと聞きましたが(第6回かながわ市民フォーラムにて)、最近の傾向はそうなってきているのでしょうか。
2) CEF治療を途中で変えると悪影響がでますか。
3) 副作用は心毒性があると聞きますが、程度はどのくらいですか。
4) 変える場合、CEF何クール目がよいですか。またAC+タキサンは何クール行えばよいですか。
5) ACを1度使用したら、遠隔転移した場合に使用できなくなりますか。(耐性で効かなくなるなど)
6) AC+タキサンを使用する場合の留意事項や注意事項を教えてください。

以上、よろしくお願いします。

もしタキサンも使用する予定であれば、CEFの後使用すれば、ほぼAC+タキサンと同様の治療法となります。CEF療法とAC療法とはともにアンスラサイクリンを含む抗がん剤療法として、同様の治療と考えてよいと思います。CEF療法の中に含まれるエピルビシンは累積投与で1000mg/m2(通常の体格の方で1300〜1500mg程度)使用すると、うっ血性心不全になる可能性が急激に高まるといわれております。お母様の場合リンパ節転移も5個と比較的多く、年齢や全身状態と考え合わせ、さらにタキサンを使用することも選択肢に入るかもしれません。主治医の先生とよくご相談なさってください。(文責 谷)

 

No.7061】  07年08月24日  R.T.
HER2 3+の場合のCEの効果について

HER2 3+です。術前化学療法にCE4クール後にハーセプチン、ドセタキセルの併用で三週毎4クール投与する予定です。そこでCEの効果(奏効率)なのですが、HER2 3+場合、何パーセントほどになるのか、おおよそのところを教えてください。効かない場合もあるのでしょうか?

奏効率は80〜90%程度だと思います。(文責 谷)

 

No.7060】  07年08月24日  N.K. 
乳がん多発病巣の場合

初めてお便りします。よろしくお願いします。2年ほど前から乳腺症の診断を受けていました。先日そのしこりが大きくなっているように思ったので乳腺専門医を探して行きました(今までは外科に行っていました)。乳腺症と言われていたしこりは多発の乳がんでした。右乳房に4箇所も点在してありました。1センチ〜1.5センチのものが4個です。ドクターは、「@多発病巣なので温存は無理。A無理に温存してもきれいなかたちで胸が残せない。Bひとつずつのしこりは小さくても4個もしこりがあるから病期は3期になる。C病巣が点在していると脈管侵襲の確立が高い。」と説明され、乳房全摘手術をすると言われました。本やインターネットで調べると、術前化学療法をすると温存手術が可能だとありましたが、私の場合は多発ということで当てはまらないのでしょうか? @〜Cについて先生も同じ考えでしょうか。乳房があるのとないのでは、今後の生活の質が違うように感じています。

しこりが4こあるから病期が3期になるということはありませんが、その他は概ね同意見です。4個のしこりの場所にもよりますが、やはり局所のコントロールを考えれば全摘は避けられないと思います。(文責 谷)

 

No.7059】  07年08月24日  Y.V. 
生検後から手術までの待ち時間

海外で暮らしております。7月末に針生検をし、1cm invasive ductal carcinoma NOS, Grade 1と診断されましたが、手術室が混んでいて手術は9月24日になるといわれました。日本とは医療システムが違うため、他の病院に行くという事も出来ないためどうしようもないのですが、生検で針を通しているためにそこからがん細胞がひろがって行くのではないかと、とても心配です。2ヶ月も待って大丈夫でしょうか?よろしくお願いいたします。

穿刺吸引細胞診や針生検などの針で刺す検査で、悪い細胞が散らばることは通常ないとされております。検査施行から手術までに2ヶ月かかることは日本の病院でもしばしばあることであり、あまり心配しすぎることなくお待ちいただくのがよろしいかと思います。(文責 谷)

 

No.7058-1】  07年08月24日  K.I
針生検

38歳主婦です。24歳よりしこりがあり、良性ということで5年ほどマンモ、超音波で年1度経過観察しておりました。結婚出産で、その病院への通院は不可能となりました。別の病院で2回ほど検査をうけましたが、断乳後あまりたっていないのでわかりにくいのもあるということで、しこりはみつかりませんでした。今回1年半ぶりに受診したのですが、超音波で1センチのしこりがみつかり「マンモ生検、エコー下」をうけることとなりました。細胞をとるという説明しか受けなかったのですが、今まで経験がなく不安です。調べると、細胞診⇒針生検となるようですが、私の場合は初めから針生検ということなのでしょうか?

悪性かどうかを調べる際などに針を刺して病変の一部を採取する検査には、細い針で行う穿刺吸引細胞診と、それよりやや太い針で行う針生検があります。前者は細い針なので痛みや侵襲は少ない反面情報量がやや乏しいですが、後者は通常局所麻酔を必要としますが比較的情報量も多く得られます。貴女の場合そのどちらなのかは主治医の先生によくお聞きになってください。(文責 谷)

No.7058-2】  07年08月30日  K.I
乳腺症に伴う痛み

その節は有難うございました。今日検査にいってきたのですが、中止になりました。担当医がエコーをみて検査する場所を探したらしこりがないとの事で、前回エコーをとった技師さんも呼ばれて一緒にみていたのですが、指摘された場所のものはしこりではないとのことで、中止になり、3ヶ月後にもう1度エコーで経過観察になりました。このような事はよくあるんでしょうか? はっきりとしたしこりがなければ、やはり針をうつことはできないんですよね? なんだか拍子ぬけで・・・。とりあえず悪いものではなさそうということと、先月から排卵〜生理にかけて胸がすごく痛いので、乳腺症だろうと言われました。乳腺症の場合は痛みどめを飲むくらいだと言われました。何か治療法とかはないんですか? ご回答のほど、よろしくお願いします。

異常所見が見えなくなることは,あります.良性の変化であったということでしょう.乳腺症に伴う痛みに対しては,鎮痛剤のほかに,男性ホルモンの一種を服用して,卵巣での女性ホルモンの産生を抑制する方法がありますが,副作用もあります.そこまでの治療を要する症状なのか考えてください.(文責 徳田)

 

No.7057-1】  07年08月24日  S 
術後の療法について

妻(45才)の乳癌のことについて、初めて相談させて頂きます。
昨年8月に右乳首部分にしこりを見つけ、検査を受けましたがわからず、12月の生検で悪性との診断を受け、今年1月にMRI検査の結果、限局して存在しており、リンパ節転移もなさそうであるとのことで、2月初めに温存手術を受けました。手術中にリンパ節転移が見つかり、レベルUまでの郭清手術も受けました。術後の病理検査の結果は「硬癌・最大浸潤径16×12mm・ly2・Nucl. grade2(Nucl.atypia 2,mitosis 2、5/10HPF) 断端陰性・リンパ節転移が1つ n(1/22).T(0/12),U(0/7)、ホルモンレセプターはER(+)(>2/3 intensity intermediate) PG(+)(>2/3 intensity strong)、HER2陰性」でした。
1) 3月からAC(アドリアマイシン・シクロフォスファミド)療法後、6月半ばからウィークリータキソール12週の点滴を始め、先週に10回目を終了致しました。微熱、しびれ等の副作用があり、血液検査の結果も白血球の減少はあるものの、問題なく予定通りに治療を進めてもらっておりますが、最近ホルモンレセプター陽性の場合にはタキソール(PTX)はあまり効果が無いという説があると聞いて、不安になっております。血液検査のCEAの値も6月末に(1.9)であったのが8月初めには(3.7)でした。(CA15−3は(11と12)であまり変わっておりません。) これはやはりタキソールがあまり効いていないということなのでしょうか?
ACにF(フルオロウラシル)を加えたCAF療法は、日本ではリンパ節転移が多数であった場合に使用され、AC+タキソールの後にFを加えるという方法も一般的ではないそうですが、外国や研究所などでは行われることもあると聞きました。本人の病理検査の結果では、腫瘍の径が小さいのにもかかわらず、リンパ節転移があったこと、ly(2)であったこと、種類が硬癌であったことなどから、放射線やホルモン療法に移る前に、出来る限り効果的な化学療法を受けさせたいと考えております。(ホルモン療法はあくまでコントロールするだけであって、完治は難しく、リンパ節転移陽性の硬癌の場合、原発の時に強力な化学療法を行わないと更に再発率が高くなってしまうという説も聞いたことがあります。) CAF療法をしておりませんでしたが、AC+PTXの後のF(フルオロウラシル)、もしくは他の薬剤の使用の可能性についてお聞かせ願えたらと思います。
2) 8月末に抗癌剤治療を終えて、秋から放射線治療を行う予定にしておりますが、ホルモン療法と並行して行う方法もあるそうで、どちらがよいのかについても迷っております。ホルモン療法の開始が遅くなりすぎないか心配する反面、副作用が強くなってしまうのでは、とも思っております。
3) 本人の病理検査ではプロゲステロンの反応が強いようなのですが、このような場合にはホルモン療法の薬は何が良いかということはあるのでしょうか?抗エストロゲン剤はタモキシフェンとトレミフェンとでは効果に違いがありますでしょうか。本人は、AC療法の後は閉経しておりますので、最初からアロマターゼ阻害薬を使う方が少しでも効果が高いのでしょうか。もし大きな違いが無いのであれば、本人は、関節が少し弱く、副作用のことも考慮して最初はタモキシフェンとLH−RHアゴニスト製剤の併用が良いのかと思っております。これでよいでしょうか?LH−RHアゴニスト製剤についてはゴセレリンとリュープロレリンとでは効果に違いがありますでしょうか?

以上、大変長くなってしまい、本当に申し訳ありません。お忙しいところ、恐れ入りますがどうぞご教示頂きますよう、よろしくお願い致します。

1) ホルモンレセプター陽性の方にもタキソールはよく用いられ、効果も十分に認められております。またCEAの値はいずれも正常の値であり、タキソールの効果とは無関係と思います。AC療法とCAF療法との間に差を認めた証拠はなく、奥様に対する術後の補助療法としては現状がほぼベストと考えてよろしいかと思います。
2) 放射線療法とホルモン療法は同時に行う場合もあります。同時に開始してみて、もし副作用が強く生じるようならホルモン療法を中断するというのもひとつの選択肢と考えます。主治医の先生とよくご相談なさってみてください。
3) 反応の優位なホルモンレセプターの種類による使用薬の選択は現在のところ報告されていないと思います。また、タモキシフェンとトレミフェン、ゴセレリンとリュープロレリンはそれぞれ効果においてほぼ同等と考えられます。また、年齢はまだ45歳であり、化学療法に伴う一時的な生理の中断なのか年齢に伴う閉経なのかは血中のE2やFSHを測定し判定しております。またアロマターゼ阻害薬を使用する前には骨密度測定など骨に関して評価してからが好ましいとされております。(文責 谷)

 

No.7057-2】  07年09月09日  S 
腋のしこりについて

HPNo.7057で、妻の術後の療法について質問させて頂いた者です。その節はお忙しい中、丁寧にご回答頂き、本当に有難うございました。度々で恐縮ですが、今回また気がかりなことが出来いたしましたので、再度相談させて頂きます。8月21日にAC療法の後のウィークリータキソールの11回目の点滴を終えたのですが、翌日、手術した右側の腋の下(リンパ腺のある箇所ではなく、少し浅い腕側の部分です)に大豆粒ほどの大きさの固いしこりを見つけました。痛みは無かったようです。その翌日、8月23日に病院で主治医に見て頂きましたが、エコー診でもわからず、針生検で細胞診をしました。中の液を抜いたところ、その場でしこりは殆ど無くなり、翌週の半ばごろまでは小さな芯のようなものがあったようですが、その後全く無くなりました。8月25日に細胞診の結果が出て、「異型細胞は見られず、陰性」とのことでしたが、原因も何であったのかもよくわからないと言われました。その後予定通りに8月28日にタキソールの最終の12回目を終え、3週間後に血液検査をして次の放射線、ホルモン治療を受けることになっております。
1) このようなことはよくあることなのでしょうか?
2) 細胞診の結果が出る前は、主治医からも「悪性であれば抗癌剤が効いていないということだから、性質の悪い癌だ」とも言われました。現在は「心配ないと思われる」とのことですが、前癌状態ということも考えなければならないのでしょうか。もしそうであれば、標準治療から外れるかもしれませんが、前にお尋ねしたようなフルオロウラシル等のACやパクリタキセルとは違う系統の抗癌剤を今の間に使うということも選択肢として妥当と考えられるでしょうか?
3) 化学療法の終わった後は、やはり3週間ほど空けなければ放射線治療は出来ないのでしょうか? 少し空き過ぎて心配になっております。

この度も長くなってしまい、申し訳ありませんが、どうぞご教示頂きますよう、よろしくお願い致します。

1) 術後傷の近くにリンパ液が貯留したり、血腫ができたりすることは考えられるのではないでしょうか。異型細胞がみられず、しこりも消失したのであれば癌の再発の可能性は低いのではないでしょうか。
2) 必要ないと考えます。
3) 心配いりません。(文責 浜口)

 

No.7056】  07年08月24日  AI
皮膚科受診について(HPNo.6794-2)

以前、No.6794でご相談させていただいたものです(未婚、23歳)。その後、乳腺クリニックを受診し、超音波検査では異常なしで、乳腺の領域ではなく皮膚の領域だろうと、リンデロンVGをもらいました。できるだけ少量を薄く塗っていたのですが、塗ってから数日はリント布なしでの生活が可能なのですが、少し経つと症状が少しずつ戻ってきてしまい完治できていない状態です。どうしてもひどくなったらリンデロンVGを薄く塗って、ほとんど黄色の分泌がなくなったらトパルジック軟膏をリント布にぬっています。両側の乳輪なので、パジェットの可能性は低いと勝手に思ってはいるのですが・・・。皮膚科を受診しようかとも思うものの、生検をしてくれるような医師が近くにおらず、今まで通ってきてあまり信頼できる皮膚科がなく正直放置している状態です。それ以外の症状としては乳輪のブツブツがくっきりして大きくなって、少しその部分だけ硬くなったり、やはり痛痒い感じがたまに現れるような症状です。首や関節などにここ半年くらいでかゆみや湿疹ができることが多く、乳腺の医師にはアレルギーやアトピーではないかと言われているのですが、アレルギーやアトピーと考えるほうが良いのでしょうか? たびたび色々と質問してしまい、すみません。よろしくお願いします。

乳腺クリニックを受診し乳腺は問題なしとのことですので、その乳腺クリニックの先生に皮膚科の先生を紹介していただくのはいかがでしょうか?(文責 谷)

 

No.7055-1】  07年08月24日  T.S. 
無治療で大丈夫でしょうか?

44歳既婚、二人の子持ちです。はじめてメールさせて頂きます。2005年春、乳癌検診で微細石灰化、マンモトーム生検で「非浸潤性乳管がん」と診断。8月温存手術の結果、断端陽性。病理診断は、「乳管内成分を主とする浸潤性乳管癌、大きさ 2.0×0.6×0.3(DCISの範囲)、組織型 pop-tub 、波及度 f 、ly −、V −、t分類t1、リンパ節転移なし、ER +、 PGR +、HER2 3+、グレード3」です。
コメント:
肉眼的には、病変の所在がはっきりしない。組織学的には検体の頭側よりに約2.0×0.6センチの範囲にわたりDCISを認め、淡明な腫瘍細胞が、乳管内に充実性、cribriform状、或いはcomedo pattern を呈し、乳管の拡張を伴って増生する。腫瘍細胞の胞体は淡明〜淡好酸性で境界明瞭、核は楕円形でやや不整で軽度に大小不同を伴う。核分裂像を多数認め壊死も目立つ。一部で周囲間質に個々に索状に或いは小胞巣を形成し、浸潤する。全体の1/4以下。周囲脂肪組織にも及ぶ。一部で水平断端陽性、皮膚側断端陽性。
2005年09月  皮下乳腺全摘+同時再建  明らかな病変は残っていなかった。
2005年11月  リュープリン&ノルバデックス開始。
2006年10月  副作用のためリュープリン中止。
2007年06月  白内障になっていることがわかりノルバデックス中止。その時点でまだ無月経。血液検査の結果、E2 10未満 FSH 1.47 まだ完全に閉経しているかわからないが、アリミデックスに変更。

ここで質問です。当時そこの大学病院では、リンパ節転移がある人だけ化学療法ということでしたが、「HER2 3+、グレード 3」だと予後が悪いのではないでしょうか。医師は、浸潤部分が少なかったから無治療でも良いと言いますが、いかがでしょうか。適切だとお考えの治療法がございましたら、ご教示いただけませんでしょうか。以上、宜しくお願いいたします。

リスクファクターとしてはHER2(3+)、グレード3の2点であり、ザンクトガレン会議のリスク分類に当てはめると中間型リスクでホルモン療法単独か化学療法+ホルモン療法のどちらかが推奨されることになります。貴女の場合非浸潤性乳管癌の要素が大部分であること、リンパ節転移がないことに加え、リンパ管侵襲や血管侵襲がないことなどより、低リスク寄りの中間型リスクと考えられます。FSHの値も低く閉経といえるかどうかも難しいので、アリミデックスが効果的かどうかも不明です。これまで副作用で中止になってきた経過も考慮すれば、私ならば今後は無治療で経過観察をお勧めしたいと思います。(文責 谷)

 

No.7055-2】  07年12月16日  T.S. 
アリミデックス

HPNo.7055で相談させていただいた者です。ありがとうございました。その後、今年8月末PET検査は問題なしでした。11/27血液検査の結果、「E2 117、 FSH 5,4、 CEA 1.2、NCC-ST−439 7.8」でした。担当医師は、「生理が戻るので、アリミデックスが効果的かどうか不明なので中止する」とのこと。実際12月7日より生理がはじまりました。今後、ホルモン療法をどうするか医師と話し合いました。一般的に無治療10年で再発は10%。ホルモン療法をやっても再発10%→6〜7%にするだけ(再発を3〜4割減らすだけ)なので副作用を我慢してまで続けるべきとは思わない。内服を続けるとしたら、白内障の進行に気をつけながらノルバデックスを再開するかどうか。結局、3月に採血をして腫瘍マーカーが上がり続ければノルバデックスを再開することにしました。NCC-ST−439は術前9.7で術後は6.5〜7.3をいったりきたりです。
そこで質問させて頂きます。アリミデックスは子宮に影響がないので閉経前の人でも最近は使用されているようです。私は副作用を感じなかったのでノルバデックスよりアリミデックスを続けたいと思いますが、閉経前の人には効果はないのでしょうか? ノルバデックスを飲むと午後になると目がぼんやりして見にくいうえ吐き気がひどいのですが、飲んだほうが良いのでしょうか? また、再開すると生理がとまるのでしょうか? 私のAdjuvant Online(10年無再発率)がわかりましたら教えて頂けませんでしょうか。適切だとお考えの治療法がございましたら、ご教示いただけませんでしょうか。
以上宜しくお願いいたします。

アリミデックスは、基本的に卵巣からのエストロゲンの分泌がとまっている状況でないと効果を発揮しません。ですから現在の状況で、アリミデックスを服用しても効果がないと思います。ホルモン療法として、術後にリュープリン、ノルバデックスを行っていて、副作用のためノルバデックスの服用を中止している状態と理解してよろしいでしょうか。ノルバデックスをのむことによって目がぼんやるする因果関係がはっきりしていれば、ノルバデックスはやめたほうがよいと思います。この場合、もしホルモン療法をやるとすれば、もう少しリュープリンを延長して使うか?ということになると思います。閉経前の方の卵巣抑制療法(リュープリンなど)を何年続けるべきかに関しては、はっきりとしたエビデンスがありません。慣例としては2−3年が通常だと思います。
再発率についてですが、主治医の先生に大体の再発率の説明を受けていらっしゃるようですね、おおむね妥当な数字ではないかと考えます。主治医の先生ともう一度よくお話になってください。(文責 俵矢)

 

No.7054】  07年08月24日  C 
ハーセプチン治療について

ご相談申し上げます。49歳主婦です。EC治療が終わる時期になります。当初はEC治療のみで抗がん剤治療は終了する予定でしたが、この秋より術後のハーセプチン治療の保険内診療が認められることになるということで、私の場合はHER2陽性ということから、「秋よりハーセプチン治療をはじめましょう」と、主治医から薦められました。そこで、2つ質問があります。
1) ECは心臓に影響を及ぼしやすい抗がん剤だったと本で読みましたが、その後に、やはり心臓に影響のでる可能性のあるハーセプチンを引き継き行っても良いものでしょうか?
2) ハーセプチンの治療は比較的長くなりそうですが(主治医の考えでは、一年はしないということでした)、私の場合放射線治療は行っていません。主治医は抗がん剤が先と言いますが、そうなるとハーセプチン治療の後に放射線治療となりますが、それで遅すぎないでしょうか?
 
以上、宜しくお願いします。

1) 仰るとおりECで用いるエピルビシンは大量に用いると心筋毒性の副作用があり、同様の副作用を有するハーセプチンをさらに使用する際には細心の注意が必要となります。通常ハーセプチン投与前に心エコー等で心機能の確認を行うなどして、慎重にハーセプチンを投与してゆくこととなります。
2) 現在のところハーセプチンの術後補助療法としての投与はまだ確立されていないため標準的な方法はまだありませんが、私ならば通常通りECの後まず放射線治療を行い、その後ハーセプチンの投与を施行したいと思います。(文責 谷)

 

No.7053】  07年08月24日  Y.S.
集簇性の石灰化について(HPNo.7030-2)

先日、集簇性の石灰化の件で相談させていただきました。その後、乳腺外科で再度マンモグラフィと超音波検査を受けました。その際、検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師と検診マンモグラフィ読影認定医師のいらっしゃる病院で受診しました。結果、健康診断時にあったとされる集簇性の石灰化は見つからず、超音波検査でも特別に問題がありませんでした。結果に安心したものの、石灰化が再検査で無くなることがあるものなのでしょうか? 再検査の際に先生に尋ねたのですが、「前回のレントゲン結果を見ていないのでなんともいえないが、今回はそういった石灰化が見受けられなかった」とおっしゃいます。この再検査の結果を信じたいのですが、実際のところ他の病院で再々検査をした方がいいのでしょうか? たびたびの質問で申し訳ありませんが、宜しくお願いします。

マンモグラフィでの石灰化病変は非常に細かいため通常われわれもルーペを用いて確認しておりますが、レントゲンの撮影条件やフィルムの状態により見え方が異なることをしばしば経験します。検診で受けたときのフィルムを事情を話してお借りして、今回診ていただいた乳腺外科の先生にそのフィルムも見ていただいたらいかがでしょうか?(文責 谷)

 

No.7052】  07年08月24日  Y.A. 
経過観察

32歳。未婚。妊娠・出産経験なしです。先日マンモグラフィーで石灰化が見つかり、精密検査を受けました。結果「おそらく良性」との診断でした(細胞診はしていません)。今後3ヶ月毎に経過観察をします。「良性」が「悪性」に変わったという症例はありますか?少し不安です。

マンモグラフィで石灰化が認められるものの、しこりも触らないケースはしばしばあります。石灰化の様子がカテゴリー3(良性、しかし悪性の否定できず)に分類されたのだと思います。このようなケースの悪性の割合は5〜10%程度といわれております。今後の経過の中でその石灰化が変化するかどうかなどを確認して、悪性の可能性をさらに調べていくことになると思います。(文責 谷)

 

No.7051】  07年08月20日  Y.O.
針生検後のこととセカンドオピニオンの資料

初めてご相談させていただきます。よろしくお願いいたします。
6月にしこりに気づき、かかりつけの病院で検査を受けましたが、そこでは診断できないとのことで、系列の大学病院を紹介されました。都内の大学病院で7月に検査を受け、乳ガンの疑いがあり、針生検を7月20日にうけました。検査結果がすぐに出ず、もっと詳しい病理検査のところに出したと説明があり、8月10日に乳がんだと診断を受けました。病理の診断に計3週間もかかったこともあり、不安があり、セカンドオピニオンの希望をだしました。そうしましたら手術の日程が宙に浮いてしまいました。セカンドオピニオンに行くのなら、手術日は出せないということです。針生検の後1ヶ月近くたち、セカンドオピニオンもこれからです。針生検のあとはガンが散るとか聞くのですが、どうなのでしょう? いただいたセカンドオピニオンの資料も、マンモグラフィーの写真と針生検のプレパラートと、紹介状には左胸乳ガンと書いてあるだけです。どこにどの大きさとか、エコーでの所見とか、まったく書いてありません。どうなのでしょうか? もう一度資料をお願いした方がよいのでしょうか?

針生検のあと癌が散らばるということはないとされております。よってそれほど長期間にならない範囲であれば、納得いくまでよく説明をお聞きになられてよいと思います。セカンドオピニオンの資料については、主に何についてのコメントを希望するかによっても変わってくると思いますが、マンモグラフィ、プレパラート持参の上本人が受診するのであれば、最低限は揃っていると考えます。(文責 谷)

 

No.7050-1】  07年08月20日  RT
術後補助療法の治療方針について

母(67歳、閉経後)について相談させてください。07年7月末に左乳房全摘手術をしました。腋窩リンパ節はレベル1まで郭清。病理結果は「乳頭腺管癌、大きさ7cm×5.5cm×2cm、核異型度グレード1、リンパ管侵襲(+)、血管侵襲はあまりない、脂肪組織(f)まで浸潤、断端陰性、リンパ節転移なし(0/21)、他臓器転移なし、ステージUB」です。ホルモンレセプターとHER2は検査中で不明です。主治医より、術後補助療法について「抗がん剤AC4回」を勧められました。以下、教えてください。
1) この治療方針は標準でしょうか?
2) 「完全脱毛しないこと」を優先して抗がん剤CMF6回を希望した場合、再発率はどの程度違いますか?
3) ホルモンレセプターが不明(検査中)ですが、ER(+)PgR(+)と仮定した場合、抗がん剤(AC4回)の場合とホルモン療法単独(抗がん剤はやらない)の場合と再発率はどの程度違いますか? どちらをお勧めされますか?

以上、宜しくお願い致します。

1) 腋窩リンパ節転移は陰性ですが腫瘤の大きさが7センチと大きいことより、一般的には抗がん剤の使用が推奨される事になると思います。抗がん剤使用の場合は、AC療法のようなアンスラサイクリン系を含む治療が第一選択です。ただし、ホルモンレセプター陽性かつHER2陰性の場合は、ホルモン療法単独の選択肢も加えてもいいかもしれません。
2) CMF療法に比べてAC療法は再発の相対危険度を10〜15%程度低下させるとされています。
3) ホルモン療法単独に比べてAC療法を加えることにより再発の相対危険度は10%程度低下することが予想されます。(文責 谷)

 

No.7050-2】  07年08月28日  RT
術後補助療法の治療方針について(2)

早速のご回答、有り難うございました。とても参考になります。今後とも宜しくお願い致します。追加で相談させてください。
「腋窩リンパ節への転移が4個以上あったら放射線治療が必要」と手術直後に主治医から言われていたのですが、病理結果が「腋窩リンパ節転移なし(0/21)」でしたので、「放射線は不要ですね?」と私が主治医に言い、主治医も「そうですね」とおっしゃったのですが、あらためて「大きさ7cm×5.5cm×2cm」を考慮すると・・・
1) 放射線治療は必要とお考えになりますか?
2) 放射線治療をする場合、先に抗がん剤治療をしても問題はないでしょうか?(治療の順番により何か影響はありますか?)

以上、宜しくお願い致します。

1) 乳房切除(全摘)後の胸壁への照射は、局所再発といって乳房を切除したあとの胸壁からの再発を防止する効果があります。日本乳がん学会編のガイドラインでは「リンパ節転移4個以上認めた症例では局所再発を防止するために有用」と記載されています。腫瘍径が大きいがリンパ節転移のない患者さんに対しては、必要かどうかは意見が分かれるかもしれません。しかし腫瘍径が大きいほど局所再発率は高いので、放射線照射による合併症のリスクが高くなければ照射によるメリットはあるのではないでしょうか。ただし、胸壁照射のみでは補助療法としては遠隔転移のコントロールのため、化学療法の併用が前提になると思います。
2) 抗がん剤と放射線照射の順番に関して、乳房温存療法を行った方の場合、術後照射と化学療法はどちらを先にしても予後はかわらないとされています。化学療法は遠隔転移(肺や肝臓など内臓の転移)のコントロールを目的としており、放射線照射は局所コントロールを目的としています。遠隔転移のほうがより直接的に予後に関与することから考えると、むしろ化学療法を先行させたほうがよいと私は考えます。ただし明確な基準はないので、どちらも容認されると思います。(文責 俵矢)

 

No.7050-3】  07年09月02日  RT
術後補助療法の治療方針について(3)

HPNo.7050で、ご回答いただき有り難うございました。ホルモンレセプターとHER2の結果が出ました。ER(+)70%、PgR(+)50%、HER2は2+(万が一再発したらFISH法で陰性か陽性かを確定させれば良いとのことで、現段階では2+としか分かりません)でした。術後補助療法は「抗がん剤AC4回後、ホルモン療法5年」になり、抗がん剤AC1回目を投与しました(アドリアシン90mm、エンドキサン900mm)。放射線治療の必要性について再確認したところ「大きかったが、手術できれいに取れているし、皮膚まで浸潤していないので、放射線はしなくても大丈夫」と言われ、放射線治療は受けないことにしました。つきましては、標準のホルモン剤を具体的にお伺いしたく、宜しくお願い致します。
母(67歳、閉経後)、07年7月末に左乳房全摘手術、腋窩リンパ節はレベル1まで郭清。病理結果は「乳頭腺管癌、大きさ7cm×5.5cm×2cm、核異型度グレード1、リンパ管侵襲(+)、血管侵襲はあまりない、脂肪組織(f)まで浸潤、断端陰性、リンパ節転移なし(0/21)、他臓器転移なし、ステージUB」です。ホルモンレセプターはER(+)70%、PgR(+)50%、HER2は2+です。
以下、質問です。67歳、閉経後ですので、(1)抗エストロゲン剤(ノルバデックス、フェアストン) (2)アロマターゼ阻害剤(アフェマ、アリミデックス、アロマシン、フェマーラ)と選択肢がありますが、
1) (1)と(2)のどちらを勧めますか?(理由も教えてください)
2) (1)を勧める場合、具体的にはどちらの薬ですか?(理由も教えてください)
3) (2)を勧める場合、具体的にはどの薬ですか?(理由も教えてください)

以上、宜しくお願い致します。

1) 再発予防効果の点から,アロマターゼ阻害剤です.
3) アリミデックス.現時点では,アフェマ以外は同等の効果ですが,最も長く臨床で評価されているため.(文責 徳田)

 

No.7050-4】  07年09月06日  RT
術後補助療法の治療方針について(4)

HPNo.7050でご回答いただき有り難うございました。大変参考になります。何度も申し訳ございませんが、放射線治療を受けたいと主治医に申し出るかどうか、まだ迷っております。再度相談させてください。
母(67歳、閉経後)、07年7月末に左乳房全摘手術、腋窩リンパ節はレベル1まで郭清。病理結果は「乳頭腺管癌、大きさ7cm×5.5cm×2cm、核異型度グレード1、リンパ管侵襲(+)、血管侵襲はあまりない、脂肪組織(f)まで浸潤、断端陰性、リンパ節転移なし(0/21)、他臓器転移なし、ER(+)70%、PgR(+)50%、HER2は2+」です。抗がん剤AC4回後、ホルモン療法(アリミデックス)5年の予定。放射線治療の件、主治医は「腋窩リンパ節転移はない(0/21)し、大きかった(7cm×5.5cm×2cm)が、手術できれいに取れているし、皮膚まで浸潤していないので、放射線はしなくても大丈夫」とおっしゃってます。前々回、こちらの相談室では「乳房切除(全摘)後の胸壁への照射は、局所再発といって乳房を切除したあとの胸壁からの再発を防止する効果があります。腫瘍径が大きいがリンパ節転移のない患者さんに対しては、必要かどうかは意見が分かれるかもしれません。しかし腫瘍径が大きいほど局所再発率は高いので、放射線照射による合併症のリスクが高くなければ照射によるメリットはあるのではないでしょうか」とアドバイスをいただきました。
母の場合(抗がん剤AC4回を無事に終了すると仮定して)、放射線治療を受けない場合の「局所再発率」は何パーセントくらいで、放射線治療を受けた場合の「局所再発率」は何パーセントくらいとお考えになりますか? だいたいの数字で結構ですので参考までに教えてください。以上、宜しくお願い致します。

腫瘍径5cm以上でリンパ節転移陰性の症例に対する大規模な研究はなくはっきりはしませんが、リンパ節転移陽性例では照射しない場合には18.5〜25.7%の局所再発率という報告があり、それよりもやや低い確率と考えてよいのではないでしょうか。そして照射により局所再発率は1/3〜1/4程度になると考えます。(文責 浜口)

 

No.7049】  07年08月20日  J.E. 
乳頭からの分泌

次男2歳の断乳が4ヶ月前の今年4月でした。断乳は次男が入院中に張り止め薬によりむりに止める事が出来たのですが、最近左胸から「黄色い油性のベトベトした乳汁が搾るとポタポタ」出ます。授乳期後半は、ほぼ左胸しか張らずに左胸からしか母乳が出ていませんでした。この黄色いベトベトした乳汁が、乳癌の可能性があるか心配です。自分で触っただけでは、しこりのようなものは見つけられません。時々左胸にズキーンと痛みが走ります。更に気になるのが、左腕全体が時々だるく、しびれる感じがすごくします。左の脇の下(リンパ?)、左脇腹(背中よりの方)、左足の付け根にも違和感があります。気にしているからかもしれませんが、とにかく左半身に違和感があります。乳癌も心配ですが、リンパ節癌も心配です。よろしくお願いします。

メールの内容から推察する限りでは乳癌の可能性は低いと思いますが、このままではご心配でしょうから、近いうちに乳腺外科(または外科)を受診されるのがよろしいのではないでしょうか。(文責 谷)

 

No.7048】  07年08月20日  K.O.
線維腺腫の術後(HPNo.6699-3)

以前HPNo.6699でお世話になりました。この7月初旬に線維腺腫の手術を受けました。術後すぐは気づかなかったのですが、よくみると傷のところからナイロン糸がでてきています。ループのようになって二カ所でています。表面は溶ける糸だったので、抜糸はありませんでした。たぶん傷の奥の縫合の糸だと思います。もうしばらくしたら自然と切れてとれるのでしょうか? 風呂あがりに見ると、その部分がやや発赤していて、また圧痛も少しあります。次回の診察は1年後の検診でよいと言われたのですが、早めに診察を受けた方がよいのでしょうか? また、傷の0.5センチ下あたりにコロコロした1センチ弱ぐらいのしこりができています。これは術後の正常な反応なのでしょうか? それとも、また線維腺腫ができたのでしょうか? 術中先生がしこりを見つけるのにかなり苦労されていたので、取り残しがあったのではと心配しています。そのしこりは大丈夫なのか、また検査が必要でしょうか? よろしくお願いします。

手術のあと1〜2ヵ月後に創より糸が出てくることは時々経験します。メールの内容から推察すると、ナイロンによく似た吸収糸(自然に体の中で溶ける糸)であろうと思われます。よってほとんどが自然に脱落しますが、その周囲に圧通や発赤があることや創の下にしこりを感じる(術後の瘢痕の可能性も十分にあり)など、このままではご心配でしょうから、近いうちに主治医の先生の診察をお受けになるのがよろしいのではないでしょうか。(文責 谷)

 

No.7047】  07年08月20日  H  
乳癌は痛みがありますか?

31歳。三児の母です。5月に授乳も終わりました。今日、胸の痛みを感じ(右胸の乳頭より右側)なんとなく触ると、しこりというか、何かに触ります。形的には丸というより長細い感じです。何もしないときは痛みませんが、触るとかなり痛いです。乳癌は痛みがありますか?しこりのような物を摘むと、けっして硬いとはいえません。気になり触り続けていますが、なんとなく大きくなっています。乳腺炎とかでしょうか?乳癌の可能性はありますか?どうか教えてください。

乳癌の場合痛みがないことが多いですが、そのしこりについてはメールの内容だけからでは判断しかねます。近いうちに一度乳腺外科(または外科)を受診されるのがよろしいかと思います。(文責 谷)

 

No.7046】  07年08月19日  KN
術後の治療方針について

38歳、産後1年半、一年前に左乳房全摘手術と左脇リンパ切除手術を受ける(ぜんそくがあるのでセンチネルができなかった)。リンパに転移なし。術後から現在まで、タモキシフェンを服用中。タモキシフェンの副作用?で、卵巣が少しずつ大きくなっている。現在右4センチ、左3センチ。女性ホルモンがたくさん出ている。
主治医の言葉:
「タモキシフェンをやめる(一切の治療をしない)か、注射してホルモンをとめてしまうか、どちらかを選ぶように。低リスクだし、乳房を全部とったので、タモキシフェンをやめてしまってもいいとは思う。注射すると更年期障害みたいになり大変になるかもしれない。医師の立場からすると、注射した方がより安全とは思うが、注射することによっておこることを受けるのはあなただから、自分で選ぶように」と。
質問:
一ヵ月後までに、自分で決めるようにといわれても、なかなか決めにくい。他の先生がどう考えるかお尋ねしたい。

以上 お忙しいところ申し訳ございませんが、ご返答よろしくお願いいたします。ありがとうございます。

タモキシフェンの副作用に卵巣嚢腫・卵巣嚢胞が報告されておりますが、これらは通常でもしばしば生ずる症状ですので、タモキシフェンの副作用で卵巣の腫大が生じているのどうかの判定は困難だと思います。ここでの注射とはLH−RHアゴニスト(ゾラデックス・リュープリン)を指しているのだと思いますが、もし副作用で進行性に卵巣が腫大していると考えるのであれば、この注射をするのでなくやはりいったんタモキシフェンを中断して様子を見たいと私は思います。あと今後のこともありますので、ぜひ婦人科の先生のご意見もお聞きになるのがよろしいかと思います。(文責 谷)

 

No.7045】  07年08月19日  A 
左乳首の痒み

左の乳首がすごく痒いのですが、何か病気の前触れなのでしょうか? 特に排卵期から生理前が痒みが強いです。すごく不安です。解答お願いします。

月経周期に伴う乳房や乳頭の痛み・かゆみ等はしばしばみられ、そのほとんどは病気とは無関係です。もし乳頭にただれや湿疹のような目で見た変化が生じたり、乳房を押さえたときに乳汁分泌が生じたりした際には、乳腺外科を受診なさってください。(文責 谷)

 

No.7044】  07年08月19日  S 
ホルモンの感受性がない場合

42歳、しこりの大きさが2.3センチ程あり、術前抗がん剤をしました。タキソテールとエンドキサンの組み合わせを3週間ごと4クール投与して温存手術となりました。リンパはすべてとっています。先日病理の結果がでたのですが、癌は消えていたとの事でした。今後の治療としては抗がん剤の追加投与はなく、9月5日から放射線治療が始まります。そして問題はその後なのですが、ホルモンの感受性がないので無治療となってしまうようなのです。主治医の話しでは、無治療になるのが嫌で経口抗がん剤を服用しても、あまり意味のない治療になる(効果がはっきりしない)との事でした。心配のあまり経口抗がん剤を使うことは、本当にあまり意味のない治療になってしまうのでしょうか?

術前抗がん剤治療そして手術とがんばってこられたため、今後無治療となるとそのギャップの大きさにとまどっておられるのだと思います。しかし術後病理で癌が消えていたということは今後が十分期待できる情報であり、エビデンスがなく副作用も生じる可能性のある経口抗がん剤の使用はやはりお勧めできません。この3〜4ヶ月間に必要な治療はすべて終了したと考えて、今後は定期診察にしっかりと通っていただくのがベストだと思います。(文責 谷)

 

No.7043】  07年08月19日  A
放射線治療(HPNo.6951-2)

HPNo.6951で相談させていただいたものですが、その節はありがとうございました。今度は別の相談で投稿させていただきました。乳房温存術後放射線照射を終了して1年1ヶ月が経ちました。最近(前から有ったのかも知れませんが)、汗腺の低下と乳房の痛みを強く感じる様になりました。それと照射跡がすごいケロイド状になっています。これはある程度すれば治るものでしょうか。永久に治らないものでしょうか? これを緩和させる方法はあるでしょうか。良い方法がありましたら、ご指導のほど宜しくお願いします。

乳房温存術後は原則的に全例放射線照射を行っており、照射直後の皮膚炎はしばしば経験しますが、1年以上たった後の放射線に伴う皮膚のケロイド状の変化は経験したことがありません。いずれにせよ直接診察してみないと判断できませんので、主治医の先生に早急に診察していただくことをお勧めいたします。(文責 谷)

 

No.7042】  07年08月19日  M  
乳首の痒み

お忙しいところ大変申し訳ないのですが、今から話す症状は何かの病気なのでしょうか。それがとても不安でメールさせて頂いたのですが・・・。私、中学生で、それでいつ始まったのかはわかりませんが、最近左の乳首辺りが痒くてたまらないんです。それに、お風呂に入った後、いつも皮がむけて尚更痒くなるんです。カサカサしてしまって…。これは何かの病気なのでしょうか?

乳頭や乳輪周囲の乾燥から生じた症状のようですが、保湿クリーム等使用しても改善しないようなら、一度皮膚科受診されるのがよろしいかと思います。(文責 谷)

 

No.7041-1】  07年08月19日  DL 
治療方案ご質問

前回、ご解答して頂き、誠に有難うございました。又質問があります。お忙しいところ申し訳ありませんが、ご解答して頂きますようにお願いします。
●B超声検査報告(1) 腫物の大きさは 1.4×1.1×1.6 cm です。
●病理検査報告(2) 左乳浸潤性導管癌 T級。免疫組化結果:ER(+)50-70%, PR(+)>75%, Her-2(++), Ki-67(+)<25%.
●病理検査報告(3) FISH技術で17号染色体を検査したところ、多体性です;Her-2基因に拡増が見えない。
●病理検査報告(4)  腋の下のリンパを3個取られて検査したところ、1個に癌細胞を見つけました。

Her-2(++)の場合は生命の予後には、Her-2(-)とHer-2(+)より悪いでしょうか。Her-2(++)に対しては、アメリカの「Herceptin」が使えますか。宜しくお願い致します。

HER−2の判定には、HER−2タンパクの過剰発現を判定する免疫組織化学的判定(IHC法)とHER−2遺伝子の過剰発現を判定するFISH法が通常用いられます。一般の臨床ではコストや簡便さの点でまずIHC法を行い、(-)(+)はHER−2陰性と判定、(+++)は陽性と判定、(++)に対してはさらにFISH法も行いその判定にて陽性か陰性かの判定としております。貴女の場合、(++)であったためFISH法も施行され、結果的に陰性と判定されたのだと思います。これより貴女の場合、HER−2陽性症例の方だけに効果があるとされているHerceptinは、効果が認められないと考えられます。またIHC法における(++)が(-)や(+)と比べて予後が悪いといった証拠はありません。(文責 谷)

 

No.7041-2】  07年08月26日  DL 
治療方案ご質問(2)

良く明確な説明をして頂いて、誠に有難うございます。恐縮ですが、もう一つの質問をしてさせて頂きたいと思います。下記の病理結果に対して、ホルモン方法治療と「PACLITAXEL Injection+CARBOPLATIN Injection」という化学治療と較べると、どの方がもっと良いと思われますか。ご回答をお待ちしております。

●B超声検査報告(1)
 腫物の大きさは 1.4×1.1×1.6 cm です。
●病理検査報告(2)
左乳浸潤性導管癌 T級。
免疫組化結果:ER(+)50-70%, PR(+)>75%, Her-2(++), Ki-67(+)<25%.
●病理検査報告(3)
FISH技術で17号染色体を検査したところ、多体性です;Her-2基因に拡増が見えない。
●病理検査報告(4)
 腋の下のリンパを3個取られて検査したところ、1個に癌細胞を見つけました。

ホルモン感受性がある乳癌なので、ホルモン療法か化学療法かの二者択一にはならないと思います。化学療法とホルモン療法の併用(化学療法が終わったらホルモン療法を行う)を行うか、あるいはホルモン療法単独で行うかが推奨治療だと思います。主治医とよくお話ください。(文責 俵矢)

 

No.7041-3】  07年08月30日  DL 
治療方案ご質問(3)

ご回答に心より感謝を申し上げます。それから、もし化学療法とホルモン療法の併用を行うなら、化学療法の段階に、家内の病理結果に対して、通常何の化学薬を使うと推奨して頂きましょうか。ご返事をお待ちしております。
備考:
●B超声検査報告(1)
 腫物の大きさは 1.4×1.1×1.6 cm です。
●病理検査報告(2)
左乳浸潤性導管癌 T級。免疫組化結果:ER(+)50-70%, PR(+)>75%, Her-2(++),
Ki-67(+)<25%.
●病理検査報告(3)
FISH技術で17号染色体を検査したところ、多体性です;Her-2基因に拡増が見えない。
●病理検査報告(4)
 腋の下のリンパを3個取られて検査したところ、1個に癌細胞を見つけました。

化学療法としては,アンスラサイクリン系薬剤とタキサンの順次投与をお勧めします.(文責 徳田)

 

No.7041-4】  07年09月03日  DL 
薬名ご質問

恐縮ですが、「アンスラサイクリン系薬剤とタキサン」の英語名を教えて頂きませんか。宜しくお願い致します。

Anthracycline (doxorubicin, epirubicinなど)
Taxane (docetaxel, paclitaxelなど) (文責 徳田)

 

No.7041-5】  07年10月21日  DL 
ホルモン治療方案ご質問

私の妻は6期の新補助化学治療を受けてから、10月10日に局部に手術を行いました。病理の結果では、浸潤性乳管癌、しこりが0.7×0.5cm(治療する前は、1.4×1.1×1.6 cm です)、部分のガン細胞の性質が変わってしまって、切り縁にガン細胞がなくて、腋の下にもガン細胞を見つけませんでした。この結果に対してのご評価がどうなるでしょうか。この後は、放射線治療とホルモン治療を受けて宜しいでしょうね。次の質問をさせてください
1) 放射線治療とホルモン薬を飲むことは、同時に実施しますか、又は放射線治療を受けてからホルモン薬を飲みますか。
2) 彼女が化学治療を受けて4期目から生理がなくなりましたが、治療する前には生理が止まっていないです。このような場合は、どんなホルモン薬を推奨していただけますか。飲み方はどうでしょうか。 (免疫組化結果:ER(+)50-70%, PR(+)>75%, Her-2(++), Ki-67(+)<25%.)

お忙しいところ申し訳ありませんが、ご解答をお待ちしております。

1) 乳癌診療ガイドラインの放射線療法によれば、乳房切除術後の場合ではありますが、「タモキシフェンの同時併用を採用した2つの臨床試験では同時併用による胸壁再発抑制効果の低下 はみられていないものの,照射との同時併用による肺線維症の増加を懸念する報告もあり,ホルモン療法と照射の至適順序についても一定の見解はない」となっておりますが、私見としては、タモキシフェンは放射線照射終了後に開始するほうがより安全かと考えます。
2) 奥様の年齢にもよると思いますが、血中E2,FSHレベルを調べて閉経前と判断できればタモキシフェン、閉経後と考えられればアロマターゼ阻害剤も選択肢になると思います。(文責 片山)

 

No.7041-6】  07年11月03日  DL 
手術後の治療方案ご質問

いつもご解答して頂き、とてもいい参考になりまして、心より感謝を申し上げます。また迷うことがありますので、ご意見を聞かせて頂きたいと思います。
妻が今年5月11日から新補助化学治療を受けたのです。先に「CTX+THP+5-FU」を2期(28日間/期;1日目と8日目に薬を注射投与)と受けて、次は「PACLITAXEL+CARBOPLATIN」を4期(21日間/期;1週目、2週目と3週目にそれぞれ薬を注射投与)と受けました。前回ご連絡しましたように10月10日に局部に手術を行いました。病理の結果では、浸潤性導管癌、しこりが0.7×0.5cm(治療する前に、1.4×1.1×1.6 cm です)、部分のガン細胞の性質が変えてしまって、切り縁にガン細胞がなくて、腋の下にもガン細胞を見つけませんでした。この結果に対しては、こちらの医者の意見は二つあります。一つでは、化学治療はもういいで、1ヶ月間と休憩してから放射線治療とホルモン治療を投与していいです。二つでは、又「PACLITAXEL+CARBOPLATIN」を2期と追加して、その後は放射線治療とホルモン治療を投与します。ご意見はどうでしょうか。とても聞きたいと思います。妻は今年44歳です。何回もお忙しいところ申しわけありませんが、ご返事をお待ちしております。宜しくお願い致します。

Neo-adjuvant chemotherapyを行った場合、adjuvant chemotherapyをどうするかはきちんとした決まりはありません。特に、奥様のようにかなり縮小した (1.4x1.1->0.7x0.5cm)が完全には消失しなかった場合、もう少し回数を多くすればもっと良くなった可能性があると考えて追加治療する場合と、規定量が入ったから十分と考えて術後には化学療法を行わない場合があります。もし、化学療法の副作用があまり辛くなく、奥様があと2期頑張れるというのであれば、追加の化学治療をしてみてはどうでしょうか。しかし、奥様がもう治療は辛いというのであれば無理に勧めることはなく、放射線治療、ホルモン治療へと移ってもよいと思います。(文責 清水)

 

No.7040】  07年08月19日  S 
病理検査結果

45歳です。閉経前です。8月4日のフォーラムに参加させていただき、とても勉強になりました。2006年12月に左乳房温存術をしました。その後病理検査結果により、ノルバッデクス服用、放射線30回、現在もノルバデックス服用しています。病理検査結果は、「浸潤ガン・大きさ1.1×0.9×0.7cm、グレード2、ホルモン受容体3+(ER・PGRともに)、HER2 1+、断端陽性」でした。リンパ腺は何もしていないので、転移しているかは不明です。センチネルリンパ節生検もしていません。主治医の先生は、「しこりの大きさも小さいし、脇の下も腫れていないので大丈夫です」とおっしゃっていました。顔つきの良いガンだといわれました。
1) この病理検査結果から、現在の治療法(ノルバデックス)でよろしいでしょうか。
2) リンパ節生検をしていませんが大丈夫でしょうか。
3) 子宮ガン検診はもうそろそろ受けたほうがいいでしょうか(副作用のせいか圧迫感があります)。

お忙しい中おそれいります。よろしくお願いいたします。

1)2) 腋窩リンパ節転移が不明ですので基準に当てはめてお話しすることができませんが、腫瘤も小さくリンパ節転移の可能性は低いものと考えれば、ノルバデックスのみという選択も妥当な線だと思います。
3) ノルバデックスを5年使用すると子宮体癌の発生率が2〜3倍に増加するというデータがあり、今後は一層婦人科の検診もお受けになられることをお勧めいたします。(文責 谷)

 

No.7039】  07年08月19日  K 
温存手術後の治療について

妻が温存手術をしたのですが、術後治療につきご相談いたします。外科的には癌を除去できましたが、組織検査は次の通りでした。「・リンパ節転移 4個 ・女性ホルモン依存性 あり ・HER2 3+」 高リスクなので、ホルモン療法と化学療法を予定していますが、主治医からは次のどちらかにしたいとの提案がありました。
タモキシフェン(5年間)+リュープリン(2年間)に加え、@ヒスロン+EC(エンドキサン、エピルビシン) Aヒスロン+ナベルビン。
素人判断ですが、副作用が少なそうなAを選びたいと思ったところ、主治医から、「ナベルビンを初回から投与して有効かは分からない」とのコメントがあり迷っています。確かにナベルビンについては、「他の化学療法の効果が無い場合に使用すること」との解説があるようですが、本当に他の化学療法を試す前に使用しても効果がないのでしょうか。

ナベルビンについては、現在のところアンスラサイクリン系およびタキサン系薬剤無効の進行再発乳癌にのみ承認されており、奥様のような術後の補助療法としての抗がん剤としては、EC療法、AC療法などのアンスラサイクリンを含む薬剤、タキサン系薬剤の使用が推奨されております。ナベルビンの補助療法としての使用は、効果がないと断言しているわけではなく、現在のところ効果があるという証拠がまだないということです。(文責 谷)

 

No.7038】  07年08月19日  F  
副作用の不正出血について

お世話になっております。以前術後の化学療法についてNO.6500等で回答頂きました。ACも終わり、タキソールに入りましたが、その間、無月経が続いていたと思ったら、今不正出血のようなものが続いています(タキソールを注射した後に量が若干多くなりました)。以前治療前に子宮の検査をしたり、腹部超音波を行った6月までは異常はありませんでした。タキソールの副作用に不正出血とあるので、もしそうなら対処できるなにかを知りたいのですが、主治医に聞いても、婦人科へ行ってくださいと言われるのみでした。そこでお聞きしたいのですが、不正出血は抗がん剤とどう関係があるのですか? 症状をそのままにするのも、やはり良くないのでしょうか? このまま続く場合、投与の減量や休薬以外の方法はありますか? まだホルモン治療が残っているので、少々不安ではあります。ご回答、よろしくお願い致します。

抗がん剤は卵巣機能に障害を与え、女性ホルモンの産生低下や停止をもたらす可能性があります。これにより、月経周期の乱れや停止、不正性器出血などが生ずることがあります。しかし、この不正性器出血が抗がん剤の副作用以外に原因がある可能性もありますので、やはりまず婦人科受診するべきであると考えます。(文責 谷)

 

No.7037】  07年08月19日  A 
術後の治療について(HPNo.6975-3)

HPNo.7006の相談で、ご回答いただきましてありがとうございました。関連してもう少しお聞きしたいので、よろしくお願い致します。
1) AC+タキサン治療の場合の副作用は、どのようなものでしょうか。特に重大のものは何でしょうか。
2) リンパ節転移が9個郭清のうち5個ありましたが、乳房切除後に胸壁や鎖骨上窩のリンパ節に放射線照射を行っていません。現在CEF治療で2回目の点滴を行ったところです。今後、放射線照射をいつ行ったほうがよいのか、行わないほうがよいのか教えてください。Nuclear grade 2、2cm腫瘍、ER40%の陽性、PgR陰性、Her2 +1、組織的波及度f、リンパ管侵襲 ly1 静脈侵襲 v1。

1) 脱毛、悪心・嘔吐、白血球減少、アレルギー反応、口内炎、痺れ、心毒性などが副作用として生じる可能性があります。
2) 乳癌診療ガイドラインでは、腋窩リンパ節転移4個以上の場合、乳房切除後の放射線療法が推奨されております。放射線療法は通常化学療法が終了してから施行することとなります。(文責 谷)

 

No.7036】  07年08月19日  S 
タモキシフェンについて

現在、乳癌の術後1年5ヶ月目です。放射線治療の後、ホルモン治療をしています。毎月通院するのがおっくうなので、ゾラデックスをリュープリンに代えてもらい、3ヶ月に1度通院しています。先日癇癪を起こし、タモキシフェンを捨ててしまいました。 ちょうどホットフラッシュも酷いし、眼も疲れているし、中休みをしたい気分ですが、次回の9/20まで飲まずにいたらどうなのでしょう? 骨粗鬆症が気になります。お腹の注射は、効いていますが・・・。     

乳癌術後ホルモン治療中ですが、精神的にかなりお疲れになっておられるようです。カウンセリングや心療内科などを受診し、専門家にサポートしていただくのがベストと考えます。まずは主治医の先生に率直にお話になり、よくご相談なさってください。(文責 谷)

 

No.7035】  07年08月19日  F
FAD?

お世話になります。市の乳がん検診後に、要精密検診となりました。依頼理由のところには、「左側にFAD?」と書いてあります。FADとは何のことなのでしょうか? お盆期間中で、すぐには検査できないこともあって、心配でたまりません。よろしくお願いします。

FADとはFocal asymmetric density(局所的非対称性陰影)の略で、マンモグラフィで左右の乳房のうつりかたに差があるもののうち、良性と断定できない場合に用いる用語です。正常の乳腺がそのように見えているだけのこともありますし、何か本当に異常があるため写り方に左右差を認める場合もあります。一度乳腺外科を受診し、追加の検査をお受けになってください。(文責 谷)

 

No.7034】  07年08月19日  M.S. 
両乳腺乳管拡張?

38歳です。先日健康診断の乳腺超音波で、両乳腺乳管拡張の経過観察と診断されました。ネットで色々みたのですが、詳しい事がわかりません。14歳と12歳の子供がいます。4年前に産婦人科で触診を受けただけで、超音波は今回初めてです。何かの前兆ですか? 閉経前にそうなるという話もネットでみたのですが・・。生理は今のところ定期的にきています。豊胸手術をしており、それが関係している可能性はありますか?

超音波検査で乳腺内に見られる乳管が両側とも正常より太くなっているとの指摘です。(要精密検査でなく)経過観察との判定ですので、おそらく拡張の程度は比較的軽いものと推察されます。おっしゃるとおり豊胸手術が影響している可能性もありますし、授乳期の乳汁のうっ滞や炎症などが関連している可能性もあると思います。多くは放置して問題ない状態ですが、まれに乳管内にできた腫瘍により乳管がつまって拡張している場合などがありますので、定期的に超音波検査で経過を見てゆくのがよいと思います。また、乳頭分泌が生じることがありますので、お風呂に入る前など少し気をつけてご覧になるのがよいと思います。(文責 谷)

 

No.7033】  07年08月16日  A.H
マンモグラフィーの結果から

42歳の主婦です。娘が一人おります。先日受けた人間ドックの結果が届き、マンモグラフィーの結果、「右乳腺後隙局所的非対称性陰影カテゴリー3、要精密検査」と記入されていました。ちなみに、触診では異常なく、超音波検査は受けておりません。以前から生理前などに乳房が痛むこともありましたが、過去に乳腺炎で治療を3度ほどしており、その時の痛みと似ていたため、ドックまで待っておりました。マンモグラフィーでの検査結果は乳癌につながっているようで早く乳腺外科を受診したいのですが、お盆休みに入り、気が気ではありません。所見の表現は何を指しているのでしょうか? できましたらお教え下さい。よろしくお願いします。

マンモグラフィで左右の乳房の写りかたの差が部分的にはっきりと認められる場合、「局所的非対称性陰影」と判断します。貴女の場合右乳房の乳腺陰影の後側にそれが認められたのだと思います。これが稀に悪性の所見であることもあるため、別の角度でマンモグラフィを追加撮影するか超音波検査など他の検査を追加するかなどして精査する必要があります。近日中に受診すればよいと思います。(文責 谷)

 

No.7032】  07年08月16日  T  
乳頭からの血性分泌物 

初めてメールさせていただきます。40歳です。現在、主人の仕事の関係で一昨年よりアメリカに住んでおります。長男8歳、長女1歳8ヶ月、二児の母親です。長女にはまだ母乳をあげています。相談ですが、先日、入浴しようと着替えていた際、左側のブラジャーの乳頭があたる辺に血のようなものが付いていました。量はわずかです。(今まで特別に注意をして見ていたわけでもなかったので、過去に同じような事があったか、なかったかは定かではありません・・) その後、乳首をつまみ出血がないか一日に何度か確認していますが、そのようなことはありません。授乳中に乳首を噛まれたということもありません。乳がんの症状のひとつに「乳頭からの出血」とあり、とても心配です。又、妊娠中左の乳房の脇の上の方に米粒ほどのしこりを見つけましたが、妊娠後期だったこともあり、そのことによる乳腺の発達かと思いそのままにしてしまいました。今回のことがあり、その事を思い出し触ってみたのですが、授乳中ということもあり小さなしこり(?)が多々あり、よくわかりません。本来ならすぐに病院へ行けば良いのですが、英語がほとんど話せない上、こちらではまずはホームドクターを受診し、そこから紹介をしてもらわないと乳腺外来などに直接いけないため、なかなか行動できず(情けないです・・・)、まずはこちらにメールさせていただきました。尚、「血のようなもの・・」と書きましたが、輪染みなどにはなっておらず、はじめ見たときは「口紅が付いたのかな?」と思いました。 お忙しいところ申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いいたします。      

まずそのエピソードが血性乳頭分泌であったのかどうかもわかりませんが、このままでは心配がなくなることがないでしょうから、やはり乳腺外来受診することをお勧めいたします。(文責 谷)

 

No.7031】  07年08月16日  Y.S.
局所再発(HPNo.6264-4)

お世話になっております。HP.No.6264です。先日も質問させて頂いていますが、再度ご質問させて頂きます。先日主治医に手術の際「、センチネル生検でリンパ節に転移があっても腋窩郭清はしないで手術後放射線を腋窩に照射する」という治療について伺ったところ、賛成しかねるとの返事でした。理由としては、以前は乳がんは全身病という考えもあったが(早期の乳がんでも微小な転移が存在していることがある、局所再発率と生存率は違う、等)、最近は局所再発をきちんと防ぐことが重要だという考えがあるとのこと。そのためにはやはりセンチネル生検で転移があったら腋窩郭清を行う方を勧めるとのこと。放射線は予防である、とのことでした。リンパ浮腫は自己コントロールである程度の悪化は防げるが、再発は防ぎがたいという話でした。そこで質問ですが、
1) 最新は局所再発率と生存率は関係あるという流れなのでしょうか。
2) センチネル生検でリンパ節に転移があった場合、放射線照射だけの治療は局所再発率を高めてしまうのでしょうか。

同じような内容の質問を繰り返してしまいますが、宜しくお願いいたします。

特に最近になって局所再発率と生存率について議論されているわけではないと思いますが、貴女の場合術前に抗がん剤治療をすでに施行しており、センチネル生検の是非やその対応についても決まった方法はないと思います。同様のケースで腋窩郭清を省略し放射線治療のみで行うのと、腋窩郭清施行した場合とを比較した試験の結果が今後出るかもしれませんが、現段階ではセンチネルリンパ節に転移が認められれば、腋窩郭清施行するのが一般的だと思います。(文責 谷)

 

No.7030-1】  07年08月16日  S.Y.
集簇性の石灰化

初めてメールをいたします。今年34歳になります。先日の会社での健康診断で、軽い気持ちでマンモグラフィを受診したところ、左胸に集簇性の石灰化がみられ、要精密検査の結果がでました。実は、秋に結婚を控えており心配で仕方がないのですが、病院を決められずにおります。岐阜県、愛知県内でご紹介いただけないでしょうか? 集簇性の石灰化は悪性の可能性が高いと他のHPで見ましたが、本当でしょうか? お忙しいところ申し訳ありませんが、お知らせ願います。

マンモグラフィにて石灰化の集簇が見られたとのことですので、病院を受診し精査する必要があります。石灰化の集簇はマンモグラフィではしばしばみられる所見のひとつですが、しこりを形成しない癌が隠れていることもありますので、必ず受診する必要があります。比較的よく見られる所見ですので、まず近くの乳腺外科(または一般外科)のある病院を受診されるのがよいと思います。(文責 谷)

 

No.7030-2】  07年08月24日  S.Y.
集簇性の石灰化(2)

先日、集簇性の石灰化の件で相談させていただきました。その後、乳腺外科で再度マンモグラフィと超音波検査を受けました。その際、検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師と検診マンモグラフィ読影認定医師のいらっしゃる病院で受診しました。結果、健康診断時にあったとされる集簇性の石灰化は見つからず、超音波検査でも特別に問題がありませんでした。結果に安心したものの、石灰化が再検査で無くなることがあるものなのでしょうか? 再検査の際に先生に尋ねたのですが、「前回のレントゲン結果を見ていないのでなんともいえないが、今回はそういった石灰化が見受けられなかった」とおっしゃいます。この再検査の結果を信じたいのですが、実際のところ他の病院で再々検査をした方がいいのでしょうか? たびたびの質問で申し訳ありませんが、宜しくお願いします。

マンモグラフィでの石灰化病変は非常に細かいため通常われわれもルーペを用いて確認しておりますが、レントゲンの撮影条件やフィルムの状態により見え方が異なることをしばしば経験します。検診で受けたときのフィルムを事情を話してお借りして、今回診ていただいた乳腺外科の先生にそのフィルムも見ていただいたらいかがでしょうか?(文責 谷)

 

No.7029】  07年08月16日  shour
炎症性乳がんの治療について(HPNo.6711-2)

母の炎症性乳がんの件で、No.6711でお世話になりました。その節はありがとうございました。FEC×4→ハーセプチン+タキサン系→手術という予定で治療を開始し、先月FEC×4を終了し、効果判定ということでCTを実施しました。画像を見せていただき、『「小さくなっている」ということで、9月頭に手術という方向で』というお話をされました。手術できない状態から出来る状態になったので、いい方向であるのだろうと思い、当日は気になりませんでした。しかし当初予定されていたFEC→ハーセプチンをやらないで手術に移ることが気になってきて質問させていただきました。母のがんのタイプは、組織診の結果で、ホルモン陽性(E(+)、P(-))、HER2:3+、鎖骨のリンパに転移しておりステージVC(鎖骨リンパのしこりは現在は見えなくなっています)、腫瘍の大きさは聞いておりません。

1) 組織診の結果からハーセプチンが効くタイプだと思うのですが、当初の予定通りハーセプチンも使用してさらに小さくしてから手術という選択肢はないのでしょうか? 素人考えでは、もっと小さくなるのでは…と思ってしまうのですが、「手術が出来る状態になったら即手術」の方がいいのでしょうか?
2) 8月は予定が一杯で9月の手術になるから間も空くというこで、先月末にもう一回FECを投与しました。今までFECは3週間の間隔で投与でしたが、次回の診察予定は8/20ころ(投薬はない予定です)、手術予定は9月頭で、さらに2週間ほど空いてしまいます。この空白期間は悪影響にならないでしょうか?
3) 次回診察時に手術の詳細を伺う予定です。母の希望で家族全員が付き添う予定ですが、人数が多くてもいいのでしょうか?(病院や主治医によって違うとは思うのですが…申し訳ありません) また、その際に注意してよく聞いておくポイント、知っておいた方がいいポイントなどはありますでしょうか?(全摘ですといわれています)

まとまらない長文で申し訳ありませんが、どうかよろしくお願いいたします。

1) FEC4クール施行したことで、腫瘍が小さくなりまた鎖骨下(鎖骨上?)リンパ節も触れなくなったことで手術可能と判断し、主治医の先生は手術に踏み切ろうと言われているのだと思います。ただ貴女のおっしゃるとおり、タキサン系やハーセプチンをさらにかぶせてから手術施行するのももちろん立派な選択肢であると考えられ、どちらがよいかはおそらく結論の出ない問題になると思います。いずれにせよ炎症性乳癌は前回の回答でも述べられているように乳がんの中でも特に”難敵”であり、抗がん剤、ホルモン剤、分子標的治療薬(ハーセプチン)、放射線療法などに加え、手術療法を組み合わせた”集学的治療”で立ち向かうことが必要であり、それらの順番は状況に応じて選択することになると思います。
2) この程度では悪影響はまずないと思います。
3) 医師の立場から言わせていただきますと、病状や治療の説明などの際に多くのご家族の方にきていただけることは、とてもうれしくまた心強いものです。ぜひみなさんでよく説明をおききになり、わからないことはすべて質問していただきたいと思います。ただ説明する場所やいすの数の問題などがあるかもしれませんので、多人数の場合あらかじめスタッフの方に人数をお伝えしておけば間違いがないと思います。その際、上記で述べたように多くの治療の組み合わせが今後も必要となってゆくと考えられますので、そのあたりの流れを主治医の先生からよくお聞きになることが必要と思います。また家族としてどうかかわっていくかなどを主治医の先生とお話されるのもよいかもしれません。お母様のために今後もぜひがんばっていただきたいと思います。(文責 谷)

 

No.7028】  07年08月15日  S.O. 
ニードル生検の必要性

妻の事で相談させて下さい。35歳で、3歳の子供がいます。2年ほど前に胸にしこりがあるのに気づき、検査を受けたのですが、線維腺腫との診断でした。経過観察で3ヶ月ごとに病院に行っていましたが、先月の検査で「ちょっと大きくなっているので詳しい検査をしましょう」と言われ、ニードル検査を受けました。結果は「癌ではないが、線維腺腫か葉状腫瘍かどちらかだろう」との事で、大きくなってきているし、手術で取ったほうがいいと言われました。最初は1センチくらいだったのが、今は3.5センチほどになっているらしいです。「手術して取り出してみないと線維腺腫か葉状腫瘍かもわからないし、悪性か良性かもなんともいえない」と言っていました。検査では、そのあたりまで判らないものなんでしょうか? 「とりあえずなんかあるから取っときましょうか」みたいな感じで、不信感を抱きました。このまま手術してもらうべきなのでしょうか? それとも違う病院などに見てもらうべきなのでしょうか?

線維腺腫と葉状腫瘍とは似たような組織で、一部をニードル生検しても、全体像が分からないと診断が困難です。しこりが、1cm→3.5cmと増大傾向なので、やはり生検をして良性か悪性かの診断をする必要があります。主治医も、以上の理由により生検を勧めているのであって、原則論どおりです。検査のための手術ですから、行ったほうが良いと思います。ただし病院は患者側で選ぶ権利がありますので、ちゃんと検査のできる病院であれば、通院している病院でも、違う病院でも、どちらでも良いと思います。納得のいくところでやってもらってください。(文責 須田)

 

No.7027-1】  07年08月15日  R
乳頭から茶褐色の分泌物が出ました

先週、乳頭から茶褐色の分泌物が出ました。あわてて次の日乳腺専門のクリニックに行きました。触診、超音波でしこりがあることが分かりましたが、マンモには映りませんでした。分泌物の細胞診の検査結果待ちです。そんな時、急に発熱しました。喉が少し痛いくらいで他の症状はありませんが、ただの風邪なのか、乳がんの影響での発熱なのか、すごく気になります。乳がんと発熱って関係があるのでしょうか?

細胞診の検査結果が出なければ、詳しい事は分かりません。メール内容から推察する限りでは、今回の発熱と乳癌は関係ないと思います。のどの痛みと発熱に関しては、つらいようであれば、内科を受診して下さい。(文責 須田)

 

No.7027-2】  07年09月12日  R
細胞診の結果

以前、相談させていただいたHPNo.7027です。8月に茶褐色の分泌物としこり(1a)があったため分泌物の細胞診をしましたが、「特に異常なし」と言われました。しこりも切除するほどではないとの事で安心したのですが、1ヶ月たった今でもたまにごく少量の分泌物が出ます。しこりも、気になって触るせいか、だんだんと大きくなっているように思います。「年内にもう一度検診しましょう」と言われたので、再度行くつもりはしていますが、しばらく様子を見ていてもいいのでしょうか?

出血するなどの大きな変化がなければ指示通りでよいのではないでしょうか。(文責 浜口)

 

No.7026】  07年08月15日  K.N.
のう胞について

28才の主婦です。何年か前からあった左胸のしこりが気になっていたので病院へ行ってきました。マンモグラフィーと超音波の検査(針細胞診はやっていません)で、左に一つ(4mm)右にも一つ(11mm)の腫瘍があり、良性のものでのう胞だということでした。エコーを見ながら、「こののう胞の中に白いものが出てきたら悪性の物だ」と言うこと、「殆どないですが稀にある」との事で検査は半年に一回するように言われました。家に帰り色々調べていますと、「良性と言われていたが針細胞診をするとガンだった」という事もあるということで、又何だか不安になってきました。のう胞の大きさとガンは関係ありますか? 針細胞診をしてもらはなくても大丈夫だと分かるんでしょうか?

文献によると、のう胞内乳癌が存在したのう胞は φ1.5〜5.5cm、のう胞内乳頭腫(良性)は φ1.0〜3.5cmであり、いずれにしてもエコー上、のう胞内に構造物が認められました。従って、主治医の仰るように、のう胞内に白いものができた場合は、乳頭腫又はのう胞内乳癌を疑う必要があるので、細胞診を行なって確認しなければなりません。貴女の場合、現時点ではのう胞内に構造物が認められないので、細胞診は行なわず、経過観察になっとものと推察されます。従って、主治医の指示通り、半年毎のfollowでよいと思います。(文責 須田)

 

No.7025】  07年08月15日  A.K.
胸の痛み

22歳女性です。ここ3日ほど時々ちくちくと左胸だけ痛みます。場所は乳首のすぐ右横(内側の方)になります。ずっと痛みがあるわけではなく、時々ちくちくと痛みがあって、それも少し気になる程度ではあるのですが、3日続いているということと、左胸だけということ、場所が同じというのが気になります。生理は一週間ほど前に終わりました。心配になってメールさせていただきました。よろしくお願い致します。

おそらく月経周期に伴う痛みだと思いますが、直接診察しなければ分かりません。胸痛として心配なものは、狭心症、心筋梗塞などの内臓痛です。胸痛が続く場合は、念の為、受診して調べてもらってください。(文責 須田)

 

No.7024】  07年08月15日  K 
脇のしこりについて

脇のしこりで検索していて、こちらにたどり着きました。大変不安な気持ちでたまらなく、メールさせていただきました。現在妊娠23週、30歳です。昨日たまたま腕をあげた時に、右の脇中心にポコっとしたでっぱりを発見しました。触ってみると、特に痛みは感じなかったのですが、つまめるような感じです。早速今日病院に行き皮膚科を受診したところ、「触っただけでは何かよく判らないので切ってみるしかない」とのことでした。運よくエコーをすぐに受けることが出来たので見てもらったところ、「表面のごく浅いところにあるようだ」と言われました。大きさは1.8mmくらいだそうです。脂肪でもなさそうだし、袋があるようでもないとのことで、判らないまま帰ってきました。月曜日に外科を受診しようとは思っているのですが、乳がんや悪性の腫瘍だったたらと思うと寝られません。帰ってからもう一度鏡を覗くと、膨らんでいる所が少々黒ずんで
る感じがします(触り過ぎかもしれませんが・・・)。何かわからない物に少しでも予想がつけばと思い、失礼とは思いながらもメールさせていただきました。なにかしらのお返事が頂けると大変うれしいです。どうかよろしくお願いします。

メール内容だけでは情報不足で、直接の診察が必要です。乳腺疾患は外科で取り扱います。妊娠と共に腋窩が出現したものであれば副乳ということも考えられますが、不安を取り除き、癌でない事を確認する意味からも、外科又は乳腺外科を受診して、ご相談下さい。(文責 須田)

 

No.7023-1】  07年08月15日  Z 
マンモグラフィーの集団石灰化とマンモトーム生検

38歳10ヶ月、未婚、妊娠経験なし。左乳房マンモグラフィーで、集団石灰化、カテゴリー3と診断、エコーは異常なし、しこりなし。MRI(造影剤を注射)は、1cm強ぐらいの何かわからないが、ぼやっと白いものが写っていました。形はわからないらしいですが、何かがあるとのことです。一つの大学病院では、マンモグラフィーとエコーの結果、経過観察をしていって、石灰化が変化した時点でマンモトーム生検をするように指示されました。もう一つ別の大学病院では、マンモグラフィーとエコーとMRIの結果、即マンモトーム生検を指示。『10人に1人の割合で乳癌だ』と、どちらの大学病院にも言われています。マンモトーム生検が恐くてたまらないけれど、検査は淡々と受けないといけないとも理解はしています。マンモトーム生検の際、2mmのクリップを目印に置いてくるなど、おそろしくて、どうしたらいいか迷っています。クリップが胸の中に置かれたら、今後MRIなどの磁気の検査はできないのでしょうか。マンモグラフィーのカテゴリー3の集団石灰化の場合、経過観察ではなく、即生検が今の医学の中で常識なんでしょうか。また、集団石灰化があっても、MRIが異常なしで何も写らないことってあるのですか。病院の先生が、『MRIになにも写っていなかったら、生検しなくてもいいんだけれど』と、ちらっとおっしゃったので・・・。よろしくお願いします。

マンモグラフィーでどのくらい癌を疑うかの指標として、カテゴリー分類があります。カテゴリー3は、「良性、しかし癌を否定できず」という事であり、癌である確率は5〜10%です。マンモトーム生検は、異常のないことを確認するために精密検査を受けるという意味合いが強く、「マンモグラフィー、エコーの結果、経過観察をしていて、石灰化が増加した時点でマンモトーム生検を行なう」という選択肢も、日常診療の中でよく行なわれる事です。また一般にMRIは病変の広がりをみるために使用される補助検査で、良性・悪性の鑑別のために行なう事もありますが、確定できない場合もあります。クリップは、「MRI検査ではないほうがいい」という事にはなっていますが、2mm程度のものでは、あまり影響がないようです。(文責 須田)

 

No.7023-2】  07年08月29日  Z 
マンモトーム生検 

先日は、ご回答本当にありがとうございました。1つの大学病院でマンモグラフィーとエコーだけを見た先生に追加でMRIも見ていただいたら、MRIを見るまでは「10人に1人の割合でガンで、経過観察」と言っておられたのに、MRIを追加で見たとたん、『2人に1人の割合でガンで、即マンモトーム生検をしたほうがいい。』とおっしゃいいました。カテゴリーは3−2とのことです。クリップも手術のときのために、残したほうがいいとのことです。どうしても、生検に踏み切れずにいます。もう、ほぼガンということでしょうか。恐ろしくて仕方がありません。カテゴリー3−2で経過観察はありえないですか。即生検するのが、あたりまえですか。よろしくお願いします。

マンモトーム生検は傷も小さく、そんなには負担になりません。がんが恐ろしいと思うなら、経過観察をして心配な気持ちを引きずるより、白黒はっきりさせるためにも生検をなさったほうがよいと思います。(文責 俵矢)

 

No.7022-1】  07年08月15日  E  
アリミデックスの使用について

37歳既婚者です。私は2003年10月に右乳腺全摘出しました。リンパ転移あり、ステージUbでした。術後、放射線治療とホルモン感受性+だったのでホルモン治療をしていました。しかし去年の秋頃に肝臓と胸部2箇所に転移してしまい、摘出手術をしました。現在ホルモン治療をしています。最初はゾラとノルバデックスを服用していましたが、今はアリミデックスを服用しています。しかしアリミデックスは閉経後に適切・・・と言われていますが、私はまだ閉経前。このまま5年間服用してもかまわないのでしょうか?
不安になりメールさせていただきました。どうかよろしくお願いします。

仰るとおり閉経前ホルモン感受性転移・再発乳癌に対しては、一次治療としてゾラテックスとタモキシフェンの併用療法が推奨されています。貴女の場合、術後ホルモン療法としてタモキシフェンを使用していたのではないでしょうか。今回は再発という事ですので、二次療法として、ゾラテックスとアロマターゼ阻害剤の併用療法が有用である可能性があるので、アリミデックスの使用に踏み切ったのではないかと推察されます。ゾラテックスを使用することによって薬物による閉経状態とし、アリミデックスを使用するという考え方です。疑問点、不安点を抱えたままでは精神的なストレスにもなります。治療に前向きに取り組むためにも、主治医によくお話を伺い、納得のいく治療を受ける事が大切です。(文責 須田)

 

No.7022-2】  07年08月30日  E  
ホルモン療法について

No.7022でお世話になりました。その説は本当にありがとうございました。またしても相談をさせていただきます。実はこの二週間ぐらい頭痛、頭のふらつき(めまい?)、それに伴う吐き気、それに手足のしびれといった症状が出てきています。一応主治医には話しをして、MRI検査をする事になりました。症状に波があり、現在ゾラ注射で閉経していますので、「更年期症状なのでは?」と自分では解釈しているのですが・・・。もし更年期症状でしたら、それを和らげる漢方薬などはないのでしょうか?それともホルモンの分泌を薬でなくしているので、それは止めておいた方が良いのでしょうか? どうか良きアドバイスを宜しくお願いします。

更年期症状とすると原因は,女性ホルモンの低下によるものです.最近,婦人科でも漢方薬を処方される場合がありますが,効果があるものは,女性ホルモン的な作用があるかもしれません.しかし,その点に関する検討は乏しいのが現状です.したがって,そのような薬はすすめません.日常生活に支障があるほどの副作用であれば,ホルモン療法自体を考えるべきでしょう.(文責 徳田)

 

No.7022-3】  09年07月26日  E  
今後の治療について

HPNo.7022でお世話になったものです。いつも相談ありがとうございます。肝臓転移して2年半経ち、現在ホルモン療法のゾラテックス注射、アルミデックス服用しています。注射はホルモン依存性の体質が強いせいか、2年半経った今でも続けております。長年のせいか、いろいろ副作用に悩まされています。最近、頭痛、めまい、吐き気、手のしびれ等あり、体調がすぐれません。更年期症状になっているのか、副作用なのか、脳の検査をした方が良いのか、いろいろ考えています。6月にPET-CT検査をしましたが、異常はありませんでした。2ヶ月に一回の腫瘍マーカー値もしており、安定しております。よろしくお願いします。

更年期症状である可能性が高いでしょう。しかしながら、それ以外の可能性は文面からだけでは何とも言えません。よく主治医の先生にご相談ください。(文責 首藤)

 

No.7021】  07年08月15日  K 
しこりを見つけてから4ヶ月もたちますが・・・(HPNo.6765-4)

HPNo.6765でお世話になっております。本当に有難うございます。44歳、子供3人、完全母乳、毎月きちんと生理あり、5月初旬自己診断でしこりを見つけ乳腺外科を受診、
細胞診断がつかなくて、全身麻酔で迅速組織診後悪ければそのまま根治手術と言われた為、全結果をいただき転院いたしましたが、結局、前の病院と同じ検査をし、(慢性の病気等もありますが、手術には問題ないとの事)骨シンチ、リンパエコー等の検査では「異常なしと思いますよ」と言われてから、もうすぐ2ヶ月です。やっと決まった手術日は9月初旬。しこりを見つけすぐに病院に行ってから4ヶ月たつ事になります。もう検査も何もなく、ただただその日を待つだけです。
1) 転院先の主治医の先生には2回しか診察されていませんが、その方の手術になります。乳癌の場合はそんなものですか?(特別有名な方ではありません)
2) 前回こちらで相談させていただいた脇の下の痛み等は、「患者さんはみんな言う事です」とおっしゃいます。リンパ腺に転移なし、2センチ以下である事だけを心の支えにしてきました。4ヶ月前の1.5の癌は、そんなにのん気なものでしょうか?
3) 「どの位切除しますか?」と聞くと、「入院した日に(手術前日)に説明します」との事。これだけ待ったのでそれ以上何も聞けませんでしたが、大切な事ですよね?

全摘出でも何でも怖くないなんて粋がっていたのですが、あまりに時間がかかるのでどんどん不安になります。心配をかけるといけないので、主人以外は誰にも話しておらず、回りの人にも嘘をつく形になっていて、精神的に投げやりになりそうな一歩手前で踏ん張っています!! この相談室をとても頼りにしています。お忙しいのに申し訳ありませんが、ご回答宜しくお願い致します。

1) 「乳癌の場合」だからではなく、各病院によってやり方が異なります。納得のいく治療を受ける事が最優先ですから、疑問点、不安点がある場合は、遠慮せず、受診してご相談下さい。
2) 一概に「1.5cmの腫瘍」といっても、大きくなるものもあれば変化しないものもあり様々です。ただ一般的に乳癌の場合、急に大きくなる事は少ないと考えられています。
3) 「病気の広がり、治療の内容と目的、その治療のリスク、日常生活がどの程度制限されるのか、その他の治療にどんなものがあるか(利点、欠点、費用など)、その治療を受けないとどうなるか、あなた自身の治療に対する希望」等について、術前に主治医から説明を伺い、納得して治療に臨むことが大切だと思います。不安を取り除く為にも、手術前日ではなく事前に説明をうけたい旨を申し出て、よくお話を伺って下さい。(文責 須田)

 

No.7020】  07年08月15日  J.M.
皮下乳腺全摘手術後に放射線は不要ですか?

初めてメールさせていただきます。術後補助治療のことで不安に感じていますので、教えていただけると大変ありがたいです。状態は以下の通りです。
今年7月12日に左の皮下乳腺全摘手術を受けました。乳首、乳輪は残っています。「48歳、閉経前、非浸潤乳管癌、病変が広範囲だったためこの手術となる、リンパ節転移なし(センチネルリンパ節生検後)、ホルモン受容体陽性、癌細胞異型度グレード1、癌細胞の状態はnon-comedo型(非面ぽう型)」でした。 乳房再建手術の予定なし、乳首あたりの乳頭直下の段端マイナス、家族に癌にかかった人はいません。
乳腺全摘という名がついていても、乳腺組織を全部とることはできず、どうしても1割以上残ると聞いたことがあります。また、乳首、乳輪が温存されているので、ここからの再発も心配です。主治医は、術後治療いっさい必要なし、と判断されました。ホルモン治療は再発率を下げるが副作用もあるので、その兼ね合いで考えると、やめておきましょうとのこと(ノルバデックスを考えておられたようです)。抗がん剤もなし。本当に放射線照射もしなくて大丈夫なのでしょうか。主治医は、再発するとすれば、乳首からなので、それはそうと分かった時点で切除すれば問題ないとおっしゃいますが、とても不安です。再発するときは浸潤癌になっていることが多いとも聞きました。
1) 放射線が必要ないと言ってくだされば安心なのですが、どうでしょうか。
2) 乳房内の再発率はどのくらいあるのでしょうか。
3) 再発するとしたら、乳首付近がどのような状態になるのでしょうか。

ご解答いただけると大変ありがたいです。よろしくお願いいたします。

1) 乳頭直下迅速診断陰性ですから、放射線の必要はないと思います。
2) 浸潤性乳管癌に対して乳房切除術を行なった場合、遠隔再発あるいは局所再発は、ほとんど起こりません。また、乳頭温存乳房切除術についても、乳頭から2cm以上離れた腫瘍で、乳頭直下の迅速診断で陰性である場合は安全に行ない得るとされる報告があり、局所再発は約1%程度です。
3) 乳頭部の爛れ、湿疹様変化が起こると推測されます。(文責 須田)

 

No.7019】  07年08月15日  S.Y.
ハーセプチン(HPNo.5841-2)

昨年(HP5841)でご相談させていただいきました。ありがとうございました。先週のフォーラムは参加して本当に有意義で、力づけられました。最新治療のお話の中に、今年中にハーセプチンが再発以外でも保健適用される見通しと伺いました。主治医に質問してみたところ、私のケースでは特典があるかどうか、と仰っていました。術後の病理診断の説明のときには、中リスク、88%再発しないといわれました。これがホルモン治療、タモキシフェンとリュープリンで数パーセント好転し、100%再発しないことはありえないので、ハーセプチンを加えた場合の%がごく少ないということなのでしょうか。それは、「癌のタイプ= 主に乳頭腺管癌と、グレードと、リンパ転移ゼロ」から判断されているのでしょうか? 加えて、執刀医には、術例が多ければ多いほど勘が働くのでしょうか? つまり癌の位置とか広がりの様子とか、年齢などから、再発するかどうかの予想がたつものなのでしょうか? または、ハーセプチンは再発したときにとっておく、といった考え方もあるのでしょうか? HER2 PR ER すべて+3の強陽性で、怖がっています。どうしてもハーセプチンを受けたいと主治医に言い出すべきか悩んでいます。どういう風に考えたらよいのでしょうか? よろしくお願いいたします。

現在はホルモン療法を行っているので、ハーセプチンについての考え方は、仰るとおりです。再発した時、骨やリンパ節への転移、症状のない肺や肝臓等の臓器転移の場合、ホルモン療法の効果が期待できれば、まずホルモン療法を行い、効果がなければ、ハーセプチン単独あるいはタキサン系抗癌剤との併用療法を行う事になります。主治医は、おそらく保険診療を原則としていますので、ハーセプチンの治療に関して、もう一度、貴女ご自身の希望を伝え、充分相談される事をお勧めいたします。納得のいく治療を受ける事が大切です。(文責 須田)

 

No.7018】  07年08月15日  k m  
腫瘍マーカー

術後2年で肺転移が見つかり、昨年の12月下旬よりハーセプチンの単独投与を毎週しています。今のところ転移による症状はありません。毎月行っている胸部レントゲンでは、増殖も減少もしていない状況です。脳、肝臓、骨転移もありません。腫瘍マーカーのCA15−3とNCC−ST−439は常に正常範囲の値です。CEAは下記のように推移しています。「12月:14.0  1月:10.0  2月: 8.7  4月:10.5  5月:12.5  6月:14.8  7月:18.5」
7月の値が、ハーセプチン投与開始時の値を越えてしまったので不安です。下記について教えてください。
1) ハーセプチンに耐性がつき癌細胞の活動が活発になり、腫瘍増大や他臓器転移の傾向が強くなっていると考えられるでしょうか?
2) CA15−3やNCC−ST−439の値は正常で、CEAのみが異常値ですが、このようなことは良くあるのでしょうか?
3) ホルモン弱陽性で閉経前ですが、今後腫瘍増大などで次の治療を考える際、ゾラデックスなどにより偽閉経状態にし、アロマターゼ阻害薬を使用するという選択肢はあるでしょうか?
4) ハーセプチンと併用で、Bの治療を行うことは可能でしょうか? 又、併用効果が望めるでしょうか?
5) CEAが徐々に上がっていますが、他臓器転移や腫瘍増大、転移症状がない今の状況は、ハーセプチ単独投与の効果ありと考えて良いでしょうか?

お手数をお掛けいたしますが、ご回答をお願いします。

1) 考えられます。どこかに転移がある可能性もあります。
2) あります。
3) 「ゾラデックス+アロマターゼ阻害薬」のエビデンスは、現時点ではありません。一般的には、ゾラデックスとタモキシフェンの組み合わせになります。
4) ハーセプチンとホルモン療法の併用は効果がある可能性もありますが、今のところそれを証明するデータはありません。
5) CEAは、消化器の癌(胃癌、大腸癌、膵癌など)等で上昇する事もあります。CEAは臓器特異性がないので、他の癌の検査も必要かと思います。また、今の検査で見つからない乳癌の転移がある場合もあります。主治医と充分ご相談下さい。(文責 須田)

 

No.7017】  07年08月15日  M.K.
経過観察について

35歳未婚です。1年前に自己検診でしこりに気づき、乳腺科を受診しました。その時しこりは左右にそれぞれ1個あり、乳房穿刺検査の結果は線維腺腫でした。半年後の超音波検査で新たに1個しこりが見つかりました(結果は線維腺腫)。そして今回また新たにしこりが2個見つかりました。半年毎に検査に行く度に8ミリ前後のしこりが見つかります。受診している病院は、画像だけでは判断せず、悪性ではないことを確認する為にすべて穿刺検査を行います。私もこの検査は納得しており、良性の結果が出ると安心できます。ただ、半年毎に受診するたびに小さいながらもしこりが見つかり、最近は別の病院にも行った方がよいのか迷っています。大きな病院で毎回先生が違い、新たなしこりに関しては「たぶん前回もあったと思いますが、見えづらかったか何かの影響でわからなかったのではないか」と、半年前と同じ事を言われました。乳癌は年単位で1cmになると聞きますが、どこの病院でもこういったケースは多いのでしょうか? 今後、もし乳癌になってしまった時に、発見が遅れるのではないかと不安です。別の病院を受診した方がよいでしょうか? よろしくお願い致します。

どこの病院でも、腫瘤性の病変をfollowしている患者さんは少なくありません。乳腺外来で6ヶ月毎にfollowしているので、このまま経過観察でよいと思います。別の病院に行かれても、同様の事は起こりうると思います。診察する医師が毎回違う事に不安があるのであれば、一人の固定した医師に診てもらうことが可能かどうか、相談してみては如何でしょうか。(文責 須田)

 

No.7016】  07年08月15日  K,I 
抗がん剤をするべきか?(2)(HPNo.6994-2)

ご回答ありがとうございました。もっと詳しいことが分かったので、再度、診断お願いします。
「64歳、浸潤性乳管癌、センチネルリンパ節(8個)転移なし、温存手術、腫瘍の大きさ1.1×0.4cm、同じ右乳房内に多数の異型上皮が散在している、腫瘍周囲の脈管侵襲は見られない、乳頭側は異型が弱い箇所が多い、HERU−、ER(+)90%:8=PS(5)+IS(3)、PR(+)70%:8=PS(5)+IS(3)、細胞のグレード2 (Tubula formation(3)、Nuclear pleomorphism(2)  Mitotio count(1)、Nuclear grade(NG):1、ステージU、放射線、ホルモン療法は行なう、抗がん剤投与を検討中、使用する抗がん剤は、EC4サイクル(点滴)」
放射線を先にして、その間に抗がん剤の有無を決断することになっています。しかし、普通は抗がん剤が先なのに後で良いのでしょうか? 「効果があるか、どの程度あるか、副作用に耐えてあまりあるほどか」が、結果でのみ分かるものなので、決めかねています。放射線治療は今月後半からの予定です。よろしくお願いします。

放射線治療だけを行う場合は、一般的には、手術の傷がよくなった術後1〜2週間目から治療を開始します。抗癌剤の投与と放射線治療の両方を行なう場合は、どちらを先に行なっても、局所再発や遠隔転移、死亡率などに差がないことが報告されています。主治医とご相談の上、納得のいく治療を受けることが大切です。(文責 須田)

 

No.7015】  07年08月13日  K 
ホルモン療法の副作用について

いつも参考にさせていただいております。今年1月よりゾラデックス2年・タモキシフェン5年のホルモン療法をしてます。先週くらいから手のしびれがあり、特に寝て起きた時に両手がビリビリしびれています。これはホルモン療法による副作用でしょうか? 日ごとにしびれがひどくなっているので気がかりです。何か対処方法はありますか? のどの渇きや疲れやすいのも副作用でしょうか? ご意見、宜しくお願いします。

「タモキシフェン+ゾラデックス」の閉経前ホルモン療法の副作用には、卵巣機能抑制作用に起因する更年期様症状として、ホットフラッシュに代表される血管運動神経系の症状や、運動器官系で「疲れやすい」、消化器系で「のどの渇き」、知覚系で「しびれ」等、多様な症状があります。整形外科的な頚椎の病気や骨転移等がなければ、副作用の可能性があります。効果と副作用のバランスを考えながら治療を行っていく事になりますので、副作用があまりひどい場合は、薬剤の中止や変更も考える必要があるかもしれません。主治医と充分にご相談下さい。(文責 須田)

 

No.7014】  07年08月13日  M.B. 
高齢者の乳癌治療

先日、母(77歳)の左胸に4〜5cmほどのしこりが見つかり、近所の婦人科で、超音波検査とマンモグラフィ検査を受けました。その時点で「悪い物」だと診断され、細胞診を行ない、現在結果待ちです。母は持病がかなりあり、大きなところでは心臓疾患、糖尿病性腎症などです。昨年は、大腿骨頚部骨折で人工骨の手術を行ったのですが、医師から「持病があるので、手術は身体に負担がかなりかかる」と当初言われました。結果、寝たきりになる可能性があるので手術を行ったのですが・・・。こういった高齢者の乳癌治療は、一般にどんな形で行われるのでしょうか? それと、内服薬もかなりあり、抗がん剤との兼ね合いなど、どうしたら良いものかとても不安です。あくまでも一般例として、お教えいただけると幸いです。

一般に高齢者でも日常生活が自立して可能な方であれば、できる限り乳癌診療ガイドラインに沿った治療法で行ないます。今後の方針を決定するためには、乳癌の広がり具合や全身状態についての情報が必要となりますので、直接診察していただいている主治医と充分ご相談下さい。高齢者の場合、特にご家族の支えが大切になってきます。色々ご心配な点は多いと思いますが、主治医とコミュニケーションをとって、納得のいく治療法を選択してください。(文責 須田)

 

No.7013】  07年08月13日  T 
マンモトーム生検について

マンモトーム生検について教えていただきたいのですが、よろしくお願いします。細胞診の結果クラスXで、乳がんの確定の診断をいただいております。この度マンモトーム生検をすることになりました。マンモトーム生検で、どの程度のことまでわかるようになるのか教えていただきたいのですが、よろしくお願いします。がん細胞の種類(硬癌、充実腺管癌、粘液癌等)ホルモン受容体、her2遺伝子、細胞グレードなど、どの程度の情報が入手できるのでしょうか? 教えてください。

マンモトーム生検によって、「@乳癌の組織型 Aホルモン感受性の有無 B癌細胞の悪性度 C脈管浸潤の有無 DHER2感受性の有無」などの情報が分かります。術前に化学療法を行う時は、必ず行なう検査です。(文責 須田)

 

No.7012】  07年08月13日  A.I. 
乳腺腫がある場合の更年期障害の治療について

はじめて相談させていただきます。45才で、6ヶ月生理がなく、のぼせが出るようになったため、更年期障害の治療を始めようと思っております。乳ガンがある場合は、ホルモン治療をすると乳ガンを発育させてしまうと聞きました。私の左胸には1センチほどの乳腺腫があります。2年ほど前に見つかり、細胞診の結果、良性と言われました。ホルモン治療は避けた方がよいのでしょうか。よろしくご回答くださいますようお願いいたします。

左乳腺腫瘤について、もう一度乳腺外来で精査する必要があります。まず病変が何であるかをはっきりさせ、ホルモン補充療法が可能かどうか、ご相談下さい。また、婦人科でのホルモン補充療法中は、乳腺外科で定期的に乳癌検診を受ける事をお勧めいたします。(文責 須田)

 

No.7011】  07年08月13日  Y.S. 
術後療法と再発リスク

52歳の匿名希望(職業 薬剤師)です。今年4月初めに両側乳がんが発覚し、5月8日に手術しました。左胸筋温存乳房切除、右乳房部分切除です。病理説明としては、「左側、乳頭腺管癌2.3cm×1.2cm、リンパ節転移(ー)、ER+++、PgR+++、Grade1、脈管浸襲(−)、HER2+++、右側は、硬癌、1.1cm×1.1cm、リンパ節転移無し、ER++、PgR+++、Grade1、脈管浸襲(+)、HER2++」となっております。25回の放射線治療の後(右)、FEC100を4回、ハーセプチン1年、ホルモン療法の予定です。ここで質問ですが、
1) FEC100を4回の後、ハーセプチンとタキソール(weekly)を続けることによって、どの程度再発リスクが減るのでしょうか?
2) その際の主なデメリットも併せて教えていただけないでしょうか。
3) きちんと閉経していないのですが、左側がHER2+++ということもあり、タモキシフェンでどのくらいの効果があるのでしょうか? アロターゼ阻害剤とリューブリン等を併用するほうが効果が高いと考えますが、いかがでしょうか?
4) 再発リスクを最小限に抑えたいと思っているのですが、どのような方法が一番よいとお考えでしょうか。その際、再発リスクは何パーセント程になるのでしょうか。

お忙しい中恐縮ですが、宜しくお願い致します。

1)2) HERU陽性早期乳癌に対して、アンスラサイクリン系薬剤とタキサン系薬剤による化学療法に、ハーセプチンを追加投与する事で、約50%再発を抑制するとされていますが、観察期間が短く、毒性や長期の安全性に関しては不明です。また、ハーセプチンは、現時点では癌が乳房以外に広がった乳癌患者さんに限り保険適応であり、早期乳癌術前術後に使用する場合は、保険適応外となります。
3) タモキシフェンは、閉経前後の乳癌に標準的に使用されてきた薬剤で、5年間の服用で再発を減らす事ができます。また、閉経前の乳癌に対する術後ホルモン療法、及び再発・転移乳癌に対するホルモン療法で、リューブリンとアロマターゼ阻害剤の併用療法が有用である可能性はありますが、科学的根拠は確立されておらず、今後の大規模な臨床試験の実施が推奨されているところです。
4) アンスラサイクリン系化学療法(FEC100)終了後に、タモキシフェン(5年間)、その後アロマターゼ阻害剤を順次使用するのも一方法と思われます。アンスラサイクリン系薬剤の再発軽減率はおよそ30%で、タモキシフェン、レトロゾールを継続して服用する事で、更に再発が40〜50%減り、トータルでは約65%減少すると考えられます。(文責 須田)

 

No.7010】  07年08月13日  M 
針生検の結果について

先日、針生検をしてまいりました。結果は、悪性所見はありませんとのことで一安心したところなのですが、その際に先生が「粘液性の物が出ているので、半年後にまたエコーで見せて下さい」とおっしゃっていました。通常は、針生検で採取された細胞の中に粘液性のものは含まれないのでしょうか。粘液が含まれた細胞があるということは、現在は悪性所見はないが、将来粘液ガンになる可能性があるということなのでしょうか。針生検で確定診断がつくと思っていたのですが、「悪性所見はない。でも経過を見ましょう。」という結果に、少々不安を感じております。粘液性の物とは、のう胞とはまた違う物なのでしょうか。ご教示いただけると幸いです。宜しくお願い致します。

おそらく穿刺吸引細胞診を行なったのだろうと思われます。穿刺吸引細胞診は、目標とした病変部位が100%採取できる検査ではありません。従って、この検査を何回か繰り返し行なう(2〜3回)必要があります。癌細胞があれば、癌と診断できますが、癌細胞がない場合は、癌でない場合と、癌だけれども癌細胞が採取できていない場合があり、「癌でない」とは言えないわけです。
採取したものの中に粘液がある場合、粘液癌の場合もありますし、粘液変性を起こしている良性の病変の場合もあります。細胞診は、外来で手軽に行なえ、傷も残らない検査ですが、確定診断ではありません。主治医は、「何回か細胞診を繰り返し行ないましょう」と原則論どおりの事を説明なさったのだと思います。(文責 須田)

 

No.7009-1】  07年08月13日  K.K.
手術の時の糸等が、石灰化のように写る事がありますか?

初めてご相談させていただきます。現在51歳です。2003年2月に右乳房温存手術と放射線治療を受けました。ホルモン療法継続中です。最初の乳癌の診断は、しこりが6ミリのtubular ca、リンパ節転移はありませんでした。その後半年、最近では1年に1回、色々な検査をしていただいています。この7月のマンモグラフィーで、手術した部位に石灰化が写り、主治医がエコーで見てくださいましたが、腫瘍はなく、「手術の時の糸が写ったのでしょう」という診断でした。その時は冷静に判断できず、帰ってから、「術後今までに撮ったマンモグラフィーと比べていただけばよかった」と思ったりしています。質問は、手術の時の糸等が、石灰化のように写る事があるのか、お聞きしたいと思います。最初の時、自分で軟らかいしこりを見つけて診察を受けた時、「これは癌ではないので、大きくなるか経過を見ればいいです」という診断だったのですが、心配なものをずっと持っているより、外来手術で取っていただくことを希望し、結果、癌であったという経緯があるので、お医者さんを信じて治療するけれども、大切なところでは「自分の命を守るのは自分である」という気持ちでおります。再発でない事を願ってはいますが、自分自身が後悔しないためにご相談させていただきます。宜しくお願い致します。

2003年2月の手術から4年が経過していますので、乳腺内の手術創部石灰化の出現は、糸が写るかどうかは別として、珍しいわけではありません。石灰化が乳管の走行に沿うように線状の配列、又は区域性の配列の場合は、生検を含め、精査してもらうことをお勧めいたします。(文責 須田)

 

No.7009-2】  08年05月01日  K.K.
ホルモン療法終了後について

前回はご回答頂き有難うございました。この度はホルモン療法終了後について質問させていただきます。今年2月までで5年間服用したノルバデックスの治療を終えた後、手術した右も、していない左の乳頭も、手や物が当たると痛い敏感な状態です。分泌物など他に異常はありません。そのようなことが起こることがありますでしょうか。宜しくお願いいたします。

副作用には個人差がありますが、ホルモン療法では一般的に精神面で敏感になる可能性が指摘されています。そのため、乳房に関しても敏感に感じてしまうことがあります。また、特にタモキシフェンは抗エストロゲン作用により更年期障害が認められやすいので、それに伴う乳房痛が認められる場合もあります。いずれにしても、内服修了とともに症状は改善傾向にあると思われますが、今後は定期的な検診(自己検診を含む)が大切になります。また、症状が継続、増悪する場合には、専門的な検査をしておくと安心だと思われます。(文責 小池、川本)

 

No.7008】  07年08月13日  A 
線腫か腫瘍か?

42歳の主婦です。5、6年前に左乳房の外側にしこりを発見し、整形外科からの紹介で総合病院の乳腺外科でマンモと超音波検査をいたしました。結果は癌ではなく、脂肪のかたまりのようなものと診断され、年齢からも年一回のマンモ、超音波の定期健診を受けてまいりました。今年3月市町村の誕生日のマンモ検診でも特に問題はなかったのですが、近年乳がんが増えているという現状と、実際マンモだけでは確実に発見はできないと聞き、またしこりに触れるたびに実は悪いものだったらと不安もあったので、6月に他の大学病院にてマンモ、超音波、MRIと検査を受けました。その結果、「線維腺腫の可能性もあるが腫瘍の可能性も大」ません。まさに晴天の霹靂…というか信じきれない自分がいます。施術方法に関しては、予め外から細胞を摂取して調べる検査は行わず、「温存方法による手術を行い術中に病理検査をして判断しましょう」という話でした。来週早々に入院予定ですが、採血の結果も特に何も説明もされなかったので、気になり自分なりに調べてみました。CRPー0.1、CEA−1.6、NCCST439-1.8、CA15-3−5.9という数値で、それだけで判断するものではないと思いますが、「数値からすると、腫瘍ではないんじゃないか? 本当にいきなり手術という方法が正しいのだろうか? その前に一度細胞の検査をしたほうがいいのでないか?」という気持ちをぬぐいきれないでいます。また不整脈(期外収縮)、甲状腺機能低下症と慢性疾患を持っており、勿論主治医にはその旨は伝えましたが、今回採血の結果でGOT−58H、GPT−66H、LDH−227Hと、かなり高い数値が出ていました。普段ほとんど0といっていいほど飲酒はしませんし、毎年の成人病検診でも基準値内の数値で、どちらかというと低い方です。乳腺腫瘍の手術だけではなく、この高い数値もかなり気になり不安です。心疾患の方が心配されるのでしょうか。このことに関しても主治医からのコメントは今のところありません。次に主治医に会うのは入院日当日です。不整脈は殆ど毎日出ていて、かかりつけの医院で処方されているメキシチールという薬を朝晩1カプセルずつ飲んでいる状態です。甲状腺の方は定期的に採血をして要観察中ですが、この度一緒に採血したら、TSHが若干高値でした。いろんな不安を抱えたまま、入院、手術にトライすべきでしょうか?

「まずは入院して検査のための手術を行い、その結果が悪ければ引き続き治療のための手術を行う」という、迅速診断を予定されているのだと推測されますが、いずれにしても不安を抱えたままではなく、納得のいく治療を受ける事が最優先です。まずは主治医に、6月以降の検査を含めた結果を充分に説明してもらってください。更に今後の治療方針についても、納得のいくまでご相談下さい。それでも不安がある場合は、セカンドオピニオンを求める事も選択肢の一つかもしれません。(文責 須田)

 

No.7007】  07年08月13日  F 
石灰化について

初めてメールいたします。39歳女性です(母が一年前、乳がん手術を受けました)。一年前の検診で、初めてマンモグラフィで検診しました。そのときの結果は、明らかな石灰化』でした。左右どちらとも書いていませんでした。ここ数ヶ月、何となく左胸に時折鈍い痛みを感じるので、今日町の外科医に丁寧にエコーで見ていただきました。「右は問題ないでしょう」との診断でしたが、左の一部に乳腺(?)の並びが少し他と異なるところがあると言われました。それは、痛みを感じるところとほぼ一致しています。念のため、一年前にマンモグラフィで検診した同系列の病院が手っ取り早いという理由で、紹介状を書いていただきました。一ヶ月以内にマンモグラフィ検診を受けるつもりです。石灰化とは異常なものと聞き、漠然とした不安がわいてきました。どの程度心配なものなのでしょうか。また、紹介状を持っていく病院は総合病院ですが、私としてはもしなんらかの病気であったとき、この他に候補に考えている病院があります。そちらのほうは、家族が手術、通院しているため、より知っているので安心感があります。まずは紹介状を書いていただいた病院に行くべきでしょうか。お忙しいところ恐縮ですが、ご回答をお待ちしています。

マンモグラフィでは、腫瘤や石灰化などを所見として拾っています。石灰化とは、マンモグラフィ上で白く見える影で、何らかの原因で乳房の一部にカルシウムが沈着したものです。大きく目立って見えるものは、ほとんど良性ですが、0.5mm以下の小さな石灰化がたくさん集まっている場合には、悪性を疑う事になります。マンモグラフィを見て、どのくらい癌を疑うかの指標として、カテゴリー分類があります。「カテゴリー1は異常なし、カテゴリー2は良性の病変、3は良性だが癌を否定できない(癌の確率5〜10%)、4は癌の疑い(確率30〜50%)、5は癌の確立ほぼ100%」という事になりますが、石灰化も、このカテゴリーにより分類されます。貴女の1年前の石灰化は、「明らかな石灰化」ではなく、「明らかに良性の石灰化」という事で、「カテゴリー2」と診断されていたのだろうと推測されます。
どこで診察を受けるかは、紹介状にかかわらず、ご自分の意思で決定されてよいと思います。(文責 須田)

 

No.7006】  07年08月13日  A 
術後化学療法について(HPNo.6975-2)

HP6975の相談でお世話になりました。再度ご相談お願い致します。術後の病理検査結果は下記の通りでした。「CRP 0.01、CEA 1.2、CA15−3 10.4、リンパ節転移(9個のうち5個)あり、腋窩リンパ節レベルT摘出(U、Vは残し)」
8月6日、初回抗がん剤投与しました。CEF療法です。点滴(2週間ピッチ)5−FU+ファルモルビシン、 飲み薬(点滴以外毎日)エンドキサン、6ヶ月後からはホルモン療法を予定しています。
1) 先日の市民フォーラムにて、術後の化学療法はCEF療法よりAC−タキサンが効果があると言われておりましたが、上記の抗がん剤を替えたほうがよいでしょうか。
2) リンパ節U、Vを残したのですが、転移の可能性が心配です。治療方法を替えるべきか(薬物療法などの取り入れ)、またはU、Vをとるべきかご教示ください。
3) 上記病理結果の数値から、どのような状況なのか教えてください。

以上3点、よろしくお願い申し上げます。

1) CEF療法は、手術だけの場合と比較して、33%再発を減少させ、AC−タキサンでは44%減少させます。
2) リンパ節転移陽性癌に対する術後療法として、アンスラサイクリン系薬剤にタキサン系薬剤を順次または同時投与することは有用ですので、副作用の件を別に考えるとすれば、CEF療法、AC療法ともにアンスラサイクリン系の薬剤ですので、CEF療法をAC療法に変えるのではなく、CEF療法の後にタキサンを追加する方法も考えられます。副作用、効果、費用等、主治医と充分ご相談の上、納得のいく治療を受けて下さい。
3) リンパ節郭清をしても生存率が良くなるといったはっきりとした結果は得られておらず、治療としての意味はないと考えられています。リンパ節転移がいつくあったかという情報は、再発の危険性を予測し、薬物療法の方針を決めるのに重要となります。更に、乳癌が大きかったり(5cm以上)、リンパ節転移が4個以上あった場合は、乳房切除後に、胸壁や鎖骨上窩のリンパ節に放射線照射を行なう事によって、再発の可能性を減少させることができます。(文責 須田)

 

No.7005】  07年08月13日  C.M.
化学療法の必要性

先月9日乳癌手術乳房温存療法を受けました。60才の患者です。(リンパ転移なし、ステージ2A、増殖因子3+、核異型度2)です。ホルモン療法は効かない癌です。ネット上で(私の勘違いかも知れません)抗癌剤ありと無しで、生存率にそんなに差が無いように思うのですが…。 私はリウマチを加療中で、免疫力の低下、副作用の怖さで、医師の勧める化学療法に躊躇しています。放射線治療のみにしたいのですが、やはり全身治療!が無くなるのは駄目でしょうか? どうぞ宜しくご指導お願い申し上げます。

術後の抗癌剤治療によって再発率や死亡率を低下させる事ができます。年間1000人再発すると仮定すると、例えばアンスラサイクリンとタキサンを順番に投与する治療を受けると、44%の再発予防効果があると考えられており、年間1000人のうち440人の再発を防ぐ事が出来るということになります。転移(−)の場合、乳癌の大きさが2cm以上、又は核異型が強い場合などには、一般的に術後抗癌剤を勧める事になりますが、かなりの副作用もありますので、主治医と充分ご相談の上、納得のいく治療を選択してください。(文責 須田)

 

No.7004】  07年08月13日  Y.I.
放射線と化学療法の順序について(HPNo.6988-2)

度々のメールにて失礼致します。本日母の主治医と話をしたのですが、抗がん剤治療をすべきか迷っていると、「迷っているのであれば、まずは放射線治療を開始し、抗がん剤治療をするかどうかはその後決めましょう」と、先送りとなりました。当初は、「化学療法→放射線→ホルモン治療」の順番と聞いていたので、放射線と化学療法の順序が変わってしまうことで、化学療法の効果が薄れるのではないかと疑問に思っています。ご教示頂けましたら大変有難いです。よろしくお願い申し上げます。

乳房温存手術後、放射線治療をいつ頃までに始めるべきかについては、はっきりとした指針はありませんが、特別な理由もないのに術後何週間も遅らせる事は避けるべきであると考えられています。また、放射線治療と抗癌剤治療のどちらを先に行なっても、治療効果に影響しないとされています。主治医と充分ご相談下さい。(文責 須田)

 

No.7003】  07年08月13日  M
乳管肥大について

お忙しいところ恐れ入ります。去年10月の検診で石灰化が見つかり、12月に専門医でマンモグラフィーとエコーで再検査していただきました。悪性か良性か調べる為に病変部の摘出手術をしました。その結果、良性の乳腺症という事でした。また半年後に、経過観察の為に再検査をすすめられました。その時の病院の検査に疑問を感じたので、先日別の病院で再検査を依頼しました。するとそこでは前回MRIをしなかった事に疑問を感じておられました。もしも前回MRIを受けていたなら、もしかして手術をしなくて済んだのでしょうか? それともう一つ質問があります。今回MRIで調べた結果、乳管肥大が気になるとおっしゃられたので、また3ヵ月後に再検査をする事になりました。乳管肥大は癌と何か関係があるのでしょうか? 放っておくとどの様な事になるのでしょうか? どうか宜しくお願い致します。

MRIは、主として病変の広がりを見るために行なわれる検査で、病変の診断は、最終的には生検により行なわれます。乳管肥大がある場合は、癌を含む増殖性の病変がある可能性があり、引き続き follow する必要があります。画像に変化があった場合は生検を行い、変化がない場合は、経過をみていく方針になったのだと推察されます。主治医と充分ご相談の上、納得のいく検査・治療を受けて下さい。(文責 須田)

 

No.7002】  07年08月13日  V 
どうしても切りたくありません!

何度考えても『切る』という選択肢を選びたくないのです。そこで、大学病院で化学療法を6ヶ月間受け、その効果もあり、全摘しなくてもいいという診断もあります…でも切りたくないのです。多分[リンパ浮腫]や[蜂窩織炎]を起こすのは1割…の1割が私でないとは誰にも言えない…と言う事実が、その“根源”だと思います。少し古い情報を頼りに『植松稔医師のフォーカルユニット』を考えて、先日、東京K病院へ診察をお願いしたのですが、現在は九州へ行かないと初診診察を受けられないと言われました。でも家庭の事情で、九州まではとても行かれません。『ラジオ波』も考えてはいますが、これもDr.に「和歌山まで行かないと…』と言われました。東京あるいは、せめて関東圏で『フォーカルユニット』や『ラジオ波』による治療を受けられる病院・クリニックをご存じではないでしょうか? また『血管内治療』についても情報が頂ければ有り難いです。

いずれも乳癌治療では先進的なものであり、エビデンスに関しての詳細は不明です。放射線のピンポイント治療を行っている施設としては、都立駒込病院、癌研付属病院、国立国際医療センターなどがあります。ラジオ波の治療は、まだ研究が始まったばかりですが、国立がんセンター中央病院、国立がんセンター東病院、千葉県がんセンターなどで、手術に関する臨床試験として行なわれています。『血管内治療』に関しても、現段階ではエビデンスは不明であり、自費診療となります。(文責 須田)

 

No.7001】  07年08月13日  K
骨転移の治療効果の確認検査について(HPNo.6763-2)

【HPNo.6763】乳癌骨転移について質問したKです。6月治療開始から現在までの骨転移の治療は、胸椎に20グレイの放射線治療、ホルモン剤をタスオミンからアロマシンに変えるには、ホルモン値が高いと言う事なので、卵巣・子宮に20グレイの照射をしました。(ホルモン感受性は、ER90% PR65%、骨転移は多発性です)
現在4週ごとのゾメタの点滴とアロマシンの服用をしています。現在痛みはほとんどなくなり、日常生活に支障はありません。主治医に9月に骨シンチの検査をすると言われたのですが、血液検査に異常が出ない場合の治療効果の確認検査についてご質問致します。
1) ゾメタ点滴の効果は3ヶ月くらいで出るものなのでしょうか。
2) 骨シンチを前回から4ヶ月の間隔で、9月に受けても問題はないのでしょうか。
3) 骨シンチ以外に、骨転移の治療効果を確認をする検査は他に何かありますか。
4) 現在痛みもほとんどないので、このままゾメタの点滴で良いかとも思っているので、痛みが出てから検査と言う選択肢はありますか。
5) 今後他臓器への転移の検査は、症状が出てからで良いのでしょうか、それとも定期的に検査をした方が良いのでしょうか。

返答を参考に、次回の診察で主治医と検査の相談をしたいと思いますので、よろしくお願い致します。

1) 一般的には、痛みの軽減等、3ヶ月程度で効果が現れます。
2) 問題ありません。
3) PET-CTでFDGの取り込みを見るのも選択肢の一つです。
4) このまま点滴を続ける事でよいと思います。
5) 遠隔転移の follow のための検査が意味があるというエビデンスがないので、定期的検査は必要ないということになっています。一般的には症状が出てからでも良いと思います。(文責 須田) 

 

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